X線撮影装置はさまざまなメーカーから開発・提供されており、種類も非常に多いです。今回の記事では、医療用X線撮影装置の種類を紹介した上で、メーカーや装置をそれぞれ紹介していきますので、導入を検討する際の参考にしてください。
目次
医療用X線装置には、以下のようにさまざまな種類があります。
それぞれ解説していきます。
一般X線撮影システムには、さまざまな検査に対応可能なハイクオリティなものから、コスパ重視のベーシックなタイプがあります。
X線TVは、最新のFPDを搭載したフルデジタルシステムや、コンパクトかつ操作性に優れたタイプなどがあります。そのため、さまざまな診療科の検査に専門的に対応可能です。こちらも、ニーズに合わせて導入を検討できます。
回診用X線装置は、院内の回診で使用でき、ストレスなく移動できるように設計されています。場所や電源を選ばない撮影を求められる在宅診療などにも対応可能です。また、コンパクト設計なので、持ち運びの負担も大きくありません。
小型X線撮影装置は、在宅医療で手軽にX線検査ができるポータブルX線撮影装置です。非常に軽量で持ち運びの負担が少なく、装置を支柱に固定して撮影することができます。また、操作性も高いので簡単に使用可能です。
ここでは、医療用X線装置のメーカー6選を紹介していきます。
(各メーカーの製品詳細については、後述します)
富士フイルムヘルスケア株式会社は、先進・独自の技術を駆使し、最高品質の商品やサービスを提供しています。これまでさまざまな世界初の技術・製品を開発してきており、診断技術に革新をもたらしてきました。
医療業界の変化を敏感に察知し、潜在的ニーズを先取りすることで、世の中になかった革新的なソリューションを提供し続けています。
富士フイルムヘルスケア株式会社の比較ポイント
製品情報
従業員数 | 1,521名 |
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本社所在地 | 東京都港区赤坂9丁目7-3 |
資本金 | ー |
その他の取り扱い医療機器 | 超音波診断装置、MRI・CTシステム、ヘルスケアIT、骨密度測定装置、X線血液照射装置など |
キヤノンメディカルシステムズ株式会社は、これまでにさまざまな医療機器を開発してきており、業界からも高く評価されています。
「心臓血管内治療中における治療用器具の表示方法改善の発明」が、令和5年度全国発明表彰「発明協会会長賞」および「発明実施功績賞」を受賞しています。これは、科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的とした、独創性に富む優れた発明等に表彰される全国発明表彰です。
同社は、Made for Lifeの理念のもと、最新の技術で医療に貢献しています。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社の比較ポイント
製品情報
従業員数 | 11,052名(2021年12月時点/グループ連結) |
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本社所在地 | 栃木県大田原市下石上1385番地 |
資本金 | 207億円 |
その他の取り扱い医療機器 | CTシステム、MRIシステム、超音波診断システム、放射線治療装置、 核医学診断システム、検体検査システム、ヘルスケアITソリューション など |
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、日本の医療の課題解決に取り組むヘルスケア企業です。グローバル企業の強みと国内での開発・製造から販売・サービスまでの一貫した機能を活かし、質の高い持続的な医療を届けています。
2022年にGEとしては130年を迎え、GEヘルスケア・ジャパンとしては40年の節目となりました。続く2023年1月にはGEグループから分社化し、ヘルスケアに特化した独立上場企業として新たな価値を提供しています。
GEヘルスケア・ジャパン株式会社の比較ポイント
製品情報
従業員数 | 約1,700名 |
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本社所在地 | 東京都日野市旭が丘4-7-127 |
資本金 | 60億円 |
その他の取り扱い医療機器 | 生体情報モニタ、循環器検査機器など |
シーメンスヘルスケア株式会社は「 ヘルスケアをその先へ。すべての人々へ」という理念のもと、医療従事者が質の高いケアを提供し、患者に最善の結果をもたらすことができるようサポートするメーカーです。
また、イメージング・治療・診断を組み合わせることを独自の強みとしており、業界でも類を見ない、画期的な医療を提供しています。 70カ国以上66,000人の社員を抱えており、非常に大規模なメーカーです。
シーメンスヘルスケア株式会社の比較ポイント
製品情報
従業員数 | ー |
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本社所在地 | 東京都品川区大崎1丁目11番1号 |
資本金 | ー |
その他の取り扱い医療機器 | 超音波診断装置、血管撮影装置など |
フィリップスヘルスケアは、約130年にわたり画期的な技術革新を行ってきたメーカーです。
これまでに57,000件の特許を取得しており、2020年には「最も革新的な企業トップ50」でヘルステックカンパニー第1位を獲得しています。
フィリップスで開発するソリューションは、より良い健康転帰を提供し、患者と医療従事者の両社が経験を向上させ、医療コストを削減することが目的です。
フィリップスヘルスケアの比較ポイント
製品情報
従業員数 | 2,205名(2021年1月1日現在) |
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本社所在地 | 東京都港区港南2-13-37 |
資本金 | 30億円 |
その他の取り扱い医療機器 | 超音波診断装置、生体情報モニタ、分子イメージング装置など |
株式会社島津製作所は、「科学技術で社会に貢献する」を社是として事業を展開してきており、まもなく創業から150年を迎えるメーカーです。
計測機器や産業機器、航空関連機器の他、医療機関における診断・治療・健康測定や、新薬の開発を支援する機器を提供しています。
X線撮影装置に関しては、一般撮影システムの他に、回診用やX線TVシステムなども提供しており、ニーズに併せて導入可能です。
株式会社島津製作所の比較ポイント
製品情報
売上高 | 482,240百万円(2023年3月期) |
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従業員数 | 13,898名(2023年3月31日現在) |
本社所在地 | 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 |
資本金 | 26,648百万円 |
その他の取り扱い医療機器 | 近赤外光カメラ、放射線治療関係、排尿量測定システム、血管撮影システムなど |
ここでは、主要メーカーが扱う一般X線撮影システムの18製品を紹介していきます。
FUJIFILM DR BENEO-Fxのココに注目!
