健診システム比較14選|価格や特徴を徹底比較

更新日 2024.03.29
投稿者:豊田 裕史

毎年行われる健康診断について、「もっと効率化したい」と、思われている方も多いのではないでしょうか。健診システムを導入することで、そうしたお悩みを解決することができます。業務の効率化だけではなく、患者様の満足度向上に繋げることも可能です。今回は、健康診断に役立つ健診システムを比較紹介します。おすすめの健診システムメーカー14選も紹介するので、ぜひ参考にして下さい。

この記事でわかること
  • 病院・クリニック・健診センターで人気の健診システム
  • それぞれの健診システムの特徴・対応可能な健診分野
  • 健診システムの選び方
目次

おすすめの健診システム比較一覧表

ここでは、おすすめの健診システム8社について比較します。それぞれ施設の規模やクラウド対応の可否に特徴があるため、参考にしてください。見積もりは相談後に出されることが多いので、興味があれば問い合わせておきましょう。

製品名 タック総合健診システム iD-Heart HealthECO総合健診システム DAYS daidai 健診システム「TOHMAS-i」 健診システム「PRISM CHECKUP」 健康業務支援システム 健康1番 メディクラ健診
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企業名 タック株式会社 株式会社テクノア 株式会社アリトンシステム研究所 株式会社システム・ビット アイテック阪急阪神株式会社 株式会社プリズム・メディカル 株式会社ケー・エス・ディー 株式会社ジャスウィル
導入形態 クラウド/オンプレミス オンプレミス オンプレミス クラウド クラウド/オンプレミス オンプレミス オンプレミス クラウド
一般健診
特定健診
人間ドック 要問合せ
協会けんぽ

健診システムメーカー14選比較

上記の一覧表で示したとおり、各社のシステムにはクラウド化や使用規模により違いがあります。ここからは、健診メーカー14社のおすすめシステムについてぞれぞれ見ていきましょう。

タック総合健診システム|タック株式会社

タック株式会社

出典:タック総合健診システム https://www.taknet.co.jp/kenshin/

タック株式会社のタック総合健診システムは、全国約1000施設に導入されている健診システムです。端末1台でのご利用から、巡回健診に対応した大規模施設様まで、幅広い健診を実施している施設様に選ばれています。柔軟性や拡張性に優れており、多くの周辺システムや計測器と連携が可能です。オプションや必要な帳票類などを組み合わせて、施設様の運用にあわせたシステム構成をご提案します。

タック総合健診システムはサポート体制も万全です。経験豊富な健診システム専用のサポートデスクを完備しています。診療所・クリニック向けに「タック健診クラウド」も提供しています。

タック総合健診システムの比較ポイント

  • 全国約1000施設での導入実績
  • 柔軟性や拡張性に優れており、多くの周辺システムや計測器との連携が可能
  • 経験豊富な健診専用のサポートデスク

製品情報

対象施設 医療機関、健診専門施設向け
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス
導入実績 978施設(2023年12月末時点)
対応健診 一般健診
特定健診/特定健診保険指導
協会けんぽ
巡回健診 等

iD-Heart|株式会社テクノア

株式会社テクノア

出典:iD-Heart https://www.id-heart.com/

総合健診支援システム iD-Heart は、各種健康診断や人間ドック・協会けんぽ・特定健診・各健保に対応したパッケージです。情報の一括管理に不可欠な医事IDを軸としており、医事システムや電子カルテとの情報連携ができます。

検体検査結果の取込み連携、 PACSとの同期連携などにも対応可能です。また、進捗一覧で業務状況を常に管理できるので、報告書作成までの期間短縮をサポートします。画像所見はPACSやファイリングシステムと連携し、医師の直接入力にも対応。さらに、健診に関わる業務を総合的に支援する機能として集計表作成ツールを標準装備しています。

iD-Heartの比較ポイント

  • パッケージソフトであるため、勝機費用を抑えながら早期の立ち上げが可能
  • 小規模施設様に特化した健診システム
  • 健診後の受診者の健康状況も管理がしやすい

