knowbe(ノウビー)は、2017年4月から開始した障害福祉支援施設に特化した業務効率化サービスです。専用のタイムカードと連携して、利用者ごとの管理やセルフケア・学習プログラムなど幅広く活用できるでしょう。
今回は、knowbeの概要はもちろんユーザーの口コミ・料金などなかなか見つからない情報を交えて解説します。これから障害福祉ソフトの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
会社名 | 株式会社リクルート |
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初期費用 | 無料 |
月額利用料 | 要お問い合わせ |
対応サービス | 就労・通所系、共同生活援助(グループホーム)、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、計画相談支援・地域移行支援・地域定着支援 |
提供形態 | クラウド型 |
推奨環境 | 要お問い合わせ |
サポート体制 | 専任スタッフによるサポート |
knowbeは、障害福祉支援施設に特化した業務効率化サービスです。全国47都道府県で導入実績があり、累計利用者数は220,000人を突破しています。導入前に比べて業務工数を90%削減できたという声もあり、多くの方から好評を得ているのです。
まずは、knowbeのメリットについて解説していきます。
ソフトを検討する際にほとんどの方が気になるのが、初期費用などのコスト面でしょう。knowbeでは、初期費用・サポート費用・システム改修費用が一切かかりません。パソコンの台数による追加費用もかからず、大規模施設であるほどお得に運用できます。
また、一定期間の契約制度はとっておらず1ヶ月単位で利用できる点も特徴です。万が一閉所などにより、サービスを利用できなくなった場合も費用が無駄になりません。
knowbeは、勤怠管理から国保連請求・ケース記録・作業時間の記録まで幅広く連携し自動集計してくれます。シンプルな画面設計で、パソコンに慣れないスタッフでも直感的な操作が可能です。
疑問点は専任のサポートがスピーディーに対応してくれるので、作業の手が止まる心配もありません。クラウド型を採用しており、時間や場所を選ばす業務を進められる点も特徴です。自動転記機能やアラートによるエラー表示でミスが起こりにくい体制も整えられています。
万全のシステム構成により、従来に比べて約90%の業務負担削減実績をもつサービスです。
続いて、knowbeのデメリットを解説します。
紙媒体と比較して飛躍的に作業効率がアップするknowbeですが、施設によっては機能の追加を希望する声もあります。例をあげると、短期や長期目標の中で生活面・就労面に分けた項目を追加したいという点です。
さらに、利用者ごとの目標やそれに向けたアプローチ方法も記録できると良いとの声もありました。定期的なアップデートを行っているknowbeですので、デメリットを含めてさらに使いやすく改善されるでしょう。
knowbeは、初期費用やサポート費用・システム改修費用は一切かかりません。契約期間の縛りはなく、月額利用料のみで使用できます。事業所の規模や形態によりプランは異なるので、詳細についてはメーカーに問い合わせましょう。
ここからは、knowbeを実際に使っている方からの口コミや評判を紹介します。
利用者の記録管理がひとつで完結
就労継続支援B型事業所の口コミ|総合力についての評判1
ノウビーで利用者さんの出勤・退勤がタブレットで管理できるようになったのはラクですね。導入前は(出勤簿・食事を摂ったか・勤怠連絡など)全部アナログでしたから。それに業務日誌やサービス提供の記録、利用者さんの支援記録まで書くことができて、全部連動しているのがいい。業務が一発でラクになりましたよ。
出典:https://knowbe.jp/voice/voice03/
自動入力でミスがなくなった
就労継続支援B型事業所の口コミ|総合力についての評判2
導入後は、入力も自動なので楽ですし、何といってもミスがなくなりました。それだけでなく、利用者さんに出す請求書や、代理事業をした領収書など、自分でフォーマットを作らずに自動で作ってくれるので、そこも楽ですね。受給者証の更新期限の2か月前にアラートが出るのもありがたいです。
出典:https://knowbe.jp/voice/voice13/
スタッフの情報共有・連携がスムーズ
就労移行支援事業所の口コミ|機能についての評判1
スタッフの情報交換や連携・共有がしやすくて、特に職員の考察とか利用者さんの状態を書いておけるのが便利です。記憶だけに頼ってしまうと、本人の解釈が入ってきたりすることもあるんですよね。ノウビーの記録を遡っていくと、何時何分に誰が書いたっていうことも分かりますし、漏れも思い違いもなくて確実です。
出典:https://knowbe.jp/voice/voice08/
生まれた時間で新たな事業展開
就労移行・自立訓練・多機能型グループホームの口コミ|料金・コスパについての評判1
ノウビー導入後は一括管理ができるし、安全性も高いので、本当にありがたい環境を整えることができたと感じています。 私自身の変化についていえば、生まれた時間で新しい事業の展開とか、自分のアイディアを練る時間を作れるようになりましたね。
出典:https://knowbe.jp/voice/voice15/
紙媒体に比べて時間短縮できた
生活介護事業所の口コミ|使いやすさについての評判1
