皮膚科におすすめの電子カルテ5選|メリットや選び方まで徹底解説

投稿日 2022.11.29 / 更新日 2022.11.30
投稿者:豊田 裕史

クリニックや病院などの医療機関において、電子カルテを導入する施設は増えてきています。皮膚科においても電子カルテを導入することで、待ち時間の短縮や業務効率の改善といったさまざまなメリットを得ることが可能です。

とはいえ、数多くの電子カルテがある中で、どのメーカーの電子カルテを選んだら良いのか迷ってしまう方も多いことでしょう。当記事では皮膚科におすすめの電子カルテや、皮膚科におすすめの電子カルテを紹介していきますのでぜひ参考にしてください。

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皮膚科で電子カルテを選ぶ際のチェックポイント

皮膚科向けの電子カルテを選ぶ際のチェックポイントを下記の表にまとめました。

選定ポイント 具体的な内容
①使いやすさ
  • スムーズな操作が可能か
  • 直感的に操作できる画面設計になっているか
  • ITが苦手なスタッフでも操作可能か
②皮膚科や自由診療に対応しているか
  • シェーマ機能が搭載されているか
  • カルテへの自由な書き込みが可能か
  • 診療コースなどの役務管理が可能か
③画像・書類の管理のしやすさ
  • 撮影した画像を取り込みやすいか
  • 撮影した画像への書き込みのしやすさ
  • 大量の画像や文書の管理がしやすいか
④予約機能の有無・外部システムとの連携ト
  • 予約管理機能が搭載されているか
  • 外部の予約システムと連携可能か
⑤経営分析に活用できるか
  • 売上データ分析が可能か
  • 分院間での情報共有が容易か

皮膚科におすすめの電子カルテ5選

皮膚科におすすめの電子カルテについてそれぞれの特徴を紹介していきます。

Medicom -HRf(PHC株式会社)

PHC株式会社

出典:PHC株式会社 https://www.phchd.com/jp/medicom/clinics/mchrf

PHC株式会社は医療機器システムなどの販売や保守を行っている会社です。中でもメディコムシリーズは販売から40年以上の実績を誇り、長年培ったノウハウで皮膚科などクリニック経営をサポートしてくれます。

約170社のさまざまな機器と連携が可能で、皮膚科で使われることの多い機器とも連携できるためスムーズな業務につながります。さらに、運用サポートも充実しており、万が一の時にはリモートサポートしてくれるので安心です。

Medicom -HRfの比較ポイント

  • 全国約120拠点で迅速なサポートを実施
  • 記録漏れや見落としを削減し業務効率の向上につなげる
  • オンラインデモで使用感を確認できる

製品情報

システム形態 ハイブリッド型
機能・特長 簡易画像取込 / 予約システム等の様々なシステムと連携可能 / 医療経営ダッシュボードなど
費用 要お問い合わせ

MEDI BASE(株式会社メディベース)

株式会社メディベース

出典:株式会社メディベース https://medibase.cloud/

MEDI BASEは自由診療に特化したクラウド型の電子カルテです。皮膚科だけでなく、美容外科など数多くの自由診療医院で利用されています。画像管理機能では患部や施術部位の写真を登録できるため、過去の状態と比較しながら患者さんに説明することが可能です。

さらに、3回コースや5回コースなどコース制限がある場合でも、回数の消化を管理することができます。残り回数がひと目で分かるので、過去の履歴を振り返る必要がありません。月額料金にはオンラインサポートも含まれていますので、何かあっても無料で相談できます。

MEDI BASEの比較ポイント

  • ダミーテキスト
  • ダミーテキスト
  • ダミーテキスト

製品情報

システム形態 クラウド型
機能・特長 画像管理 / 同意書作成 / データ分析 / 注射オーダー機能など
費用 月額45,000円

きりんカルテ(PHC株式会社)

