社会の高齢化が進む近年、介護業界の人手不足が深刻化しており、介護施設だけでなく在宅での介護も多くなってきました。
介護業界の人手不足は、高齢者の割合が増えていることはもちろん、介護者への身体的・精神的負担が大きいことも原因として挙げられるでしょう。今後さらに高齢化が進むに伴って、日本ではさまざまな介護支援ロボットが開発され、海外からも日本式介護への関心が集められています。
今回は、介護施設や在宅介護で介護者の負担軽減ができたり、利用者の方もより快適な生活が送れるような最新の介護ロボットを紹介します。また、日本だけでなく海外の介護の状況や今後の展望なども解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
少子高齢化が進むに伴って関心が高まっている介護ロボット。利用者の自立支援や介護者の負担を軽減するために、介護施設や在宅介護でも導入されることが多くなってきました。
初めに介護ロボットとはどのようなものか、また、最近の介護ロボットのトレンドなどについて解説していきます。
そもそも介護ロボットとは、どのようなロボットかご存じですか?
まず、ロボットとは、
この3つの要素技術を有する、知能化した機械システムと定義されています。
介護ロボットは、上記のロボット技術が応用され、利用者の自立をサポートしたり介護者の負担軽減に役立つ介護機器のことを指します。
ここでみなさんが想像するのは、人を運ぶときに介護者の負担を軽減する”装着型パワーアシスト”や、利用者の移動を支援する”歩行アシストカート”でしょう。 このほかにも、利用者の排泄をサポートする”自動排せつ処理装置”や、認知症の方を見守る”見守りセンサー”なども、介護ロボットです。
介護ロボットは「〇〇機能があるもの」と明確に決められてはいないため、形や用途は様々で種類も数多くあります。
株式会社矢野経済研究所の調査によると、2019年度の介護ロボット国内市場規模は18億5,400万円にもなると推計されています。 これは、メーカー出荷金額ベースで、前年度と比べると37.6%も増加しているのです。
介護者の人手不足などから介護ロボットの導入は年々増加しています。 少子高齢化も進む現代では、今後も介護ロボットの国内市場規模は拡大していくことが考えられるでしょう。
厚生労働省および経済産業省では、介護ロボットの開発・実用化の促進のため「ロボット技術の介護利用における重点分野」が定められています。 重点分野は、以下の6分野13項目です。
最近では、新型コロナウイルスの流行によって介護ロボットの開発トレンドにも変化が生じています。 従来であれば、介護者の人手不足による業務負担を軽減するために介護ロボットが開発されていました。 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、新たな生活様式に沿った幅広い活用に向けてトレンドも変化してきたのです。
例えば、感染症対策となる非接触型ロボットや、遠隔操作できるコミュニケーションロボット。 また、不要不急の外出が減ったことによる運動不足を解消するために、高齢者などの運動を支援するロボットなどへの注目が高まっています。
他国が日本の介護ロボットに感じる魅力は、大きく以下の3つが挙げられます。
介護福祉機器の種類は中国が4千点ほどであるのに対し、日本は4万点もあるといわれています。 日本の繊細な技術が詰め込まれたテクノロジーと合わせて、アプリケーションなどのサービスも合わせて提供を受けたいとの声が多いようです。
では、ここからは海外の介護ロボットの動向を見ていきましょう。 主要国の状況や介護ロボットに対するニーズなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
中国における介護ロボットへのニーズは以下の通りです。
中国では介護の担い手が豊富であることが最大の特徴です。現在、施設介護と在宅介護の両方においてIT技術の導入が進んでいません。しかし、テクノロジーを使いこなせる次世代が高齢者になる2035年頃以降は急速に介護市場が発展する予想です。
中国では政府が介護機器の導入を進めると、一気に普及させることができるのも特徴と言えるでしょう。
日本式介護に対する関心が高く、ハード(機器)のみならずソフト(日本独自の介護方法や機器の使用方法を学ぶための研修など)のサービス提供が望まれています。
シンガポールは家族や家政婦と同居することが一般的で、家政婦が介護の役割をになっているのが特徴です。
介護施設でもNPOなどの非営利法人がチャリティとして運営していることが多く、金銭的な問題もありテクノロジーの導入は進んでいません。
しかし、シンガポールの人々は合理主義を好み、業務の効率化に関心が高いのでロボット介護機器を導入しやすい環境であるといえるでしょう。
