施設で働かれる方の腰痛の原因の一つに入浴時の介助があります。利用者の身体状況によっては、入浴介助時に危険が伴うこともあることでしょう。
入浴リフトを導入すれば、入浴介助時の負担軽減、利用の安全性向上につながります。
今回は入浴リフトを選ぶ際のポイントやおすすめメーカー、補助金などについて詳しく解説していきます。導入を検討する際には、こちらを参考にしていただければ幸いです。
目次
ここからは入浴用リフトを選ぶ際のポイントを解説していきます。
先ほども説明しましたが、入浴用リフトはメーカーにより独自の製品が開発されています。そのため、設置に必要な浴室寸法(縦・横・高さ)や浴槽の大きさ(長さ・幅・またぎ高さ)も違ってくるのです。
設置だけでなく、介助に際して充分なスペースが確保できるかも重要なポイントになってきます。リフトの操作は介助者の手が必要なので、実際に入浴する際にゆとりがあるかを検証する必要があるのです。
入浴用リフトは、自力での入浴が困難な利用者や、補助があっても姿勢が安定せず転倒するリスクの大きい利用者に使用します。
一言に入浴リフトと言っても、利用者の身体機能にあわせてさまざまな種類の製品があります。導入を検討する際には、ご自身の施設ではどのような方が多く利用しているのかなどを把握することが大切です。正しい状況を理解することで、より自身の施設に適した製品を選ぶことができるでしょう。
ここからはおすすめ入浴用リフトメーカー11社を紹介します。
大浴場から個浴まで、幅広いラインナップの座位式入浴装置を取り揃えています。アームストロングウィンドミルは大浴場に対応しており、昇降ともにゆっくりとした動作で利用者に優しい設計。
アシストデッキはレベルに合った入浴ができるデッキ式リフトで、備え付けの腰かけに座ることもできます。
ライトハウスとエイブルバス・イーは、浴槽とストレッチャーがセットになっている個浴タイプです。
株式会社アマノの比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 座位式入浴装置 |
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主な製品 | アームストロングウィンドミル、アシストデッキ、ライトハウス、エイブルバス・イー |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴・大浴場 |
参考価格 | 要問い合わせ |
市販の個別浴槽と組み合わせることができるリフトタイプです。さらに既設のさまざまな配置の浴槽にも設置が可能で、アンカー施工不要で手軽に導入できます。狭い浴室でもスムーズに動かせるよう2軸回転機構を採用。
限られた空間でも、介助者ひとりでスムーズに介助入浴ができます。リモコンでリフトを昇降させられるので操作も簡単。
使わない時はコンパクトに収納ができ、他の利用者が入浴する際も邪魔になりません。
酒井医療株式会社の比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 個別浴槽対応型リフト |
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主な製品 | ホーミィリフトシリーズ |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴 |
参考価格 | 要問い合わせ |
こちらも移乗後は、洗体から浴槽に入るまで乗り換え不要なキャリータイプです。キャリーをリフトにセットすると、シート部分だけ移動して浴槽場へ移動。
リフトに備え付けのスイッチを押すだけで入槽できるので、利用者の様子が確認しやすくなっています。
快適な入浴姿勢を保つためのレッグレストや足元カバーもついており、利用者の不安が軽減されるよう設計。既存の浴槽に取り付けることができ、利用者も安心していつものお風呂を楽しめるでしょう。
オージー技研株式会社の比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 入浴リフトキャリータイプ |
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主な製品 | クルフト RA-580-S |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、大浴場 |
参考価格 | クルフトRA-5800(搬送車・リフトのセット) 590万円/搬送車RA-5810 125万円※価格は税別です。 |
全8種58パターンという、豊富なラインナップを取り揃えているつるべーシリーズを扱っています。
そのため、利用者の細かいニーズにも対応しやすいのが強みです。新商品のOCTBATHは、支柱タイプのリフトと高級ホーロー浴槽が一体化した据え置き型浴槽。
電源は、充電時間が短くて容量が大きいリチウムイオン電池を採用しています。リフトのみが希望の場合はF1やF2Rがおすすめです。シンプルな設計で場所をとらず、ユニットバスにも設置ができます。
株式会社モリトーの比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 介護リフト付きホーロー浴槽 OCTBATH、つるべーF1セット、つるべーF2Rセット |