PHC株式会社

出典:PHC株式会社 https://xirapha.jp/

きりんカルテは外来にも在宅にも対応できるクラウド型の電子カルテです。きりんカルテ自体の利用料は無料で、日レセクラウドの初期設定費用と保守・サポート費用のみで使用できるため比較的安価に抑えることができます。

皮膚科に便利な機能も搭載しているので、便利に使用できるでしょう。たとえば、電子カルテと連携した専用の画像撮影アプリでは、撮影した写真をカルテにそのままアップロードすることが可能です。さらに、予約機能では患者さんからの予約が自動的に反映されるので、受付対応の手間を削減できるでしょう。

きりんカルテの比較ポイント

  • 1クリックで保険診療と自由診療カルテを切り替えできる
  • 患者さん向け予約ツールでオンライン予約が可能
  • 直感的に操作できるシンプルで使いやすい画面設計

製品情報

システム形態 クラウド型
機能・特長 自由診療機能 / 画像撮影アプリ / 四焼き機能 / 在宅機能など
費用 日レセクラウド初期設定費用110,000円~、日レセクラウド保守・サポート費用25,300円~

M3 Digikar(エムスリーデジカル株式会社)

エムスリーデジカル株式会社

出典:エムスリーデジカル株式会社 https://digikar.co.jp/

「M3 Digikar」は、クリニックにおける業務負担を軽減するためのクラウド型電子カルテです。AI自動学習機能が付いており、カルテ記入時間を大幅に削減することができます。初期導入費用は無料で、ORCA連動型プランであれば月額9,800円から使用可能です。

何台使っても利用料金は変わらないので、院内で複数台M3 Digikarを設置することでより業務がスムーズになります。また、連携できるサービスも豊富で、WEB予約システムや画像ファイリング、検査集積・管理システムといった皮膚科に役立つ機器とも連携可能です。

M3 Digikarの比較ポイント

  • システム更新費用0円で永年買替不要
  • ORCA連動型とレセコン一体型から選べる
  • バックアップシステム「カルテビューワー」で障害発生時でも過去カルテの閲覧が可能

製品情報

システム形態 クラウド型
機能・特長 検査結果ビューアー / iPad手書きカルテアプリなど
費用 初期費用0円、月額9,800円~

ACUSIS(株式会社プロ・フィールド)

株式会社プロ・フィールド

出典:株式会社プロ・フィールド https://profield.co.jp/

「ACUSIS Cloud」は保険診療と自由診療の両方に対応できるクラウド型電子カルテです。皮膚科においては保険診療が主体ですが、近年では保険診療外の美容患者も増えてきています。自由診療にも対応しているので、会計内容も簡単に把握できます。

さらに、レーザー治療などによる記録カルテ機能も搭載しています。コース回数や出力、赤み、色素沈殿といった皮膚科で入浴頻度の高い内容を簡単に入力できるフォーマットが用意されており、クリニック側でカスタマイズすることも可能です。

ACUSISの比較ポイント

  • 術前術後の画像を比較できる機能を搭載
  • メール配信機能で予約リマインドやサンキューメールなどを送ることが可能
  • 手書き機能を標準搭載しているため手書きにも対応

製品情報

システム形態 クラウド型
機能・特長 画像管理機能 / 分析機能 / 予約管理 /分析・集計機能 / レーザー治療などによる記録カルテ機能 など
費用 初期導入費用500,000円~、月額費用は要問合せ

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皮膚科を標榜する医療機関がかかえる課題

皮膚科を標榜する医療機関が抱える問題としては、下記のようなものが挙げられます。

  • 自由診療が多い
  • 患者さんの待ち時間が長い
  • 画像や書類の管理が大変
  • 複数回に渡る診療コースの管理が大変
  • 当日キャンセルやコース途中での離脱が多い

