【2023】クリニック・病院におすすめのPOSレジ7選|選び方まで

更新日 2023.03.17
投稿者:豊田 裕史

クリニックや病院におけるレジ業務は、とても煩雑です。
保険診療か自由診療か、また社会保険か国民健康保険かなどによって行う作業が変わってきますよね。

会計を待つ患者さんのためにも素早い処理が求められるものの、煩雑さゆえにレジ業務担当者に大きな負担がかかっているのも事実です。

POSレジを導入することで、医療費の計算や未収金管理などが圧倒的にしやすくなります。

とはいえPOSレジはさまざまなメーカーから販売されており、何を基準に選ぶべきか迷ってしまうのではないでしょうか。

本記事では、クリニックや病院がPOSレジを導入するメリットと、POSレジの選び方を解説します。

また、おすすめのPOSレジを7点紹介しますので、クリニックや病院での業務を効率的に行いたい方は参考にしてみてください。

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クリニック・病院のPOSレジの選び方、導入のポイント

POSレジの導入を検討する際、何をポイントに選んだらいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、以下の3つのポイントに絞って選び方を解説します。

サポート体制の有無

POSレジには多くの機能が備わっており、ときには使い方がわからなくなってしまったり、機器の調子が悪くなったりということが起きるかもしれません。万が一の際、素早く対応してもらえる体制が備わっているかどうかは、POSレジを選ぶ上で非常に大切なポイントです。

初回導入時に使い方のレクチャーを行ってくれる企業もあるため、検討する際の基準にしてもいいでしょう。 参考として、株式会社スマレジは導入時のサポートを行ってくれるオプションがあります。また、オンラインのサポートであれば料金が50%オフになるプランも準備してあり、状況に応じた選び方が魅力の企業です。

キャッシュレス決済の導入も検討

大量の現金を持ち歩く必要がなく、家計管理も簡単に行えるキャッシュレス決済は幅広い世代に支持されています。非接触での支払いが可能なため、衛生的な観点からも今後ニーズは高まるでしょう。現金受け渡しの時間も短縮され、業務の効率化が図れるメリットもあります。

また、若い世代ほど、キャッシュレス決済ができるかどうかでクリニック・病院を選ぶ傾向があります。多くの患者さんが来院するクリニックや病院は特に、キャッシュレス決済の導入を検討してみるといいでしょう。

求める機能があるかどうか

自院に必要な機能が、過不足なく揃っているかどうかも大切なポイントです。せっかくPOSレジを導入したのに欲しい機能がなかったり、逆に機能がありすぎて持て余したりすると、勿体無いですよね。

まずは、絶対に必要な機能は何なのかを整理しましょう。機能を最大限に活かし費用を無駄にしないためにも、医師をはじめそれぞれの担当者に要望をヒアリングして決定するといいかもしれません。

クリニック・病院におすすめのPOSレジ7選

ここからは、クリニック・病院におすすめしたいPOSレジを7つ紹介します。それぞれの特長を見比べて、ぴったりのものを探してください。

株式会社ポスコ

株式会社ポスコ

出典:株式会社ポスコ https://www.posco.co.jp/

ポスコは30年以上の経験と実績を基に、病院やクリニックの各診療科に最適なプランを提案してくれます。レセコン・電子カルテの連動や請求金額の計算など、機能が充実しており効率化が図れるため、患者さん・医療従事者双方の負担が軽減されるでしょう。

また、業界に精通したコンサルタントがシステム構築を担当し、導入後の変更や追加などを柔軟に行えるのも嬉しいポイントです。導入するシステムを最適化するため、初期費用や月額料金については要問い合わせとなっています。

株式会社ポスコの比較ポイント

  • 30年以上にわたる経験と実績
  • 既存管理システムとデータの共有が可能
  • 柔軟なカスタマイズ力

株式会社スマレジ

株式会社スマレジ

出典:株式会社スマレジ https://corp.smaregi.jp/

スマレジは、iPhoneやiPadに対応したタブレットのPOSレジです。クラウド型で高機能ながらも低価格を実現しています。基本的なレジ機能がついたスタンダードプランは0円で使用でき、POSレジを導入したいけれどコストが気になる場合にもおすすめ。

もちろん、クリニックや病院に必要な各種レセコン・電子カルテと連携できる機能なども多数あり、自院に最適なプランが選べます。また業界唯一のサービス品質保証制度を導入しており、サーバーの月間稼働率99.95%を保証しているので、安心して利用できますね。「スマレジのオンライン相談・ショールーム予約はこちら」での導入相談を受け付けていますので、気になる方はご検討ください。