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主な製品 | OCTBATH、つるべーシリーズ |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴、大浴場 |
参考価格 | OCTBATH1式210万円/Aセット(1式+安楽キャリーAAタイプ+スリング2枚)225万円/Bセット(1式+安楽キャリーBタイプ+スリング2枚)230万円/つるべーF1セット55.8万円~/つるべーF2Rセット61.9万円~※価格は税別です。 |
シンプルな設計で、住宅やグループホームにあるユニットバスなどの省スペースでも設置が可能です。
アームの長さは数種類用意されており、LBセットであれば大浴場でも使用できます。
支柱を固定し、本体ユニットを取り付けるだけなので設計が簡単です。取り付ける際のパーツも種類が豊富なので、浴室の状況に応じて取付方法が変更可能。
線リモコンを搭載しているので、コードが絡まる心配もありません。
株式会社ミクニ ライフ&オートの比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 吊り下げ式バスリフト |
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主な製品 | ミクニ マイティエースⅡシリーズ |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴・大浴場 |
参考価格 | 浴室セット 61.5万円/個浴セット 85万円/LBセット 105万円※価格は税別です。 |
リフト本体にキャスターがついており、移動が可能な電動昇降リフトです。金属部分はオールステンレス製でさびに強く耐水性が高いので、居室はもちろん浴室でも使用可能。
電装部品も高い防水等級であるIPX5を採用しています。
脚部は大きく広げることができ、大浴場から個浴・個浴型の特殊浴槽まで幅広く使用ができる点も特徴。高く吊り上げることができ、リフトに乗ったままストレッチャーなどへの移乗も簡単です。
アビリティーズ・ケアネット株式会社の比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 防水仕様 電動昇降リフト(移動式) |
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主な製品 | 入浴用 床走行リフト マルチリフト |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴・大浴場 |
参考価格 | 88万円※価格は税別です。 |
軽い力でも操作ができるよう設計されている手動式のバスリフトです。介助者の負担軽減と、利用者の安心・安全な入浴のために、専用のセパレートキャリーがセットで販売されています。
さらに座位サポートもついているので、座る姿勢が不安定な方も安心して入浴ができる点が特徴です。
3タイプの製品が用意されており、浴槽に合わせて選べます。地域や設置方法により金額が異なるので気になる方は問い合わせてみましょう。
精工技研株式会社の比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 手動式バスリフト |
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主な製品 | バスラックシリーズ |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴・大浴場 |
参考価格 | バスラック650(個浴向け)180万円〜/バスラック800(個浴、大浴場向け)200万円〜/バスラック1150(大浴場向け)250万円〜※価格は税別です。本体・セパレートキャリー1台・座位サポート・標準設置部材を含みます。金額は設置方法や地域により異なります。 |
ボタンひとつで座面が昇降でき、洗体から浴槽に入るまで乗り換え不要な電動リフトキャリーです。
キャスターが大きく360度回転するので、少しの力でもスムーズな操作ができる点が特徴。
設置が簡単で工事が不要なため、その日のうちに入浴が楽しめます。wellsユニットバス用と在来浴室用の2パターンがあり、個浴がメインの製品です。浴室の形状によっては設置できない場合があるので注意しましょう。
積水ホームテクノの比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 電動式リフトキャリー |
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主な製品 | wellsリフトキャリーシリーズ |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴 |
参考価格 | wellsユニットバス用 チルトタイプWLC-T200 198万円/標準タイプWLC-200(跨ぎサポート付)175万円/標準タイプWLC-200(跨ぎサポートなし)161.5万円 在来浴室用 WCL-Z-200S(跨ぎサポート付)196.5万円/WCL-Z-200WCL-Z-200L(跨ぎサポート付)202万円※価格は税別です。 |
人口学的に自然な座位の姿勢を保ったまま入浴を楽しむことができる製品です。浴槽とセットになっており、深くお湯に入れるよう設計されています。
リフトは水道電力を採用しており、ゆっくりとしたスピードで高さの調整ができるので利用者も安心です。