ここからは、それぞれの課題を詳しくみていきましょう。

自由診療が多い

最初の課題は「自由診療が多い」という点です。特に美容皮膚科においては、保険の対象外となる治療も多いことでしょう。また、美容皮膚科ではなく一般の皮膚科でも、自由診療にあたる治療方法を希望する患者さんも増えてきています。

ほとんどの電子カルテは保険診療のクリニックを対象としているため、自由診療の多い皮膚科には不向きです。導入することで、かえって作業効率が悪くなってしまうケースもあるため注意が必要です。自施設に合った機能が付いているかどうか、事前に電子カルテの機能を確認した方がいいでしょう。

患者さんの待ち時間が長い

次の課題として「患者さんの待ち時間が長い」ことが挙げられます。皮膚科に限らず、待ち時間の長さは多くの病院が抱える問題点のひとつです。特に皮膚科では、問診票の転記内容が多いことや自由記入が多いことが理由で受付処理が遅くなりがちです。

問診票の記載に不備があると、その都度確認作業が必要になり余計に時間がかかってしまうでしょう。さらに、診察自体は早く終わるが処置に時間がかかり、次の患者さんを呼び込めないといったケースも発生しがちです。待ち時間が長いと、満足度の低下につながるので注意が必要でしょう。

画像や書類の管理が大変

皮膚科では「画像や書類の管理が大変」だと感じるスタッフも少なくありません。皮膚科では患部を撮影した画像データなどを、経過ごとに残しておく必要があります。画像を印刷して、紙カルテに貼り付けるなどの業務は手間がかかるうえに紛失のリスクも高くなります。

さらに、皮膚科では診察室や処置室など、患者さんが院内で移動するケースも多いでしょう。紙カルテの場合は、その都度患者さんと一緒に紙カルテを移動させなければなりません。カルテが回ってくるまで患者さんの状況を確認できないばかりか、人的ミスが発生するリスクもあります。

当日キャンセルやコース途中での離脱が多い

最後の課題は「当日キャンセルやコース途中での離脱が多い」という点です。緊急度の低い施術内容の場合は特に、当日キャンセル離脱が多くなります。予約が入り、医師の予定を空けておいたにもかかわらずキャンセルになってしまうと経営にも支障が生じます。

悪質な場合はキャンセル料などを徴収することもできますが、患者さんがついうっかり忘れてしまった場合などはキャンセル料の徴収も難しいでしょう。特に複数回にわたるコースは、次回の来院まで日が空くので予約したことを忘れてしまう患者さんも少なくありません。

皮膚科で電子カルテを導入するメリット

上記の課題を踏まえたうえで、皮膚科で電子カルテを導入することには下記のようなメリットがあります。

  • カルテ記載の手間が減る
  • 患者さんと向き合う時間が増えて満足度向上につながる
  • 作業効率が高まり、患者さんの順番待ち時間を短縮できる
  • 画像や書類の管理がしやすくなる
  • 予約や会計の管理がしやすくなる

ここからは、上記のメリットを詳しく解説していきます。

カルテ記載の手間が減る

まずは「カルテ記載の手間が減る」というメリットが挙げられます。先述したように、皮膚科ではカルテに入力しなければならない項目が多い傾向です。また、自由記入の欄も多く、書かれた内容を正確に読み取る力が求められます。

読みにくい字だった場合は、その都度書いた人に確認作業が必要です。場合によっては、読み間違いなどのミスも起こりやすくなるでしょう。電子カルテではフォーマットが設定できるので、ワンクリックでカルテ入力が可能です。

患者さんと向き合う時間が増えて満足度向上につながる

次のメリットは「患者さんと向き合う時間が増えて満足度向上につながる」という点です。カルテ記載の手間が省けると、その分の時間を患者さんへの対応時間に充てることができます。

皮膚科において、治療方法に不安を抱える患者さんは少なくないでしょう。スタッフが患者さんと向き合って、丁寧に施術内容の説明やカウンセリングを行うことで患者さんの不安を軽減できます。それにより、患者さんの満足度向上に繋がるでしょう。

