名阪食品による新しい給食の形!クックサーブ×完調品で変わる現場

更新日 2026.09.10
投稿者:豊田 裕史

高齢者施設を運営するなかで、調理スタッフの確保や、人件費・食材費の高騰といった課題は深刻です。「現場の作業を簡素化しなければならないけれど、食事の質や手作り感はできるだけ維持したい」……。そんな悩みを抱えている担当の方も多いのではないでしょうか。

そこで注目したいのが、名阪食品が提案する「ハイブリッド給食」です。これは、あらかじめ調理・冷却したものを現地で再加熱する完全調理済み食品(以下、完調品)と、その場でイチから作るクックサーブ(現地調理)を組み合わせたスタイル。朝食と夕食は完調品を導入して現場の負担を抑える一方で、昼食はこれまで通りクックサーブ(現地調理)を行い、出来たての温かさを提供します。

本記事では、名阪食品の担当者にうかがった人気メニューの工夫や、導入後のコスト削減事例について詳しく解説します。利用者様の食事の楽しみを守りながら、持続可能な施設運営を叶えるための選択肢として、ぜひ参考にしてください。

施設の食事提供でお困りではありませんか?
  • 人手不足で毎日の調理業務が限界・・・
  • 給食の委託費用が高騰して困っている・・・
  • 費用を抑えつつ手作りの美味しさを届けたい・・・
名阪食品の 『ハイブリッド給食』 は、現地調理の「美味しさ」と完調品の「効率性」を両立。手頃なコストで満足度の高い食事を提供できます。まずはお気軽にご相談ください。
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目次

名阪食品の会社概要

名阪食品

名阪食品は1968年の創業以来、地域密着の運営を軸に、大阪、奈良、三重、愛知、埼玉などの各エリアで受託実績を積み重ねてきた会社です。高齢者施設や保育園から病院、学校まで300件以上の現場を抱え、一日に提供する食事は7万食を超えています。

同社は、アレルギー対応や療養食といった個別の要望に柔軟に応える体制を整えており、8,400種類にのぼる献立レパートリーを保有しています。こうした総合力をベースに、多様な食のニーズに対応しています。

現在は、現場の負担軽減と品質維持を両立するため、ハイブリッド給食の普及に取り組んでいます。現地の温かみを活かすクックサーブと、安全・効率的な完調品を独自に組み合わせることで、今の時代に即した給食運営を実現。長年の実績に裏打ちされた、実効性の高い給食のあり方を提案しているのが特徴です。

会社名 名阪食品株式会社
URL https://www.meihan-shokuhin.co.jp/
食事提供方法
  • 現地調理(クックサーブ)
  • ハイブリッド給食(完調品×クックサーブ)
  • 調理・食事提供サービス
施設形態 保育園・高齢者施設・病院・一般企業・学校
対応エリア ■関西エリア
奈良県/大阪府/兵庫県/京都府/和歌山県/滋賀県

■東海エリア
愛知県/岐阜県/静岡県/三重県

■関東エリア
東京都/埼玉県

※具体的な対応地域はお問合せください。

名阪食品が提供する「ハイブリッド給食」とは?

クックサーブと完調品のメリット

名阪食品が提案する「ハイブリッド給食」は、施設の厨房でイチから手作りする「クックサーブ」と、あらかじめ工場で調理された「完調品」を組み合わせた運用スタイルです。出来立ての美味しさや温かさを提供できる「クックサーブ」の良さを活かしつつ、調理済みの「完調品」をうまく取り入れています。それぞれのメリットを掛け合わせることで、日々の食事の楽しみや満足度を維持する給食提供を実現しています。

朝夕の完調品×昼のクックサーブ

ハイブリッド給食の運用

具体的には、朝食と夕食にはメディカル給食向けに製造された完調品を活用して厨房の人件費を抑える一方で、昼食はクックサーブで手作りの温かみを提供します。このように、完調品で業務を効率化しながら、昼食や行事食、細かな配慮が必要な療養食といった利用者ニーズの高い食事にはしっかり手間をかけることができます。コスト削減と高品質な食事提供を両立させる、新しい給食の調理方式です。

もちろん、すべてを現地調理で提供してほしいという要望から、提供品質と現場負担のバランスを考慮したハイブリッド形式まで、施設の考え方に合わせて相談に乗っています。クックサーブによる満足感と、完調品による安定した運営。長年の実績がある名阪食品だからこそ、二つの強みを掛け合わせることで、現場の課題解決と豊かな食生活の両方を形にしています。

【担当者インタビュー】名阪食品の人気メニュー!

