デジタルサイネージは患者様に対して自院の特色や診察内容を周知するための有効な手段です。
待合室での待ち時間を利用して患者様に自院で行っている検査や、特に力をいれている治療などをPRすることができます。
本記事では医療機関の製品選定をサポートしている2ndLaboが、独自の比較項目に基づいておすすめのデジタルサイネージを紹介しています。デジタルサイネージの基礎知識や選び方についてもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
さっそく、デジタルサイネージを取り扱っているおすすめメーカー9社を紹介します。
医療専門コンテンツメーカーとして、1,400本以上の専門番組を保有しています。疾患啓発や検査・治療の説明などラインナップが豊富なため、さまざまな診療科目で利用が可能。随時新しいコンテンツが追加されるので、飽きがきません。
オリジナル動画コンテンツの制作にも対応しており、季節ごとのお知らせ発信もスムーズです。豊富な動画の中から施設に最適な番組編成も行ってくれるので、常に新鮮な情報を提供できます。
株式会社レイヤードの比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社レイヤード |
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製品名 | Medicaster |
ディスプレイサイズ | 20~60インチ程度 |
初期費用 | 要問い合わせ |
年間(月額)費用 | 要問い合わせ |
仕組み | ネットワーク配信型(オンプレ) |
番組数 | 1,400本以上 |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問い合わせ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
既存のテレビ画面とインターネット回線を利用するので、低コストで運用ができます。すでに環境が整っている場合、設置工事が不要なのでスピーディな導入が可能です。制御用パソコンはレンタルとなります。
映像分配器が必要になりますが、複数のモニターでの放映にも対応。院内のお知らせや番号表示も同じ画面内で確認できるよう、コマ割りも工夫されています。それにより患者様の視聴率をあげられるため、効率的な宣伝が期待できるでしょう。
株式会社アイアンドシーの比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社アイアンドシー |
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製品名 | 病院・医療機関専用デジタルサイネージ |
ディスプレイサイズ | 要問い合わせ |
初期費用 | 100,000円程度 |
年間(月額)費用 | 10,000円~ |
仕組み | ネットワーク配信型(オンプレ) |
番組数 | 600番組以上 |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問い合わせ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
店舗運用にあわせて3つのサービスから選べます。らくちんプランではコンテンツの送付と配信スケジュールを提示するだけで、多店舗で同様の番組配信が可能。クラウドサービスを契約している場合は、運用代行を任せられる点も特長です。
NEXTの特長はサーバーを利用しないため、ランニングコストが無料。1拠点で利用する場合におすすめです。CLOUDは管理者PCで作成した画面を、クラウドから他拠点へ遠隔配信できます。
ELECOMの比較ポイント
製品情報
社名 | エレコム株式会社 |
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製品名 | エレコムらくちんサイネージ、掲示板CLOUD、掲示板NEXT |
ディスプレイサイズ | 10~60インチ程度 |
初期費用 | 要問い合わせ |
年間(月額)費用 | 0円〜 |
仕組み | ネットワーク配信型(オンプレ・クラウド) |
番組数 | 要問い合わせ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | スポット保守、デリバリー保守 |
耐久年数 | 要問い合わせ |
会社に専属のデザイナーが在籍している点が特長。施設の要望をしっかり確認し、プロの目線でオリジナルコンテンツをスピーディーに作成してくれます。さまざまな業種に対応できるよう、モニターのサイズを豊富に取りそろえることでカバー。
すでに院内に設置してあるテレビを使用したいなどの要望にも、柔軟に対応してくれます。配信管理や運用までワンストップで依頼ができるので、スムーズに打ち合わせを進められるでしょう。3年間の保証もついているので、いざという時も安心です。
株式会社アメイジングポケットの比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社 アメイジングポケット |
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製品名 | デジタルサイネージ |
ディスプレイサイズ | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
年間(月額)費用 | 要問い合わせ |
仕組み | ネットワーク配信型(オンプレ) |
番組数 | 要問い合わせ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 屋内用デジタルサイネージは3年保証 |
耐久年数 | 要問い合わせ |
営業スタッフがおらず、問い合わせがきた顧客のみサポートスタッフが対応できるよう体制を整えています。そのような理由から卸売価格での提供が可能なので、導入時のコストが抑えられるでしょう。
