移動支援介護ロボットとは?|代表機器一覧

更新日 2024.04.09
投稿者:豊田 裕史

近年、少子高齢化が進むにつれて介護業界の人手不足も深刻化しています。医療技術の進化で高齢者が増えているのはもちろん、介護者にかかる身体的・精神的負担の大きさなども人手不足の原因と考えられます。このような介護に携わる方々の重荷を軽減したり、介護を必要とされている方がより快適に生活を送れるように開発されたのが介護ロボットです。

今回は、外出や室内での移動、トイレなど利用者の方が自分の力で移動できるように支援する介護ロボットの概要や導入することで期待できる効果について解説していきます。また、製品を選ぶ時のポイントや代表的な機器の一覧も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

介護ロボットとは?

一律に「介護ロボット」といっても、使用する環境や要介護者の身体状況によって最適な分野が異なります。ロボットとはそもそも何なのか、介護ロボットにはどんな分野があるのか見ていきましょう。

介護ロボットの定義

まず、ロボットとは以下の3つの要素が含まれた機械システムのことです。

  • 情報を感知し(センサー系)
  • 判断し(知能・制御系)
  • 動作する(駆動系)

そして介護機器は、加齢や事故などさまざまな理由から体を自由に動かせなくなった方の自立を支援したり、介護をする方が感じるストレスを軽減することが可能です。 上記の2つの特徴を合わせたものを、介護ロボットと呼んでいます。

介護ロボットには決められた機能や形はありません。 ロボットと聞いて想像するのは人型のものが多いかもしれませんが、介護を必要とする場で使用されるのは、体に取り付けて動きをサポートしたり、センサーで見守るなどの役割を持ったものが多いです。

介護ロボットの開発重点分野について

経済産業省と厚生労働省では、介護ロボットの開発や普及を進めるための取り組みとして、注力して開発支援を行う分野を定めています。それが以下の6分野13項目です。

移乗支援

  • 装着

移乗動作をサポートする時にかかる負担を軽減するのに役立つ装着型の機器。1人で着けたり外したりすることが可能で、介助者が身につける

  • 非装着

被介護者を移乗させるときに介助者の負担を軽減する、ロボット技術を使った装着不要の機器。今まで2人で行っていた移乗支援を1人で行うことができる

移動支援

  • 屋外

ロボット技術を使って歩行を支援する機器で、荷物を運んだり、外出をサポートする

  • 屋内

利用者が自立して屋内での移動やトイレでの姿勢保持ができるように支援する、ロボット技術を使用した機器

  • 装着

利用者が身につけて使うための機器で、転倒を防いだり、外出を支援する。ロボット技術を使うことにより、転倒に繋がる動作を検知し知らせることが可能

排泄支援

  • 排泄物処理

排泄物を室外へ流したり密閉容器に溜めることができるトイレで、ロボット技術を使用している。室内に臭いが広がりにくくなる。設置する場所を選ぶことができる

  • トイレ誘導

排尿・排便のタイミングを予測し、利用者にトイレにいくように合図する機器。ロボット技術を利用している

  • 動作支援

トイレ内での立ち座りや下着類の脱ぎ着をサポートする、ロボット技術を利用した機器。排泄が終わったタイミングで、介助者に伝える機能などもある

見守り・コミュニケーション

  • 施設

介護施設などで使用するための装置。ロボット技術を使用しており、見守りセンサーや外部との通信機能が装備されている機器の基盤

  • 在宅

在宅介護で使う上記と同様の装置で、転倒を発見するセンサーが搭載されており、異常があれば介護者への通知ができる。

  • 生活支援

対話や意思疎通にロボット技術を用いることで、日常生活を支援する機器。表情や会話から健康状態を判断し、運動を促したり情報伝達をすることで、活動範囲を維持・向上することができる

入浴支援

  • 要介護者が1人でも浴槽の出入りができるように支援する、ロボット技術を利用した機器。一般住宅の浴槽に取り付け可能で、取り外しも容易である

介護業務支援

  • ロボット技術を使って、介護業務に関する情報を集め、その集めた情報から介護者にかかる負担を軽減したり、要介護者がより快適に生活を送れるようにサポートする機器。他の機器と情報を共有し、状況に合わせて適切な動作ができる