上昇時のみ電気を使用し、下降時は重さを利用する省エネ設計となっています。浴槽にシャワーも搭載されているため、洗体する際の移動も最小限で済ませることが可能。アームレストの位置にもこだわっており、前かがみの際に転倒を予防できます。
株式会社フツラの比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 座位式入浴装置 |
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主な製品 | フツラバスシリーズ |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴 |
参考価格 | 要問い合わせ |
スタンダードタイプでは、利用者・介助者それぞれの状態や状況に合わせて4つのタイプからストレッチャーを選べます。
セットの浴槽は、利用者だけでなくみんなが使える「これまで通りのお風呂」の魅力を取り入れた設計。
スタンダードタイプ以外には座面の角度を変えられるチルトチェアを使用した「個粋チルト」もラインナップ。その他にも浴槽が小ぶりな「個粋コンパクト」や児童介護用の「個粋ジュニア」もあり、幅広く対応しています。
株式会社メトスの比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | 座位式入浴装置 |
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主な製品 | 個粋シリーズ |
設置可能な浴室 | 新築・既築、木造・鉄筋コンクリート造、個浴 |
参考価格 | 個粋プラス 418万円/個粋チルト 498万円/個粋コンパクト 418万円/個粋ジュニア 447.7万円※価格は税別で、昇降装置、個粋チェア、バスタブを含みます。別途工事費がかかります。 |
電動でシートが昇降し、浴槽内での立ち座りをサポートするバスリフトタイプです。一人で立ち座りができない方・浴槽を跨ぐ際に不安を感じる方・膝の曲げ伸ばしが辛い方の負担を軽減します。
本体に繋がったリモコンを介助者が操作することで昇降ができ、利用者の様子を確認しながらの操作が可能。
電源は充電式なので、大がかりな電気工事は一切不要です。自身での移動が可能な利用者に最適な製品と言えます。
株式会社TOTOの比較ポイント
製品情報
ラインナップ(リフトのタイプ) | バスリフト |
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主な製品 | EWB100SR |
設置可能な浴室 | 個浴 |
参考価格 | 35.7万円※価格は税別です |
入浴用リフトを購入する際には、補助金を利用できる場合があります。以下では入浴用リフト導入時に使える補助金について説明していきます。
令和2年より厚労省が支援している補助金です。⾼齢者が安⼼・安全に働けるよう、中小企業が職場の安全衛生面の環境を改善するための実施に対して支援されます。
具体的に「身体機能の低下を補う設備・装置の導入」や「働く高齢者の健康や体力の状況の把握等」が対象です。
高年齢労働者(60歳以上)を常時1名以上雇用しているなどの条件がありますので、申請の前に確認しましょう。
人材確保等支援助成金は、魅力ある雇用創出をはかることで人材の確保・定着を目的としています。
労働者の身体的負担を軽減するために、介護福祉機器を導入し離職率の低下に取り組む介護事業主が対象です。
助成金額は、介護福祉機器を導入した際にかかった費用の20%と定められています。上限金額は150万円となっていますが、生産性要件を満たした場合は35%を補助してくれるのでおすすめです。
2020年4月から、時間外労働の上限規制などの働き方改革関連法が順次施行されています。こちらは、生産性を向上させ時間外労働の削減や年次有給休暇取得などの促進に取り組む企業に対する支援です。
毎年度実施はされているのですが、国の予算額により締切日以前に受付が終了してしまう可能性があります。あらかじめ成果目標が定められており、それに準じて取り組みに要した一部が支給されるのが特徴です。
入浴用リフトはメーカーにより詳細が異なっており、体系的な区分が非常に難しい製品になります。そのためメーカーに対し、実際に上記の補助金が適用された実績があるのか確認が必要です。
同時に申請の際にサポートを受けられるのかを問い合わせてみると、いざという時にも安心できるでしょう。
出典:働き方改革推進支援助成金
入浴用リフトとは、利用者が浴槽につかったりや立ち上がる際にサポートをしてくれる介護用品です。要介護者や体が不自由な状態の時には、浴槽の出入りは非常に難しいものになります。
怪我や事故に繋がる場合もあるので、無理に入るのも心配です。事故を防止するために、入浴を諦めてシャワー浴で済ますしかないケースもあるでしょう。入浴リフトを利用すると、そのような利用者の事故防止と介助者の負担軽減に大いに役立つのです。
入浴用リフトはメーカーによって細かな部分に違いはあるものの、大きく分けると4つのタイプに分かれます。以下で入浴用リフトの種類・特徴を詳しく解説していきますので、それぞれを見ていきましょう。
設置や取り外しが簡単で、支柱があればどこでも利用ができます。脱衣場からリフトに乗った状態で浴室への移動ができ、手軽な点が特徴です。リモコンで操作できるものが多く、軽い力で操作ができるので介助者の負担を減らすことができます。