安定したIT技術と自社開発のシステムで技術性も高いため、故障などのトラブルがほとんどない点も特長。運用面などさまざまな工夫から低価格をキープしており、固定費を安く抑えたい場合におすすめです。
株式会社メディアネットワークスの比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社メディアネットワークス |
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製品名 | MNクラウド |
ディスプレイサイズ | 要お問い合わせ |
初期費用 | 平均15万円 ※初期費用にはTV、工事費用は含まれません。 |
年間(月額)費用 | 月額5,000円~18,000円 |
仕組み | ネットワーク配信型(クラウド) |
番組数 | 約600番組 |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問い合わせ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
モニターとSTBを設置・配線するだけなので、インターネット環境があれば最短2週間で設置が完了できます。専用パソコンはなく、施設にある既存のパソコンでMEDIPのWEBにアクセスし、コンテンツを選ぶだけです。
台風などの災害時の警報や避難命令などの緊急情報は、テキストとカラー背景を用いて割り込み配信もできます。患者様の注目を集めやすくなるので、注意を促すことが容易になるでしょう。
株式会社医療情報基盤の比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社医療情報基盤 |
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製品名 | MEDIP P Basic |
ディスプレイサイズ | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
年間(月額)費用 | 要問い合わせ |
仕組み | ネットワーク配信型(クラウド) |
番組数 | 要問い合わせ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問い合わせ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
屋外でも対応できる高輝度モニターと独自のクーリングシステムで、高温時のブラックアウトに対応しています。顧客の設置環境に応じて、モニターもタッチ式からマルチ式まで幅広く運用可能です。
電源は国内PSE規格に対応しており安心。モニターなどのハード面も、故障した際に素早く対応できるようシンプルに設計されています。豊富なテンプレートが用意されており、誰でも簡単にコンテンツの作成が可能です。
株式会社トリムの比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社トリム |
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製品名 | 屋内デジタルサイネージ |
ディスプレイサイズ | 55インチ |
初期費用 | 要問い合わせ |
年間(月額)費用 | 要問い合わせ |
仕組み | ステンドアロン型・ネットワーク配信型(オンプレ・クラウド) |
番組数 | 要問い合わせ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問い合わせ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
クラウド型なのでサーバーなどの周辺機器は不要で、通信も安定しています。パソコンのwebブラウザからアクセスするだけで、配信スケジュールの管理やSTBの監視までスムーズです。
同様のページで、コンテンツ制作も行えるよう設定されています。PowerPoint用のテンプレートが用意されているので、別途購入しておけば連携がしやすいでしょう。設置場所やニーズに幅広く対応できるよう、STBは豊富に取り揃えられています。
デジタルクルーズ株式会社の比較ポイント
製品情報
社名 | デジタルクルーズ株式会社 |
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製品名 | admint SIGNAGE |
ディスプレイサイズ | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
年間(月額)費用 | 要問い合わせ |
仕組み | ネットワーク配信型(クラウド) |
番組数 | 要問い合わせ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問い合わせ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
独自コンテンツでは注目度をアップさせるために、動きのある映像の作成を行ってくれます。無料でコンテンツを修正できるサービスもあり、内容を伝えることでデザイナーが素早く対応してくれるのです。
同じ映像を流し続けているとマンネリ化してしまうもの。こちらではプラン内に年1回〜更新できるサービスが組み込まれています。映像制作時には必ず施設まで向かい、直接取材をしてくれるという徹底ぶりも特徴です。
株式会社三電社の比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社三電社 |
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製品名 | Promsign |
ディスプレイサイズ | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
年間(月額)費用 | 月額10,800円~ |
仕組み | 要問い合わせ |
