ナースステーションのレイアウト変更で効率向上!ポイントや注意点を解説

更新日 2024.04.09
投稿者:豊田 裕史

病院の各フロアに設置されているナースステーション。看護師が常駐するスペースであるナースステーションは、作業をしたりナース同士が申し送りなどをする重要な場所です。効率よく作業をしたりコミュニケーションを取るためには、ナースステーションのレイアウトは重要なポイントとなるでしょう。

今回は、コミュニケーションが取りやすく効率よく作業のしやすいナースステーションにするためのポイントを解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

ナースステーションとは?

ナースステーションのイメージ

ナースステーションはスタッフステーションとも呼ばれます。看護師だけでなく、医師や薬剤師、事務員、理学療法士、管理栄養士など様々なスタッフが出入りする場所です。どんなことにもスムーズに対応できるように、病床への動線は短く直視できるように配置されています。

そのため、患者さんやそのご家族、お見舞いに来られた方など外部の人からも見えやすく、レイアウトはとても重要です。カルテなどの書類やナースコール、電話、コピー機など置かなければならない機器は数多くあります。

しかし、ナースステーションの面積は看護師や医師、その他スタッフの人数によって決められており、限られたスペースに多くの機材を配置しなければいけません。さまざまな制約がある中で効率よく業務を行うためには、細部まで考えられたレイアウトを作成する必要があります。

ナースステーションのレイアウトを考える際のポイント

ナースステーションのレイアウトを考える時は、以下の4つのポイントを意識しましょう。

動線の重複を少なくする

例えば、ナースステーションの中央に大きすぎる作業台があると作業の効率は悪くなります。

作業台を避けながら、行き来するのは効率が悪くなるのはもちろん、人の出入りが多いナースステーションではぶつかってしまう危険性もあるので注意が必要です。

動線の邪魔になるような物がないようにしたり、動線の重複を出来るだけ少なくすることで作業効率は良くなります。

感染対策をしっかり行なう

ナースステーションでは、感染対策をしっかり行うことが重要です。

手洗い場の付近には、使用したペーパーがすぐに廃棄できるようにゴミ箱を設置しましょう。衛生材料などの物品は汚染されないように扉付きの棚に保管するか、どうしても難しい場合は床上30cm以上で保管しなければいけません。

また、手指の消毒液を置くスペースも確保しておきましょう。

空間を有効活用する

限られたスペースしかないナースステーションは、空間を有効活用しましょう。

作業スペースの拡張ができる作業台や作業ユニットがおすすめです。また、使用しない時は収納できるコンパクトな製品も販売されています。ナースカートや配膳カートは使用しない時にスペースを取らないよう、出来るだけコンパクトなものを選ぶようにしましょう。

おすすめのナースカートや配薬カートについてまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめのナースカートについてはナースカートおすすめ14選|最新のトレンドや選ぶ際のポイントを紹介でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

おすすめの配薬カートについては配薬カートおすすめ7選|導入メリットや選ぶ際のポイントを紹介でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

個人情報が目につかないようなレイアウトにする

ナースステーションには多くの患者さんの個人情報が保管されています。人の出入りが多いからこそ、個人情報の取り扱いには最善の注意が必要です。

例えば、外部から見えるカウンターなどに個人情報が書かれた紙や診察ケースが置かれている。少しの間だけ・・・とカウンターに置いていたら、忘れてそのまま放置されているケースも多いです。

個人情報の漏洩は病院の信頼を大きく失います。多くの人が出入りするナースステーションはドアが開け放たれていることも多いので、個人情報の保管場所も気をつけてレイアウトを考えることが大切です。

ナースステーションのレイアウトで不便を感じるケース

ナースステーションのレイアウトでよくある、不便を感じるケースを紹介します。あらかじめチェックして対策を考えましょう。

使っていないナースカートが場所を取っている

使っていないナースカートなどの機器が出たままになっていると、動線の邪魔になってしまいます。

普段から使っている機器と使わない機器を分けて、使わない機器や使用頻度の少ない機器は別の場所にしまっておきましょう。

配線がそのままになっている

配線やACアダプタが出たままになっていると見栄えが悪く邪魔になるだけでなく、配線につまずいて転倒する危険もあります。また、デスクの上に置かれた配線のせいで、必要なものを置けないことも・・・。

そんな時は、配線ダクト付きのデスクやパソコンの配線を通す穴が付いているデスクを選びましょう。デスク周りがスッキリして、業務効率も向上します。

作業スペースにいろいろな物が置かれている

作業スペースに書類や備品などの物が置かれたままでは作業の邪魔になってしまいます。収納できるように、収納スペースを多めに設けたり、収納ケースを上手に使うことで作業台の上がスッキリします。

作業スペースが広くなること、ストレスも減り業務も捗るでしょう。

自動おしぼり機の導入でより便利に

作業効率を向上させるには、自動おしぼり機の導入もおすすめです。導入することでどのようなメリットがあるか見ていきましょう。

自動おしぼり機を導入するメリット

自動でおしぼりを作ってくれる自動おしぼり機。患者さんの顔や手を拭くのはもちろん、食事などをこぼしてしまった時の拭き取りにも便利です。

自動おしぼり機の中には、ワンタッチで数十本ものおしぼりを排出できるものもあります。患者さんの人数や使用頻度に合わせて、最適な自動おしぼり機を導入することで業務効率を向上させましょう。

自動おしぼり機についてはおしぼり機のおすすめメーカー5選|メリットや選定ポイントを徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、ナースステーションのレイアウトを変更することで業務効率を向上するためのポイントや注意点について解説してきました。

  • 動線の重複を少なくする
  • 感染対策をしっかり行う
  • 空間を有効活用する
  • 個人情報が目につかないようなレイアウトにする

人の出入りが多いナースステーションでは、動線を工夫したり空間を有効活用することで働きやすさは格段にアップします。近年厳しくなっている感染症対策や個人情報の取り扱いにも十分注意したレイアウトを考えることも大切です。

限られたスペースを最大限に活用するために、細かいところまでレイアウトを検討し、働きやすいナースステーションにしましょう。

中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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