シンガポールで認められたものは東南アジアに広がっていくので、「技術をテストする場」としてシンガポール市場を活用していく必要があります。
フィンランドは北欧諸国の中でいち早く超高齢化社会に突入した国です。 多くの高齢者は自宅や高齢者向けの住宅で介護サービスを利用しながら、自立した生活を目指して暮らしています。簡易的な介護機器やリモートドクターなどの遠隔医療は進められていますが、介護ロボットは高額などの理由からあまり普及していません。
しかし、2035年以降さらなる高齢化に向けて、業務の効率化が期待できる介護ロボットへの関心は高まることが予想されます。
テストベッドやリビングラボなど新テクノロジーを試せる環境が整っているため、フィンランドを実証実験の場として他の欧州諸国への進出が可能でしょう。
オランダの介護は、他に頼らずできる限り自分の力で生活できるように支援することが特徴です。高齢者の増加に伴って介護のニーズが高まり人手不足から介護ロボットへの関心も高まっていますが、知識不足や保険適用外などの理由からあまり普及はしていません。
しかし、見守り・コミュニケーションロボットへの関心は高く、実証実験を行い介護現場への導入へ向けて取組が進められています。
オランダでは社会問題の解決にはどのような製品が効果的か重要視されるため、テクノロジーの導入によって何が得られるかを明確にしましょう。また、その効果に見合った費用設定をしっかりと行うことも重要です。
ドイツでは介護をロボットに任せたり、してもらうことに抵抗感が大きく、介護する側もされる側も介護ロボットに対して否定的な意見の方が多いのが特徴です。 介護する側からはロボットが誤作動を起こしたり、人間的な繋がりをもたらすことができず尊厳を傷つけてしまうのではないかと懸念されています。
また、介護される側も介護はロボットではなく人から受けたいと考える方が多いようです。
ドイツでも介護ロボットの導入に向けた実証プロジェクトが行われているようですが、介護ロボットに対する抵抗感が強い現状のままでの普及はかなり難しいでしょう。
米国では介護施設・在宅介護ともに、サービスロボットなどの見守り・コミュニケーションのテクノロジーの普及が進められています。 GoogleやAppleなどの競合が存在するので参入するハードルはかなり高いですが、介護市場は大きいです。
介護施設では人件費の削減に繋がるテクノロジーへの関心が高く、排泄予測機器や介護業務支援ロボットなどが注目されやすいでしょう。
今後介護ロボットを普及させるには機器の性能やサービスはもちろん、価格もリーズナブルであることが望まれます。
ここからは、最新の介護ロボットについて紹介していきます。 さまざまな環境や用途に合わせて選びやすいように、ポイントをわかりやすくまとめたので、ぜひ一度目を通して見てください。
「移乗サポートロボット Hug L1」は、非装着型の移乗動作や立位保持をサポートする介護ロボット。ボタンはたった2つで、サイズも一般住宅に対応しているので在宅介護におすすめです。
前方支持の身体保持部に寄りかかる方式にすることで自然な立ち上がりを実現し、100kgの方まで安心・安全に移乗することができます。準備も身体保持部へ寄りかかっていただくだけで出来るので時間はかかりません。
Hugについては移乗サポートロボット『Hug』の評判は?機能や価格についても徹底解説!でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
移乗サポートロボット Hugの比較ポイント
製品情報
サイズ | (全長×全幅×全高)950×620×880~1350mm |
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最大使用者体重 | 100㎏ |
デモの有無 | あり |
レンタルの有無 | あり |
価格帯 | 移乗サポートロボット Hug L1-01 ¥880,000(税別) 移乗サポートロボット Hug T1-02 ¥980,000(税別) |
安心・簡単・快適が特徴の屋外移動支援モビリティ「Tecpo(テクポ)」。
こちらは電動アシスト歩行車で身体機能に合わせて3段階のアシスト切り替えができ、電源を付けたらグリップを握って歩くだけで使えます。上り坂ではモーターアシストで負担を軽減し、下り坂では自動ブレーキで減速するので安心です。グリップから手が離れると自動ブレーキが作動するので、もし坂道で手を離してしまっても心配することはありません。
屋外移動や荷物運搬の負担をロボット技術で軽減し、利用者が自力で歩行することをサポートしてくれる屋外移動支援モビリティ。利用者の負担軽減だけでなく、自立した日常生活を送り、心身ともに健康で居られるように役立ってくれるでしょう。
Tecpo(テクポ)の比較ポイント
製品情報
サイズ | 展開サイズ:幅520×奥行650×高さ740-860mm 折畳サイズ:幅300×奥行650×高さ740-860mm |
