訪問診療医とは月に2回以上ホームに訪問し、ご入居者の健康状態を経過観察します。
ご入居者の主治医となり、夜間の急変にも対応。
訪問主治医にとってご入居者を診察する上で必要な情報はバイタル(体温、脈拍、血圧、呼吸数)に加えホーム内での日常生活情報です。
食事が摂れているか、夜きちんと眠れているか、レクリエーションや体操などに参加されているのかなど、情報を把握したうえで往診を行います。
Q. ホームの看護師と情報共有をしながら往診をして頂いていますが、EGAOlinkのしくみの1つ「眠りSCAN※ベッドセンサー」で蓄積できるデータ(睡眠日誌・呼吸日誌・心拍日誌)が提示できることによるメリットを教えて下さい。
A. 往診をしている際に「先生、最近全然眠れないのです。」と相談されることがありますが、その際に睡眠日誌で確認すると事実かどうかが分かり、データを基に客観的に判断できることは診療医として非常に良い。(岡田医院長)
睡眠がしっかりとれているかどうかは、ホームでの生活が快適に過ごせているかどうかを知る上で必要な情報だと思っており、それが確認したい時にすぐに見ることができるので、往診時は常に活用していますよ。(林医院長)
Q.EGAOlinkが導入され、変化を感じることはありますか?
A.入力された情報をグラフで見ることができる。(例えば食事量や体重など)日常生活の見える形になっているので診療に大いに役に立っている。また往診がスムーズに進むこと、ホームの看護師との会話の質が上がったことを感じます。進化していますね。(林医院長)
「ホームではEGAOlinkをフル活用しています。」往診医の先生には往診時に使ってもらっています。iPadに入っている情報を先生が自分で操作されます。私も往診中、往診が終わった方の情報をその場でスマホを使って入力ができるのでとても便利です。
また、EGAOlinkの導入により往診前の事前準備として情報収集するという仕事が減りました。
今までは誰が眠っている・眠れていないをスタッフに確認し、どんな状況になっているか聞いて、その情報をまとめ、その上で先生に相談をさせて頂きます。事前準備をしていても当日ご入居さんが違うことを伝えてしまう場合もある。それをすり合わせするということが大変でした。今は入力データが日々蓄積されていて、いつでも確認することができるので事前の情報収集の時間が激減したと実感しています。
また外部受診時も眠りSCANのレポート、総合グラフを持参し、担当の先生より「分かりやすい、診察の参考になる」とお言葉を頂いております。どんどん活用していきます。