MRIは、Magnetic Resonance Imagingの略で、磁気共鳴画像診断装置とも呼ばれています。磁気を利用し、体の臓器や血管などを撮影できる医療機器の一つです。MRIの導入を検討する際、どのメーカーのどの機種を選べばいいか分からない方も多いでしょう。
今回の記事では、MRIメーカー主要5社・製品28選を徹底比較していますので、導入を検討する際の参考にしてください。
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目次
ここでは、主要MRIメーカー5選を紹介していきます。
富士フイルムヘルスケア株式会社は、3TMRIシステムと1.5TMRIシステムの他に、ローエンドモデルの永久磁石オープンMRIシステムや、術中MRIシステムを開発・提供しています。
ハイエンドモデルのTRILLIUM OVALは、横幅74cmの楕円ボアにより、体格の大きな方や狭い所が苦手な方でも開放感を感じることが可能です。術中MRIシステムのOPERADA Openは、漏洩磁場5ガウスラインをMRIの中心から前方および左右2.0m以下(上方および後方を除く)に抑えることにより、手術室内へのMRIの設置が容易になっています。
富士フイルムヘルスケア株式会社の比較ポイント
■取り扱い製品例
分類 | カテゴリー | 製品名 | 特徴 |
---|---|---|---|
ハイエンドモデル | 3TMRIシステム | TRILLIUM OVAL | ・OVAL(楕円)形状のガントリボアを採用 ・4ch-4port独立制御可能なRF照射コイルを採用し高画質を追求 など |
ミドルレンジモデル | 1.5TMRIシステム | ECHELON Smart Plus | ・アンダーサンプリングと繰り返し再構成を最適化し、画質を維持しながら撮像時間を短縮 ・複数のノイズ除去法により診やすさをプラス など |
ローエンドモデル | 永久磁石オープンMRIシステム | APERTO Lucent Plus AIRIS Vento Plus AIRIS Light |
・位置決め、画像処理、画像表示、画像保存、画像転送を1クリックで実施可能 ・シングルピラーを採用することで、よりワイドな撮像空間を実現 など |
その他 | 術中MRIシステム | OPERADA Open | ・オープンMRIを手術室での使用に最適化 ・経年変化に強く、磁場がほとんど変わらない など |
■企業情報
売上高 | 8,017億円(2022年3月期) |
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従業員数 | 1,521名 |
本社所在地 | 東京都港区赤坂9丁目7-3 |
資本金 | 5億円 |
その他の取り扱い医療機器 | 超音波診断装置/ X線診断システム/MRI/ヘルスケアIT |
キヤノンメディカルシステムズ株式会社は、ディープラーニングを用いて設計したSNR向上技術と、傾斜磁場性能が高い技術を搭載したMRIを提供・開発しています。これにより、高精細画像と短時間検査の標準化が可能です。
また、キヤノンのカメラを採用した「シーリングカメラ」は患者の検査部位を自動認識し、検査前セッティングをアシストしてくれます。ミドルレンジモデルの製品でも、大学病院からクリニックまで幅広いニーズに応えることが可能です。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社の比較ポイント
■取り扱い製品例
分類 | カテゴリー | 製品名 | 特徴 |
---|---|---|---|
ハイエンドモデル | 3TMRIシステム | Vantage Centurian Vantage Galan 3T / Focus Edition |
・ディープラーニングを用いて設計したSNR向上技術 「Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)」と傾斜磁場性能が高い「High Power Gradient」を搭載 ・高精細画像と短時間検査を標準化 |
ミドルレンジモデル | 1.5TMRIシステム | Vantage Orian Vantage Fortian Vantage Gracian Vantage Elan / Fast Edition |
・3テスラ装置で培ったハードウェアテクノロジーを搭載 ・キヤノンのカメラを採用した「シーリングカメラ」で患者の検査部位を自動認識 ・"40秒以下"の短時間で撮像可能 |
■企業情報
売上高 | 4,804億円(2021年12月期) ※キヤノングループのメディカル事業全体の売上高 |
---|---|
従業員数 | 11,052名(2021年12月時点/グループ連結) |
本社所在地 | 栃木県大田原市下石上1385番地 |
資本金 | 207億円 |
その他の取り扱い医療機器 | 心臓領域血管撮影装置 脳血管領域血管撮影装置 循環器・一般血管領域血管撮影装置 ハイブリッドアプローチ血管撮影装置 MRI/一般 X 線撮影システム など |
GEヘルスケア・ジャパン株式会社のハイエンドモデルであるSIGNA™ Architect - AIR™ IQ Editionは、99.99%の患者に合わせて適合性を調節可能です。また、テーブルはワンタッチでガントリーから完全着脱できるため、緊急時や車椅子・ストレッチャーの患者の移動も安全かつ迅速に対応できます。
また、70cmワイドボア装置によって、体格の大きな患者の検査を行えるだけでなく、四肢関節や股関節などのオフセンター領域で高いイメージクオリティを得るのにつなげることが可能です。
GEヘルスケア・ジャパン株式会社の比較ポイント
■取り扱い製品例
