内視鏡の導入を検討する際にどこのメーカーのものを選ぶか迷うかと思いますが、 内視鏡メーカーはそれほど多くなく、主に3社に絞られます。今回の記事では、主要内視鏡メーカー3選を紹介しますので、導入する際の参考にしてください。
内視鏡は、国内メーカーであるオリンパス・富士フイルム・ペンタックスが世界シェアの大半を占めています。以下では、オリンパス・富士フイルム・ペンタックスの製品をそれぞれ紹介していきます。
オリンパスは、世界初の胃カメラを実用化して以来、60年以上にわたり医療従事者のニーズに応え続けています。オリンパスの技術力は非常に高く、特殊な光を使った観察技術のNBI(Narrow Band Imaging)は、青と緑の狭い波長の光を当てて、通常光では見づらい血管をくっきりと浮き上がらせて診断を容易にすることが可能です。
取り扱い製品例
オリンパス株式会社の比較ポイント
企業情報
売上高 | 連結売上高:8,689億円(2022年3月期) 内視鏡事業:4,615億円 |
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従業員数 | 31,557人(2022年3月末現在) |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス |
資本金 | 1,246億円(2022年3月現在) |
その他の取り扱い医療機器 | 内視鏡用処置具/ 呼吸器科デバイス/ 泌尿器科・婦人科用デバイス/ 耳鼻咽喉科用デバイス/ エネルギーデバイス |
富士フイルムメディカル株式会社は、写真分野で培った画像処理技術と、医療分野で蓄積してきた光源制御技術などを活かし、診断のしやすさを徹底的に追求した各種内視鏡システムを提供している会社です。
カプセル内視鏡システムや、内視鏡検査で撮影された画像や患者情報などを適切かつ効率的に管理する、内視鏡情報管理システムなども提供しています。そのほか、AI技術を用いた内視鏡画像診断支援システムも提供しており、病変のリアルタイム検出・鑑別が可能です。
取り扱い製品
富士フイルムメディカル株式会社の比較ポイント
企業情報
売上高 | ー |
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従業員数 | 1,521名 |
本社所在地 | 東京都港区赤坂9丁目7-3 |
資本金 | 5,000万円 |
その他の取り扱い医療機器 | 超音波診断装置/ X線診断システム/CT/MRI/ヘルスケアIT |
PENTAX Medical Japanは、内視鏡検査の成果を大幅に改善することをミッションとしており、最先端の研究開発と製造を通じて、世界中の医療機関に内視鏡システムとソリューションを提供している会社です。また、HOYA株式会社の医療用内視鏡を扱っており、高い品質・医療ニーズに応えるイノベーション、シンプルさを追求した最良の内視鏡製品群とサービスを提供しています。さまざまな診療科目に対応した内視鏡を提供しており、製品数は非常に多いです。
取り扱い製品
PENTAX Medical Japanの比較ポイント
企業情報
売上高 | 6,614億66百万円(2022年3月期連結)※HOYAグループ全体 |
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従業員数 | 38,376名(連結)※HOYAグループ全体 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル 20 |
資本金 | 6,264,201,967円 ※HOYAグループ全体 |
その他の取り扱い医療機器 | 医療機器は内視鏡のみ |
今回の記事で紹介したように、 内視鏡の主要メーカーは国内の3社に絞られます。国内のみならず海外でも日本メーカーが世界の内視鏡市場を牽引しています。内視鏡を導入する際は、今回の記事で紹介したメーカーの中から選ぶといいでしょう。導入にあたっては、しっかりと詳細な情報を聞いた上で導入するのがおすすめです。