【2023】内視鏡メーカー主要3社の製品を比較

更新日 2024.04.09
投稿者:豊田 裕史

内視鏡の導入を検討する際にどこのメーカーのものを選ぶか迷うかと思いますが、 内視鏡メーカーはそれほど多くなく、主に3社に絞られます。今回の記事では、主要内視鏡メーカー3選を紹介しますので、導入する際の参考にしてください。

内視鏡選びでお困りではありませんか?

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主要内視鏡メーカー3選

内視鏡は、国内メーカーであるオリンパス・富士フィルム・ペンタックスが世界シェアの大半を占めています。以下では、オリンパス・富士フィルム・ペンタックスの製品をそれぞれ紹介していきます。

オリンパス株式会社

オリンパス株式会社

出典:オリンパス株式会社 https://www.olympus.co.jp/

オリンパスは、世界初の胃カメラを実用化して以来、60年以上にわたり医療従事者のニーズに応え続けています。オリンパスの技術力は非常に高く、特殊な光を使った観察技術のNBI(Narrow Band Imaging)は、青と緑の狭い波長の光を当てて、通常光では見づらい血管をくっきりと浮き上がらせて診断を容易にすることが可能です。

取り扱い製品例

  • EVIS X1
    EVIS X1シリーズは、スクリーニングから診断、処置までそれぞれのステップにおいて内視鏡診療の質を向上させることが可能です。明るさ補正・テクスチャー強調・色調強調3つの要素を最適化する画像技術「TXI」を駆使しており、ハレーションを起こさずに暗部を明るくし、画像上のわずかな構造の変化や色調の変化を視認しやすくなっています。
  • EVIS EXERAⅢ
    EVIS EXERAⅢは、医療従事者が経鼻内視鏡に求めていた患者の負担を軽減する高い挿入性と微細な病変も見逃さない観察性能を両立しています。高解像度CCDを採用し、細部まで鮮明な画像が得られるハイビジョン対応スコープをラインアップしており、微細な血管や粘膜の表面もリアルに再現し、高精度な検査・診断をサポート可能です。

オリンパス株式会社の比較ポイント

  • 明るさ補正・テクスチャー強調・色調強調3つの要素を最適化する画像技術を駆使
  • 光デジタル技術を用いた独自の画像強調観察技術を使用
  • 高解像度CCDを採用(EVIS EXERAⅢ)

企業情報

売上高 連結売上高:8,689億円(2022年3月期)
内視鏡事業:4,615億円
従業員数 31,557人(2022年3月末現在)
本社所在地 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス
資本金 1,246億円(2022年3月現在)
その他の取り扱い医療機器 内視鏡用処置具/ 呼吸器科デバイス/ 泌尿器科・婦人科用デバイス/
耳鼻咽喉科用デバイス/ エネルギーデバイス

富士フイルムヘルスケア株式会社

富士フイルムヘルスケア株式会社

出典:富士フイルムヘルスケア株式会社 https://www.fujifilm.com/jp/ja

富士フイルムヘルスケア株式会社は、写真分野で培った画像処理技術と、医療分野で蓄積してきた光源制御技術などを活かし、診断のしやすさを徹底的に追求した各種内視鏡システムを提供している会社です。

カプセル内視鏡システムや、内視鏡検査で撮影された画像や患者情報などを適切かつ効率的に管理する、内視鏡情報管理システムなども提供しています。そのほか、AI技術を用いた内視鏡画像診断支援システムも提供しており、病変のリアルタイム検出・鑑別が可能です。