分類 | カテゴリー | 製品名 | 特徴 |
---|---|---|---|
ハイエンドモデル | 3TMRIシステム | SIGNA™ Architect - AIR™ IQ Edition SIGNA™ PET/MR with QuantWorks SIGNA™ Pioneer AIR™ IQ Edition |
・全身領域において高いクオリティの画像を効率的に取得し解析することが可能 ・コイルの取り扱いがしやすい ・画質の向上、効率の向上、ワークフローの合理化 |
ミドルレンジモデル | 1.5TMRIシステム | SIGNA™ Voyager – AIR™ IQ Edition SIGNA™ Explorer AIR™ IQ Edition SIGNA™ Artist – AIR™ IQ Edition SIGNA™ Creator AIR™ IQ Editio SIGNA™ Prime |
・新型着脱テーブルを搭載可能 ・頭部に対して1回のMRIスキャンを実施するだけで複数の画像コントラストを生成できる ・ワイドボア1.5T MRシステムとして最小クラスの設置面積と低消費電力 ・マグネット搬入から検査開始までのプロセスをシンプルかつシームレスな作業工程で可能 ・MR検査の経験値に関わらず、安定的に質の高い画像取得をサポート |
■企業情報
売上高 | 1,300億円(2021年12月期) |
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従業員数 | 約1,700名 |
本社所在地 | 東京都日野市旭が丘4-7-127 |
資本金 | 60億円 |
その他の取り扱い医療機器 | 画像診断装置/超音波画像診断装置/麻酔器 心電図関連製品/患者モニタリングシステム など |
シーメンスヘルスケア株式会社は、 3TMRIシステム・1.5TMRIシステムの他、3T MRI・PET完全統合システムの提供・開発も行なっています。 MAGNETOM Vidaは、これまで必要だった呼吸ベルトや呼吸センサーのセッティング、ナビゲーターエコーの設定などの作業は不要です。
また、検査部位の設定など、検査に必要な情報をテーブルサイドで簡単に選択できます。そのまま検査に移行できるため、臨床・研究利用のどちらにおいてもワークフローを高速化することが可能です。
シーメンスヘルスケア株式会社の比較ポイント
■取り扱い製品例
分類 | カテゴリー | 製品名 | 特徴 |
---|---|---|---|
ハイエンドモデル | 3TMRIシステム | MAGNETOM Vida with BioMatrix MAGNETOM Prisma |
・装置が自動的に呼吸情報を認識し、画像収集に反映 ・ワークフローの高速化 |
ミドルレンジモデル | 1.5TMRIシステム | MAGNETOM Sola | ・マルチステップ撮像時のステップ間の歪みを大幅に低減 ・画質の低下なく最大50%*の高速化が可能 |
その他モデル | 3T MRI・PET完全統合システム | Biograph mMR - MR・PETシステム | ・世界で初めて全身領域における形態・機能・代謝情報の同時撮影によるMR-PET画像の描出を実現 ・時間・空間的にズレのない高精度な画像 |
■企業情報
売上高 | 779億1300万円 |
---|---|
従業員数 | 非公開 |
本社所在地 | 東京都品川区大崎1丁目11番1号 ゲートシティ大崎ウエストタワー |
資本金 | 非公開 |
その他の取り扱い医療機器 | CT/X 線透視撮影装置・泌尿器専用透視装置 マンモグラフィー/超音波診断装置/血管撮影装置 など |
フィリップスヘルスケアのハイエンドモデル Ingenia Elition 3.0Tは、全身領域の検査の高速化が可能です。ガントリーの両側に設置されたMR検査室ドアの開閉に連動して、自動でスキャンが開始されるクイックスタート機能が備わっています。
また、AIによりさまざまな患者のスライス位置を学習し、自動的に設定する機能があり、MR検査のプロトコルを標準化可能です。その他、検査中は一切の操作を必要としないゼロクリックスキャン機能も搭載しているため、これまで以上のワークフロー改善が期待できるでしょう。
フィリップスヘルスケアの比較ポイント
■取り扱い製品例
分類 | カテゴリー | 製品名 | 特徴 |
---|---|---|---|
ハイエンドモデル | 3TMRIシステム | Philips Ingenia Elition 3.0T | ・最大50%の検査時間短縮1 ・1分未満の患者セッティング2 ・スキャンプランニングの自動化 など |
ミドルレンジモデル | 1.5TMRIシステム | Philips Ingenia Ambition 1.5T Philips MR 5300 Philips Ingenia Prodiva 1.5T |
・わずか7リットルの液体ヘリウムで運用可能 ・高クオリティなスキャンと一貫性の高い検査が可能 ・すべてのコアハードウェア間を超高速デジタル通信で接続する“dSync”プラットフォームを搭載 |
■企業情報
売上高 | 非公開 |
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従業員数 | 2,205名(2021年1月1日現在) |
本社所在地 | 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル |
資本金 | 30億円 |
その他の取り扱い医療機器 | CT/IGT/超音波診断装置/一般 X 線撮影装置 分子イメージング装置/生体情報モニター など |
ここでは、MRIの比較・選定ポイントを解説していきます。MRIの導入を検討する際は以下の5点に注意しましょう。
