上下の動きを通常歩数、前後左右の不規則な動きをリハビリ歩数として計測し、それぞれの歩数の割合からリハビリ進捗度がわかります。 |
総歩数 | 通常歩数 |
リハビリ歩数 | リハビリ進捗度 |
データの可視化により、リハビリの進捗度がわかりやすく、リハビリ訓練時から訓練時間外の歩行や姿勢情報を評価することで、生活パターンの把握や運動指導にも活用することができます。 |
活動量が生活に影響 |
ウエアラブル活動量計は幅広く活用されている。一方で限界も指摘されるようになった。 そのなかでも身体活動強度の推定は歩行障碍を持った方では個人差が著しく、一般人の統計から推定した 身体活動強度との乖離が激しくなることが大きな課題となる。 したがって高齢者、障碍者ではこうした推定値を用いないほうが良いことになる。 すると活動量計、歩数計でカウントした歩数を活動量の代表値として用いるとよさそうなのだが、これがうまくいかなかった。なぜならば歩数計は一般人の歩行パターンをもとにして歩数をカウントするように設計されているためで、高齢者、障碍者では歩行パターンがまちまちで 通常の万歩計では測定できないことが多い。 |
活動量が生活に影響 |
今回我々は、障碍者の歩行を分析し、多くの症例で歩数のカウントが可能なプログラムの構築に携わった。 それがアコーズのリハビリ歩行計AM800Nである。 従来の歩数計ではカウントできなかった歩行を検出できるようになり、 高齢者、障碍者の歩数から活動量の推定ができるようになった。 また活動していた時間の記録から生活パターンが推定でき、 指導の助けとなることが期待される。 さらに就寝時に装着した場合は夜間排尿のパターンを知ることもできる。 これまで知ることができなかった生活強度を歩数計を通じて知ることで、新しい着眼点で訓練計画が作れるだろう。 |