作業効率が高まり、患者さんの順番待ち時間を短縮できる

電子カルテを使うことで、医師や看護師、医療事務などスタッフ間の情報共有を簡単に迅速に行うことが可能です。さらに、紙カルテのように、患者さんのカルテを探す時間もかかりません。電子カルテならすぐに検索して探し出せるので、患者さんの待ち時間の短縮につながることでしょう。紙カルテは1か所でしか確認ができませんが、電子カルテであれば院内の複数のパソコンやタブレット端末で閲覧できます。

画像や書類の管理がしやすくなる

電子カルテなら「画像や書類の管理」もしやすくなります。紙媒体で引き続き運用していく同意書や問診票、他院からの紹介状などは、スキャンして電子カルテにデータとして残すことができます。

また、患部を撮影した画像なども簡単に取り込めるので、過去のデータを確認しやすくなるでしょう。紙媒体の場合は画像の品質劣化や紛失などが起こりやすくなりますが、電子カルテならその心配は不要です。さらに、書類をわざわざ探しに行く手間も省けるので、管理がしやすくなるでしょう。

予約や会計の管理がしやすくなる

最後は「予約や会計の管理がしやすくなる」というメリットが挙げられます。電子カルテを使うことで、すぐに患者さんの情報を手元で確認できるようになります。患者さんから予約の電話が入った時に、わざわざ紙カルテを確認しに行かなくて済むのでスムーズに予約受付ができるようになるでしょう。

さらに、会計は電子カルテが自動的に行ってくれるので、計算間違いなどのミスを防ぐことができます。計算時間もかからないので、患者さんが待合室で会計待ちをする時間も短縮されるでしょう。

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皮膚科が電子カルテを選ぶ際に見るべきポイント

電子カルテにはさまざまな種類がありますが、皮膚科に導入する電子カルテは下記の点に注意して選ぶようにしましょう。

  • 使いやすさ
  • 皮膚科や自由診療に対応しているか
  • 画像・書類の管理のしやすさ
  • 予約機能の有無・外部システムとの連携
  • 経営分析に活用できるか

ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

①使いやすさ

最初のポイントは「使いやすさ」です。せっかく電子カルテを導入しても、スタッフが上手く使いこなせなければ意味がありません。使いやすさを見分ける方法としては、下記の点に注目してみましょう。

  • スムーズな操作が可能か
  • 直感的に操作できる画面設計になっているか
  • ITが苦手なスタッフでも操作可能か

<スムーズな操作が可能か>

スムーズな操作が可能かどうかは重要なポイントです。電子カルテには、入力をスムーズに行うための機能が付いています。たとえば、テンプレート登録機能を使えば、長い文章を毎回入力しなくても登録した文章の入力が可能です。項目にチェックを付けたり、数値を入れるだけで完了できる機能もあるでしょう。皮膚科では症状や経過観察の結果などで、非常にたくさんの文書入力が求められます。少しでも入力をスムーズにできるような機能が付いている電子カルテを選ぶと、業務効率が向上するでしょう。

<直感的に操作できる画面設計になっているか>

次に「直感的に操作できる画面設計になっているか」どうかの確認が必要です。せっかく電子カルテを導入しても、操作が難しいとスタッフのストレスに繋がります。複数の画面を移動して入力や確認をしなければならないなど、複雑な電子カルテは避けるようにしましょう。必要な情報が一画面にまとまっていたり、次の操作手順が分かりやすい電子カルテであれば電子カルテの入力にも時間がかかりません。操作性についてはデモなどで確認できるものもあるので、事前に使いやすさをチェックしておきましょう。

<ITが苦手なスタッフでも操作可能か>

最後は「ITツールが苦手なスタッフでも操作可能か」という点です。医療の現場では、パソコンなどのITツールに苦手意識を持つスタッフが少なくありません。これまでの業務の中で、一人一台パソコンを使用するような環境ではなかったことも影響しているのでしょう。ITツールに苦手意識を持つ人のほとんどは、パソコンのキーボード入力があまり得意ではありません。そのため、電子カルテを導入する際はできるだけチェック作業で入力が完了できるものや、手書き入力にも対応しているものを選ぶといいでしょう。