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最大使用者体重 | 100kg |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | ー |
価格帯 | 要お問い合わせ |
RT.ワークス株式会社が都産技研と協力して開発を進めている「屋内型ロボットウォーカー」。利用者が自分の力で毎日動くことを支援することで、運動能力の維持・向上が見込まれており、自立した生活が送れることが期待されています。
この製品の特長は、前傾姿勢からの自然な立ち上がりサポートや、ハンドルの高さを調節出来るのでトイレや着替えの姿勢保持が可能です。さまざまな場面での姿勢保持は、利用者だけでなく介護者への負担も軽減できます。
また、自動制御機能がついており、利用者の歩行に合わせてアシストやブレーキが作動するので転倒リスクも減り安心・安全に使用できるでしょう。
屋内ロボットウォーカーの比較ポイント
製品情報
サイズ | 展開サイズ:幅550×奥行740×高さ720.5-850mm 折畳サイズ:幅300×奥行650×高さ740-860mm |
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最大使用者体重 | 100kg |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | ー |
価格帯 | オープンプライス (メーカー直販価格 ¥118,000[税別]) |
”着る”ロボティックウェア「curara®︎」は、加齢や事故・病気などによって歩行が難しくなってしまった方のための、歩行トレーニングロボットです。スリムな見た目からわかるように、とても軽く女性でも簡単に扱えます。サポートする関節を選択することが出来るため、身体の状態に合わせた支援が可能です。
また、専用のアプリケーションをダウンロードすることで、新しいトレーニングをすることもできます。
新規購入に不安がある場合でも、レンタルや試着体験も出来るので気になる方は一度問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
ロボティックウェアcurara®︎の比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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最大使用者体重 | ー |
デモの有無 | あり |
レンタルの有無 | あり |
価格帯 | フルセット(4関節)67,000円(税込73,700円)/月 ハーフセット(2関節)48,000円(税込52,800円)/月 |
アロン化成株式会社の真空式水洗ポータブルトイレ「キューレット」は、ポータブルトイレならではの気になる点を全て解決してくれます。
排泄物の処理は、屋外仕様であれば直接下水道に流すので処理の必要はなく、室内仕様でも密閉容器に6回分溜まるので処理頻度は少なくすみます。お部屋の臭いも気になりにくく、快適に過ごすことが出来るでしょう。
また、トイレは軽量なので畳部屋でも設置が可能で、真空ユニットも戸建住宅やマンションなどさまざまな場所に設置できます。
キューレットの比較ポイント
製品情報
サイズ | 54×71×81~87cm 便座面高さ 36・39・42cm |
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最大使用者体重 | 100kg |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | ー |
価格帯 | 家具調トイレ:150,000円 樹脂製トイレ:100,000円 |
尿意が曖昧だったり、尿意が感じられずトイレに行くタイミングがわからない方におすすめなのが、「リリアムスポット2」です。超音波で膀胱内の尿の溜まり具合を確認でき、10段階の目盛りで表示してくれます。
シンプルなデザインで、ボタンも一つしかないので操作も簡単です。音声ガイド機能を搭載しているので、初めての方でも使いやすくなっています。介護者の方はもちろん、一人でも簡単に確認できるでしょう。
株式会社リリアム大塚の比較ポイント
製品情報
デモの有無 | ー |
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レンタルの有無 | あり (7日間 短期貸出)¥3,300(税込) (30日間 短期貸出)¥13,200(税込) |
価格帯 | 購入¥99,000(税込)※送料無料 |
排泄動作支援機器「SATOILET(サットイレ)」は、従来2人で行っていた介助が1人でできるのが特長です。