名阪食品の担当者にお話をうかがったところ、献立作りにおいては効率化を追求する一方で、喫食者の満足度を維持するための工夫を重視しているとのことでした。特にハイブリッド給食では、完調品の利便性を活かしつつ、食事の楽しみを損なわないための運用がなされています。

朝食の選択肢を広げる味付きのお粥

高齢者施設などの朝食では、一般的にパンが好まれる傾向にあります。しかし、ハイブリッド給食の導入を機に提案した「味付きの色がゆ」は、毎日の朝食を選ぶ楽しみにつながるメニューとして、利用者の方々に喜ばれています。

単なる白粥ではなく、彩りや味わいに変化をつけたバラエティ豊かな色がゆを届けることで、食べやすさと美味しさを大切にしています。完調品による合理的な提供方法をベースにしながらも、日々の食事に飽きがこないよう、工夫を凝らして味のバリエーションを確保しているのが特徴です。

昼食に彩りを添える作り立てのクックサーブ

ハイブリッド給食ではクックサーブを昼食で取り入れているため、作り立て感がおいしさの決め手となりやすい揚げ物や炒め物との相性が良く、天ぷらや野菜炒めなどは、手作りで調理しています。また月1回の行事食・イベント食では、クックサーブならではの「カツオのたたき」や「海鮮ちらし寿司」が好評です。

カツオのたたき
カツオのたたき

海鮮ちらし寿司
海鮮ちらし寿司

完調品の強みを活かした美しい煮物とやわらか根菜

完調品では、煮物や和え物との相性が良く、味がしみこんでいたり、食材がやわらかかったりするのでおいしく、荷崩れもしにくいので見た目がきれいです。完調品は製造過程で加圧を行うことで、クックサーブでは圧力鍋等でないと軟らかくすることが難しい根菜(れんこん・ゴボウ)なども、献立に取り入れることが可能です。

ハイブリッド給食によるコスト削減効果

従来の給食委託(現地調理方式)からハイブリッド給食へ切り替えることで、現場の調理工程が省力化され、運営コストを抑えることが可能になります。ここでは、入所者数64名の特別養護老人ホームにおいて、ハイブリッド給食を導入した際の実績値を紹介します。

1ヶ月(30日)あたりの運営費用を比較すると、導入前後で以下のような差が生まれています。

コスト削減効果

項目 従来の給食委託 ハイブリッド給食 差異
食事代 153万円 162万円 +9万円
委託費用 202万円 165万円 ▲37万円
合計 355万円 327万円 ▲28万円

完調品の活用により食事代自体は月額9万円ほど上昇していますが、それ以上に委託費(人件費など)を大幅に抑えられています。その結果、この施設では月間で28万円、年間換算で約336万円の給食費用を節減できました。

コスト削減を実現できる理由

こうした収支改善の大きな要因は、人件費の抑制にあります。3食すべてを現地調理で行う場合は最低3名程度の社員雇用が必要になるのが一般的ですが、朝食と夕食を完調品に置き換えることで、社員数を1名削減しパートスタッフ中心でも対応可能な体制を構築できます。

また、導入に合わせて食事形態を集約することで配膳ミスを防止したり、既存の厨房設備をそのまま活用して設備投資を抑えたりするなど、現場の負担を減らしながら合理的な運営を実現できるのがハイブリッド給食の強みです

【事例紹介】現場はどう変わったのか?

ここでは、実際にハイブリッド給食を導入した施設の実例ご紹介します。
※本稿は、名阪食品の公式ウェブサイトに掲載されている導入事例を要約・再構成したものです。

きび秀華苑

奈良県桜井市の、社会福祉法人清光会 特別養護老人ホーム きび秀華苑では、人件費高騰への対策としてハイブリッド給食を導入しました。導入の決め手となったのは利用者参加型の試食会で、名阪食品独自の調理法による「食材の柔らかさ」や「旬を感じる献立」が高い評価を得たことです。

導入後は、朝食と夕食を完調品へ切り替えたことで、懸念されていた味のバラツキが軽減され、品質が安定したという現場の声が上がっています。一方で、昼食や行事食には引き続き現地調理(クックサーブ)を採用。お寿司やバイキングといったイベントを従来通り継続することで、利用者様の満足度を落とすことなく運営できています。

また、調理工程の効率化により、当初の目的であった人件費だけでなく水道光熱費の削減という副次的な効果も現れました。現在は定期的な会議を通じて現場の声をメニュー選定に反映させており、効率化と質の高い食事サービスを両立する先進的な運用を実現しています。

出典:名阪食品株式会社|[奈良県桜井市・ハイブリッド給食導入 きび秀華苑]食材費・水道光熱費・調理員の人件費など給食におけるトータルコストの効率化として、ハイブリッド給食のご提案をしてもらいました。

まとめ

名阪食品のハイブリッド給食は、「すべて現地で調理するか」それとも「すべて温めるだけの食事にするか」という極端な二択ではなく、両方の良いところを組み合わせた仕組みです。

朝食と夕食に完全調理済食品を使って現場の作業を大幅に減らす一方で、手間をかけたい食事にはクックサーブの良さを残す。この使い分けによって、施設の運営コストを抑えることと、利用者様に満足してもらえる食事を出すことを両立させています。

深刻な人手不足が続くなか、今の厨房設備を活かしながら「現場の負担軽減」と「食事の質」を同時に叶えられる仕組みは、運営を安定させる一つの選択肢になります。委託費の抑制と食事のクオリティの両立に悩んでいる施設の方は、一度名阪食品に相談してみてはいかがでしょうか。

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給食委託会社については、【2026】委託給食会社を徹底比較!選び方や業者撤退時の対応策で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

完調品については、完調品(完全調理済み食品)とは?おすすめメーカーと採用難の解決法で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

|中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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