製品情報

対象施設 クリニック、小規模病院
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス
導入実績 800施設
対応健診 一般健診
特定健診/特定健診保険指導
協会けんぽ
人間ドック 等

HealthECO総合健診システム|株式会社アリトンシステム研究所

株式会社アリトンシステム研究所

出典:HealthECO総合健診システム https://www.arnet.co.jp/

株式会社アリトンシステム研究所のHealthECO総合健診システムは、必要な機能だけで業務を効率よく行えるのが特徴です。クリックやタッチなど、少ない操作で業務が行えます。入力は表形式か単票形式が選択でき、生年月日は西暦と和暦のどちらにも対応。郵便番号からの住所検索などもできます。使いやすい仕様であるため、誰でも簡単に利用可能です。

また、入力時にマスタ登録から始める必要がなく、登録の有無を気にせずに作業を進められるのもメリットでしょう。導入費用については、事前のヒアリングの際に必要な機能項目を伝えれば、それに応じた細かい見積もりの提出を受けられます。

HealthECO総合健診システムの比較ポイント

  • 必要な機能項目に応じたお見積り
  • 導入前後に関わらず、柔軟に機能の追加が可能
  • マニュアルなしで操作可能なシンプルなシステム設計

製品情報

対象施設 クリニック、病院
価格 1台のパソコンで40万円~100万円(税別)程度
導入形態 オンプレミス
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診/特定健診保険指導
協会けんぽ
人間ドック
ストレスチェック 等

DAYS daidai|株式会社システム・ビット

株式会社システム・ビット

出典:DAYS daidai https://kenshin-web.com/products/days/daidai/

株式会社システム・ビットのDAYS daidaiは、2015年よりサービスを開始している老舗のクラウド型健診システムです。施設の運用にあわせて3つのプランから選ぶことができます。非課金プランもありますので、まずは試してみたい方にはおすすめです。

また、業務多忙でシステムの操作が不慣れな方でも、使いやすい画面も特徴です。基本的なデータや健診業務で使用する帳票類は標準パッケージ内で提供されているので、そのまま利用できます。さらに、特定健診や協会けんぽへの請求業務や電子カルテ、PACS(医療画像保管伝送システム)対応など各種オプション機能を有しています。診療情報などとのデータ連携・病診官民連携などへの拡張性も備えているのが特徴です。

DAYS daidaiの導入事例についてはDAYS Daidaiで転記ミスの不安が解消〜東通村診療所でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

DAYS daidaiの比較ポイント

  • まずは試してみたい方向けに非課金プランがある
  • クラウド型なので、サーバの運用管理・リプレイスが不要
  • お申し込み後からすぐに利用可能

製品情報

対象施設 クリニック、病院、健診センター
価格 ①非課金フリープラン:初期費用0円、月額料金0円
・搭載済み健診コース数 3コース(人間ドック・法定健診・雇入健診)
・追加可能オプション数 0種
・サポート(メール・電話)なし

②安心サポートプラン:初期費用110,000円~、月額料金9,900円(税込)
・搭載済み健診コース数 8コース
・追加可能オプション数 12種
・サポート(メール・電話)あり

③グローバルプラン:初期費用330,000円~、月額料金29,700円(税込)
・搭載済み健診コース数 8コース
・追加可能オプション数 20種
・サポート(メール・電話)あり
導入形態 クラウド
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診
協会けんぽ
人間ドック 等

健診システム「TOHMAS-i」|アイテック阪急阪神株式会社

アイテック阪急阪神株式会社

出典:アイテック阪急阪神株式会社 https://www.tohmas-i.jp/i/

TOHMAS-iは巡回健診、施設健診ともに優れたパフォーマンスを発揮します。契約から請求、特定保健指導まで健診業務全てがワンパッケージとなっております。長年蓄積したノウハウを元に健診業務の効率化を実現するとともに、 統一した操作性とデータの一元管理を実現します。TOHMAS-iあらゆるシーンを、同じシステムでご利用いただくことを目指して開発されています。巡回健診・施設健診を意識することなく、統一された操作性で健診業務を行うことができますので、大規模機関でも高い評価をいただいております。また同社では、低コスト・短納期のクラウド型健診システムの「Smart TOHMAS」も提供しています。