まずは、MRIの導入にどのくらいの予算を決めておくようにしましょう。MRIの価格は、T(テスラ)の数値によって変動します。基本的にはテスラの大きいMRIほど高額になります。また、テスラが多いほど高い診療報酬点数が取ることができます。検査件数や採算性を考慮して機器を選定するようにしましょう。
製品の性能は非常に重要なので、ニーズに適したものを選ぶようにしましょう。画像の解像度や撮影時間の長さ、検査時の音量は機種やメーカーごとに異なってきます。
テスラの大きいMRIほど解像度の高い画像の撮影することが出来ますが、撮影する部位によって3テスラよりも1.5テスラのMRIの方が適している場合もあります。患者さまの属性や検査内容にあった機器を選ぶようにしましょう。
MRIは非常に高機能なため、使いやすさも重視する必要があります。導入後はスムーズに検査を行えるように慣れる必要がありますが、操作・検査時間を短縮するためには操作性が非常に大切です。
また、MRIはCTよりも検査時間が長いため、スピーディーに検査できるものを選ぶ必要があります。
MRIを導入する際は、導入前後でメーカーがどのようなサポートをしてくれるか確認しておきましょう。操作方法の説明や設置サポート、その他、トラブル時にどのような対応をとってくれるかも確認しておくといいです。
PACS(医用画像管理システム)との連携有無も確認しておくようにしましょう。PACSと電子カルテを連携することで、MRIで撮影した画像データを保管・閲覧・管理が可能です。診察室などで患者と一緒に撮影した画像を見ながら検査結果を確認することもできます。
ここからは、各社が取り扱うMRIをそれぞれ紹介していきます。 (気になるメーカーのリンクをクリックすると、製品紹介までジャンプします)
ここでは、富士フィルムヘルスケアのMRI6選を紹介していきます。
TRILLIUM OVALのココに注目!
楕円ボアの採用で快適な検査空間に
横幅74cmの楕円ボアにより、体格が大きい方や狭い所が苦手な方でも、閉塞感を覚えない空間が確保されています。磁場中心での撮像が困難だった肩などの体軸から外れた部位でも、最も高画質が得られる磁場中心での撮像が可能です。
ワークフロー向上
寝台が着脱可能なので、患者の乗せ換えを検査室外で行うことで、車椅子やストレッチャーなどがガントリに吸着するリスクを軽減可能です。また、寝台はガントリから外した状態でも寝台の高さを電動で調節することができるため、操作者の負担を軽減できます。
寝台据え置きコイルによる高感度受信
頭部用と脊椎用の下部受信コイルは、寝台に常時設置しておくことが可能です。また、各撮像部位はアタッチメントの交換のみで撮像できます。検査の際は撮像部位に応じた上部受信コイルを載せるだけで撮像可能なので、受信コイルを交換する時間を短縮可能です。
TRILLIUM OVALの特徴
ECHELON Smart Plusのココに注目!
検査時間の短縮
SynergyDriveにより、患者の入室から退出、後処理までの時間を短縮可能です。また、検査室への入出から退出するまでの一連の操作手順が簡略化されるため、検査時間を短縮できます。
限られたスペースに配置できる
超電導MRI装置の設置で問題となるのが機械室のスペース確保ですが、ECHELON Smartは、MRI本体と機械室設置の電源ユニットのケーブルの長さを延長しています。そのため、レイアウトフリーな設計が可能で、MRI導入のハードルを下げることが可能です。
効果的に消費電力を削減
超電導MRI装置は、ランニングコストが大きな負担となります。主な原因は、超電導磁石を維持するための大きな冷凍機消費電力です。ECHELON Smartには、冷凍機を一定時間停止する省エネ機能が搭載されています。
ECHELON Smart Plusの特徴
APERTO Lucent Plusのココに注目!
高速化ソリューション
オプション機能のIP-RAPIDは、アンダーサンプリングと繰り返し再構成により、画質を維持しながら撮像時間を短縮する高速化技術です。頭部から体幹部・整形など全身の検査に幅広く対応しています。
検査自動化ソリューション
位置決め・画像処理・画像表示・画像保存・画像転送を1クリックで実施できます。また、任意で撮像を停止・修正・再開を行うセミオートモードも可能です。
閉塞感が少ない設計
シングルピラーを採用し、ワイドな撮像空間を実現しています。また、フローティングテーブルはラテラルスライド機能によりガントリー内で左右にも移動可能です。最低490mmまで下げられるため、子どもや高齢の方でも簡単に乗り降りできます。テーブルトップは幅700mmと広く、患者に配慮したワイドタイプの寝台です。
APERTO Lucent Plusの特徴
AIRIS Vento Plusのココに注目!
テーブルの横移動
ガントリー内でテーブルの横移動が左右に±100mmでき、肩・膝など正中から外れた部位でも磁場中心にセッティングすることが可能です。
MRI装置に必要な工事費を低減
永久磁石方式のMRI装置のため、特別な場合を除いて磁気シールドの必要がありません。そのため、工事費を低く抑えることができます。また、超電導装置特有の工事(配管工事・チラー設置工事等)も不要なので、工事の工程が減り工期も短縮可能です。
コンパクト設計で設置スペースを低減できる
ECHELONシリーズなどの超電導MRI装置に比べてユニット数が少なく、「ガントリー・コンソール・電源システム」の主に3ユニットで構成されています。また、 AIRIS Vento Plusは漏洩磁場範囲が狭いため、撮像室をコンパクトにすることが可能です。機械室も不要なので、施設内の狭いスペースにも設置できます。
AIRIS Vento Plusの特徴
AIRIS Lightのココに注目!