任意の断面画像を再構成・表示でき、再構成はバックグラウンドで可能
1回の撮影で角度を変えながらX線を照射し、得られた複数の画像を再構成して断層画像を生成可能です。また、プレショットによる単純撮影の撮影条件を参考に、トモシンセシスの条件を自動設定でき、画像の再構成はバックグラウンドで行うため、スムーズに次の撮影に移行できます。
軟部画像・骨部画像に分離できるため見やすい
2回のX線照射で生じるエネルギー差を利用し、軟部・骨部などの特定画像を生成可能です。撮影間隔は、撮影線量に応じて自動で変更されるようになっています。
全脊椎や全下肢を1枚の画像で表示可能
1回の操作で複数枚の画像を撮影し、自動的に画像合成を行うことで、最長で立位160cm、臥位120cmの長尺撮影を実現可能です。また、体動によって発生する画像のズレを自動補正で位置合わせできます。
FUJIFILM DR BENEO-Fxの特徴
FUJIFILM DR BENEO-eXのココに注目!
大きくて視認性が高いモニター表示
カラー液晶タッチパネルを採用しており、撮影条件の確認などが簡単に行えます。液晶パネルは、90度傾けても常に表示方向が上になるよう追従するように設計されているため、視認性が高いです。
操作性が高いハンドル
立位・臥位の撮影時に操作しやすいラウンド形状を採用しています。X線管懸垂器背部にリアスイッチが配置されているため、ストレッチャー使用時に背面側からの照射野ランプの操作とポジショニングが可能です。また、支柱軸回転は任意角度で固定でき、上下可動範囲は1600mmと大きく、低い位置での立位撮影も行えます。
7色のライトアップで装置状態を知らせてくれる
X線照射だけではなく、術式・READY UPを色分け表示でき、装置状態を簡単に確認可能です。さらに、READY UP状態を音と手元スイッチの表示で知らせてくれるため、より患者に集中した撮影を行えます。
FUJIFILM DR BENEO-eXの特徴
CALNEO Compactのココに注目!
省スペースに配慮
X線管保持装置は、臥位撮影台に取り付けられたレール上をスムーズに動かすことが可能です。レールは撮影台に隣接しているため、余計なスペースは必要ありません。
内蔵カメラでポジショニングを事前確認できる
コリメータ部に取り付けられたカメラを通じて、被検者のポジショニング映像を確認可能です。なお、こちらはオプションで追加する必要があります。
位置が確認しやすい
臥位撮影台のテーブルは半透明デザインになっており、立ったままの姿勢で上からカセッテトレイの位置を簡単に確認可能です。
CALNEO Compactの特徴
CALNEO Beyondのココに注目!
立位撮影台で透視検査が可能
これまで「撮影専用」だった立位撮影台が、透視検査にも対応できるようになっています。胸部撮影など各種一般撮影や座位での嚥下造影検査も可能です。透視対応のFPD「CALNEO Flow」と天井走行式X 線管保持装置「SX-A300」を組み合わせることで一般撮影室の「検査の幅」を拡げられます。
撮影×透視対応FPD
低被ばくですが、高画質な撮影画像と透視画像を撮影可能です。FPDとは反対側のX線照射面側に光センサーを配置した「ISS方式」による間接変換方式FPDを搭載しています。X線信号の散乱・減衰を大幅に抑制し、少ないX線量でシャープな画像を実現可能です。
防水・防塵性能
液体などが侵入しにくい構造になっており、あらゆる方向からの噴流にも耐える防水基準IPX6に準拠しています。血液や嘔吐物の侵入を防ぐだけでなく、防塵基準であるIPX5Xにも対応可能です。
CALNEO Beyondの特徴
Radnext50のココに注目!
片手で操作ができる
操作ハンドルとは別にもうひとつのコントローラーがあり、検査のフローをさらに向上させることが可能です。操作ハンドルより低い位置にあり、ロック解除スイッチを搭載しており、手の動きに合わせて回転します。
タッチスクリーン搭載
視認性と操作性に優れた大型液晶カラータッチスクリーンを内蔵しており、撮影室内で撮影条件や部位情報を確認・変更することが可能です。被検者の負担軽減に配慮し、電磁ロックの静音化を実現しています。
軽量・静音設計
動き出しの軽さを追究し、X線管保持装置からレールまでゼロから設計しており、片手でも流れるような操作が可能です。
Radnext50の特徴
Radnext Fluoro. Packageのココに注目!
低被ばく検査が可能
経年劣化にともなう輝度の低下や線量増加の心配がありません。高感度なCslを用いたFPDのため、長期間安定した画質を提供するだけでなく、低被ばく検査を維持できます。
検査効率に優れている
20cm×20cmの高画質な透視画像を得られるため、検査効率を大幅に向上させることが可能です。短時間で透視観察したい医師への「時短ソリューション」となっています。
レイアウトや用途に合わせて選べる
検査室のレイアウトや用途に合わせて、天井走行式保持装置3種類・床支持型X線管支持装置2種類・透視撮影台2種類(上下動あり/なし)から組み合わせを選択可能です。
Radnext Fluoro. Packageの特徴
RadnextSXのココに注目!
