数多くの介護記録ソフトの中からおすすめするのは、以下の9ソフトです。
それぞれの介護記録ソフトについて、詳しく見ていきましょう。
「ワイズマンの介護ソフト」は、株式会社ワイズマンが提供している介護記録ソフトです。導入実績は44,000件以上にのぼり、業界トップクラスのシェアを誇ります。
介護現場を知り尽くしたワイズマンだからこそ提供できる多彩なラインアップが特徴です。サービス形態ごとに使いやすいソフトが用意されています。
サービス形態ごとにソフトが用意されているので、事業所にあったソフトを選びやすくなっています。オプションとして、施設形態に応じた様々な機能を追加することもできます。 ワイズマンの介護ソフトは、クラウド型です。データは専用のデータセンターで厳重に管理されており、万全のセキュリティ対策が整えられています。バージョンアップやバックアップは自動的におこなわれるため、メンテナンスも一切不要で利用することができます。また、複数のパソコンやタブレットで記録を閲覧することができるのも、クラウド型サービスの特長です。
「ほのぼのNEXT」は、NDソフトウェア株式会社が提供する介護業務支援ソフトです。画面デザインや操作性、充実したサポートなどが評価されています。ほのぼのNEXTをはじめとした「ほのぼのシリーズ」は、全体で67,800を超える事業所で導入され、ワイズマンと並んで業界トップシェアを誇ります。
ほのぼのNEXTは幅広い機能が特徴です。代表的なものだけでも以下の機能があり、音声入力など他のソフトでは対応していない機能を使うことができます。 LIFEにも完全に対応。LIFEへの提出データをCSVで作成することができます。
ほのぼのシリーズは、5年間のソフトウェア使用権を購入して利用する方法です。そのため、ソフトウェアにかかる将来的なコストを予想しやすいです。
事業所の規模に応じて、様々なシステム構成に対応できることも「ほのぼの」シリーズの特長です。パソコン1台だけで運用するスタンドアロンに始まり、事業所内の複数のパソコンで運用する構成や、サーバーを置かないクラウド型の運用にも対応しています。
サポート体制も万全です。介護事務管理士の資格をもったスタッフが多数在籍し、電話で対応してもらうことができます。ソフトの使い方が分からなくなっても、安心です。
「ケア樹」は、株式会社グッドツリーが提供するクラウド型の介護ソフトです。
月額のシステム利用料がかからない「ケア樹Free」、法人ごとに有償でカスタマイズする「ケア樹 Enterprise」の2種類があります。介護記録に関わるソリューションをもつパートナー社の製品と「ケア樹」を連動させ、施設全体の業務効率を向上させる提案が出来る点も魅力です。具体的には、ナースコールや見守りシステムなどとデータを連携することができます。
必要な機能に絞り、シンプルな構成で使いやすく覚えやすい画面設計が特長です。介護記録専用のiPadアプリがあり、音声入力や写真記録などの便利な機能を利用できます。
また、介護記録の計画・記録・請求・分析の一連の業務にワンストップで対応できます。介護保険請求の実績データを国保連合会へ簡単に送信できるうえ、請求結果をシステム上で確認することができます。
サポート体制の充実も見逃せません。導入前の説明や導入後の電話サポートに対応しており、安心して利用できます。
「CAREKARTE」は、株式会社ケアコネクトジャパンが提供する介護記録ソフトです。さまざまなICT機器と連携して、介護事業所の運営をトータルにサポートしてくれます。連携可能なICT機器は、ナースコールやベッドセンサー、見守り機器など多種多様で、利用者様のデータを一元管理することが可能です。
また、オリジナルの帳簿をシステムに組み込めるため、施設独自の入力画面にカスタマイズできます。
さらに、CAREKARTEは帳票間での自動転記に対応。利用者様の基本情報が記載された書類であるフェイスシートや栄養スクリーニングなどに、同じ内容を記載する手間を省くことができます。
パソコン以外の複数端末で記録できる点も魅力です。介護現場でスマートフォンやタブレットに記録を入力すると、全員に共有されます。簡単な操作で入力でき、作業時間の大幅な改善につながるでしょう。
「楽すけデイ&施設記録帳」は、ニップクケアサービス株式会社がサービス提供する介護記録ソフトです。すでに提供している介護報酬請求ソフト「楽すけ」を利用している事業所の要望を受けて開発されました。「楽すけ」を利用していない事業所でも利用でき、現在無料体験の申し込みを受け付けています。
「楽すけデイ&施設記録帳」の特徴は、通所でも施設でも使える点です。タブレットでどこでも簡単に利用でき、記録を入力する頻度や利用者様の情報を確認する頻度が高くなるため、ケアの質の向上につながるでしょう。
