2014年11月に施行された再生医療等安全性確保法を受けて、近年、再生医療を自由診療で提供する病院・クリニックが増えています。これらの医療施設で行われる再生医療のうち、ほとんどが幹細胞治療または自己多血小板血漿(PRP)治療です。
PRP治療や幹細胞治療などの再生医療を開始するためには、厚生労働大臣に認可された再生医療等委員会(特定認定再生医療等委員会または認定再生医療等委員会)の審査を受ける必要があります。 また、PRPや幹細胞を院内で加工する場合は、厚生労働大臣から許可を受けた細胞培養加工施設(CPC)を用意し、厚生局に届け出る必要があります。 弊社は、これから再生医療に着手されようとする医療施設を支援(サポート)するサービスをご提案します。
弊社は、これから再生医療(幹細胞治療、PRP治療)を提供したいとお考えの医療施設(病院・クリニック)向けに、再生医療導入支援(サポート)サービスを行っております。
対応可能な再生医療(PRP治療・幹細胞治療)の導入支援(サポート)
・整形外科領域(膝、肩、腰、腱板靭帯など)の再生医療(PRP治療、幹細胞治療)
・美容・エイジングケア(皮膚)の再生医療(PRP治療・幹細胞治療)
・他の臓器(脳梗塞後遺症、肝硬変、腎疾患、心疾患など)の再生医療(幹細胞治療)
・幹細胞治療よりも再生促進効果が見込まれる幹細胞塊治療の臨床研究
※これ以外の治療についてもご相談を承ります
※細胞等加工施設を設置できない場合は、再生医療に用いるPRP融解液、幹細胞、幹細胞塊の外部施設への加工委託コーディネートも承ります
脂肪由来幹細胞治療・幹細胞塊治療
■治療対象
変形性膝関節症、皮膚のしわ・たるみ、アトピー性皮膚炎、肝臓病、脳梗塞後後遺症、潰瘍性大腸炎など
■幹細胞の採取に脂肪を用いるメリット
自分自身の志望から採取した脂肪幹細胞は、発番性リスクや副作用の心配を回避できるメリットがあります。弊社提携のクリニックが採用している手法は、ごく少量の脂肪(ex.0.02g)から短時間で大量に幹細胞を増やすことが可能であり、脂肪採取時の傷が残らないなど、お客様の体への負担も少なくて済むことが特徴です。
■幹細胞の保存
① 脂肪の採取(貴クリニックにて)
② 培養
③ 凍結保存
④ 1回分の細胞の解凍
⑤ 細胞の調整
⑥ 患者様へ細胞の投与(貴クリニック)
多血小板血漿(PRP)治療
■治療対象
① 変形性関節症、その他関節疾患
② 関節周囲疾患・・靭帯損傷などのスポーツ外傷、靭帯周囲炎などの靭帯周囲疾患
③ アンチエイジング・・美容
■PRP治療のメリット
多血小板血漿(PRP;Platelet Rich Plasma)治療とは、関節軟骨半月板軟骨の再生促進、関節の抗炎症作用、靭帯などの関節周囲組織の治癒促進、創傷治癒促進、アンチエイジングを図る再生医療の一つで、再生医療の中ではお手軽にお受けいただける治療法です。血小板には、出血した際に血液を止めるはたらきのほか、コラーゲン合成や組織修復、創傷治癒などのはたらきがあることが分かっています。お客様自身の血液から調製した血小板を用いて治癒を行うため、副作用などのリスクが少ないことが特徴です。有名なトップアスリートも行っている治療です。
■PRP融解液治療
PRPを凍結融解させたPRP融解液治療は、細胞組織ではないため、認定再生医療等委員会への申請の必要がありません。
Q.具体的な内容・メニューを教えてください。
以下を想定しております。詳細は、貴院と打ち合わせをさせて頂きます。
1) 認定再生医療等委員会の申請手続き支援(資料作成、委員会への説明)
2) 厚生局の手続き支援(厚生局への提出資料作成支援、問い合わせ)
3) 特定細胞加工物製造支援(治療用の加工、保存)
4) (オプション)再生細胞治療技術指導医師の紹介および指導
Q.再生医療等を提供できるまでの流れを教えて下さい。
流れは以下のとおりです。
1) 秘密保持契約の締結
2) 業務委受託内容の打ち合わせ、契約締結
3) 認定再生医療等委員会への申請手続き支援
4) 認定再生医療等委員会での審査
5) 認定再生医療等委員会で承認後、厚生局へ資料を提出
6) 厚生局より受理の連絡が届く
7) 御院にて、再生医療等の提供が可能になります
※1)~7)までの必要期間は一概に申し上げることはできませんが、おおよそ、2~3ヶ月前後を想定しています。打ち合わせの進捗等や、質問に対する貴院のご回答の所要時間によって前後することもございます。
Q.必要となる費用を教えて下さい。
個別にお問い合わせください。
Q.認定再生医療等委員会の申請支援を依頼した際、1回の委員会で必ず承認されますか。
これまでの再生医療等委員会において承認された既存のプロトコールに準拠した申請資料でしたら、承認される確率は高くなります。ただし、1回の再生医療等委員会の審査において、必ず承認されることを保証するものではございません。
Q.複数の医療機関で認定再生医療委員会の支援を委託する場合は、費用の割引はありますか。
内容によりますので、ご相談ください。
Q.再生医療等委員会に申請する資料作成において、安全性等に関するエビデンス(文献等)の調査の業務委託はできますか。
基本的には対応しておりませんが、必要に応じて検討させていただきます。