ロングストローク
床面から30cm~195cmまでの高さで撮影可能です。踏み台無しで膝関節荷重下撮影もできるため、安全性に配慮した撮影を行えます。
オートトラッキング
立位・臥位撮影台の上下移動に連動して、X線管保持装置が自動追従します。臥位撮影台では、撮影距離を一定に保ち、立位撮影台では中心位置のオフセットトラッキングにも対応可能です。
エルゴノミクスデザイン
人間工学に基づく設計になっているため、操作性が格段に向上しています。シンメトリカルかつ握りやすい形状の操作ハンドルや、機能配置をカスタマイズできるロック解除スイッチなどを搭載しており、非常に操作性が高いです。
RadnextSXの特徴
RadnextRXのココに注目!
片手で操作できるハンドル
操作しやすいグリップ式のハンドル形状を採用しており、ロック解除スイッチを工夫しているため片手でも操作しやすいです。これにより、スムーズにポジショニングを行えます。
ユニバーサル撮影
1台で立位撮影・臥位撮影・座位撮影に対応可能です。胸部・頭蓋・頚椎・腰椎・骨盤・四肢を撮影できます。また、撮影台が動くので、被検者がより楽な姿勢をとりながら撮影可能です。
シンプルな操作
CR/DRコンソールより撮影条件を入手しワンタッチで撮影可能です。また、よく使う撮影条件をワンタッチで呼び出すことができます。
RadnextRXの特徴
CLINIX3のココに注目!
やわらかなフォルム・フルフラット
全体に丸みのあるやわらかなフォルムになっており、段差のないフルフラットテーブルは被検者の負担を減らし、清掃も手軽に行えます。そのため、清潔な検査環境を維持することが可能です。
簡単に操作できる
操作器のハンドル操作が軽やかで、ポジショニングも簡単に行えるため、幅広い検査部位の撮影に対応可能です。また、設置面積2.7m×1.8mのコンパクト設計で省スペース化を実現しているので、限られた空間にも設置できます。
豊富なオプション
X線管アームの前後スライド・テーブルのスライド・立位撮影台などを、必要に応じてオプション追加することができます。また、イオンチャンバーを組み込むことで、適切な濃度の臨床画像を得ることが可能です。
CLINIX3の特徴
RADREX DRiteのココに注目!
オートポジショニング機能
保持装置に電動駆動機構を搭載しており、登録された撮影ポジションへボタン一つで移動し、位置合わせが可能です。ポジショニング時の移動ルートは自動で最短コースを選択するため、検査全体の時間を短縮でき、検査スタッフや受診者の負担も大幅に軽減できます。
パワーアシスト機能
X線管保持装置を登録ポジション以外の場所に移動する際は、モーター補助によるパワーアシスト機能によってスムーズな移動を行うことが可能です。これにより、検査環境のさらなる省力化を実現できます。
ワイドストロークを実現
天井高が3mある撮影室でも、最大2mのロングストロークにより、立位で膝下の撮影ポジショニングを行えます。 ストローク不足による踏み台などの必要がなく、安心感のある検査を実現可能です。
RADREX DRiteの特徴
MRAD-Aシリーズ RADREXのココに注目!
インバータ方式X線高電圧装置
高周波インバータ方式で、再現性の高い制御を実現可能です。X線高電圧装置は、25kW・32kW・50kW・80kWの各出力をラインナップしており、臨床用途に応じた出力から選択できます。
X線管保持装置
X線管保持装置は天井式・天井-床式・床上式があり、撮影室のレイアウト・臨床用途に応じて、各々の特長を活かしたシステムを提案してもらえます。
立位、臥位撮影台を用意
X線撮影に求められるさまざまなニーズに応えられる、各種撮影台を用意しており、高電圧発生器・X線管保持装置と合わせて最適なシステムを構築可能です。
MRAD-Aシリーズ RADREXの特徴
R-miniのココに注目!
基本的なX線検査に的確に対応
シンプルな構造ながら柔軟な対応力でX線撮影をサポート。容易なポジショニングと広範囲の撮影により、ベーシックなX線撮影ニーズに対応します。
施設環境や撮影ニーズに応じて選べる
組み合わせるX線高電圧装置は2つのタイプから選択可能です。200V電源を用意できる場合は、クラス最高の25kW出力タイプで余裕のある撮影を行えます。100V電源 (コンセント) にも対応しており、安定した20kW出力タイプも使用可能です。
最新FPDと組合せ可能
高画質と優れたワークフローを実現可能です。撮影視野はフルサイズからハンディタイプまで各サイズを用意しています。軽量タイプのワイヤレスシリーズの他、撮影台専用モデルのビルドインシリーズもあり、診断シーンに最適なシステムを提案してもらうことが可能です。
R-miniの特徴
Definium 656 HDのココに注目!
胸部病変の評価改善
エネルギーサブトラクションを使用することで、胸部画像から骨強調画像と軟部組織強調画像を作成可能です。軟部組織強調画像は、骨に重複した軟部病変の検出に役立てることができます。また、骨強調画像は石灰化病変を判定する上で、手がかりとなる追加情報を得ることが可能です。
ライブストリーミングカメラ機能
ライブストリーミングカメラを備えているDefinium 656 HDは、被写体の観察と撮影条件の操作を視線を動かさずにできるため、検査中の安全を確保しながら精度の高い撮影を実施できます。
X線画像を低線量で提供
高度な画像処理技術により、低線量時のノイズを大幅に軽減可能です。また、AIによる自動濃度調整機能で、撮影条件や被写体の状況変化に柔軟に対応し、常に再現性の高い画像を提供してもらえます。
Definium 656 HDの特徴
Ysio Maxのココに注目!