自分たちのやりたいことに時間を割けるように、「時間短縮」「クラウド共有」ができるソフトを色々と検討して、一番使いやすかったのがノウビーでした。 今まで携わっていた請求業務は一枚一枚紙に出して、とても時間がかかっていましたが、ノウビーであれば5分程度で終わります。(中略)副次的な効果として、他の人の記録の付け方を参考にできるので、記録の質も向上しました。
出典:https://knowbe.jp/voice/voice14/
knowbeは、2017年4月より開始されたサービスです。比較的新しいサービスなので、悪い評価や口コミは見つかりませんでした。
knowbeは「紙媒体に比べて効率アップした」「自動転記機能でミスがなくなった」などの声が多くありました。スタッフ同士の情報共有もスムーズに行え、連携強化に繋がっているといった声もあります。
比較的新しいサービスなので、悪い口コミは見当たらないものの詳細な入力項目が欲しいとの要望が見られました。機能面などは定期的にアップデートを行っているので、これから期待できるサービスといえるでしょう。
knowbeはどのような機能を搭載しているのでしょうか。ここではknowbeの機能について、以下の5点に分けて詳しく解説します。
まずは、事業支援に関する機能を紹介します。
利用者の通所履歴や送迎・食事などの加算情報を、利用実績として管理できる機能です。knowbeオリジナルのタイムカードを使用すれば、実績を自動でデータ化できます。利用者ごとの複雑な管理を効率的に行えます。加算情報については施設ごとに設定や登録が可能です。
国保連や利用者への請求業務を効率的に行える機能です。タイムカードによりデータ化された利用実績をもとに集計できるので、請求ミスがありません。書類はワンクリックで出力でき、国保連への打ち込みは不要です。
エラー発生や受給者証が切れる前に通知される機能も搭載しており、過誤請求や返戻のリスクも未然に防げます。
運営していく中で必要な記録をデータ化して保存できる機能です。利用者ごとのサービス提供状況にあわせて記録項目が切り替わるので、新人スタッフでも簡単に記録ができます。情報共有もスムーズなので、スタッフ全体の品質を向上できるでしょう。
利用者ごとに異なる作業時間を自動集計する機能です。「作業時間の計算単位」や「休憩時間」をあらかじめ設定しておくことで、タイムカードをもとに計算されます。利用者ごとに異なる工賃や給与計算にかかっていた時間を、大幅に短縮できるでしょう。
続いて、就労支援向けの機能について見ていきましょう。
利用者によっては通所安定や就労定着も検討していく必要があります。セルフケア機能では、利用者自身が日々の体調や行動をチェックすることで改善すべき行動を取得可能です。体調の変化を可視化することで、安定して通えるよう意識づけができるでしょう。
就労に必要なスキルを、利用者自身のペースで学習できる機能です。日々の就労習慣はもちろん、対人コミュニケーション・ExcelやWordなどのPC操作まで習得できます。細かいステップで設計されているため、無理なく学習を進められるでしょう。
進捗状況や理解度も可視化でき、周囲が適切にフォローアップできる点も特徴です。
施設で働くスタッフ向けの補助教材も用意されており、グループワークの運営を効率的にサポートしてくれます。SSTなど実践での習得が必要なスキルも、教材動画を使って分かりやすく伝達が可能です。
共同生活援助向けソフトにはさらに2つの機能が搭載されています。定型文機能を使えば、画面上にある最適な文言を選択するだけで日誌の完成がスムーズです。選択項目は自由に追加可能で、事業所が使いやすいようカスタマイズできます。
訪問系サービスでは、居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護サービスに対応した機能を搭載しています。計画コピー機能は計画予定表の内容を実績記録票へ転記でき、ワンクリックでの作成が可能です。
ヘルパーさんはスマートフォンから記録を入力できるので、忙しい時間を有効活用できます。
計画相談支援・地域移行支援・地域定着支援といった相談支援サービスに対応した機能も用意されています。支援人数の上限管理機能を使えば、月ごとに自動集計・管理が可能です。また、運用に必要不可欠なアセスメントシートなどの帳票も簡単に作成や管理ができます。
以下では、knowbeについてのよくある質問をまとめています。
knowbeには、次のようなメリット・デメリットがあります。
knowbeのメリット
knowbeのデメリット
knowbeは、すでに利用している事業所からパソコン操作に慣れていないが使いやすいと評価されています。導入時には専任スタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので、安心して導入できるでしょう。
knowbeはパソコンはもちろん、タブレットでも利用できます。以下は、knowbeで推奨している端末とブラウザです。
knowbeは複数台のパソコンから同時接続が可能です。台数制限はなく、端末を追加しても料金に変動はありません。
報酬改定にも対応しております。報酬改定による追加料金は、一切不要です。
knowbeと同様に、おすすめできる障害福祉ソフトとしては以下の3つがあげられます。
より多くの障害福祉ソフトが知りたい方は【2023】障害福祉ソフトおすすめ19選|価格や機能を徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
knowbeは全国47都道府県・22万人の累計利用者数を誇る、障害福祉ソフトです。導入することで紙運用に比べて非常に効率よく運用でき、約90%の工数を削減できるとの声もあります。
自動転記機能や通知機能によりミスを大幅に防止でき、時間効率の有効化を促進することもできるでしょう。今回の記事が、施設に最適なソフト選びの参考になれば幸いです。