まどか園様は福岡県大野城市にある障害者支援施設です。このたび利用者様やご家族様に、より安全・安心に過ごしていただけるよう顔認証による入退室管理システムを導入され、まどか園の竹本様に導入の経緯と効果についてお伺いいたしました。
■ 多くの利用者様やご家族様の安全・安心のために
当施設では「相模原障害者施設殺傷事件」をきっかけに施設の防犯について改めて確認することになりました。施設内を日々動き回っている私たちでは出入口を監視し続ける事は現実的に難しく、面識のない人物が施設に入って来ても気付けない場合もありました。
そこで施設の出入口の防犯強化を図るため、入退室管理システムの導入を検討することとなりました。当初は指紋認証システムの導入を検討したのですが、指紋認証の仕組みですと施設に出入りをする際、毎回指紋読み取り機に指をかざす必要があり、少々手間に感じていました。
指紋認証システムを導入するか決めかねていたところ、世界一の認証精度を誇るNECさんの顔認証システムのことを知り、NECさんから販売店である三和コンピュータさんを紹介いただきました。
顔認証システムであれば、顔を事前に登録し出入口に設置したカメラが顔をとらえるだけで扉の開錠を自動で行うことができます。また、三和コンピュータ九州支店さんは顔認証システムの導入実績があったのでお任せすることにしました。
■ 負担の無い快適なセキュリティの実現
顔認証による入退室管理システムを導入したことで、顔を事前に登録していない人物は施設内に無断で入ることができなくなりました。
スタッフや利用者様、ご家族様などの当施設関係者の顔はあらかじめシステムに登録しているため、出入口のカメラが顔を捉えるとスムーズに自動扉が開き出入りすることができます。
顔を登録していない人物が来館された際は入口のインターホンを鳴らしてもらい、スタッフが応答し確認した後に自動扉の開錠操作を行います。そうすることで、利用者様やご家族様に安全・安心に過ごしていただけるようになりました。
また、スタッフが事前に外出を把握していない特定の方の外出についても、出入口で顔を認識し該当する方が出て行かれた際は見通しのよいナースステーション横の柱上部に設置したパトランプが赤く光る仕組みになっており、スタッフがすぐにお声がけできるようになりました。
■ 導入を検討している方へのアドバイス
出入口の入退室管理システムはICカードや指紋認証など様々なシステムがあると思いますが、顔認証の場合は入退室時に顔画像が記録データとして残るので、防犯面についてより安心できると思います。
また、カード認証の場合はICカードを紛失したり、指紋認証では指紋登録の手間が発生しますが、顔認証システムの場合はカメラでとらえた人物の顔を一覧から選択し、登録ボタンを押すだけなのでとても簡単です。
■ 顔認証入退室管理システム
顔認証システムを導入し、正面自動扉や従業員扉、非常灯を連携
導入のご相談などございましたらお気軽にお問合せ下さい。
入居者の徘徊・離院を防止。ビーコン(センサー)不要でカメラに映った顔を検出・認証し無断外出の抑制やセキュリティ問題を解決◎表示灯やスマホへのお知らせも可能。見守り対策として活用出来ます。