移動支援介護ロボットの概要

介護ロボットの中でも外出や屋内での移動支援に特化した「移動支援介護ロボット」について解説していきます。

屋外・屋内・装着の3つに分けられ、要介護者の身体状況やどのような環境で使うかなどによって、どの機器を利用すべきか変わってきますので参考にしてみてください。

屋外型

ロボット技術を使っている、利用者が1人で使用できる歩行者やシルバーカーなどの機器です。高齢者などが買い物や通院、趣味の散歩など、長い距離を歩くときに使用することをおすすめしています。

自粛生活の影響で外出する機会が少なくなり、運動不足でお悩みの方も多いのではないでしょうか。そのような場合に活用することで健康の維持・向上が期待できます。

屋内型

屋内での移動や立ち座り、トイレでの姿勢を保つなどの支援をする機器で、ロボット技術を使用しています。

トイレへの移動を1人でできるのはもちろん、排泄中も姿勢維持をサポートしてくれるので介護者の負担を軽減でき、トイレを見られるという利用者の精神的負担も解消することが可能です。

装着型

装着型のロボット技術を用いた機器で、利用者が1人で使用でき、外出を支援したり転倒を防ぐことができます。下半身の筋力に不安がある方や日常生活での転倒に不安がある方などの利用がおすすめです。

機器の着脱・使用を1人で完了することができるので、介護者にかかる負担を軽減できます。非接触なので、感染症対策にも有効です。

移動支援介護ロボットの導入効果

移動支援介護ロボットを導入することで得られる効果はどのようなものがあるのでしょうか。利用者の自立をサポートすることで自信や生活の質が向上したり、介護に携わる方々の負担を軽減できることは間違いありません。

以下では、屋外型・屋内型・装着型それぞれを導入することで期待できる効果をより詳しく解説していきます。

屋外型の効果

1人で歩くことに不安があり、普段から介助者や杖、シルバーカーなどの力を借りながら歩行を行っている方に向けたロボットです。特に下記の3点が期待できるでしょう。

  • 利用者が安心して、自分のタイミングで外出することができる
  • 外出時間や機会が増えることで、1人での買い物やその他の自由時間を楽しむことで、生活の質が向上する
  • 家族や介護職員にかかる負担軽減に繋がる

屋内型の効果

トイレでの姿勢保持や屋内での移動、立ったり座ったりなどの動作を支援するロボットです。導入効果として見込まれるのは、以下の3点になります。

  • トイレまでの移動や排泄中の姿勢を支援してくれるので、1人での排泄が可能になる
  • 自宅や施設内で自由に移動ができることで行動範囲が増加したり、家族や施設内の人とのコミュニケーションも増え、生活の質が向上する
  • 家族や介護職員のサポートなく移動できるので、負担削減が期待できる

装着型の効果

基本的な日常生活を自立して行えるものの、筋力の低下などによって歩行や立ち座り、転倒に対する不安などがある方の支援をするロボットです。特に次の4点が導入効果として期待できます。

  • 外出時間・機会が増えることで、日常生活がより快適になる
  • 足の筋力維持や改善、強化に繋がる
  • 長時間歩行した時の痛みを軽減することができる
  • 歩く時の姿勢や動作、歩幅などの歩行パターンを改善することで転倒リスクを軽減できる

価格相場

移動支援介護ロボットの導入費用は屋外型・屋内型・装着型によってさまざまです。利用者の身体状況や介護ロボットを利用する環境などの違い、また、導入予算も考えながら適切な機器を選ぶ必要があります。それぞれの大まかな価格は以下の通りです。

屋外型

機器本体の価格は10万〜20万円程度です。定期的なメンテナンスなどは基本的にありませんが、バッテリーが充電式のものは別途電気代が必要となります。また、GPSなどの通信機能を搭載している場合は通信費用、グリップやタイヤなどは消耗品なので交換費用も発生します。