独自のフルオートポジショニング
X線管ユニットに5軸の駆動機構を搭載しているため、フルオートでのポジショニングが可能です。また、臥位テーブルや立位スタンドとも連動するので、シームレスなポジショニングを行えます。
X線管側でポジションや撮影条件の設定確認ができる
X線管ユニットに視認性の高い大型液晶タッチパネルを装備しており、アイコンを主体にした直感的な操作が可能です。また、日本語表記にも対応しています。
ポジショニングのしやすさと患者の快適性に配慮したテーブル設計
あらゆる患者コンディションや撮影部位に対応できるテーブル設計になっており、最低高52cmで安全に乗り降りできるため、車いすでも安心です。また、昇降スタンドがコンパクトで足元が広くなっているので、介助負担も軽減できます。
Ysio Maxの特徴
Uroskop Omnia Maxのココに注目!
さまざまな検査に応える自在なポジショニング
泌尿器科における検査から麻酔下で行う手技まで、専用機ならではの砕石位を重視した「ショートテーブル」「オフセットコラム」「着脱式延長天板」を装備しています。また、両側の尿路系へのアクセス性を高めた多様なポジショニングを行うことが可能です。
マルチモダリティビューイングモニタ
装置背面から延びるアームに搭載された2モニタは、左画面にリアルタイム透視画像、右画面に必要なモダリティ画像を表示可能です。そのため、一つの視点で視野を動かさずに画像を観察できます。
オフセット設計
X線管をスタンド中心からずらしたオフセット設計によって、透視部位へのアクセス性が向上しています。また、患者体位を変えずに装置の手前・奥側・サイドから処置・介護を行うことが可能です。
Uroskop Omnia Maxの特徴
LUMINOS Session Maxのココに注目!
マルチアクセス設計
広いワークスペースを確保しながら、多様な検査に対応できるよう設計されているため、内視鏡検査・整形領域系・ミエログラフィなど、高度で多彩なインルーム検査に余裕を持って対応可能です。
ワイドリーチテーブル
X線管映像ユニットから独立し、長手方向にも移動できるスライドテーブルになっています。広範囲のX線撮影範囲を確保できるだけではなく、対面検査に求められるワークスペースを確保可能です。
スマートなユニットデザイン
テーブルサイドに装着されたコントローラで、8方向へのテーブル移動操作のほか、X線管のコントロールが可能です。また、頭の向きや仰/腹臥位の体位変換によるイメージの反転や、レバーの操作方向も独立してワンタッチで設定できます。
LUMINOS Session Maxの特徴
DigitalDiagnost C90のココに注目!
ライブカメラパッケージ
ライブカメラとタッチスクリーンが搭載されており、照射方向から見たライブカメラ映像を見ながら、的確なポジショニングやコリメーションを行うことができ、被ばく低減に貢献してくれます。
グリッドレス撮影
フィリップスの散乱線除去機構「SkyFlow Plus」を使用することで、日常業務の負担を軽減しながら、グリッド使用時のような高コントラストな画像を得ることが可能です。被写体の散乱線量に基づき、強調度を自動調整することで、各患者に応じたコントラスト改善を行えます。
デジタル一般撮影のワークフロー改善
線撮影制御と画像処理を統合した一体型操作コンソールEleva Workspotが、一般撮影における患者情報入力から撮影制御・画像処理・画像出力の一連のワークフローを統合します。これにより、シンプルなオペレーションを実現可能です。
DigitalDiagnost C90の特徴
X’sy Anesis™のココに注目!
簡単なポジショニング
ワンタッチ操作の電磁ロック方式によって、 撮影位置の微調整や固定を簡単かつスムーズに行えます。これにより、検査時間の短縮が可能です。また、ハンドル下部にある左右のボタンで、水平軸の管球回転を行えます。
ワンタッチガイド機能
検査部位・撮影方向・撮影方式・体厚の組み合わせで、最適な撮影条件をスピーディに設定可能です。
また、撮影部位ごとに、撮影距離・撮影サイズ・ グリッドの要否・撮影距離をコンソールに表示してくれます。そのため、慣れない撮影部位でも迷わず撮影準備を行うことが可能です。
カセッテ連動機能
カセッテトレイがX線管の長手動に連動するため、カセッテをX線管の焦点に合わせる手間がかかりません。そのため、患者の移動が少なくなります。カセッテ連動はワンタッチで解除可能です。斜入撮影もできます。
X’sy Anesis™の特徴
ここからは、主要メーカーが扱うX線TVの12製品を紹介していきます。
VersiFlex VISTAのココに注目!
WOW(背景部減衰処理)
透視画像内のデバイス(ガイドワイヤーやチューブ)の視認性が向上します。WOWはデバイスを強調し、その他の背景部を減算処理することが可能です。特に、椎体と重なるデバイスの視認性が向上します。
KINETICS(動き追従型マルチノイズ低減処理)
鮮明な透視像描出を行います。「動き追従型ノイズ低減処理技術」のパターンマッチングにより、動き検出処理を実施し、あらゆる角度の動きに対してベクトル補正処理が可能です。ボケを生じさせずにノイズを除去できます。
IntelliFRAME(フレーム補間処理)
透視パルスレートを1/2 (被ばく線量半分) に設定しても、2倍のフレームレートでなめらかに表示可能です。高い動画性能が求められる検査や長時間を要する治療、特に低被ばくが求められるときなど、さまざまなシーンで被ばく線量を半分に抑えられます。
VersiFlex VISTAの特徴
CUREVISTA Apexのココに注目!
