おすすめの健診予約システム3選|メリットや選び方まで

更新日 2024.05.10
投稿者:横山 洋介

「健診予約の作業にかなり時間がかかっている」「健診の問い合わせが多く手が回らない」といった悩みをお持ちではないでしょうか。

健診予約システムを用い、オンライン上での予約が可能な医療機関が徐々に増えて来ています。
健診クリニック専用の予約システムというものも存在し、導入すると大幅な業務効率化が期待できるのです。

健診予約システムとは?

そもそも健康予約システムとは、自治体や健診機関向けの予約サービスのことです。
一般のクリニックの予約システムとは異なり、健康診断の予約に特化しているシステムであり、予約や管理に伴う作業をトータルサポートしてくれます。

健康診断は、毎年1回以上受けなければならないことが法律で定められていますが、その予約に伴う作業や管理が負担になっている健診機関・企業は少なくありません。健康予約システムを導入すると、電話のみならずWeb上でいつでも予約が可能になる、「誰がいつ予約しているか」「未受診者はいるか」など受診者のデータを一元管理できるなどのメリットがあります。

予約管理に伴う業務を効率化でき、さらにデータ入力の抜け漏れを防げたり健康診断の受診率アップにつながったりすることも期待できるでしょう。

健診システムについては健診システム比較11選|価格や特徴を徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

健診予約システムの機能

クリニックの予約システムとは異なる健診の予約システムですが、具体的にはどのような機能があるのでしょうか。

主な4つの機能について、詳しく解説していきます。

受診時間の管理

健診予約システムの機能としてまず挙げられるのが、受診時間の管理ができることです。
どの時間に誰の予約が入っているのか、予約が空いている時間はいつかなど、予約状況が一括で管理できます。

電話で予約を受ける場合、わざわざ希望の予約時間を聞いて、空いているか確認する必要があり手間がかかってしまうでしょう。
顧客側は空き状況が把握できてすぐ予約できる上、管理する側は未受診者の把握もスムーズにできるようになります。

複雑な検査コースの管理

続いて、健診予約システムを導入すると、複雑な検査コースの管理も容易になります。
各企業ごとに加入している健康保険組合が異なり、また受診者の年齢により受診するコースが異なるものですが、これまで複雑な検査コースそれぞれに対応するのは大変だという声が多くありました。

健診予約システムでは顧客が自身の情報を入力すると、対応したメニューが表示されてスムーズに予約を行うことができます。
これにより、予約の際コースの確認や案内をする手間が大きく省けるのがメリットです。

プロモーション情報の配信

健診予約システムでは、プロモーション情報を配信できる機能も備わっています。
例えば閑散期に合わせて限定の予約枠を用意するなど、季節やニーズに合わせたプロモーションを簡単に実施できるのです。

また、受診日前日のリマインドや受付メールなど、連絡メールやメルマガも自動配信できます。定期的なアナウンスにより、リピーターが増えることもあるようです。

顧客情報の管理

顧客情報を一括管理できることは、健診予約システムの大きなメリットと言えるでしょう。受診者一人ひとりの予約から結果までを一括のシステム上で情報を管理するため、作業効率が大幅にアップするだけでなく、データ入力のミスなども防げます。

さらに、予約時に過去の健診の実施状況なども一発で確認でき、予約時にすぐ把握できる上、受診日に合わせたリマインドもスムーズです。
顧客側も自身の予約状況や健康診断の結果がまとめて確認できて便利なため、満足度が上がることも期待できます。

健診予約システム導入のメリット

様々な機能を備える健診予約システムですが、導入により得られるメリットも多いです。 メリットについて詳しく解説していきます。

入力情報の正確性の向上

健診予約システムを導入するメリットの一つ目は、入力情報の正確性が向上することです。
システム化によりデータを手入力する必要がなくなるので、業務効率化が図れるだけでなくミスや抜け漏れも防げます。

導入時、各社員の情報を一括アップロードできるシステムもありますが、これにより予約時の社員の入力の手間も省けるでしょう。受診者の予約・結果情報を一元で管理できるため、作業がスムーズになり問い合わせ時の対応もスピーディになります。

データ蓄積による正確な分析が可能

一度登録すればデータが蓄積されていくため、顧客ごとに適した対応をする、正確なデータ分析をするといったことが可能になる点もメリットです。例えば以前の受診情報から、次の受診予定日に合わせてメールを自動配信したり、結果に合わせて再検査のお知らせをしたりすることができます。