屋内型

各企業へ問い合わせをお願いします。

装着型

機器本体の費用は30万〜100万円と幅広いです。定期的なメンテナンスが必要になるため、導入後も定期的に費用がかかります。

移動支援介護ロボットを選ぶときのポイント

移動支援介護ロボットに興味はあるけれど、導入するとなるとどのようなことに気をつけて選べばいいかわからない…このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ここからは、「屋外型」「屋内型」「装着型」それぞれの型別に、移動支援介護ロボットを選ぶ際のポイントを紹介します。快適な日常生活を送れるように、導入前のリサーチは徹底しておくと良いでしょう。

屋外型の選定ポイント

屋外型の移動支援介護ロボットを選ぶ際に押さえておきたいポイントは、5つあります。

  1. 利用する周辺の道路環境が移動支援機器を使うのに適しているか
  2. 利用者や環境に合わせてブレーキの設定はどうするか
  3. 充電式の場合、連続して使用できる時間はどれくらいか
  4. GPS機能は搭載しているか
  5. 収納方法や場所の確保に問題がないか

いざ介護ロボットを導入したは良いものの、自宅の周辺に段差や砂利道などが多く活用することができなかった…なんてことも少なくはありません。

平地や坂道、傾斜した道では力強い味方になる屋外型の移動支援機器ですが、段差や砂利道では本来の力を発揮することは難しくなります。利用環境をしっかりと確認しておくことが大切です。

屋内型の選定ポイント

移動支援介護ロボット(屋内型)を選ぶときは、以下4つのポイントを確認しましょう。

  1. 「身体の左右どちらかに麻痺がある方でも利用できるか」など、利用者の身体状況に適しているか
  2. トイレでの使用が可能か、屋内での移動時に通れないところがないかなど、機器のサイズが合っているかの確認
  3. 操作方法は簡単であるか
  4. 機器を使用しない時の保管場所はあるか

屋内での移動支援機器の利用は、機器が通れないところや障害物がないか確認しておくことが重要です。大きな段差は利用者の負担になるので、場合によっては施設内でも利用できる場所を制限したり、段差をなくしたりと工夫が必要です。

装着型の選定ポイント

装着型移動支援介護ロボットの選定ポイントは、下記の通りです。

  1. 利用者の体型に関係なく使用できるか
  2. 装着時に重量感を与えないか。また、汗をかきやすいなどの理由で違和感を感じないか
  3. 機器の操作や設定は簡単にできるか
  4. 継続して使える時間はどのくらいか

利用者の方に自分で装着して使用していただく機器なので、装着方法が難しかったり設定が大変だとストレスになりかねません。まずは、介護者が装着や使用方法を練習し、理解してから利用者の方にも使ってもらうようにしましょう。

移動支援介護ロボット代表機器一覧

ここまで、移動支援介護ロボットの概要や導入効果などについて説明してきましたが、実際にどのような機器があるのでしょうか。移動支援介護ロボットの代表機器を、屋外型・屋内型・装着型別に紹介していきます。

屋外型の移動支援介護ロボットの代表機器一覧

まず初めに、屋外で使用できる移動支援介護ロボットの代表的な機器を紹介します。

RoboCart|CYBERDYNE株式会社

CYBERDYNE株式会社

出典:介護ロボットポータルサイト https://www.robotcare.jp/jp/development/03_05

現在開発中の「RoboCart」は歩行速度や歩幅、足の運び方などをリアルタイムで解析できる歩行解析技術を搭載した移動支援機器。

坂道や段差でも安心して歩ける電動アシストもついており、高齢者などの外出をサポートしてくれます。 折りたたみ式で、普通自動車であれば車内やトランクへの収納が可能です。

CYBERDYNE株式会社の比較ポイント

  • 高齢者などが自立して歩けるように、リアルタイム歩行解析技術と電動アシスト技術でサポートしてくれる
  • 段差や上り坂、下り坂なども安心・安全に歩行できる
  • 折りたたみ式なので持ち運びも可能