天井に設置できるのでスペースをあまり取らず、排泄時に姿勢保持ができるので介護者が見守りしなくても1人で排泄することが可能になります。 介護者の負担軽減はもちろん、利用者の精神的な負担も軽減することができるでしょう。
また、オプションの回転機構を付けることで車いすに座った状態からトイレに移乗することも可能です。
SATOILET(サットイレ)の比較ポイント
製品情報
サイズ | SAT01(旋回機構有り)高さ約34.5cm×幅約55.2cm×奥行約41.7cm SAT02(リフト機構のみ)高さ約21.0cm×幅約55.2cm×奥行約27.6cm |
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最大使用者体重 | ー |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | ー |
価格帯 | 要問い合わせ |
介護従事者の負担を大幅に軽減してくれる「Neos+Care(ネオスケア」。 利用者の状態をスマートフォンで確認できるため、人手不足が深刻な介護現場でも業務負担の軽減が期待できます。
実際にネオスケアを導入した現場では、導入前と比べると訪室回数が激減し、居室でのケア時間も30%減少しました。無駄な見守り作業の削減はもちろん、非接触での見守りは新型コロナ感染症対策としても期待されています。
また、ネオスケアは独自のアルゴリズムで誤報やタイムラグがほとんどないため、介護従事者は安心して他の作業に集中できるでしょう。
Neos+Care(ネオスケア)の比較ポイント
製品情報
サイズ | 幅190mm高さ190mm奥行110mm |
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デモの有無 | あり |
レンタルの有無 | ー |
価格帯 | 要問い合わせ |
「aams/アアムス センサーマット」は、マット型の見守り支援介護ロボットで在宅介護にも最適です。
マット部分は電気を一切使用しないエアー式なので、安全で故障も少なく安心して使用できます。 マットレスの下にセンサーマットを敷くだけで簡単に設置でき、利用者の体には何も付けないため違和感なく快適に過ごせるでしょう。
離れていても、利用者の心拍・呼吸・体動・離床をリアルタイムで確認でき、異変があると瞬時にアラート音と画面表示で通知があるので、すぐに対応できます。
aamsについては見守り支援介護ロボット「aams」の評判を深掘り!|価格や特徴もでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
aams/アアムスの比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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最大使用者体重 | ー |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | ー |
価格帯 | オープン 参考価格¥168,000(税抜) |
高齢者施設向けのコミュニケーションロボットサービス「Link&Robo for ウェルネス」。 こちらは、人手不足でレクリエーション運営に負担を感じていたり、利用者の方に新たな楽しさを感じてもらいたい高齢者施設への導入がおすすめです。
利用者の方とのコミュニケーションからロボットが最適な対話内容を学び、成長していきます。高齢者の方にとって、小さなお孫さんのような存在のロボットが場を和ませ、人と人との交流も活性化させてくれるでしょう。
ロボットの操作はタブレット端末で行い、初心者でも安心して使えるように操作方法の動画や講習会などのサポートも充実しています。
Link&Robo for ウェルネスの比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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最大使用者体重 | ー |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | ー |
価格帯 | 要問い合わせ |
もっと楽にまたげたら・もっと気楽に使えたら・もっと安全に使えたら そんな”もっと”の声を実現したのが、株式会社ハイレックスコーポレーションの「バスアシスト」です。
転落予防の手すりと背もたれや自動で昇降する椅子により、自分の力で入浴することができます。7.8kgと軽量で小型なので、自宅の浴槽にも設置可能です。操作も簡単で、初めての方でも安心して使うことができるでしょう。
介護者・利用者両方の負担が軽減し、毎日の入浴がラクになることで生活の活発化が期待できます。