健診システム「TOHMAS-i」の比較ポイント

  • 巡回・施設ともに高いパフォーマンスを発揮します
  • 多様な健診メニューに対応しています
  • 30年以上の歴史があり全国240施設以上で導入して頂いています

製品情報

対象施設 健診センター、病院、医師会、企業
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス
導入実績 240施設(2021年4月時点)
対応健診 一般健診
特定健診/特定健診保険指導 
協会けんぽ
人間ドック
巡回健診
特殊健診
がん検診 等

健診システム「PRISM CHECKUP」|株式会社プリズム・メディカル

株式会社プリズム・メディカル

出典:株式会社プリズム・メディカル https://prismed.jp/

プリズム・メディカルの健診システムは、健診施設のお客様からのご意見を基に開発した実践的システムです。現場に密着して徹底的に使い勝手を検証し、ユーザーが使いやすいと感じる、整理された画面レイアウトを追及しました。操作に迷わないUIで、少ない手順で作業を行えます。細部にわたって現場主体の使いやすさを実現しています。導入コストを抑えて、現場業務負担と健診の効率化を支援します。

健診システム「PRISM CHECKUP」の比較ポイント

  • 導入コストを抑えて、現場業務負担と健診の効率化を大幅に支援
  • 検査結果の入力・オーダー登録の自動化を重視
  • 施設独自の判定基準を用いて検査結果の自動判定可能

製品情報

対象施設 クリニック、病院、健診センター
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診
協会けんぽ
人間ドック 等

健康業務支援システム 健康1番|株式会社ケー・エス・ディー

株式会社ケー・エス・ディー

出典:株式会社ケー・エス・ディー https://www.ken1-ksd.com/

健康診断システム「健康1番」は、企業健診、人間ドック、特定健康診査、生活習慣病予防健診など集団健康診断に関わるデータ処理を行うソフトウェアです。いろいろな健診を1つのシステムでまとめて処理することができます。院内ネットワークにつなぐことで、電子カルテや医事システムと連動することができます。健康1番は電子カルテや医事システムとの連動を念頭に、属性情報の取り込みオプションを備えています。

職員様の健康診断用など用途が限定されているクリニック・診療所様や小規模病院様向けに必要な機能を「健康1番」から凝縮した、「健康業務支援システム 健康1番 YSUSHI」も提供しています。

健康業務支援システム 健康1番の比較ポイント

  • 企業健診、特定健診、人間ドックを標準搭載(オプションで協会けんぽや特殊健診に対応可能)
  • 院内のネットワークにつなぐことで電子カルテや医事システムとの連動が可能
  • CSVデータ・XMLデータ作成機能による他の機関へとひろげる柔軟な連携

製品情報

対象施設 クリニック、病院、健診センター
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス
導入実績 北海道地区:4件
東北地区:5件
関東地区:20件
中部地区:46件
近畿地区:138件
中国地区:6件
四国地区:4件
九州地区:10件
沖縄地区:5件
海外:1件
対応健診 一般健診
特定健診
特殊健診
協会けんぽ
人間ドック 等

特定保健指導支援システム「MIEL(ミエル)」|株式会社エヌアイデイ

株式会社エヌアイデイ

出典:株式会社エヌアイデイ https://dx.nid.co.jp/miel

特定保健指導支援システムMIEL(ミエル)は特定保健指導を統合的に支援するクラウドサービスです。MIELは2024年4月から始まる第4期特定保健指導への対応が完了しました。 対象者向けのスマホアプリも提供しており、 第4期アウトカム(行動変容)のセルフモニタリングや支援者・対象者間の進捗状況の共有にも最適なシステムとなっています。