MAGICHAND(ボイスコントロール)
マジックハンドの音声認識アルゴリズムが、もう一つの手として操作を的確にアシストします。 スコープの操作で両手や足がふさがるシーンや、少人数での内視鏡治療の際に役立てることが可能です。
TARGET(局所動体追従型残像低減処理)
100万ピクセルを毎秒30回、ピクセル単位で動きベクトルを算出する「オプティカルフロー」によって、透視画像内の局所的な対象物の動きを的確に追従可能です。
IntelliSHUTTER(4辺独立コリメーター)
上・下・左・右、自由に拡大できます。上半分だけや、片側の肺野など検査に必要な範囲のみをディスプレイの中心にズーム表示可能です。
CUREVISTA Apexの特徴
CUREVISTA Openのココに注目!
2WAY ARM (2方向アーム:縦・横)
X線管アーム(映像系機構) は、縦・横にテーブル上で自由に動かすことができます。テーブルは完全固定で、被験者を動かす必要はありません。
被検者監視カメラ・手技用スポットライト
X線管アームに設置された広角カメラで、天板上の被検者をモニタリング可能です。これにより、操作室や検査室でもディスプレイ上で被検者の確認を行えます。また、コリメータに内蔵された複数のLEDライトで術者の手元を照らすことが可能です。
左右対称デザイン
シンメトリー構造と広いスキャニングエリアも特徴の一つで、テーブルの左右両端からFPDまでの距離は9.8cmとなっています。身体を自由に動かしにくい被検者の体位や、テーブル端で手技行う術者の姿勢に考慮した構造です。
CUREVISTA Openの特徴
DIAVISTA Luceのココに注目!
MTNR (動き追従型ノイズ低減技術)
パターンマッチングによる動き検出処理を行うことで、動きに対してベクトル補正処理ができ、ボケを生じさせずにノイズを除去可能です。また、動き補正を必要としない領域には空間フィルタを併用しており、最適なノイズリダクション効果による鮮明な透視像を描出できます。
マルチDRC処理
画像内の構造に応じて強調度合いを変更する技術で、強い輪郭強調が可能となっています。これにより、視認性が向上を実現可能です。また、複数の周波数帯に分けて強調処理を行うことで、暗部から明部まで鮮明に表現できます。
ダイナミックγ処理
富士フイルムヘルスケアが長年培った臨床から得たノウハウ・アルゴリズムに基づくγ処理と、マルチDRC処理を融合させることができます。これにより、撮影部位を選択するだけで『撮影画像』ごとにγカーブ演算をリアルタイムで行うことが可能です。
DIAVISTA Luceの特徴
Ultimax-iのココに注目!
Cアームがあらゆる視点を提供
Cアームならではの自在な動きで胆管と脊椎の重なり・肝門部胆管の分岐部・胆嚢管の分岐部などを、見たい角度から被検者を動かすことなく的確に捉えることが可能です。
ワークスペースを確保
Cアームでありながら、コンパクトな設置スペースによりワークスペースを十分に確保可能です。内視鏡や超音波装置などを自在に設置できるため、限られた検査室内を有効活用できます。これにより、検査室の配置の自由度を高めることが可能です。
低線量検査を取り入れやすい
独自のリアルタイム画像処理と低線量検査のための技術などにより、照射線量は従来に比べて約65%低減しています。パルス透視のフレームレートに関わらず、高画質と低線量の両立を高次元で実現可能です。
Ultimax-iの特徴
Astorex i9のココに注目!
自由な視野選択を実現
検出視野の中から、選択した領域を画像として観察することが可能です。患者を動かしたくない場合でも自由な視野選択を実現できます。
患者ファーストの機能が豊富
電動ショルダレストによって、ショルダレストの位置調整を自動で行うことができるため効率的な検査を実現可能です。また、立位乗り降りモードでは、床面から天板端が5cmまで下降するので被験者の立位での乗り降りがしやすくなっています。
トモシンセシス撮影が可能
臥位だけでなく立位でもトモシンセシス撮影が行えます。データ収集は±10°、±20°の範囲で行うことができ、回転中心や再構成範囲の設定が可能です。
Astorex i9の特徴
ZEXIRAのココに注目!
画像処理コンセプト「PureBrain」による高画質
「PureBrain」によって、高解像・高濃度分解能FPDの情報をフルに活かすことが可能です。画像の高輝度部と低輝度部の明るさを自動補正するデジタル補償フィルタ機能(DCF)と、透視像にリアルタイムに画像処理し、見やすい透視像を提供する透視DCFで様々な検査で最も観察しやすい濃度の画像を実現できます。
優れた操作性
検査情報を統合的に把握できるモニタ表示「Smart-wide Monitor」は、操作室だけではなく撮影室内の近接モニタにも搭載できるため、スムーズな検査が可能です。
被験者に優しい検査環境の構築
乗り降りモード・ラウンドシェイプ天板・段付きハンドグリップが搭載されており、被験者に優しい検査環境が整っています。これにより、検査をスムーズに行うことが可能です。
ZEXIRAの特徴
Raffine-iのココに注目!