②皮膚科や自由診療に対応しているか

「皮膚科や自由診療に対応しているか」という点も、事前に確認が必要です。皮膚科や自由診療に対応しているかどうかは、下記の点をチェックすることで確認できます。

  • シェーマ機能が搭載されているか
  • カルテへの自由な書き込みが可能か
  • 診療コースなどの役務管理が可能か

<シェーマ機能が搭載されているか>

まずは「シェーマ機能が搭載されているか」という点です。シェーマとはカルテを書く際に使用する身体部位の絵図のことを指します。皮膚科にはかゆみや赤み、かさつきやいぼなどの皮膚トラブルを抱える人が来院します。それらの皮膚トラブルが身体のどこに発生しているのか、シェーマ機能を使うことで簡単に説明できるでしょう。具体的な部位を文章で入力するよりも、シェーマを使ってチェックする方が簡単なので入力時間の削減にも繋がります。

<カルテへの自由な書き込みが可能か>

さらに「カルテへの自由な書き込みが可能か」という点もチェックしておきましょう。皮膚科においては問診から施術、薬の使用方法の指導など、型にはまらず一人一人に違った対応をしなければいけないケースがほとんどです。症状の現れた部位や、どのような薬剤をどの程度塗布したのかといった内容を詳しく記録することが求められるでしょう。そのため、決まったフォーマット以外の内容でも、自由に書き込める電子カルテがおすすめです。

<診療コースなどの役務管理が可能か>

最後は「診療などの役務管理が可能か」という点が挙げられます。保険診療とは異なり、自由診療は「役務管理」が必要です。役務管理は自由診療特有の顧客管理方法で、コース契約をした患者さんの契約回数や消化回数、有効期限を管理することを指します。役務管理機能が搭載された電子カルテであれば、患者様ごとの施術回数や残回数などの管理がしやくなります。さらに、診察室にいる医師や看護師との伝達ミスの防止にもつながり、人的のミスの発生を未然に防ぐことができます。

③画像・書類の管理のしやすさ

「画像・書類の管理のしやすさ」については、下記の点から確認しましょう。

  • 撮影した画像を取り込みやすいか
  • 撮影した画像への書き込みのしやすさ
  • 大量の画像や文書の管理がしやすいか

それぞれの確認ポイントを具体的に解説していきます。

<撮影した画像への書き込みのしやすさ>

次は「撮影した画像への書き込みのしやすさ」です。写真やレントゲンをデータとして保存できるだけでなく、書き込みができるとより便利に使用できます。たとえば、施術前と施術後の違いが分かりやすいように、患部を枠で囲ったり日付などを直接書き込むと患者さんへの説明がより分かりやすくなります。視覚的に分かりやすくすることで、患者さんの顧客満足度にもつながるでしょう。診療時に気になった内容を書き込んでおくと、次回の診療にも役立ちます。マーカーや手書き入力機能を使って、撮影した画像へ書き込みしやすい電子カルテを選ぶことがポイントです。

<大量の画像や文書の管理がしやすいか>

最後は「大量の画像や文書の管理がしやすいか」という点を確認しましょう。先述したように皮膚科では患部の治療過程を毎回撮影した画像など、多くの画像を保管する必要があります。さらに、手術の同意書などの書類も保管しておかなければなりません。大量の画像や文書を管理できる電子カルテであれば、患者さんへのカウンセリングに役立ちます。たとえば、過去の写真と現在の写真を重ねたり並べたりして表示することで、ひと目で患部の変化が分かりやすくなるでしょう。患部の変化が分かることで、患者さんも満足しやすくなります。このように画像や書類の管理のしやすさは、顧客満足度の向上にもつながるのです。