さらに「楽すけデイ&施設記録帳」は、業界最安値に挑戦。月額3,800円(税込4,180円)での提供を予定しています。安介護ソフト・介護請求ソフト「楽すけ」が、全国の事業所で利用されていることから実績は充分ですぜひご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
「介護トータルシステム寿」は、株式会社南日本情報処理センターが提供するクラウド型の介護トータルケアシステムです。請求や記録、書類作成など、事業所の業務全体にオールインワンで対応しています。
見やすさと使いやすさを追求しており、誰でも直感的に操作することが可能です。すべてのサービスで画面構成を統一し、視覚的に訴えかけるコンテンツが多数配置されています。事業所の運営に必要な機能を搭載した標準パッケージと、充実したオプション機能があり、必要に応じて機能を追加できます。
従来の使用台数ではなく、「同時接続数」によるライセンス購入となるため、インストールする端末数に制限はありません。インストールする端末数に制限がないことから、事業所内の各部署で幅広くシステムを利用でき、運用コストの削減になるでしょう。また、端末が故障した際にもすぐに別の端末にインストールして利用を再開できます。
「でらケア」は、株式会社F.S.Cが提供する介護記録アプリです。介護施設と共同して開発されました。「申し送りに時間がかかる」「記録や確認に毎回ステーションに戻らなければならない」など、現場スタッフの声が最大限に反映されています。
スマートフォンやタブレットで利用できるため、場所を選ばずにすぐに記録したり、情報を確認したりできることがメリットです。食事や水分、バイタル測定など、利用者様のケアに重要な情報が確認できます。
さらに「でらケア」は、施設に合わせたカスタマイズが可能です。すでに独自の帳票を使っていても、アプリをカスタマイズして使いやすいように変更できます。
プランはクラウドプランとオンプレミスプランの2種類を準備。事業所に合わせて、最適なプランを選べます。サポート体制は訪問・電話・メールに対応しており、操作方法に迷った時は、すぐに問い合わせられる万全のサポート体制です。
「テレッサmobile」は、株式会社タニシ企画印刷が提供する訪問介護向けの介護記録管理アプリです。多くの方が使い慣れているLINEで介護記録を報告できます。パソコンやタブレットでの入力に不安がある方もLINEで入力できるため、安心して使用可能です。
記録に特化したシンプルな機能に絞ってあります。従来の紙での介護記録と併用することもできるため、徐々に介護記録の電子化を進めていきたい事業所の方にもおすすめです。 介護サービス実施記録やシフト表をリアルタイムで共有できるため、急なシフト変更や重要な記録の報告もスムーズにおこなえます。場所を選ばずにモバイル端末でスケジュールのやりとりや報告業務ができるので、訪問先から自宅への直行直帰も夢ではありません。施設全体では、移動にかかる時間や経費の削減につながるでしょう。
記録がデータ上で保存されることから、記録用紙の保管場所が不要になるといったメリットもあります。
「Care-wing介護の翼 訪問介護・看護版」は、株式会社ロジックが提供する訪問介護・看護向け介護ソフトです。
介護記録ソフトはセキュリティ面から、パスワードの管理が重要です。しかし、パスワードを忘れてしまい、確認する作業が手間になってしまう方もいることでしょう。 Care-wingはスマートフォンをICタグにかざすだけで利用できます。そのため、パスワードを覚えておく必要がありません。
申し送りや記録事項は、スマートフォンの操作が苦手な方でも簡単に記録できるように、定型文や音声入力に対応しています。実際の介護現場で働く職員にヒアリングしながら開発されているため、現場目線のシステムです。
本記事では、数ある介護ソフトの中からおすすめの介護記録ソフト9選を紹介しました。それぞれ特徴や強みがあり、選ぶ際には事業所に合った介護記録ソフトを選ぶことが重要です。
導入を検討したい介護記録ソフトを見つけたら、まずは資料請求してみましょう。しかし、資料からだけではわからないことが多いため、いくつか希望するソフトを絞ったらデモを試してみてください。
URL:https://twitter.com/peppepei10
理学療法士として総合病院や訪問看護ステーションでリハビリテーション業務に携わった後、資格を活かして医療系Webライターとして活動。根拠に基づいた記事執筆を得意としており、様々なWebコンテンツにて執筆実績多数。
薬剤師として日本、シンガポールで従事。国際医療ボランティアとしてインドやボツワナ、タイに派遣される。現在は医療ライターとして執筆、コンテンツディレクター、編集長、ライティング講師、Webデザイナーとして活動。
南国 健|医師
都内大学病院
小児科専門医、医学博士。専門は、アレルギー、免疫。大学病院および地域の基幹病院で小児科医として10数年勤務、ゲノム研究、論文執筆を行う。オンライン診療、患者サポートプログラムなどの監修。正しい医療情報を発信するためにライターとしても精力的に活動中。