横配置テーブル
Laterally aligned Tableを採用しており、MRI装置のコンパクト性と使いやすさの両立を実現したMRIです。体の中心から外れた肩や膝などの撮像でも、高画質を得られる磁場中心に簡単に移動できます。
ラウンドフォルムデザイン
患者に対する印象に考慮したデザインとなっており、コミュニケーションを取りながら撮像することが可能です。特に、小さな子どもを撮像する場合は、母親に付き添ってもらいながらの撮像も行えます。
設置性が高い
AIRIS Lightは漏洩磁場範囲が狭いため、撮像室をコンパクトにできます。また、機械室も不要なので、施設内の狭いスペースに設置可能です。超電導MRI装置に必要な水冷(チラー)設備なども必要ありません。
AIRIS Lightの特徴
OPERADA Openのココに注目!
ワンルーム・ソリューション
手術とMR撮像がワンルーム内で行えるため、初期設備費を抑えた省スペース化が可能です。また、永久磁石型オープンMRIは、冷却用液体ヘリウムや冷凍機が不要なため、維持管理費を抑えられます。
広い間口で患者を見守れる
オープンMRIは開口部が広いため、撮影中でも患者の様子を見守ることができ、容体の変化に迅速に対応可能です。また、垂直磁場型のため漏洩磁場が狭く、5ガウスラインも明示することで周辺手術機器の吸引リスクを低減できます。
高感度MR画像と術野確保を両立できる
脳神経外科手術の際、手術台に備え付けた頭部固定具にソレノイド型の頭部用分割コイルのフレームを装着して併用できます。そのため、術野の確保と高感度な術中MR画像を両立可能です。
OPERADA Openの特徴
ここからは、キヤノンメディカルシステムズのMRI6選を紹介していきます。
Vantage Centurianのココに注目!
High Power Gradient × AI
ディープラーニングを用いて設計したSNR向上技術(AiCE)と、傾斜磁場性能が高い High Power Gradient を搭載しており、高精細と高速検査を高次元で両立可能です。また、高分解能撮像時の撮像パラメータ設定の自由度が向上し、より高品質な画像を撮像できます。
傾斜磁場が実現する高精細画像
高い傾斜磁場強度(Gmax)によって、脳神経領域で多用される拡散強調画像の大幅なTE短縮を実現でき、高b値の撮像も可能です。
高精細画像を実現
2台のアンプによる独立RF送信と、送信RFコイルへの給電を4ポイントで行い、RF強度分布を均一化します。これにより、ムラのない高精細画像を実現可能です。
Vantage Centurianの特徴
Vantage Galan 3T / Focus Editionのココに注目!
独自技術を搭載
ディープラーニング技術を設計段階で用いたSNR向上技術『Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)』や、独自のアーチファクト低減技術などを搭載しています。この技術によって、高精細画像の標準化が可能です。
検査のトータル時間を短縮
Fast 3DモードやCSなどの高速撮像アプリケーションとAiCEを併用し、画質劣化を抑えた時間短縮を実現しています。撮像時間だけでなく、ワークフローの改善によって検査のトータル時間を短縮し、短時間検査を標準化可能です。
新しいMRI検査適応を可能に
MRIが苦手な患者でも安心して検査を受けられる検査空間の提供や、息止めや動きを止めることが難しい患者に対応した様々なアプリケーションを搭載しています。また、キヤノン独自の非造影MRA検査による検査の拡大などによって、新しいMRI検査適応が可能です。
Vantage Galan 3T / Focus Editionの特徴
Vantage Orianのココに注目!
装置発生ノイズを低減
RF送信効率向上技術「PURERF Tx」は、独自のシールドによって送信効率が26%向上し、さらに渦電流を抑制できます。また、受信デノイズ技術「PURERF Rx」は、装置発生ノイズを17%低減します。
画像の歪みを低減
フェーズエンコードの極性による歪み方向の違いを利用し、画像の歪みを低減させることが可能なRDC DWIという技術を駆使しています。撮像時間の延長なく、空気と組織との境界領域などで起こる歪を低減可能です。
高精度な脂肪定量評価
Fast Fraction Quantificationは、キヤノン独自の6 point DIXON法です。1回の呼吸停止で全肝の撮像が可能であるだけでなく、R2*mapの生成やPDFF定量値画像を得ることができます。そのため、安定した脂肪含有量の定量を実現可能です。
Vantage Orianの特徴
Vantage Fortianのココに注目!