番組数 | 要問い合わせ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問い合わせ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
続いて歯科医院に特化したデジタルサイネージを紹介します。
歯科の専門用語をできるだけ使わない、わかりやすい表現と、なめらかな動き、プロのナレーションで、他では真似できない高品質な歯科コンテンツを提供しています。 患者が、眺めているだけで自然に歯科の知識「デンタルIQ」を高められるよう工夫し、800医院様以上でご導入いただいております。
待合室のテレビに専用WEBカメラを設置し、来院患者の年代・性別を認識しコンテンツを自動放映します。マスク着用時でも80%と高い認識率をほこり、患者1人ひとりにマッチしたコンテンツの放映を実現。自費診療のメリットの理解と治療に対する安心感を提供します。
株式会社メディネットの比較ポイント
製品情報
社名 | 株式会社メディネット |
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製品名 | e-haTV Smart |
ディスプレイサイズ | 要問い合わせ |
初期費用 | 100,000円 |
月額費用 | 20,000円 |
仕組み | ネットワーク配信型(オンプレ) |
番組数 | 要問合せ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 要問合せ |
保証内容 | 要問合せ |
耐久年数 | 要問い合わせ |
日本ビスカの歯科向けデジタルサイネージDentaVisionは、自然な形で患者さんの興味を喚起するコミュニケーションツールです。
心理学的なアプローチに基づいた企画構成や、サイネージ業界で初めてYouTuberとコラボしたコンテンツを配信するなど、歯科医院を訪れる患者様にニーズがあるコンテンツをそろえている点が強みです。
TVモニターとインターネット環境があれば始められる点もお手軽でしょう。
日本ビスカ株式会社の比較ポイント
製品情報
社名 | 日本ビスカ株式会社 |
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製品名 | 歯科向けデジタルサイネージ「DentaVision(デンタビジョン)」 |
ディスプレイサイズ | 要問い合わせ |
初期費用 | 150,000円~ |
年間(月額)費用 | 13,000円 |
仕組み | ネットワーク配信型(オンプレ) |
番組数 | 要問合せ |
オリジナルコンテンツ作成の可否 | 可 |
保証内容 | 要問合せ |
耐久年数 | 要問合わせ |
デジタルサイネージとは、タブレットや液晶・LEDディスプレイなどを使って情報発信するメディアです。駅や空港、ショッピングモールなどで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
動きのある映像により自然と注目を集めやすくなるため、効果的に情報を伝達できます。
待ち時間に対する患者様の不満を解消しようと、導入を検討する病院やクリニックが増えてきています。従来紙やポスターで掲示していた掲示物をサイネージに置き換えられるだけでなく、企業が広告を発信する媒体としても注目を集めています。
デジタルサイネージには、設置方法に応じて複数の種類があります。次から紹介していきます。
サイネージの種類 | 主な設置場所 | 特徴 |
---|---|---|
看板型 | 院外 | パソコンで製作したコンテンツ(静止画・動画)を再生。電子看板。 |
モニター型 | 院内 | モニターにデータ(SDカード)媒体を入れて配信。 |
スマホ配信型 | 院内 | スマートフォンに表示されたコンテンツが表示される。スマートフォンと連携させて使う。 |
看板型とモニター型は、配信するコンテンツの取得方法は同じなので、まとめて紹介します。コンテンツを表示するのがテレビに近い形式のモニターなのか、縦型の看板か、という違いだとご理解ください。
看板型とモニター型は、表示するコンテンツをどう読み込ませるか、という観点で「スタンドアロン型」と「ネットワーク型」の2つの運用があります。
サイネージに表示させるコンテンツのデータをUSBメモリー等の外部媒体に保存して、サイネージやモニターに差し込んで使います。
ネットワーク回線が必要なく、ディスプレイに内蔵されたメディアプレイヤーを使うため、導入しやすいのがメリットです。一方、表示するコンテンツ内容を細かく変更することはできません。
コンテンツのデータをサーバー上にアップロードし、Wi-Fiや有線LANで接続したネットワーク経由でサイネージにコンテンツが表示されます。クラウド型、オンプレミス型の運用があります。
スマートフォンと連携してコンテンツを切り替えられるため、頻繁に表示する内容を変えたい医療機関には最適です。ランドスキップ社が、スマホで操作できるサイネージを提案しています。
スマホ配信型の運用では、スマートフォンとサイネージが有線・無線のネットワークで繋がっている必要があります。ネットワーク回線の構築ができていない医療機関様は、デジタルサイネージの業者が回線設定まで対応してくれるので、相談してみると良いでしょう。
クリニックでデジタルサイネージを導入する場合、初期費用は30万円~、月額費用は15,000円~が相場と言えます。初期費用の内訳には、
も含まれており、既存のモニターがを活用する場合は、初期費用を抑えることができます。デジタルサイネージを何台設置するかによって、初期費用と月額費用が増えていくと理解しておきましょう。
ここからは、病院やクリニックでデジタルサイネージを導入するメリットを解説していきます。病院・クリニック側のメリット、患者様のメリットに分けてご紹介します。まとめると、以下の通りです。
診療科目や診察時間などの院内紹介映像を流すことで、患者様が自院に興味を持ちやすくなります。院長先生の紹介映像なども流せば安心感も与えることができ、効果的なPRが可能です。