製品情報

サイズ
最大使用者体重
デモの有無
レンタルの有無
価格帯

ロボットアシストウォーカーRT.2|RT.ワークス株式会社

株式会社○○

出典:屋内ロボットウォーカー https://www.rtworks.co.jp/product/

2017年度にグッドデザイン賞を受賞した「ロボットウォーカーRT.2」。上り坂や下り坂でも電動アシスト機能が安心で快適な歩行をサポートしてくれます。

ハンドル部分や足元に搭載されたセンサーが利用者や周囲の人の動きを感知することで、状況に合わせて瞬時にアシストすることが可能です。

万が一、坂道で手を離してしまってもセンサーが感知し、ひとりでに進んでしまうこともありません。つまずいて転んでしまいそうな場合も、急な速度変化を感知し自動ブレーキが作動します。

価格:税別118,000円(標準サイズ)税別128,000円(Tallサイズ)

屋内ロボットウォーカーの比較ポイント

  • センシング情報を元に瞬時にアシスト・ブレーキが作動するので、安心・快適
  • ワンタッチで折りたため、重さも9kgと軽量
  • 4時間連続で歩行できるコンパクトバッテリー搭載

製品情報

サイズ 展開サイズ:幅550×奥行740×高さ720.5-850mm 折畳サイズ:幅300×奥行650×高さ740-860mm
最大使用者体重 100kg
デモの有無
レンタルの有無
価格帯 オープンプライス (メーカー直販価格 ¥118,000[税別])

Tecpo/テクポ|株式会社シンテックみずほ

株式会社シンテックホズミ

出典:株式会社シンテックホズミ https://www.shcl.co.jp/products/other_products/

「Tecpo/テクポは、安心で快適な外出をサポートしてくれる屋外移動支援モビリティーです。利用者の方に合わせて3段階でアシスト機能を切り替えることができます。

平坦な道では歩く速度に合わせて速度調節を自動で行い、上り坂ではモーターアシストが利用者の方の負担を軽減してくれます。下り坂でも適度にブレーキがかかるので安心です。

バッテリーは専用充電器を使って約3時間で連続4時間の歩行が可能となっており、取り外しも簡単にできます。

価格:要問い合わせ

Tecpo(テクポ)の比較ポイント

  • 坂道や傾いた道でも電動アシスト機能で安心かつ快適に歩行可能
  • 重たい荷物(6kg未満)もモーターアシストで軽々運べる
  • ボタン一つで身体機能に合わせて3段階のアシスト切り替えができる

製品情報

サイズ 展開サイズ:幅520×奥行650×高さ740-860mm 折畳サイズ:幅300×奥行650×高さ740-860mm
最大使用者体重 100kg
デモの有無
レンタルの有無
価格帯 要お問い合わせ

ES-04|ナブテスコ株式会社

ナブテスコ株式会社

出典:ES-04 https://welfare.nabtesco.com/pdf/ES_04.pdf

現在開発中の外出支援アシスト歩行者 FLAGSHIP MODEL「ES-04」。 ナブテスコは航空機や鉄道車両の制御に使われる技術を用いた介助用電動アシスト車いすや、抑速ブレーキ付きの歩行車などの福祉機器を開発しています。ES-04はその制御技術と抑速ブレーキ技術の2つを兼ね備えた屋外型の移動支援介護ロボットです。

平地・上り坂・下り坂のどの道でも快適・安全に歩行できるのはもちろん、買い物で荷物が多くなってしまっても電動アシストがサポートしてくれます。デザインもシンプルかつスタイリッシュで外出がより楽しいものとなるでしょう。

ES-04の比較ポイント

  • マイクロコントローラー・センサーで周囲の状況を判断し、電動モーターでどんな道でも安全・快適に歩行をサポート
  • グリップを握るだけの簡単操作、コンパクトに折りたためるので収納もしやすい
  • デザインがシンプルかつスタイリッシュでどんどん外出したくなる

製品情報

サイズ 全長(折り畳み)630mm450mm 全幅570㎜ 全高770~970㎜9段階
最大使用者体重 100kg
デモの有無
レンタルの有無
価格帯 要お問い合わせ