取り扱い製品

  • ELUXEO 7000システム
    ワンステップコネクターを採用しており、着脱性が向上しています。患者情報や主な設定項目は 画面右側にまとめて表示され、 ワイドモニター使用時は直近4コマのインデックス画像を右端に表示可能です。また、短波長狭帯域光の照射によって得られる高コントラストな信号に対し、画像処理を行い、血管や表面構造などの観察に適した画像を表示できます。
  • LASEREO 7000システム
    2波長のレーザー光線で4つの観察タイプを実現し、微小な病変の観察をサポートする内視鏡システムです。表層血管や表面構造がシャープに見えるBLI用のレーザーの出力を高め、中遠景での明るさを追及しています。また、使用頻度の高い機能をマルチボタンに割り当てることが可能です。
  • 6000システム
    ハイビジョン画像で微小な病変の発見をサポートする、LED光源一体型プロセッサーです。高精彩な白色光画像に加えて、LCI/BLI画像にも対応しています。また、観察モードはスコープボタンで切り替え可能です。

富士フイルムヘルスケア株式会社の比較ポイント

  • 写真分野で培ってきた画像処理技術がある
  • 医療分野で蓄積してきた光源制御技術を活かした製品
  • さまざまな内視鏡システムを開発・提供している

企業情報

売上高
従業員数 1,521名
本社所在地 東京都港区赤坂9丁目7-3
資本金 5,000万円
その他の取り扱い医療機器 超音波診断装置/ X線診断システム/CT/MRI/ヘルスケアIT

PENTAX Medical Japan

PENTAX Medical Japan

出典:PENTAX Medical Japan https://japan.pentaxmedical.com/pentax/service/japan?lang=jp

PENTAX Medical Japanは、内視鏡検査の成果を大幅に改善することをミッションとしており、最先端の研究開発と製造を通じて、世界中の医療機関に内視鏡システムとソリューションを提供している会社です。また、HOYA株式会社の医療用内視鏡を扱っており、高い品質・医療ニーズに応えるイノベーション、シンプルさを追求した最良の内視鏡製品群とサービスを提供しています。さまざまな診療科目に対応した内視鏡を提供しており、製品数は非常に多いです。

取り扱い製品

  • ビデオプロセッサ EPK‑i7010
    構造強調・輝度補正機能・フリーズスキャン機能などを搭載しています。構造強調は、ノイズを抑えつつ画像のシャープネスを高め、粘膜表面の微小血管や構造の視認性を向上させることが可能です。また、HD出力による16:9表示により、内視鏡画像上に患者情報やフリーズ時の子画面が重ならないレイアウトを実現しています。
  • ビデオプロセッサ EPK‑3000
    ワイドモニタに高解像出力が可能で、コンパクトで使い易い設計になっています。また、SE(表面強調)・CE(コントラスト強調)・TE(トーン強調)の3つのモードを標準搭載しており、病変の発見や特定に効果的です。その他、USBメモリに静止画を記録したり、LAN経由で静止画像をPCに転送できたりもします。

PENTAX Medical Japanの比較ポイント

  • 高精細な内視鏡画像を提供
  • 画像強調機能 OEを併用することで粘膜表面の血管や構造の視認性を向上
  • USBメモリに静止画、動画を記録することができ、学会発表などで活用できます

企業情報

売上高 6,614億66百万円(2022年3月期連結)※HOYAグループ全体
従業員数 38,376名(連結)※HOYAグループ全体
本社所在地 東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル 20
資本金 6,264,201,967円 ※HOYAグループ全体
その他の取り扱い医療機器 医療機器は内視鏡のみ

まとめ

今回の記事で紹介したように、 内視鏡の主要メーカーは国内の3社に絞られます。国内のみならず海外でも日本メーカーが世界の内視鏡市場を牽引しています。内視鏡を導入する際は、今回の記事で紹介したメーカーの中から選ぶといいでしょう。導入にあたっては、しっかりと詳細な情報を聞いた上で導入するのがおすすめです。

内視鏡選びでお困りではありませんか?

  • 「内視鏡を導入したいが、メーカーのページに価格情報が書かれていない」
  • 「予算の範囲内で購入できそうな製品を知りたい」
  • 「時間がないため複数メーカーの製品情報を一度に知りたい」

上記のお悩みに当てはまる方は、ぜひ当社コンシェルジュにご相談ください。

コンシェルジュに相談いただくメリット

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中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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