アシスト技術による新しいワークフロー
キヤノンのカメラを採用した「シーリングカメラ」は患者の検査部位を自動認識し、検査前のセッティングをアシストしてくれます。そのため投光器を使用することなく、効率的なセッティングが実現可能です。位置決めのプランアシスト機能は、全身6部位を的確にサポートするので、慣れない操作者でも安心して検査を進めることができます。
画質を維持した高速ルーチン
高速化技術の駆使によって、画質に妥協することのない高速撮像が可能です。撮像時間の短縮することで、検査ワークフローの改善、患者や操作者の負担軽減に貢献します。
安定した画質
MRI検査を行う上で、画像上に様々な原因で生じるアーチファクトは、MR検査のクオリティを下げる大きな要因となります。Vantage Fortianは、アーチファクトを低減する多彩な技術を駆使しており、MRI画像の品質を安定させることが可能です。
Vantage Fortianの特徴
Vantage Gracianのココに注目!
短時間での撮像が可能
圧縮センシング技術をはじめとする従来の高速撮像技術に『AiCE』を併用することで、40秒以下という短時間での撮像が可能です。これにより、検査効率・収益の向上や残業時間の短縮が期待できます。
導入のしやすさを追求した新たなソリューション
組織構造を認識し、撮像断面の位置決めをアシストしてくれます。設定が煩雑な心臓検査では、検査に占める操作時間を43%から9%と大幅に減少し、操作者の負担を軽減可能です。また、すべての検査で画質を劣化させることなく静音化を実現し、検査時の騒音を最大99%低減します。
3つのバリュー
臨床的価値・効率的価値・経済的価値の3つの価値を提供します。検査時間が短縮されることで急な検査にも柔軟に対応可能です。また、 静音・非造影の患者にやさしい検査で負担を軽減できます。 さらに、検査時間を短縮することによって、一日の検査枠を拡大し、収益増加につなげることが可能です。
Vantage Gracianの特徴
Vantage Elan / Fast Editionのココに注目!
圧縮センシング技術
使用頻度の高い2D撮像では圧縮センシング技術「Compressed SPEEDER」が使用でき、撮像時間の長い3D撮像はキヤノン独自の高速化技術「Fast 3D mode」を使用可能です。最先端の高速化技術によって、画質を損なわずに検査の質を保ちつつ撮像時間を大幅に短縮します。
2つ以上のコントラストを同時に収集
通常の検査では、脂肪抑制ありとなしの画像を取得する場合、2回別々の撮像が必要です。しかし「WFS」では、1回の撮像で2つ以上のコントラストを同時に収集し、検査の負担を軽減できます。また、安定した脂肪抑制により検査の確実性も向上させることが可能です。
※WFS:Water Fat Separation
ForeSee View
位置決め操作時に、リアルタイムに撮像断面を表示してくれる撮像断面アシスト技術「ForeSee View」は、位置決めミスによる再撮像のリスクを大幅に低減することが可能です。
Vantage Elan / Fast Editionの特徴
ここからは、GEヘルスケアのMRI8選を紹介していきます。
SIGNA™ Architect - AIR™ IQ Editionのココに注目!
Total Digital Imaging(TDI)搭載
SIGNA™ Architectでは、TDIテクノロジーにより最大59%SNRが向上し、今までにない高画質な撮像を実現可能です。
48チャンネルヘッドコイル
オプションの48チャネルヘッドコイルは、99.99%の患者に合わせて適合性を調節できる設計になっています。また、eXpress Dockable Tableは、ワンタッチでガントリーから完全着脱できるため、緊急時や車椅子・ストレッチャーの患者の移動も安全かつ迅速に対応可能です。
全身領域においてよりクリアで最適な信号を得られる
2チャンネル x 4ポイントのマルチドライブRF送信を最適化しており、新たな信号補正アルゴリズムを搭載しています。これにより、患者の体位や体格・組成に依存せず、全身領域においてクリアで最適な信号を得ることが可能です。
SIGNA™ Architect - AIR™ IQ Editionの特徴
SIGNA™ PET/MR with QuantWorksのココに注目!
画質と精度を向上
搭載されているZTE(Zero TE) MRは、従来のX線を用いた減弱補正を、放射線被ばくの無いMRを用いた減弱補正に置き換えることが可能です。また、高性能ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって、ZTE MRではUltra Short TE(UTE)よりも高速なゼロTEを実現できます。
体動補正ソリューション
PETおよびMRにおける様々な体動補正アプリケーションにより、不随意運動や生理的動きを低減可能です。呼吸同期を用いた減弱補正法の他にも様々なアプリケーションを搭載しています。
幅広い研究ツールの活用
疾患固有のトレーサーの発見や、新しいプロトコルの開発に必要なツールが備わっています。また、PET ToolBoxおよびOrchestraソフトウェア開発キットを使用することで、PET/MRの画像再構成環境にオフラインでアクセス可能です。そのため、独自の再構成案を基にした作業を迅速かつ簡単に行うことができます。
SIGNA™ PET/MR with QuantWorksの特徴
SIGNA™ Pioneer AIR™ IQ Editionのココに注目!