また、院内の壁が張り紙ばかりになってしまっている場合は、紙をなくしてサイネージで情報発信することができます。張り紙での情報発信は、必要な人に情報が伝わらない可能性があります。単純に、来院した患者様にスタイリッシュな印象を与えません。
デジタルサイネージを医院に導入すれば、患者様に届けたい情報がモニターに流れ続けます。余分な張り紙がなくなって院内がスッキリする上に、院内モニターには患者様の目線も自然と集まるので、必要な情報を効果的に伝えることができます。
院内の情報発信を行うことで、長期的に医院のイメージアップ・ブランディングの効果も期待できます。現在はほとんどの患者様がスマートフォンを見て待ち時間を過ごしますが、院内の大きなモニターに書かれた情報には目を向けるものです。
院内の各所にポスターが貼ってあったとしても、ポスターをしっかり見る患者様は多くありませんが、サイネージはよく見られているので、初診の患者様に対しても自院のアピールをすることができます。
デジタルサイネージは、感染症対策にも大きな力を発揮するのです。あらかじめ患者様に受付番号を取得してもらい、呼び出しはディスプレイにナンバーを表示させます。そうすることで、スタッフが待合室に向かって直接呼びかける必要がありません。
受付番号を常に表示させておけば、呼び出しを聞き逃した患者様も一目で確認ができます。患者様からスタッフに対して確認のために話しかける回数も激減するので、飛沫感染防止に効果的です。
ディスプレイに受付番号を表示させるメリットは、プライバシー保護にも役立ちます。スタッフが待合室で直接患者様の名前を呼ぶ必要がなくなるため、プライバシーを守りたい患者様に有効です。
デジタルサイネージを選ぶ際には、いくつかポイントがあります。以下でポイントを確認しながら、具体的な運用方法とあわせて検討していきましょう。
初期費用は施設により異なりますが、ディスプレイ本体と設置費用をあわせて30万〜60万円ほどが一般的です。運用コストも導入するシステムにより、月額2万〜50万円と幅が大きくなります。
既存のチャンネルを利用することで、比較的安価での運用が可能です。逆にコンテンツを使用する場合、企画や制作から手掛ける必要があります。専門業者に委託することで満足度は高まりますが、費用は高額になるでしょう。
施設の規模により使用しているディスプレイのサイズは違いますが、40〜42インチが主流となっています。待合室が小さめの施設であれば、20インチ程度でも不便を感じることなく運用ができるでしょう。
逆に、外来数が多かったり受付番号を投影させたい施設の場合は、その分大きなディスプレイが必要になります。そのような施設では、42〜60インチ程度の大きさがあるタイプがおすすめです。
対応コンテンツもメーカーによってさまざまで、数百〜1000種類程度から選択をすることができます。チャンネル数だけを比較して選んだ結果、本当に欲しいコンテンツが無い場合もあるので注意が必要です。
このような問題を回避するには、チャンネルの内容を良く確認することが必要になります。自院で流せるコンテンツがどの程度あるのか、という観点から選ぶとスムーズでしょう。メーカーによりますが、コンテンツ制作まで対応してくれる場合もあります。
デジタルサイネージの導入を検討する際には、保証期間と内容を良く確認しておきましょう。運用方法次第では、期間内でも保証の対象外になる場合もあります。どのような場合に保証の対象となるのかも、あわせて確認しておくといざという時に慌てません。
保証期間は、1年から最長でも3年程度に設定されているのが通常です。メーカーにより追加料金を支払うことで、保証内容や期間が手厚くなるプランもあります。加入するかは、運用コストなどと天秤にかけて検討すると良いでしょう。
クリニック・病院向けデジタルサイネージについて、よくある質問と回答を紹介します。他にも、「こんなことを知りたい!」という話題があれば、お問い合わせいただければ幸いです。
医療機関に設置されているデジタルサイネージでは様々な情報を流すことができます。一般的なものを挙げると、診療時間や開院日など院内の基本情報、院内の感染対策の取組み、医院の診療方針の案内などがあります。
患者様が待合室で診察を待っている場合、目的なくスマートフォンや院内掲示を眺めていることがほとんどです。院内のサイネージに表示されている情報があれば、手持無沙汰な患者様が注目して目を向けてくれるでしょう。
機器の保守費用、システム維持費用などを合計して、月間2万円~が相場です。保守費用、CMS利用料、コンテンツ作成費用など区分を増やし、見せかけの金額が安くなっているケースもありますが、毎月のランニングコストは2万円前後と理解しておきましょう。
極端に安いランニングコストを提示する業者もありますが、「その業者が5年後もサービスを継続しているかどうか」という視点も持っておきたいところです。初期費用やランニングコストを抑えて提案する業者の中には、新規ユーザーを獲得したいがために採算度外視で提案する業者もおり、そうした業者は事業に見切りをつけるのも早い恐れがあります。価格はもちろん大切な要素ですが、長期で医療機関を運営する上でしっかり付き合える業者かどうか、という点の吟味を忘れないようにしましょう。
40インチ~50インチが最も一般的でしょう。
クリニックの規模にもよりますが、「待合室で患者様がテレビを見るとしたらどのくらいが最適か」を考えれば、大きな問題にはなりません。もちろん、待合室が広い医院の場合、より大型のモニターを用意するか、複数のモニターを設置するなどの対応が考えられます。
デジタルサイネージは動きのある映像で、患者様が診察待ちの際に感じるストレスを軽減してくれます。紙媒体よりもトータルコストは安く、注目を集めやすいので効率的に患者様に情報を届けられる点も特徴です。
デジタルサイネージのメリットや製品を選ぶ際のポイントを理解したうえで、導入を検討していきましょう。実際の運用イメージや、どんなコンテンツがあったら良いかなどもあわせて検討することをおすすめします。