患者さん目線で患者さんの利便性を考えた細かい情報がすぐわかるのが一番ありがたい

医療法人社団宙麦会 ひだクリニック|肥田 裕久 院長

▶ Warokuクリニックカルテの使用感、一般の電子カルテとの違いは?

今まで、他社の電子カルテを15年間ぐらい使用しており手慣れていると言ったらおかしいのですが、電子カルテの操作には慣れていました。Warokuクリニックカルテへ移行して約半年程になりますが、そんなに不自由なく移行出来ました。


なぜかというと、Warokuクリニックカルテ自体の操作が簡単なんです。基本的にはクリック操作で動きますし、(患者さんの)過去の記録の閲覧がしやすいです。それからとても大事なことは、精神科のクリニックなので、患者さんが(移動手段として)何を使って病院に来院するかってとても大事で、それが基本情報から閲覧していくと、患者さんの住居などの情報が一目でわかるので、患者さんが、どういうふうに医療機関にアクセスできるかという、今までの電子カルテとは違い、患者さん目線で患者さんの利便性を考えた細かい情報がすぐわかるのが一番ありがたいと思っています。


特に、生活保護を受けている人など(移動費だけでも生活の負担になりかねない状況の方たちは)来院時の乗り換え回数などが、今まであまり把握・配慮しきれなかったのですが、Warokuクリニックカルテの機能を使うと、そういった患者に対しての情報が把握しやすくなりました。今までのカルテには載らないような情報がきちんと整備されているので助かっています。


それから、病歴の話としては患者の病歴が常に追加・更新されていくが、その項目一つ一つを1クリックで参照できることもありがたいです。さらにスタッフ全員が言っていることのひとつなのですが、患者に対して採血や心電図だったりと色々な検査を実施し検査結果をデータ入力するのですが、その検査結果を患者さんに対して説明したかどうかという確認用のチェックッボックスがWarokuクリニックカルテには設置されています。


これはとても大事で、検査後の伝達漏れを防ぐことができます。当院でも見ているかぎり伝達漏れがないです。また、そのようなチェック履歴も消えることはないので対応する側としてのリマインダー効果もあり、スタッフ一同、特に臨床検査技師などは良い機能だと言っています。この患者さんへのチェックがすごく大事で、今までだとデータを渡したかどうかわからなくなることがありますが、このチェック自体は担当医でないとチェックすることができないので、とてもありがたい機能だと思います。
 

▶ システムを入れ替えるにあたり、大変だったこと、意外に大変ではなかったことは?

正直な話をしますと、電子カルテの変更に一番というかかなり反対したのは実はわたし自身なんです。


手慣れている従来ものからの移行ということもあり抵抗していたんですが、Warokuクリニックカルテには外来だけではなくてデイケアの機能もありましたで、外来の機能とデイケアの機能の配分を考えて、記録性の重視ということでWarokuクリニックカルテに移行することを決めました。


Warokuクリニックカルテに移行して大変だったことは、キー操作に慣れる最初の1週間から10日くらいでしたね、それ以降はそんなに大きな支障を感じていることはないです。たいへん使いやすいです。

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