FPDコア技術Quadcel™を採用
100年の歴史をもつキヤノンメディカルシステムズの医用機器事業で磨き抜かれた技術と、画像処理技術が高度に融合した高性能FPDによって高画質と低被ばくの両立を実現可能です。
柔軟な撮影視野
X線管を頭足方向に+30°から-30°までの範囲で斜入することが可能です。任意のX線照射方向が設定できるため、横胃・瀑状胃での胃角の撮影や、病変部の正面からの観察をスムーズに実現できます。そのため、より正確で多くの病変面の情報を得ることが可能です。
逆傾斜最大-45°
深い角度付けが行える、逆傾斜角度-45°を実現しています。マーゲンの前壁二重造影撮影時も、最適なポジショニングでの撮影可能です。そのため、検診や精密検査など、さまざまなシーンで柔軟に対応できます。
Raffine-iの特徴
Plessart ZEROのココに注目!
シンプルな操作
患者登録から画像処理まで、わかりやすいユーザーインターフェースを実現しています。 直感的な操作で効率的な検査が可能です。透視撮影台の動作は、従来の操作性を継承しており、ストレスなく検査を行えます。
診断に最適な画質
独自のデジタル画像処理により、画像の黒つぶれや白とびしやすい領域を最適な濃度に自動補正することが可能です。検査部位に関係なく、診断に適した見やすい画像を得ることができます。
操作室を省スペース化
操作室では、 1台のモニタで検査開始から検査中の画像確認、画像処理まですべての操作を行えます。これにより、操作室の省スペース化を実現可能です。
Plessart ZEROの特徴
SONIALVISION G4 LX editionのココに注目!
さまざまな検査が快適に
ワイドストロークで患者を動かさずに全身をカバーできます。また、X線管球を90°回転させられるため、ストレッチャーのまま撮影可能です。
撮影範囲を天板端限界まで拡張
天板の頭側は17インチ視野時、視野端を天板端から9.5㎝まで近づけることが可能です。17インチの大視野とあわせて泌尿器検査をスムーズに行えます。
高精度な長尺撮影に対応
X線をスリット上に絞り、映像系を平行移動させながら画像を収集可能です。これにより得られた画像を自動的につなぎ合わせ、1枚の長尺画像を再構成するスロットアドバンスに対応しています。なお、こちらはオプション機能です。
SONIALVISION G4 LX editionの特徴
FLEXAVISION F4 Packageのココに注目!
消化管検査
600kHU大容量X線管球を選択可能です。検診でもストレスなく使用でき、透視状態から撮影のX線ばく射まで最短0.9秒で切り替わるため、撮影のタイミングを逃しません。斜入撮影機能により、横胃や瀑状胃の胃角、病変部を必要な方向からスムーズに観察できます。
嚥下検査
X線管球を150cmに引き伸ばすことで、十分なスペースを確保できます。そのため、圧迫感がありません。コリメータ全面の操作パネルで照射野の位置合わせができるので、スムーズに検査を進めることが可能です。
ワイヤレス撮影可能な着脱式FPDを搭載
ワイヤレス撮影が可能な着脱式FPDを新たに搭載しており、ワンコンソールでの一般撮影運用ができます。また、従来のFLEXAVISIONに比べてFPDを軽量化しているため、一般撮影用途でも使いやすいです。
FLEXAVISION F4 Packageの特徴
FLEXAVISION HB Packageのココに注目!
最新DR装置による高精細画像
透視から撮影まで、高精細フルデジタル画像でリアルタイムで画像を収集可能です。これにより、すぐにモニタで画像確認ができます。また、新たに開発されたノイズを低減できる画像処理技術と、その処理をリアルタイムに行うハードウェアを搭載しており、動きによる残像感が少ない鮮明な透視画像を実現可能です。
カセッテ速写撮影機能を採用
撮影タイミングがとりやすいマルチサイズカセッテ速写機能を搭載しており、観察部位を確認しながら最適なタイミングで撮影可能です。また、六切から半切までのカセッテサイズを使用できるため、胸部から整形まで広い領域をカバーできます。
被検者、術者にやさしいシステム
寝台昇降機構やベッドサイド操作により、被検者に配慮しながら検査を行うことが可能です。X線条件は自動設定され、カセッテ撮影時は4採光野ホトタイマもオプションにて装備できます。そのため、適正な撮影が可能です。
FLEXAVISION HB Packageの特徴
ここからは、主要メーカーが扱う回診用X線装置の13製品を紹介していきます。
FUJIFILM DR CALNEO AQROのココに注目!
モバイル撮影の効率化を促進
カセッテDRメーカーとして長年培ってきた、少ない線量でも鮮明な画像を得られる「超高感度システム」のノウハウを最大限に活用しています。富士フイルムの画像処理技術を駆使することで、軽量かつコンパクトな撮影装置でも見やすい画像をスムーズに描出することが可能です。
大幅にサイズダウンしたボディ
高感度技術と組み合わせ、X線出力を必要最小限に抑えた小型軽量ボディを実現しています。総重量は約90kgで、外寸も大幅にサイズダウンしているため、病棟内やベッドサイドでもスムーズな移動が可能です。
ダウンタイムを最小限にする高性能バッテリー
20ショット/時で最長12時間の使用が可能です。4時間でフル充電され、15分で1時間分(20ショット相当)の充電を行えます。バッテリーは、4年使用しても50%の性能を持続するリチウムイオン電池です。
FUJIFILM DR CALNEO AQROの特徴
FUJIFILM DR CALNEO Go PLUSのココに注目!
