株式会社アベキン×新潟大学×新潟大学医歯学総合病院
ものづくりの町「燕三条地区」でスチール製品の製造・販売を手掛ける弊社と新潟大学の地域創生推進機構との協力で生まれた『簡易トイレ』。病室での使用や、検査で必要な尿などの検体回収用トイレ、更には介護現場でも使えるよう改良を積み重ねています。
本体重量はわずか9.6㎏、安全ストッパー付きキャスターもついているので院内・施設内での移動は片手でスッと行える手軽さ。一方で耐荷重135㎏と高い強度を兼ね備えており、利用者・患者様も安心してご利用頂けます。
付属のバケツを外して座面を上げると、ショッピングカートのように重ねて収納することができます。省スペースにすっきりと収納でき使わないときもスマートに。
病院や介護施設はどうしてもネガティブなイメージがつくことが多いと思います。利用者・患者様の心が少しでも安らぐよう丸くあたたかみのあるデザインとして配慮しております。
製品寸法 幅543.9 × 奥行581.7 × 高さ599.6(㎜) 製品重量 9.6㎏ 耐荷重 135㎏ 素材 本体:鉄、SUS、アルミ 生産地 日本製 株式会社アベキン(ISO-9001認証取得工場) |
この製品は新潟大学医歯学総合病院をはじめとした医療現場のユーザーの声をもとに育んだ製品です。
完成までの14か月の間に3回以上も改良を行いました。新潟大学医歯学総合病院の方の協力で県内の関連病院の医師やスタッフへのアンケート調査や、新潟大学医歯学総合病院の病院長富田善彦先生をはじめ、実際に使う機会が多い看護部のご協力などをいただき、評価を3か月ほど実施していただきました。
”トイレ”というとネガティブなイメージですが、この簡易トイレは、人間工学に基づき設計をし、座る人にも介助する人にも使いやすいような工夫を施しております。
人や自然と調和するデザインと機能で少しでも安心して使っていただきたいです。
アベキンは1947年、新潟県燕市で創業しました。
洋食器の研磨業から始まり、プレス加工、鈑金加工、溶接、塗装、組立といった技術を培い、現在は一貫生産のできる体制を確立。スチール製のオフィス家具や店舗什器、インテリアなどの製造・販売に取り組んでいます。近年では高い技術力と生産力を駆使した、製品開発やインテリアブランド「Azzuroemarrone」「Azuri.」を手掛けております。
創業70周年を迎え、2017年から3年連続でM&Aを行っております。精密金型の設計・製作に定評のある阿部製作所、ステンレスの扱いに長けている矢部工業、オールステンレス包丁の研磨・溶接を請け負う本間技工をグループ企業として迎え入れました。アベキングループのモノづくりの可能性を今後も広げてまいります。