屋内型の移動支援介護ロボットの代表機器一覧

次に、屋内での使用に特化した移動支援介護ロボットの代表機器一覧です。

寄り添いロボット|サンヨーホームズ株式会社

サンヨーホームズ株式会社

出典:寄り添いロボット URLを入力

リハビリトレーニングに最適な装着型のロボットです。転倒を感知すると自動でブレーキがかかり緩やかに床に倒れるようになるので、リハビリの際の転倒による怪我への不安を解消できます。

天井から吊るすような形で、全面的に支えるのではなく自立できるようにサポートしているので利用者の方の自信にも繋がるでしょう。

また介護者の方は、緩やかに転倒するので少し離れたところからでも安心して見守れますし、自分より体の大きな利用者の方のサポートもできるようになるので、業務の負担軽減にも繋がります。

価格:税込1,122,000円〜

寄り添いロボットの比較ポイント

  • 利用者の方が自立した日常生活を送れるようにサポートする、リハビリトレーニングに最適な介護ロボット
  • 緩やかな転倒サポートで、利用者・介護者共に安心してリハビリトレーニングができる
  • 虚弱による足腰の衰え・脳卒中・交通事故など、さまざまな疾患の方のトレーニングに最適

製品情報

サイズ
最大使用者体重
デモの有無
レンタルの有無 型番 SH-YR21-0001リース期間は5ヶ月より承ります。リース費用やその他のサイズはお問い合わせください。
価格帯 税込1,122,000円〜

移動支援(屋内型)ロボット|株式会社モリトー

株式会社モリトー

出典:株式会社モリトー https://robotcare.jp/jp/development/04_03

株式会社モリトーが開発中の移動支援(屋内型)ロボットは、段差のない屋内での伝い歩きに不安がある方へ向けて作られています。

屋内での移動や立ち座り、トイレでの姿勢保持などさまざまな場面でのサポートが可能です。歩く速さも利用者の方に合わせて支援してくれます。

利用者の方がひとりで屋内移動やトイレができるので、介護者の方への負担も軽減できるでしょう。

移動支援(屋内型)ロボットの比較ポイント

  • トイレでの立ち座りや姿勢保持が可能なため介護者の負担軽減はもちろん、利用者への精神的負担も軽減できる
  • ベッド・椅子・トイレなど、さまざまな場面で利用できる
  • 利用者の方に合わせた歩行速度が可能

製品情報

サイズ
最大使用者体重
デモの有無
レンタルの有無
価格帯 要お問い合わせ

装着型の移動支援介護ロボットの代表機器一覧

最後に、装着型で自宅でも利用できる移動支援介護ロボットの代表機器を紹介します。

マッスルスーツ エブリィ|株式会社イノフィス

マッスルスーツEvery

出典:マッスルスーツEvery https://musclesuit.co.jp/product/

マッスルスーツエブリィは、電気を使わず空気圧を利用してサポートしてくれるのが特徴です。電気を使わないので使用時間に制限がなく、感電などの心配もありません。屋外や水を使う場所での使用も可能です。

本体は3.8kgと軽量で、装着もリュックサックを背負うようにしてベルトを締めるだけなので簡単。難しい操作も必要ないのでだれでも使うことができます。試行錯誤を重ね、ご家庭での購入が可能なお手頃価格を実現しました。

価格:149,600円

マッスルスーツEveryの比較ポイント

  • 電気不使用で屋外や水場での作業時も着用できる
  • 重さ3.8kgの軽量設計に、装着方法や操作が簡単
  • 「一家に一台」が実現可能なお手頃低価格

製品情報

タイプ パッシブタイプ
重量 3.8kg
連続稼働時間
デモの有無 あり
レンタルの有無 あり
価格帯 メーカー希望小売価格:149,600円(税込)