また過去の受診データから、どのような時期に受診しているか、どのようなメニューが洗濯されているかなどを把握でき、経営戦略の立案にもつなげられるでしょう。

労務工数の削減

労務工数を削減できることは、健診予約システムを導入する最大のメリットと言えます。
紙やエクセルなどに入力していた作業がシステムで一元管理できるようになるため、スタッフの負担を大きく軽減できるのです。

入力ミスも防げる上、余裕が生まれて他の作業に時間を割くこともできるかもしれません。これまで予約に伴う作業にかかっていた時間を大きく短縮できたという声も多くあります。

おすすめの健診予約システム3選

ここでは、実際におすすめの健診予約システムを3つ厳選してご紹介します。
健診クリニックに特化している予約システムに絞って紹介していきますので、導入を検討している方はぜひチェックしてみてください。

メディカル革命|GMO医療予約技術研究所株式会社

GMO医療予約技術研究所株式会社

出典:GMO医療予約技術研究所株式会社 https://medical-reserve.co.jp/

「メディカル革命」は大手GMOグループが提供している健診予約システムで、豊富な機能を備えています。健康保険組合特有のメニューに対応し、患者がその場ですぐWeb予約ができるようになり、受付業務の削減が可能です。

オプションでLINEからの予約やWEB問診などのサービスも活用できるため、各企業や団体のニーズに合わせたシステムを利用できるでしょう。費用はどの機能を追加するか、どのような形で運用するかによって個別に見積もりを行っているので、まずは問い合わせてみることをおすすめします。

GMO医療予約技術研究所株式会社の比較ポイント

  • 健康保険組合特有のメニューに対応
  • 受付業務を大幅に削減できる
  • オプションも含め機能が充実

製品情報

会社名 GMO医療予約技術研究所株式会社
主な機能 ダッシュボード機能
WEB予約機能
メニュー管理機能
メール機能
患者管理機能
統計機能
人工知能(AI)
連携可能システム 頭書き連携、予約簿連携
初期費用 運用に合わせて個別にお見積り(要問合せ)
月額 運用に合わせて個別にお見積り(要問合せ)

株式会社iMedical

株式会社iMedical

出典:株式会社iMedical https://www.imedi.co.jp/business/mepo.html

健康診断・人間ドックの予約に特化したWEB予約システムです。導入前後の運用もサポートいたします。確定型WEB予約なので、スタッフに折り返しの連絡が不要になります。mepoの利用者は、その半数が新規受診者です。受診者様の利便性を考え、受診者様をお待たせする事なくご予約を完結頂けます。

株式会社iMedicalの比較ポイント

  • 確定型WEB予約を実現!
  • 24時間365日、予約システム上で予約受付が可能。
  • 手厚いサポート!

製品情報

会社名 株式会社iMedical
主な機能 予約、予約枠管理、自動配信メール、団体予約、健診システム連携(オプション)等
連携可能システム 要お問い合わせ
初期費用 要お問い合わせ
月額 要お問い合わせ

マーソ株式会社

マーソ株式会社

出典:マーソ株式会社 https://www.mrso.co.jp/

マーソ株式会社が運営する「エム・アール・エス」は、初期費用・月額固定費ともに無料で導入しやすいのが魅力です。
運用コストを抑えられるだけでなく、予約受付業務を70%削減できたという実績があります。

面倒な準備は不要で、自社のHPに予約ページを掲載するだけで利用可能です。
導入の際に必要な設定・プラン作成は全てマーソが行ってくれて、導入後も受診者増加やリピーター増加のために手厚くサポートしてくれるので、システムやITに苦手意識がある方も安心でしょう。

マーソ株式会社の比較ポイント

  • 初期費用・月額固定費が無料
  • 面倒な準備不要で簡単に利用開始できる
  • サポート体制も手厚い

製品情報

会社名 マーソ株式会社
主な機能 SSL対応
会員管理機能
コンテンツ編集機能
予約オプション機能
予約変更・キャンセル
英語対応
健保/企業の認証予約
時間指定予約機能
クレジットカード決済
連携可能システム 要問合せ
初期費用 無料
月額 固定費無料(予約数に応じた従量課金制度)

まとめ

今回は健診予約システムの主な機能やメリット、おすすめのシステムについて解説してきました。
健診予約システムを導入すると予約の受付がスムーズになり、顧客情報も一元管理できるため、予約に伴う作業時間を大きく削減できるでしょう。

簡単に操作できサポートが手厚いシステムも多く、導入のハードルはそれほど高くないと言えます。
気になった製品があればぜひ利用を検討してみてください。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。

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