軽量&スリム設計
従来機よりも約20kgの軽量化を実現しており、横幅もスリムになったコンパクトな本体で、病棟などの狭いスペースでも優れた機動性を発揮できます。
LEDによる状態通知
アーム側面とX線制御パネル横に配置されたLEDライトの色変化や点滅によって「撮影準備中」「充電中」「エラー発生」など、機器状態を分かりやすく通知してくれます。これにより、いち早い対応が可能です。
コリメーター操作をスムーズに行える
X線管の本体側にもコリメーターの調整つまみを設けており、照射時のポジショニング作業をより簡単に行えるようにしています。
FUJIFILM DR CALNEO Go PLUSの特徴
Sirius Starmobile tiaraのココに注目!
ワイヤレスFPDを搭載
ワイヤレスFPDを搭載することで、病室撮影だけでなく救急や乳幼児撮影など、さまざまな医療現場でスピーディに撮影可能です。また、ワイヤレスなので手術室や感染症病棟でも清潔さを保ち、ケーブルを気にすることなく、ノーストレスでポジショニング・撮影を行えます。
大画面15インチモニタ
大きく見やすい15インチモニタを搭載しており、撮影後はその場で画像確認が可能です。そのため、緊急を要する場合や、追加撮影が必要な時でも迅速に対応できます。これにより、作業効率を大幅に向上させることが可能です。
ネットワーク接続でより早く
撮影画像は、画像処理ユニットから院内システムへ配送可能です。院内ネットワークシステムとの接続は、有線LANもしくは無線LANのいずれかを選べます。また、RIS接続することで、被検者情報などをオンラインで取得可能です。
Sirius Starmobile tiaraの特徴
Sirius Starmobile tiara airyのココに注目!
スリムなボディでスムーズに移動
前方をしっかり見ることができ、取り回ししやすいスリムなボディとなっています。多くの人が行き交う待合室。狭い廊下・病室・エレベーターの出入口などもスムーズに移動可能です。
大型メインパネルで簡単操作
メインパネルは、操作しやすい大型タイプになっています。わかりやすくレイアウトされた大きめのボタンで、撮影する部位・方向・体厚を選ぶことで、撮影条件を思い通りに設定可能です。
パンタグラフアームで迅速に撮影
モノタンクを支えるアームは、独自のパンタグラフアーム方式です。可動範囲が広く自由自在に動かせるため、思い通りに素早くポジショニングできます。
Sirius Starmobile tiara airyの特徴
Mobirex i9のココに注目!
ボーダレスで広範囲な撮影ができる
アーム伸縮・支柱回転によって撮影領域をカバーします。手術室・救急初療室・ICUなど、場所を問わず最適な撮影が可能です。
ストレスフリーの操作環境
オールフリースイッチにより、各部操作を一度に行うことが可能です。また、正面側に装備した『微動スイッチ』でポジショニングの微調整ができます。
走行性に優れている
パワーアシストテクノロジーを採用しており、滑らかな走行性と本体幅560㎜というコンパクトボディでスムーズなポジショニングを行えます。走行時の正面視界も確保できているため、安全に移動可能です。
Mobirex i9の特徴
Mobirexのココに注目!
独自のオフセットドーム構造
独自のオフセットドームを搭載しており、ドームにオフセットして設置した支柱を、ドームごと回転させると、アームを向かせたい方向に支柱が自動的に最接近します。
本体幅56cmのコンパクト設計
クラス最小級のコンパクト設計となっています。ベッドサイドの限られたスペースでもスムーズに操作可能です。また、コンパクトなので走行時の装置の取り回しも簡単で、検査を省力化できます。
パスコードでキーレスエントリー可能
装置の電源ONは、4桁のパスコード入力によるキーレスエントリー方式を採用しています。鍵の管理の手間や紛失する心配が無く、すぐに装置を起動可能です。
Mobirexの特徴
IMC-125のココに注目!
患者に優しいデザイン
患者の精神的な負担を軽減するため、装置デザインにこだわっています。 アームや装置本体にカーブを作り、圧迫感を感じないデザインです。
わずらわしさを解消する
移動時の全高はわずか約1.2mで、前方確認がスムーズです。また、バッテリ内蔵型なのでX線撮影時は電源は必要なく、撮影時のわずらわしさを解消しています。
インバータ方式&半導体制御
X線発生方式にインバータを採用しているため、安定した高線量率の撮影を行うことが可能です。また、X線制御はすべて半導体制御のため、より正確に制御できます。
IMC-125の特徴
MOBILETT Elara Maxのココに注目!
軽量・コンパクト設計
コンパクトボディと、X線管を保持しているアームのカウンターバランス設計・MAXリーチアームによって、スペースが限られるベッドサイドでもさまざまな角度からアプローチ可能です。ロックが必要ない柔軟な操作性で、多様な撮影部位を捉えられます。
常に清潔に保てる
高圧ケーブルの露出が無いため、清掃が簡単です。清潔な状態を維持できるだけでなく、ベッド周辺の障害物との衝突を防げます。ケーブル一体型の清掃しやすいデザインとなっており、感染予防と管理の標準化を支援しつつ、システムの清掃効率を向上させることが可能です。
17インチ タッチスクリーン
撮影した画像をその場で確認可能です。画像確認後は、院内ネットワークに接続できる場所であれば、どこでも画像送信や線量レポートの送信など、一連の作業をタッチスクリーン上で行えます。
MOBILETT Elara Maxの特徴
MOBILETT XP Hybridのココに注目!
優れた機動性能
段差や勾配をバッテリーで強力に走行可能です。コンパクト性に優れており、狭い通路や病室内・清潔エリアの手術室でもスムーズに動かせます。
自在なポジショニング
ロック不要のカウンターバランスアームとヘッド部分の柔軟性によって、撮影者が意図するセッティングをサポートします。
コンパクトかつハイパワー
最大30 kW・450mA・最短1.2msの高出力で高画質を実現できます。高い管電流設定の短時間照射により、ボケのリスクを低減可能です。
MOBILETT XP Hybridの特徴
MobileDiagnost wDRのココに注目!