業界初の技術
頭部に対して1回のMRIスキャンを実施するだけで、複数の画像コントラストを生成できる業界初の技術が備わっています。1回のスキャンで複数の作業が完了するため、シーケンスを個別に撮像した場合と比較して、約半分の時間で画像を取得可能です。また、撮像から複数コントラストの画像再構成までをシームレスなワークフローに完全に統合できるため、大幅に効率化できます。
検査後の画像コントラスト変更が可能
画像のコントラストはスキャンが完了後、患者がMR室から退出した後でも、TR・TE・TIを設定しなおして自由に変更できます。通常の画像コントラストだけではなく、T1マップ・T2マップ・PDマップを作成する事も可能です。
両サイドにテーブル昇降用のフットペダルを装備
オペレータは両手が自由な状態で患者やコイルのセッティングが行えるため、安全で効率の良い運用ができます。また、インテリタッチ機能では寝台の側面に内蔵されたセンサーをタッチするだけでランドマークが完了し、ランドマークのためにテーブル移動を止める手間を削減可能です。
SIGNA™ Pioneer AIR™ IQ Editionの特徴
SIGNA™ Voyager – AIR™ IQ Editionのココに注目!
最新MRI導入による投資対効果
SIGNA™ Voyagerは、投資対効果を大幅に増大させるように設計されているMRIです。ワイドボア1.5T MRシステムとして、最小クラスの設置面積と低消費電力によって、運用コストを低く抑えつつ最新の検査を行うことができます。
ノイズを大幅に軽減
GE独自のSilent Scan技術によって、スキャン時の騒音ノイズを大幅に低減可能です。従来はバイクの騒音に相当する91dBもの不快なノイズが発生していましたが、これが最大スキャン室の環境音プラス3dB以下にまで小さくすることに成功しています。
ゆったりとくつろげる空間
SIGNATM Voyagerは、患者が不安を感じないスキャンを実現できます。幅広く高さの低いComfort Plusテーブルと、70 cm径の開口部の設計によって、ゆったりとくつろげるだけでなく、優れたアクセス性も確保されているため快適なスキャンが可能です。
SIGNA™ Voyager – AIR™ IQ Editionの特徴
SIGNA™ Explorer AIR™ IQ Editionのココに注目!
次世代のスタンダードMRI
SIGNA™ Explorer AIR™ IQ Editionには、圧縮センシング技術HyperSenseや、静音撮像技術SILENT SCANに代表されるGE MRの革新的機能が搭載されています。また、コイルで収集したアナログ信号を、ガントリ内ですぐにデジタル信号へ変換でき、ノイズによる信号劣化を解消するため、従来のMRと比べSNRを大幅に改善可能です。
高性能マグネット
自社開発した高い磁場均一性を誇るマグネットと、最新の画像再構成技術の組み合わせによって、均一で高いクオリティの画像を撮像可能です。最新の画像再構成処理により、高速撮像技術の搭載を可能にし、インラインポストプロセッシングにより、高度な画像処理を自動化できます。
経済性という価値
幅広い臨床検査能力・質の高い画質・ワークフローの最適化は、収益性の維持向上に貢献します。 また、優れた機能性だけではなく、エコマジネーション認定の技術により、従来のMRIに比べて消費電力を34%削減可能です。
SIGNA™ Explorer AIR™ IQ Editionの特徴
SIGNA™ Artist – AIR™ IQ Editionのココに注目!
eXpressドッキングテーブル
SIGNA™ ArtistのeXpress Dockable Tableは、ワンタッチでガントリーから完全着脱できるため、緊急時や車椅子・ストレッチャーの患者の移動を安全かつ迅速に行うことが可能です。また、IntelliTouch機能によって、テーブル横に埋め込まれたセンサーにタッチするだけで、患者の位置設定が完了できます。
広いFOV
70cmワイドボア装置で55 x 55 x 50cmの広いFOVが得られるため、体格の大きな患者の検査を行えるだけでなく、四肢関節や股関節などのオフセンター領域で、高いイメージクオリティを得られることにつながります。
イメージフィルター技術
deFINEはGEの新しいイメージフィルター技術で、施設毎の用途に合わせた高いクオリティの画像を撮像可能です。シーケンス毎、検査毎に事前に設定しておくだけで、多彩なフィルターがインラインで自動処理されるようになっています。
SIGNA™ Artist – AIR™ IQ Editionの特徴
SIGNA™ Creator AIR™ IQ Editioのココに注目!
確かな技術を用いている
均質性の高いGEのゼロボイルオフ技術を備えた1.5Tマグネットになっており、光デジタル伝送技術OpTix RFによりSNRが向上しています。
ワークフローの改善
コイルを検査ごとに取り扱う手間が低減されるコイル設計になっています。また、49 cmまで降下できる低いテーブル設計のため、乗り降りがスムーズです。その他、コンソール上にワークステーション機能を搭載しています。
運用効率向上
これまでの世代のMRと比較して、エネルギー消費量を34%低減しているため、ランニングコストを大幅に抑えることができます。また、設置面積が小さいのでスペースの確保が容易です。
SIGNA™ Creator AIR™ IQ Editioの特徴
SIGNA™ Primeのココに注目!