吊り下げ式の入浴用リフトには、キャスターで移動可能な床走行リフトと浴室に設置するタイプがあります。リフトの設置方法は、ネジで固定するタイプや突っ張り棒固定式など多様です。
浴室の設計や条件をもとに設置方法を決めるので、導入の際にはメーカーとの打ち合わせが必要になります。利用者を支えるつり具(スリング)もさまざまですが、大きく分けると以下の3タイプです。
一枚のシートで身体を支えるタイプです。包み込まれる感覚で利用者にとって、非常に安定した感覚があり安心感を与えます。しかし、仰向けに寝た状態でないと装着できません。
モモ部分を片足ずつ別々に包んでくれるタイプで、車いすに座ったまま装着できます。脚が分離した状態で吊るされるので、利用者によっては安定性に不安を感じる方もいるでしょう。
わきとモモの下にある2本のベルトで吊り下げられるタイプです。吊り下げられた状態でズボンや下着の着脱ができる点が特徴です。椅子に座るタイプなので、自力で座位が保てるなど軽度の障害の方でないと利用が難しいでしょう。
リフトの操作に電気を一切利用せず、全て手動で行うタイプのリフトです。軽い力で使用できるよう設計されており、女性でも片手で操作ができます。電気を使わないので、経済的な面も特徴です。
手動式入浴リフトには浴槽のまたぎの高さに合わせたラインナップがあり、さまざまな浴槽で使用ができます。水場で電気を使わない安心感や、誤作動による事故のリスクが低いという点が支持されている理由です。
手動式入浴リフトの代表的なメーカーとして、精工技研株式会社があげられます。バスラックシリーズは、個浴から大浴場まで幅広い浴槽に対応しているので幅広い施設で導入しやすいでしょう。
先ほど紹介した手動式とは逆に、リフトの操作に電気の力を利用するタイプのリフトになります。漏電や事故に対し徹底した対策を取っている製品も多いので、導入している施設も多いです。
搬送車をリフトに接続した後にボタンを操作するだけなので、介助者の肉体的負担を減らせます。電力を使うため、手動式と比べて比較的高額です。また、電源を確保するために配線工事が必要な場合があり導入までの日数が多くかかるでしょう。
既存の個浴に対応しているリフトのみの製品と、個浴とリフトが一体となっている製品が主流です。その中でも、酒井医療株式会社と株式会社アマノが電動式入浴リフトの代表メーカーとしてあげられます。
浴槽に入った状態でリフトに腰かけると、電気の力で昇降してくれる製品になります。自力で座位の姿勢は保てるけど、浴槽をまたぐ・立ったりしゃがむなどの動作が困難な方におすすめです。
電源は充電式になっており電気工事が不要ですぐに導入ができ、取り付けが非常に簡単な点も魅力的。ただし、浴槽の種類やサイズによっては使用できない場合があるので、注意が必要です。
バスリフトの代表的なメーカーとしては、株式会社TOTOがあげられます。入浴を楽しめるようオプションも用意されており、それらを使用することで利用者の幅も広げられるでしょう。
入浴用リフトを導入するメリットとしては、次の3点があげられます。
ひとつ目は、介助者の肉体的な負担が軽減されるという点です。入浴の際に介助者は利用者の身体を支えながら、さまざまな危険に注意しなければなりません。
入浴用リフトを導入することで利用者が浴室に足をつかなくてよくなるため、転倒防止に役立ちます。
さらに介助者の身体を支える必要がなくなるので、視界が広がりより多くのことに注意を向けられるでしょう。
次にあげられるメリットとしては、既存の個浴や大浴場が有効活用できるところです。利用者の要介護度が高まったため、それまで使用していた浴槽が使われなくなったケースが多く見受けられます。
特殊浴槽だけで対応する場合、利用者全員を入浴させるには多くの時間と労力が必要です。追加での設置を検討するとしても、スペースや費用面等で問題を抱える施設も少なくないでしょう。
入浴用リフトは既存の浴槽に設置できる製品が多く取り揃えられています。それらを利用することで、既存のスペースを無駄なく有効活用できるのです。特殊浴槽の導入と比べてコストも安く抑えられます。
最後にあげられるメリットとしては、利用者の満足度が向上するところです。要介護度が高まると入浴が困難になり、シャワー浴やストレッチャー浴にならざるおえない場合があります。それに対し、抵抗を感じる利用者や家族がいるのも事実です。
入浴用リフトは一般的な浴槽を利用して行います。そのため利用者が「普通の入浴」をしていると感じやすく、非常に喜ばれやすいです。
身体が温まるので、安心感や満足感も得られやすいでしょう。
入浴用リフトの法的耐久年数は一般的に6年とされています。使用している中で、判断に迷う場合はメーカーやお近くの税務署に問い合わせると良いでしょう
その際にはパンフレットや説明書など、具体的に製品の内容が分かるものを用意されることをおすすめします。
近年では利用者の要介護度が高まる傾向にあります。それに伴い、今まで利用していた個浴や大浴場が使用できなくなったケースも珍しくありません。また、介助者の身体的負担が大きくなり持病による離職も多く見受けられます。
入浴用リフトの導入は、それらの問題を解決に導くことができる選択肢のひとつといえるでしょう。従来の個浴や大浴場でも設置でき、限られたスペースでも利用できるので多くの場で活躍が期待できます。
導入を検討される際は入居者の身体状況や、現在施設にある浴槽のサイズや利用者の状況を把握したうえで、メーカーを選んでいくと良いでしょう。