マルチ周波数処理 UNIQUE2
被写体背景の均一化やノイズの低減処理、微細部の強調処理などが強化されており、従来よりも高画質な画像を提供してもらえます。
軽量なワイヤレスフラットパネルディテクタ・SkyPlate
大・小のSkyPlateはヨウ化セシウム結晶を採用しており、高いDQEを誇りつつ十分な分解能を提供する検出器となっています。SkyPlateは、さまざまな検査環境で使用でき、一般撮影やポータブル撮影のワークフローを強化可能です。
全身対応型グリッドレス撮影機構 SkyFlow Plus
フィリップスの散乱線除去機構「SkyFlow Plus」を使用することで、日常業務の負担を軽減しつつ、グリッド使用時のような高コントラストな画像を得ることが可能です。特に、移動型X線撮影ではグリッドを使用しないことで、グリッドを落下させるリスクを排除できます。
MobileDiagnost wDRの特徴
MobileDaRt Evolution™ MX8 Versionのココに注目!
滑らかな走行
曲がりたい方向へハンドルを押した分だけ進めることが可能です。パワーアシスト技術により、操作する人の気持ちが伝わる滑らかな走行を実現しています。
支柱が伸縮する
視界を遮る支柱がないため、見通しよく走行可能です。コンパクトで柔らかさがあるフォルムは、院内に安心感を与えることができます。
狭いスペースでも簡単にセッティング
装置幅56cmのスリムな装置は、狭い場所でもスムーズに移動可能です。また伸縮支柱によって、点滴台など背の高い医療機器との干渉を避けながらセッティングを行えます。
MobileDaRt Evolution™ MX8 Versionの特徴
MobileArt Evolution™ MX8 Versionのココに注目!
走行ハンドル高さ変更キット
操作する人の高さに合わせて調整できる2段階可変タイプ、もしくは低位置固定タイプから選択できます。
広範囲な撮影領域をカバー
可動範囲が広く、自在に取り回しを行えます。機器の多い狭い場所でも、簡単に撮影を行うことが可能です。
オールフリースイッチ
オールフリースイッチを押すことで、支柱の回転・アームの伸縮・X線管の上下動を一度に行うことが可能です。コリメータ側だけでなく、支柱側からもポジショニングできるようになっており、アームやキャッチ部にもオールフリースイッチを設置しています。
MobileArt Evolution™ MX8 Versionの特徴
MOBILEART ecoのココに注目!
ワイドビューデザイン
本体前部のワイドビュー設計によって、走行時の広い前方視野を確保可能です。スムーズに移動する事ができるため、多数の人が行きかう院内でも安心して移動できます。
ワイドな撮影範囲を自在にカバーできる
最長1,000mmの超ロングアームは、本体の両側に自在に回転します。これにより、ベッドに寄せてからでも自在にポジショニングを行うことが可能です。
回診業務がスムーズに
院内の移動で障害となる小さな段差やケーブルは、前輪を持ち上げることのできるステップ機構によって軽く乗り越えることが可能です。また、狭い場所での方向転換もその場で無理なく行うことができ、狭い病室への出入りや障害物の回避もスムーズに行えます。
MOBILEART ecoの特徴
ここからは、主要メーカーが扱う小型X線撮影装置の2製品を紹介していきます。
CALNEO Xairのココに注目!
電源がない場所でも撮影できる
フル充電で100ショットまで撮影可能な容量を備えているリチウムポリマーバッテリーを内蔵しています。在宅医療など、電源が無い環境でもバッテリー駆動により撮影可能です。
小型・軽量
重量わずか約3.5㎏で、スペースが限られている在宅医療などの現場でも持ち運びしやすい仕様になっているため、迅速な撮影が可能です。
耐久性が高いLED光源
照射野ランプと背面ディスプレイにはLED光源を採用しており、耐久性が高く、操作画面を見やすく表示可能です。
CALNEO Xairの特徴
Comfyのココに注目!
綺麗に効率的に撮影できる
小焦点のため鮮明な画像を撮ることができ、オートパワーオフ機能で、自動的に電源が切れる時間を任意の秒数に3通り登録可能です。
さまざまな便利な機能
絞り回転機構・着脱式発生器・着脱式リチウムイオンバッテリー・など、さまざまな便利な機能が備わっているため、スムーズな操作が可能です。
レーザーポインター
指定したSIDの距離に到達すると、レーザーポインターが十字表示に変化します。メジャーなどで実測する必要はありません。
Comfyの特徴
小型X線撮影装置については【2023】ポータブルレントゲンのメーカー9選比較|選び方や基礎知識まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
X線装置は、照射装置とフィルムの間に挟むような形で身体を置き、X線を特定の部位に照射する装置です。X線は物質を透過する性質を持っており、透過する力は、物質や線量によって異なります。
X線管によってX線は発生し、X線管の内部では陰極と陽極の間に高電圧がかけられており、熱電子が真空中を陰極から陽極に高速で移動する仕組みです。
X線には感光板を黒く変色させる性質があり、X線が通過した部分は黒くなり、通過しない部分は白くなります。これにより、身体の構造を表現することが可能です。
X線診断装置の耐用年数は以下の通りです。
ここまで、さまざまなX線装置を種類別に紹介してきました。各メーカーのX線装置はそれぞれ特徴が異なり、独自技術を駆使しているものもあります。
X線装置の導入を検討している方は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。