バスアシストの比較ポイント
製品情報
サイズ | 本体:623×641×947(最上位) 操作部159×154×55(吸盤・ホース類を除く) |
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最大使用者体重 | 80kg |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | あり |
価格帯 | 要問い合わせ |
「SCOP Now」は、センサー機器メーカとシステム連携を行うことで、介護職員が必要とする情報をすぐにチェックできる、iPhoneアプリです。 介護現場で利用されるIoTセンサー機器などの情報を集め、現場の状況やアラートなどさまざまな情報を管理することができます。
コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社が提供する「HitomeQ(ひとめく)ケアサポート」や、株式会社abaとパラマウントベッド株式会社が共同開発した「Helppad(ヘルプパッド)」などと連携可能です。
SCOP Nowの比較ポイント
製品情報
デモの有無 | ー |
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価格帯 | 初期費用+ランニング費用(年払い) 要お問い合わせ |
移乗介助(装着型)でおすすめなのが、「HAL®︎介護用腰タイプ」です。
ベッドから車いすへ、車いすからベッドへなど様々なシーンで必要な移乗介助。 このような移乗介助は介護者の身体への負担が大きく、場合によっては怪我をしてしまうことも少なくありません。
HAL®︎介護用腰タイプを介護者が装着することで、腰などの身体にかかる負担を軽減し、介護による怪我のリスクを抑えることができます。 たった2つのボタンで補助量を設定でき、コンパクトで軽量なので誰でも簡単に操作できる仕様です。 防水機能も付いているため、負担の大きい入浴介助でも使用することができます。
HALについては世界初の装着型サイボーグ「HAL」!実際の評判・導入事例についてもご紹介!でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
HAL®︎介護用腰タイプの比較ポイント
製品情報
タイプ | アクティブ |
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重量 | 3.1kg (バッテリ含む) |
連続稼働時間 | 約180分(動作環境に応じて変動あり) |
デモの有無 | ー |
レンタルの有無 | 施設向け・個人ともレンタル可 |
価格帯 | 介護支援用 初期導入費用 100,000円 1年契約 108,000円/月 3年契約 78,000円/月 |
介護ロボットは今後わたしたちの生活に無くてはならない存在となるでしょう。 日本の介護ロボットが、海外でも活躍することが期待できます。
介護ロボットの導入率はまだまだ高いとは言えません。導入するための費用がなかったり、導入後の維持管理が大変、使いこなせるかわからないなど原因はさまざまあります。
しかし、今後さらなる高齢化が進んだり、AI技術が発達すれば、より使いやすくリーズナブルな介護ロボットの開発もされるでしょう。将来的には介護現場と開発企業のミスマッチは解消され、介護ロボットはますます普及し、介護者の負担も大幅に軽減することが期待されます。
高齢化社会が進んでいるのは日本だけでなく、アジア諸国も同様です。海外では、日本以上に介護でのテクノロジーの普及は進んでいません。介護ロボットやサービスへの知識が少なかったり、ロボットに介護をしてもらうことへの抵抗感が大きいことなどが原因として挙げられます。
しかし、そのような中でも日本式介護に関心を持っている国は少なくありません。さらなる高齢化に向けて、日本の介護ビジネスは海外でも大きな影響を与えることができるでしょう。
2040年頃には、介護ロボットの導入が前提の介護施設が登場します。基本的な介護はロボットが行い、介護職員は会話や触れ合いなどのコミュニケーションで心のケアに集中するのです。
「介護は人にしてもらうもの」という固定概念も変わり、ロボットによる介護が当たり前になっていくでしょう。
今回は、最新の介護ロボットの紹介から海外の動向や今後の展望を解説してきました。日本だけでなく海外でも進んでいる少子高齢化社会。今後高齢者が増加していくにつれ、介護の人手不足もより深刻化していくでしょう。
まだまだ普及率が低い介護ロボットですが、将来的にわたしたちの生活をより快適にしてくれることは間違いありません。
介護ロボットについては介護ロボット徹底解説|種類やメリット、具体的な製品紹介まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。