株式会社スマレジの比較ポイント

  • 「スマレジ検定」に合格したエキスパートのみで構成されたサポート体制
  • 全国118,000店舗への導入実績
  • 業界唯一のSLA(サービス品質保証制度)

株式会社ビジコム

株式会社ビジコム

出典:株式会社ビジコム https://www.busicom.co.jp

ビジコムのPOSレジは、スタンダードなタイプからキャッシュレス決済が端末1台で行えるタイプまで、各種揃っています。月額制で機器を使用できるサブスク型と補助金にも対応している買取型があり、幅広い選択肢の中から選べるのが魅力です。

使用中のソフトをバージョンアップすると最新機能が使えるので、カスタマイズ費が不要。また自動釣銭機と合わせた販売もあり、人手不足解消や釣銭ミスの防止に役立てたい場合はぴったりな機能といえるでしょう。

株式会社ビジコムの比較ポイント

  • サブスク型と買い切り型から選択可能
  • 自動釣銭機と合わせた販売形態
  • バージョンアップで最新機能の利用可能

ポスタス株式会社

ポスタス株式会社

出典:ポスタス株式会社 https://www.postas.co.jp/

ポスタスはクラウドタイプのPOSレジで、業種によって複数のシステムを用意しているのが特徴です。病院やクリニック、薬局など、求める機能が少しずつ違う場合にも柔軟にカスタマイズできます。

多通貨・多言語に対応しているのも魅力の1つで、日本語以外を話す患者さんが多いところでは大いに役立つでしょう。また、万が一トラブルが起きたときにも安心な、365日対応の電話サポートや制限なしの駆けつけサポートなどもあります。 POSレジ導入がはじめての場合も、安心できますね。

ポスタス株式会社の比較ポイント

  • 多彩な機能でトータルサポート
  • 業種別のカスタマイズが可能
  • 多通貨・多言語に対応

株式会社ユビレジ

株式会社ユビレジ

出典:株式会社ユビレジ https://corp.ubiregi.jp/

ユビレジは基本的なレジ機能に加え、売上向上を実現するための機能に優れています。患者さんの年齢や保険適用区分など、分野ごとの売上分析によりデータのみえる化が可能です。

導入前後には専任のコンサルタントがつき、操作方法を電話や訪問で行ってくれるので、安心して導入することができるでしょう。また汎用タブレット端末を用いることで、レジ機能を低価格で利用できるのも魅力の1つです。

株式会社ユビレジの比較ポイント

  • 導入前後のサポートが充実
  • 患者情報をリアルタイムで把握
  • 多通貨・多言語に対応

Square株式会社

Square株式会社

出典:Square株式会社 https://squareup.com/jp/ja

月額固定利用料を設けておらず、キャッシュレス決済が発生した際に手数料のみを負担するシステムになっています。初期費用も無料なので安価での運用が可能となり、非常に導入しやすいです。

アカウント登録もネットから全て完結でき、最短で申し込み翌日から使用ができるのも魅力的です。各国であわせて200万以上の事業所が利用している実績があります。基本的には、キャッシュレス決済のみを扱っているので導入の際は注意しましょう。

Square株式会社の比較ポイント

  • 手数料はキャッシュレス決済が発生したときのみ
  • 自動釣銭機と合わせた形でのセット販売にも対応
  • 決済方法は基本的にキャッシュレス決済のみ

株式会社リクルート(Airレジ)

株式会社リクルート

出典:株式会社リクルートhttps://airregi.jp/

リクルートライフスタイル提供のPOSレジは、2022年6月時点でアカウント数663000を誇る、利用店舗数No.1のPOSレジです。

シンプルな機能で直感的な操作が可能なため、誰でも簡単にPOSレジを導入できます。初期費用や月額料金は驚きの0円。基本的なレジ機能をはじめ、管理・分析・サポート全般も無料なのでわからないことがあっても安心ですね。

また、会計ソフトとの連携も可能で日々の売上計上を行ってくれるので、業務負担が大幅に軽減します。

株式会社リクルート(Airレジ)の比較ポイント

  • 利用店舗数No.1のPOSレジ
  • シンプルな操作性で誰でも利用しやすい
  • 低コストで利用できるため経営にも優しい

POSレジとは?