直感的な操作性とGE独自のディープラーニング
決められた検査手順をSIGNA Primeに登録しておけば、施設それぞれの検査を簡単なプロトコル選択だけで実施可能です。また、日々の検査の中で、操作者が迅速かつ簡単に自信を持って検査を実行できる様々な設計工夫が施されています。
多くの導入実績を誇るリモートサポート
施設にあるコンソール画面をGEテクニカルセンターと共有し、遠隔でのマウスポインタ―操作など、各種アプリケーションの操作トレーニングに対応可能です。
SIGNA™ Works搭載
SIGNA™ Worksは、画質・検査スピード・ワークフローなど、最適なMR検査を実現する GE MR共通のプラットフォームです。全身領域で高いクオリティの画像を効率的に取得し、解析することができ、もっとも困難な臨床例でも、イメージングの精度と一貫性を強化する 一連のアプリケーションを搭載しています。
SIGNA™ Primeの特徴
ここからは、シーメンスヘルスケアのMRI4選を紹介していきます。
MAGNETOM Vida with BioMatrixのココに注目!
ハイクオリティな画像を安定的に撮像
BioMatrix TechnologyはMAGNETOM Vidaで初めて搭載された全く新しい技術コンセプトです。年齢・体型・症状など患者の特性に関係なく再現性の高いハイクオリティな画像を安定的に撮像できます。
バイオマトリックス センサー搭載
これまで必要だった呼吸ベルトや呼吸センサーのセッティング・ナビゲーターエコーの設定などの作業は必要ありません。被検者は寝台に寝るだけで装置が必要な呼吸情報を瞬時に認識し、ガントリ付属のタッチパネルに表示することが可能です。
タッチパネルで検査に必要な情報を簡単に確認・選択
MRI装置のガントリに搭載されているタッチパネルでは、検査に必要な情報を簡単に確認・選択することが可能です。これにより、従来よりも被検者のそばで行う操作が増え、安心感のある検査につなげることができます。また、そのまま検査に移行できるので、臨床および研究利用のいずれにおいてもワークフローのさらなる高速化が期待できるでしょう。
MAGNETOM Vida with BioMatrixの特徴
MAGNETOM Prismaのココに注目!
従来のハイエンド3T MRIシステムを上回る最大傾斜磁場強度
従来のハイエンド3T MRIシステムの最大傾斜磁場強度は45mT/mですが、MAGNETOM Prismaではそれを大幅に上回る80mT/mを実現しています。これにより、超高速イメージング技術のEPI(Echo Planar Imaging)と、拡散強調画像DWI(Diffusion Weighted Imaging)、DTI(Diffusion Tensor Imaging)の画質と性能を向上させることが可能です。
高い空間分解能・速い撮像を実現
MAGNETOM Prismaでは、64チャンネルの高密度Head/Neckコイル(頭頚部用コイル)によって、従来のハイエンド3T MRIよりも短時間で高分解能の画像を得ることが可能です。
高分解能の撮像を行える技術
MRIにおいて実現困難といわれていた局所励起ができます。MAGNETOM Prismaでは、syngo ZOOMitを標準搭載しており、撮像領域(FOV :Field Of View)の外側からのアーチファクトの影響を受けることなく、FOVを絞って高分解能の撮像を行える技術です。
MAGNETOM Prismaの特徴
MAGNETOM Solaのココに注目!
BioMatrix "CoilShim内蔵
BioMatrix Head/Neck 20コイルに内蔵されたハードウェアユニットによって、複雑な形状のために安定した脂肪抑制が難しい頭頸部検査で、より良い脂肪抑制効果を実現可能です。
BioMatrix "SliceAdjust"内蔵
2D撮像においてスライスごとにシミングをおこなう機構で、撮像領域全体を一律にシミングする従来法に比べ、マルチステップ撮像時のステップ間の歪みを大幅に低減できます。
Turbo Suite
様々な検査部位や臨床ニーズに適した高速撮像方法へ、統合的に組み合わせて使用できるように設計された撮像パッケージが搭載されています。そのため、画質を低下させることなく、最大50% の高速化が実現可能です。
MAGNETOM Solaの特徴
Biograph mMR - MR・PETシステムのココに注目!
治療方針の決定や病変の検出をフルサポート
MRIとPETの一度の同時撮影によって得られる包括的な診断画像は、時間・空間的にズレのない高精度な画像になります。さらに、MRIの体動補正技術を組み合わせることにより、PETの画像情報の精度を大幅に向上させることが可能です。
空間的なレジストレーション
ワークステーション上で、MRIとPET画像のレジストレーションを行う必要はないです。MRIとPETの同時撮影は全く同じ時間で実施されるので、正確に一致した位置情報を得られます。
体動の影響の最小化
独自の体動補正技術により、モーションによるPET画像の画質低下を防ぐことが可能です。MRIの体動補正技術と連動することで、同時撮影されているPET画像が体動補正されます。特に、肝臓や他の動きのある臓器のイメージングにおいて、モーションから受ける影響を大幅に軽減することによって、画像の品質を向上させることが可能です。
Biograph mMR - MR・PETシステムの特徴
ここからは、フィリップスヘルスケアのMRI4選を紹介していきます。
Philips Ingenia Elition 3.0Tのココに注目!