特定保健指導支援システム「MIEL(ミエル)」の比較ポイント

  • 第4期特定保健指導への対応が完了!
  • システム上で一元管理が可能に
  • 個別のカスタマイズ対応

製品情報

対象施設 クリニック、病院、健診センター、保健所 等
価格 要問合せ
導入形態 クラウド
導入実績 要問合せ
対応健診 特定健診指導

メディクラ健診|株式会社ジャスウィル

株式会社ジャスウィル

出典:メディクラ健診 https://medicloud.jp/products/medicloud.html

株式会社ジャスウィルのメディクラ健診は、初期費用ゼロですばやく導入できる、中小規模病院向けクラウド型健診システムです。暗号化鍵ファイルを使用したアクセス制限やログイン認証機能・暗号化通信などで複数のセキュリティ対策を実施しています。この対策により、安全性の高いクラウド環境で安心して健診管理が可能です。

また、結果判定基準はドック学会基準に準拠しています。各種マスタは随時変更が可能で、病院業務に合わせてシステム運用が可能です。一般健診やドック健診・特定健診の結果報告書をはじめ、事前問診票、また企業提出用の結果一覧表などにも対応しています。

メディクラ健診の比較ポイント

  • 複数のセキュリティ対策を実施し、安全性の高いクラウド環境を提供
  • ドック学会基準に準拠した各種マスタデータを予めご用意
  • 一般健診、ドック健診、特定健診をはじめとした各種帳票に対応

製品情報

対象施設 中小規模病院
価格 要問合せ
導入形態 クラウド
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診
協会けんぽ
人間ドック 等

CARNAS クリニック|日本事務器株式会社

日本事務器株式会社

出典:CARNAS クリニック https://www.njc.co.jp/carnas/cc/

日本事務株式会社のクリニックのCARNAS クリニックは、健診業務に特化したクラウド型健診システムです。MEDIS形式の検体検査データが取込み可能で、データ入力・チェック作業の手間が省けます。この結果、カラーで読みやすくデザインされた健診結果報告書を簡単に作成可能です。また、導入コストは初期費用0円と毎月の定額利用料のみで、高価なサーバ機器や構築費用は必要ありません。

システム運用は、厚生労働省・経済産業省・総務省の「3省3ガイドライン」に沿った強固なクラウド上で行われます。制度改正や新機能を反映もクラウド側で行うので、最新バージョンをいつでも利用できるのがメリットです。健診センター向けのクラウド型健診システム「CARNAS&g(暗アンジー)」も提供しています。

CARNAS クリニックの比較ポイント

  • 健康診断結果報告書の作成をおまかせ
  • 初期費用0円低コストで導入可能
  • 強固なセキュリティのクラウドで安心・最新

製品情報

対象施設 クリニック
価格 初期費用0円

月額料金
①ライトプラン 月額9.900円
②スタンダードプラン 月額22,000円
③職員健診プラン 月額22,000円
導入形態 クラウド
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診
協会けんぽ 等

総合健診システムStandardNEO|NDソフトウェア株式会社

NDソフトウェア株式会社

出典:総合健診システムStandardNEO https://www.ndsoft.jp/product/medical/general-health-examination/

NDソフトウェア株式会社の 総合健診システム StandardNEOは、業務に必要な機能をパッケージ化して導入コストを抑えたシステムです。報告書の作成に必要な情報を1画面で登録できる「ALL in One機能」を搭載しています。

画面切り替えがすばやくできるので、登録作業もスムーズです。また、契約先ごとの設定ができる基準値を基に、自動判定も可能。定型化されたコメントを設定しておけば、入力処理が簡単に行えます。さらに、日本臨床検査医学会が公表しているJLAC10コードを網羅し、請求時にXMLデータの出力ができるのも特徴です。結果データと請求データを同時に提出できるのは大きなメリットでしょう。

総合健診システムStandardNEOの比較ポイント

  • 「ALL in One機能」で受付から報告書まで1画面で作業
  • マスタ機能で入力作業を省略化
  • XMLデータ作成が簡単

製品情報

対象施設 クリニック、中小規模病院
価格 要問合せ
導入形態 パッケージソフト
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診
協会けんぽ
人間ドック
がん検診 等