④予約機能の有無・外部システムとの連携

「予約機能の有無や外部システムとの連携」も、事前にチェックした方がいいポイントです。それぞれの機能が付いていた方がいい理由について、具体的に解説していきます。

<予約管理機能が搭載されているか>

電子カルテの中には、予約管理機能が搭載されているものがあります。予約管理システムを使うことで、患者さんの予約が重ならないように調整することが可能です。患者さんの予約時間を調整することで、待合室での混雑緩和や待ち時間の削減ができるでしょう。また、予約管理機能は電話での予約受付にも効果的です。これまでは患者さんから希望の日時を聞いた後に他の予約が入っているか確認し、重なっている場合は空いている日を探しながら調整しなければなりませんでした。その点、電子カルテであれば、時間別・日付別などで予約可能な日時がすぐに分かるので予約受付もスムーズです。

<外部の予約システムと連携可能か>

既に予約システムを導入している場合は、その予約システムと連携できる電子カルテを選ぶ必要があります。個別で使用することもできますが、連携させることで来院予約が入った患者さんの情報を即座に確認することができるようになるのです。患者さんの過去の治療歴や来院理由が分かれば、診察もスムーズに行えます。また、最近ではネット予約システムも人気です。患者さんがネット上で予約できるので、時間外や忙しくて電話に出られない時でも予約を取りこぼさずに済むでしょう。そのようなネット予約システムと連携できる電子カルテであれば、院内の業務をより効率化することが可能です。

⑤経営分析に活用できるか

最後は電子カルテが「経営分析に活用できるか」という点が挙げられます。電子カルテはメーカーによって、経営に役立つさまざまな機能を搭載しているものがあります。特に売上のデータ分析や分院間の情報共有は、クリニックの経営が成功するかどうかに大きく関わってくるでしょう。他のクリニックとの差別化を図るためにも、定期的に経営分析を行っていくようにしましょう。

<売上データ分析が可能か>

まずは「売上データ分析が可能か」という点です。クリニックを経営していくためには、患者さんの年齢層や性別の傾向、再診率などを知っておく必要があります。来院する患者さんの年齢層に合わせてレイアウトの工夫や集患対策をすることで、再来院の可能性を高めることにもつながるからです。また、特定の疾病や症状が多い場合は、特定の診療行為に注力する必要があるでしょう。電子カルテに売上データ分析機能が付いていれば、手作業で集計する時間や手間を省くことができます。

<分院間での情報共有が容易か>

「分院間での情報共有が可能か」という点もチェックしておきましょう。現在は一拠点しかないクリニックでも、将来的に分院を設立する可能性もあります。紙カルテで運用している場合、分院時に紙カルテを移動させなければなりません。その点、分院間での情報共有が容易な電子カルテであれば、紙カルテを移動させる手間を省くことができます。また、他の医療機関や行政との情報共有が可能であれば、協力し合いながら患者さんに適切な医療を提供することができるでしょう。

まとめ

皮膚科におすすめの電子カルテや、皮膚科に電子カルテを導入するメリットについて解説してきました。待ち時間が長くなりがちな皮膚科において、電子カルテの導入は待ち時間の削減や業務効率の向上につながります。

待ち時間が短くなることで、患者さんの顧客満足度も向上するでしょう。メリットの多い電子カルテですが、メーカーによって搭載されている機能はさまざまです。皮膚科の場合は自由診療になることも多いので、適した電子カルテを選ぶようにしましょう。自施設に合った電子カルテを選ぶことで、スムーズに業務を行えるようになるはずです。

電子カルテ選びの専門知識・時間がない方

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セカンドラボ株式会社の社員。病院・介護施設のDX&業務効率化オタク。実は中小企業診断士です。毎日医療福祉施設向けの製品やサービス、企業の調査研究を行っています。


フリーランスWEBライター

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元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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