次世代高速撮像技術
次世代高速撮像技術のCompressed SENSEは診断能を損なわずに、2D・3Dスキャンを含めた全身領域の検査時間を最大50%短縮可能です。また、検査時間が短縮されることで、スタッフは患者のケアに多くの時間を割くことができます。
正確な呼吸信号を検出
操作者は検査内容をスムーズに把握でき、患者セッティングの効率を向上させることが可能です。また、ガントリー後部に搭載された赤外線システムを用いて、微細な呼吸の動きを検知できます。呼吸が不規則な患者でも正確な呼吸信号を検出し、咳などの突発的な信号を排除して同期を行うことが可能です。
高い冷却効率を実現したダイレクトクーリングシステムを搭載
高速SE法では、エコースペース短縮など効率的なデータ収集を行えるため、最大60%の空間分解能向上を実現可能です。また、高速撮像技術 Compressed SENSEを用いることで、従来と同等の撮像時間で高空間分解能化が可能で、より詳しい情報から精度の高い診断ができます。
Philips Ingenia Elition 3.0Tの特徴
Philips Ingenia Ambition 1.5Tのココに注目!
BlueSealマグネット
従来のマグネットでは約1,500リットルの液体ヘリウムが必要ですが、BlueSealで採用している新しいMicro-coolingテクノロジーの場合、冷却に必要な液体ヘリウムはわずか7リットルです。また、耐用寿命が来るまで再充填の問題は発生しないため、ランニングコストを抑えられます。
自由度の高い設置
従来のマグネットの場合、長いヘリウム排気管(クエンチパイプ)を設置する必要がありましたが、BlueSeal はヘリウムがマグネット外に漏れないため、クエンチパイプが不要で新規導入時の施工コストを大幅に削減可能です。また、従来のマグネットと比較して約900 kg軽量化されているので、設置の自由度が高く、床の耐荷重補強を行う施工コストを削減できます。
スムーズなMR運用
BlueSealマグネットは、AIを搭載した初のマグネットです。EasySwitchソリューションという独自のサービス機能が備わっており、ボア内で何か物が引っかかった場合は、BlueSealマグネットの磁場を一時的に落とせます。
Philips Ingenia Ambition 1.5Tの特徴
Philips MR 5300のココに注目!
フィリップスのサービス機能を搭載
asySwich Solutionというフィリップスのサービス機能が搭載されており、MR運⽤上の問題によって⽣じる費⽤やダウンタイムを最⼩限に抑えることが可能です。自然災害や万が一吸着事故が発⽣した場合は、施設スタッフがBlueSealマグネットの磁場を落として安全を確認後に⾃動励磁を開始し、磁場を元の状態に戻すことができます。
患者に集中できる
SmartWorkflow Solutionによって、患者のセットアップからMR検査の完了までに必要な手順を大幅に削減可能です。タッチレス呼吸センサVitalEyeを搭載しており、VitalScreenによるガイド付き患者セットアップは1分以内で完了させられます。
セットアップ時間を最大30%短縮
Breeze coilsは、従来機種と比較して最大75%軽量化されており、汎用性が高いです。SmartWorkflow solutionと組み合わせれば、Breeze coilsをすばやく患者にセットし、撮像の準備を整えられます。 これにより、ルーチン検査にかかる患者のセットアップ時間を最大30%短縮可能です。
Philips MR 5300の特徴
Philips Ingenia Prodiva 1.5Tのココに注目!
dSync”プラットフォームを搭載
Ingenia Prodiva 1.5Tには、すべてのコアハードウェア間を超高速デジタル通信で接続する“dSync”プラットフォームが搭載されています。受信した信号をコイルシステム内でデジタル変換する dStreamアーキテクチャや、ナノミリセコンドレベルによる傾斜磁場・送信RFの制御によって、理想的なパフォーマンスを引き出すことが可能です。
ComforToneという技術を駆使
画質に影響することなく検査音を低減させる静音化技術が使用されています。撮像用シーケンスの静音化の他、位置決め撮像やプリスキャン・リファレンススキャンなどのルーチン検査に含まれる撮像時の検査音を低下させ、より快適な検査を実現可能です。
Breeze Workflow
Breeze Workflowは、Ingenia Prodiva 1.5Tにおいて非常に重要なアシスト機能です。選択した領域で高いSNRを得るために、適切なコイル素子を自動判別する SmartSelect機能や、ワンクリックで撮像対象の検査領域にスライスを配置する SmartExam機能が備わっています。その他、マルチシーケンス・マルチステーション検査のプランニング・ビューイング・処理をスムーズに行えるSmartLink機能など、さまざまなアシスト機能を使用可能です。
Philips Ingenia Prodiva 1.5Tの特徴
ここでは、MRI導入に関するよくある質問にそれぞれ回答していきます。
MRIは8000万円程度から導入できますが、機種によっては数億から数十億するものもあり、非常に高額です。
中古の医療機器は、発売から5年のもので新品の半値が相場です。MRIの場合、中古でも数千万円は必要になってきます。機種によっては1億円以上はかかる可能性もあります。
MRIの法定耐用年数は6年です。1億5,000万円のMRIを導入した場合は、6年かけて毎年2500万円を経費に計上します。
MRIは各メーカーから様々な機種が開発・提供されています。各メーカーは独自技術を駆使して、近年ではAI技術も搭載しており非常に高機能です。今回の記事の内容を参考に、ニーズに適したMRIの導入を検討してみてください。
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