医療・健診機関向け総合健診システムTHiS|株式会社アルファインターナショナル

株式会社アルファインターナショナル

出典:医療・健診機関向け総合健診システムTHiS https://www.alpha-inter.co.jp/functions/

株式会社アルファインターナショナルの医療・健診機関向け総合健診システムTHiSは、健康づくりのための総合的データを管理します。独自の開発ツールで構築しているため、少ない工数でコストを抑えてのカスタマイズが可能です。

システムはOSのバージョンに依存しないため、導入後に機能の追加や変更も対応可能となり、長期で利用できます。自動判定にも対応しており、複合的なロジックや過去の健診結果から考慮されたコメントも出力可能です。また、デュプリケーター(複製機)と連携することにより、提出先毎にデータ作成やCD書き込み・レーベル印刷を自動で行うことができます。

医療・健診機関向け総合健診システムTHiSの比較ポイント

  • 健診システムの長期利用が可能
  • 自動判定ロジックの特長
  • 特定健診の提出データCD-Rの一括作成

製品情報

対象施設 クリニック、中小規模病院
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診
協会けんぽ 等

健診システムHOTATE|システムロード株式会社

システムロード株式会社

出典:健診システムHOTATE https://www.road.co.jp/product/hotate/

システムロード株式会社の健診システムHOTATEは、"必要な機能を充実させ、不要な機能は削ぐ"というコンセプトのパッケージです。健康診断、特定健診、人間ドックなど、全ての健康診断を同一画面にして、どの健康診断でも同じ操作ができます。

健診の種類により操作ボタンの色が変化するので、検査結果入力や判定入力の状況が一目で判別可能です。また、受診一覧でワークフローを簡単に把握でき、ステータス管理業務のステータスでも全体の進行状況を可視化しています。さらに、予約登録の際に健診種別やコースを選択すると、受診一覧も自動生成され月別のカレンダーに受診者が表示されるので、予約状況の把握が容易です。

健診システムHOTATEの比較ポイント

  • シンプルな機能で使いやすい
  • 受診一覧でワークフローを簡単に把握
  • 予約カレンダーで予約状況を確認

製品情報

対象施設 クリニック、中小規模病院
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス
導入実績 要問合せ
対応健診 一般健診
特定健診
人間ドック 等

LifLi健診Hi|株式会社石川コンピュータ・センター

株式会社石川コンピュータ・センター

出典:LifLi健診Hi https://www.icc.co.jp/medical/lifli_kensin.html

株式会社石川コンピュータ・センターのLifLi健診Hiは、健診業務に必要な機能を全て取り揃えた総合健診システムです。このシステムは、汎用結果表や各種統計表などすぐに使える豊富な帳票を標準装備しています。

帳票作成ツールを使って、オリジナルの帳票を自由に編集することも可能です。また、健診結果の共有や計測器からの結果情報の自動取込など、さまざまなシステムと機器を連携できます。さらに、医師の要望により過去の健診結果を閲覧したり、検査現場で検査結果をすぐに入力したりすることも可能です。特定の場所やパソコンにこだわらず、いつでもどこでも利用できるWeb機能が魅力と言えるでしょう。

LifLi健診Hiの比較ポイント

  • 豊富な標準帳票と帳票作成ツール
  • スムーズなシステム連携
  • シーンを選ばないWeb機能

製品情報

対象施設 クリニック、中小規模病院
価格 要問合せ
導入形態 オンプレミス、クラウド(一部機能・オプション)
導入実績 548施設(2023年9月現在)
対応健診 要問合せ

健診システムとは?

健診システムとは、医療機関や健診センターで行われる健康診断等を円滑に進めるための業務システムです。このシステムを利用することで、診察業務で直接的に患者様に関わる業務はもちろん、予約や受付といった窓口業務が容易になります。また、会計・請求書作成まで各業務工程のサポートを受けられるので業務効率アップにもつながります。

健診システムのメリット

この項では、健診システムのメリットを3つ解説します。

  • 受付業務の効率化
  • 会計スピード向上
  • 事務作業のスピード向上

これまで紙ベースで業務を行うなど、あまりシステムを活用してこなかった場合には、大変有用なシステムとなります。

1.受付業務の効率化

クリニックなどでは診療が中心業務となっており、健診業務にまで時間を割くのは大きな負担です。そのような中、健診システムを使うことで業務の負荷を軽減できるのは非常に魅力的と言えます。

