いづろ今村病院様では、病院の生産性向上・業務のオートメーション化に取り組み、患者ケアの充実・新しい試みの挑戦へ注力したいというお考えがありました。マニュアル化された業務を自動化し、アラート通知を出すことで、緊急時以外の電話のやりとりを減らし、作業漏れ・確認漏れを無くすことを目指していらっしゃいます。
今回、ToDo助を活用した糖尿病定期受診業務、感染管理業務での運用改善により、職員の負担軽減、関連する通知業務の自動化を実現しました。
0件 インフルエンザ発生の確認漏れ件数 | 80% T-Spot検査オーダー・検査結果の確認作業時間の削減率 |
いづろ今村病院様について、教えてください。
「心と心をつなぐ医療」を医療理念として、地域の方々と長くお付き合い続けられる病院を目指しています。
医療依存度の高い患者様を増やさない健診部門と、再発を増やさない現状維持を目指す外来・一般病床、医療依存度が高くなった患者様を見放さない地域包括ケア病棟、良い最期を迎える緩和ケア病棟、今の時代に必要な機能すべてを持ち備えた病院です。
ToDo助の導入に至った、きっかけを教えてください。
病院の生産性向上・オートメーション化を進める取り組みの一環として導入を行いました。取り組みによって生まれた時間を、例えば、患者様のケアに注力する、教養や専門性を高める、新しい試みに挑戦するといった、もっと創造的なことに使っていきたい、という院長の方針が根底にありました。
職員から要望や意見を聞く機会として、毎週木曜日に3役(院長/看護部長/事務長)で、現場をラウンドしています。その際に糖尿病内科の医師から受けた相談がきっかけで、定期受診(ロボ1)の運用に至りました。
稼働中の通知条件(抜粋)
その他稼働中の条件については、条件事例集をご用意しております。ぜひお問い合わせください! |
定期受診(ロボ1)について、具体的に教えてください。
糖尿病の患者様には、年に二回の定期受診をお願いしています。
受診時に、半年後の次回予約を行いますが、患者様が予約を忘れて来院しないことがしばしばありました。ToDo助を使って糖尿病内科のクラークへ通知を出し、クラークから患者様へリマインドの電話をすることで、定期受診率を高めたいという狙いがありました。
インフルエンザ(ロボ2)と結核(ロボ3、4)は、どのように運用されているのですか。
インフルエンザについては、外来罹患数や患者状況について十分に管理が行えていませんでした。そのため、ToDo助の通知開始後は院内のインフルエンザ罹患者についてスムーズに把握できるようになりました。
結核については、主治医から電話報告や臨床検査部でリストを抽出して、随時検査結果の確認を行っていました。そのため、検査結果が4-5日後に判明することも相まって、T-spotの検査件数や陽性者の報告漏れが発生し、感染対策の対応がスムーズに行えていませんでした。
運用後は、ToDo助からの通知が来るので、カルテを一人一人開いて検査結果を探す必要もなく、検査結果が出たらリアルタイムに把握することができます。また、臨床検査部とはコメント機能を使って、結果・対応について情報交換をしています。
ToDo助のどのようなところが、気に入っていますか。
決まった条件に対して必ず通知が来る、それを必要なメンバーでシェアできるというところが、一番気に入っています。
電話やメールでの連絡というのは、相手の作業を止めてしまうだけでなく、連絡漏れが発生しがちで、連絡するかどうかに人の主観が入ってしまいます。
通知の内容で、どのように対応するか、意見交換できるというのも、いいですね。
今後の展望をお聞かせください。
薬剤耐性菌の検査・抗菌薬使用報告について実現できれば、診療部・臨床検査部・薬剤部・感染対策室と通知をシェアすることで、業務もやりやすく、対策が早くとれるようになると、期待しています。
地域連携の部分で、紹介・逆紹介がきちんと行えているのかというチェックに使っても、面白いですね。
※お客様の役職等については、インタビュー時点(2020年1月17日)のものを記載しております。予めご了承ください。