POSレジとは、POSシステムを採用したレジのことです。 POSシステムのPOSは「Point of sale」の頭文字をとったもので、販売時点情報管理を意味します。商品の販売や支払いが行われた時点で、その商品の商品名や価格、販売時間などを単品単位で収集・記録するシステムです。

クリニックや病院の場合に例えると「いつ・誰に・どんな医療行為をして・いくらかかったか」などを個人単位で記録してくれるということですね。

情報の詳細を記録するので、収集したデータを基にさまざまな分析が行え、経営に活かせます。また従来のレジは手打ちするため、時間がかかったりミスが発生したりするリスクがあります。一方、POSレジはバーコードやセルフレジの機能が搭載されており、担当者の業務負担が大幅に軽減されるでしょう。

クリニック・病院のPOSレジに必要な機能一覧

POSレジには会計管理・売上管理・顧客管理など、さまざまな機能が搭載されています。せっかくPOSレジを導入するのであれば、過不足のない最適なものを選びたいですよね。

ここでは、クリニックや病院に必須の機能やあったら便利な機能一覧を紹介します。

電子カルテ・レセコンとの連携機能

通常クリニックや病院では患者さんの診察後、診察内容や検査内容、処置内容などを確認してカルテに入力します。続いて、保険点数を計算して患者さんに診療費を請求する必要があり、会計業務は複雑さを極めているといっても過言ではありません。

POSレジには、電子カルテとレセコンを連携できる機能がついている機種があります。この2つを連携させることによって素早く情報の参照ができるので、明細書作成のスピードが格段に上がり、ミスの防止にもつながるでしょう。

また、修正や追加・変更などがあった場合も、片方を差し替えるだけで完了するため業務がスムーズに行えます。日頃の会計業務でどの程度複雑さを感じているかによって、電子カルテとレセコンの連携が必要か否かを判断すると良いでしょう。

商品・在庫管理機能

サプリや化粧品などを扱うクリニックや病院は、商品・在庫管理機能のあるPOSレジを採用すると良いでしょう。商品の販売状況や在庫状況をリアルタイムで把握できるため、売れ筋商品や商品発注のタイミングなどが一目でわかります。

今後、どのような商品を取り扱うと売り上げが伸びるのかといった分析につなげることが可能で、業績アップも期待できます。効率化と業績アップが同時に見込める商品・在庫管理機能は、物販を行うクリニック・病院におすすめです。

クリニック・病院のPOSレジを導入するメリット

これまで「POSレジとは何か」「クリニック・病院に必要なPOSレジの機能」を紹介してきました。ここからは、POSレジを導入するメリットを掘り下げて解説していきます。

業務効率化

コンビニやスーパーで商品を購入するのとは違い、クリニックや病院におけるレジ業務は患者さんによってパターンが違うため、複雑な工程が多くあります。POSレジを導入して医師側とレジ業務担当者側で情報を共有することで、入力項目が減り大幅な業務効率化が期待できるでしょう。

また、窓口負担額を全部回収できなかった場合に起こる、未収金の管理も容易になります。 POSレジのデータベースで管理するため未収金が一目で把握でき、回収が追いつかないという心配がありません。日々激務の医療関係者にとって、業務の効率化は非常に重要なメリットといえます。

顧客満足度の向上

医療関係者側の業務効率化を図ると、結果的に顧客の満足度アップにもつながります。診察が終わったあとの患者さんは、医療費の支払いを終わらせて早く自宅に帰りたいと思っているもの。

POSレジを導入すれば、保険点数を自動で算出してくれるなど会計業務がスムーズになるため、患者さんの待ち時間が軽減されます。正確かつ素早い対応をしてくれるクリニック・病院に対して、顧客満足度はきっと向上するでしょう。

POSレジにあわせて自動釣銭機の導入もおすすめ

POSレジを検討する際には、あわせて自動釣銭機を導入してセルフレジ化を視野に入れることをおすすめします。理由としては、レジ業務担当者が釣銭を数える必要がないため、ミスが軽減されるからです。レジ締め作業時の負担も減り、業務をスムーズに行えるでしょう。

また、釣銭が自動で素早く出てくることで患者さんの待ち時間が少なくなり、混雑回避にもつながります。POSレジや周辺機器を上手に活用すると、医療関係者にとっても患者さんにとってもメリットが多くありますね。

今回紹介したPOSレジはサポート体制が整っている企業ばかりなので、ぜひ自動釣銭機も検討してみてはいかがでしょうか。

出典:病院・クリニックにおすすめのレジ18選を徹底比較|タイプ別に紹介

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セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.

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セカンドラボ株式会社の社員。前職では都内近郊の医療機関を中心に医療機器の営業。日々、医療福祉施設向けの製品やサービス、企業の調査研究を行っています。


フリーランスWEBライター

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元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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