DARWING Hakobelude|ダイヤ工業株式会社

DARWING Hakobelude

出典:DARWING Hakobelude https://www.daiyak.co.jp/product/detail/?id=676

まるで衣服のように軽い「DARWING Hakoelude」は、柔軟なアシストスーツで立ち座りや、辛い中腰の姿勢維持をサポートしてくれます。

約800gとかなり軽量で、空気の力を使うため充電の必要はなく稼働時間を気にせず使用できる優れもの。場所や天気を選ばず、さまざまな場面で利用することができます。

価格:税込85,800円

DARWING Hakobeludeの比較ポイント

  • 衣服のように軽くスリムなので、ずっとつけていても快適
  • 電力不要で稼働時間に制限なく、さまざまな場面で使用できる
  • 税込85,800円と低価格

製品情報

タイプ・動力 サポートタイプ
本体重量 約800g
連続稼働時間
デモの有無 あり(施術院関係・医療従事者の方・法人に限る)
レンタルの有無
価格 メーカー発表価格:本体(L,M)¥85,800円腕パーツ ¥16,500円

サポートジャケットBb+PROⅢ|ユーピーアール株式会社

サポートジャケットBb+PROⅡ

出典:サポートジャケットBb+PROⅢ https://www.upr-net.co.jp/products/suit/bbpro2.html

PROシリーズの3代目。前PROⅡの良い所を残しつつ改良・機能追加し、現場プロ用に徹した仕様にしました。追加機能は、サイドアブベルト・Bbベルト・スライド式チェストベルト・Wロックひざベルトで、装着者の身体にジャストフィットさせて効果を最大限に得られるようにしました。

介護の他、製造・物流・農業・サービス業等、様々な現場で使っていただいています。

サポートジャケットBb+PROⅢの比較ポイント

  • 作業時も良い姿勢に導くことで、腰や身体への負担を軽減する
  • 毛羽立ちが少ない素材の生地で通気性もアップ
  • 水場での作業も気にせず使える

製品情報

タイプ サポートタイプ
重量 約700g
連続稼働時間
デモの有無 各地の体験会や展示会にて
レンタルの有無
価格帯 メーカー希望小売価格 ¥49,500(税込)

CYBERDYNE株式会社|HAL®︎介護用腰タイプ

CYBERDYNE株式会社

出典:CYBERDYNE株式会社 https://www.cyberdyne.jp/products/bb04.html

年齢を重ねることで足腰が弱くなってしまったり、自粛生活による運動不足で体に不調を感じている方も多いのではないでしょうか。

HAL®︎腰タイプは、人が動作をしようとするときに脳が発する信号を読み取ることで自分の思った通りに動くことができます。自宅での利用も可能で、日常的に着用することでトレーニングにもなり、自立した快適な日常生活を送ることができるようになるでしょう。

重量は約3kgと軽量で、コンパクトで装着方法も簡単なので、高齢者の方でも気軽にご利用していただけます。利用者の方の自立度が上がるので、介護者の方の負担軽減にも役立ちます。

価格:要問い合わせ

HAL腰タイプ介護・自立支援用については世界初の装着型サイボーグ「HAL」!実際の評判・導入事例についてもご紹介!でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

HAL®︎介護用腰タイプの比較ポイント

  • 約3kgのコンパクト設計に、装着方法も簡単で1人でも扱える
  • 動作時の脳からの信号でサポートするため、自分の思い通りに動ける
  • オンラインでサポートスタッフがアドバイスをくれるので安心

製品情報

タイプ アクティブ
重量 3.1kg (バッテリ含む)
連続稼働時間 約180分(動作環境に応じて変動あり)
デモの有無
レンタルの有無 施設向け・個人ともレンタル可
価格帯 介護支援用 初期導入費用 100,000円 1年契約 108,000円/月 3年契約  78,000円/月

まとめ

今回は、移動支援介護ロボットの導入をお悩みの方へ向けて、導入効果や機器を選ぶ時のポイントなどについて解説し、代表機器の紹介をさせていただきました。

介護ロボットの中でも、利用者の屋外や屋内での日常生活での移動のサポートに特化した「移動支援介護ロボット」は、使用環境や利用者の身体に合わせて選ぶ必要があります。

器を選定する際のポイントを参考に、導入予算と相談しながら最適な移動支援介護ロボットが見つかりますように。利用者の生活の質の向上や介護者の負担軽減に繋がれば幸いです。

介護ロボットについては介護ロボット徹底解説|種類やメリット、具体的な製品紹介まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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