今回は、ZESTをご利用くださっているケアプロ訪問看護ステーション東京 足立ステーションさんにうかがってきました。
お話を聞かせてくださったのは、ケアプロ訪問看護ステーション東京 足立ステーション副所長の髙橋啓太さんです。
―ZESTの導入を決めた理由はなんですか?
もともと僕ら管理者が訪問スケジュールを組むのに仕事が終わってからだいたい3~4時間ぐらいですね。日中はなかなか現場のことが多いのでできないので、ほぼ毎日残業になって組んでいました。さらに管理者がうちは3人、所長と僕(副所長)ともうひとり副所長がいるんですけど、3人でその仕事をなかなか分担しにくくて、患者さんのことを一番わかっている人がスケジュールを動かしやすかったりするので、調整にすごい時間がかかっていました。その会議をするのにも何時間もかかって。なので、なんとかこれをどうにかしたいというのがあったので、導入しようと決めました。
―ZESTを導入する際の懸念点はありましたか?
最初にすごい大変な思いをするだろうなと思っていました。新しいシステムを導入するのは大変なことで、今回それを僕が担うことになり、最初は「大丈夫かな」とそこが一番不安でした。ただ、今はやっぱりズームとか遠隔で会議も開けるので、かなり毎週のようにZESTの皆さんと会議を開かせてもらって、そのおかげで導入できたかなと思っています。
―実際にZESTを使用してみた上でどう思われましたか?
お休みが急に入ったりとか、急に点滴の指示が入ったり、がんの末期の方で状態が崩れて連日になったりとかいう時、すぐにその場で編集できてしまう。さらにパソコンじゃなくて携帯でできちゃうので、訪問先に僕が行っている途中でもすぐに組みなおせるといった点が非常にありがたいなと思っています。
―ZESTを導入してみてよかったことはなんですか?
残業時間がほぼ0です。これはホント嘘じゃなくて。嘘みたいに聞こえるんですけど、僕本当に定時の6時で帰っているんですけど、いつもはそこからカレンダーをやらなきゃいけなかったのが、今は翌月のことを最初にしっかり編集することで基本的には組みあがっているので、日中イレギュラーなことが発生したら日中のうちに動かしちゃえば、最後お互いにチェックするくらいで終わりになっています。なので非常に助かっていて、(自分の)子供もよろこんでいます(笑)
―ZEST導入後にステーション内で何か変化はありましたか?
作業時間が短くなったので、コミュニケーションの量が格段に上がっています。僕たち管理者もスケジュールのことばっかりに頭を使っていたんですけど、例えばステーション自体の環境とか、みんなが疲れていないかとか、困っていることがないかとか、患者さんにどういうお困りごとがあるかとか、そういったことを結構日中話せる時間ができたので、これまでと全然違います。
―ありがとうございました!
今回お話を聞かせてくださったケアプロさん。利用者さんのことをチーム全員で真剣に話し合う姿を見て、本当に素敵な事業所だと感じました。そんな素敵なケアプロさんと一緒に、在宅医療の質向上にもっと貢献できたらうれしいです。