健診システムの導入により受診者情報と予約情報の一括管理が可能です。予約変更や受診案内の発行、会計情報に至るまで、様々な業務の効率化が行えます。そのため、現場の負担を軽くすることができるでしょう。

2.会計スピード向上

健診では、受診者が希望する項目により負担金額が異なる場合があります。システムを導入すれば、受診者ごとにメニューやオプションを管理した上で、請求から領収書発行までの簡略化が可能です。負担金額や請求名称など管理画面から随時修正することができるので、会計処理の効率化につながります。

3.事務作業のスピード向上

手間がかかる健診結果の報告書も、受診者ごとに検査結果や判定内容、所見を入力すれば簡単に作成できます。検査データの管理をできるだけ自動化することで人的ミスを回避し、受診者に的確な結果が提供可能です。

また、作成した報告書や案内状の出力、郵送手配が可能となるシステムもあり、これまで紙運用で職員が行っていた作業も簡単になります。

健診システム選び方のポイント

実際に健診システムを導入する際には、選び方のポイントがあります。事前に注意点を把握しておけば、システム選びに失敗するリスクを下げられるでしょう。ここでは、実際に健診システムを選ぶ際に気を付けるべきポイントについて解説します。

1.対応できる施設の規模

健診システムは、利用を想定している施設の規模によっても機能が異なります。まずは自施設の規模に対応しているシステムかどうかをチェックしましょう。想定される受診予定人数で判断するのが良い方法です。

なお、対象人数によってもシステムの利用料金が変化します。事前に自施設の規模について把握しておき、コストと性能が見合ったサービスを選ぶようにしましょう。

2.クラウド型とオンプレミス型

健診システムには、クラウド型とオンプレミス型がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。それぞれの概要とメリット・デメリットは以下の通りです。

特徴 メリット デメリット
クラウド型 インターネット上のサーバーにアクセスして利用する
  • 高価なサーバーを導入する必要がない
  • 導入時の初期費用を抑えられる
  • サーバーが外部にあるため、ハードウェアのメンテナンスが不要
  • BCP(事業継続計画)の観点からも災害に強い
  • クライアントさえあればすぐに活用できる
  • インターネット回線にトラブルが起きるとシステムが利用できない
  • インターネットを介した情報漏えいに細心の注意を払う必要がある
オンプレミス型 自施設内にサーバーを設置して利用する
  • サーバーが院内にあるため、アクセススピードが速く、大量のデータを扱うのに向いている
  • 施設内の閉じたネットワーク環境下にシステムがあるため、セキュリティ面が比較的安全
  • サーバー・クライアントを含む導入費用が高額
  • 定期的なメンテナンス費用や故障時の修理費が必要

クラウド型・オンプレミス型のいずれも一長一短なので、どちらが良いということではありません。

上記の内容を参考に、自施設に合う方式を選択するようにしましょう。

3.価格

健診システムは想定される受診者数にあわせた規模別のシステムが用意されています。月額料金も受診者数や運用規模によって金額が変わるため、注意が必要です。

見積もりの提出を受ける際には、年間の想定受診者や業務に合わせたカスタマイズなどを業者に伝えておきましょう。購入する前に最終的にかかる金額を想定しておき、予算内で最適な健診システムを選ぶことが大切です。

まとめ

健康診断は実施する医療機関やクリニックで時間やコストがかかる業務です。健診システムを導入すれば、以下のようなメリットがあります。

  1. 受付業務の効率化
  2. 会計スピード向上
  3. 事務作業のスピード向上

従来は、健診システム導入に多額の初期投資が必要なこともあり、導入が進みにくい状況でしたが、近年のクラウド化もありハードルが下がっています。システム導入は、現場での課題解決と将来の見通しに基づき行うことが大切です。どのシステムを使うべきかお悩みの方は、上述したおすすめサービスをぜひ参考にしてください。今回の記事が貴施設に最適な健診システム導入の参考となれば幸いです。

中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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