見守り支援介護ロボット「aams」の評判を深掘り!|価格や特徴も

更新日 2023.05.12
投稿者:豊田 裕史

介護業界では、現場の負担を軽くするために、見守り支援ロボット「aams」の導入が増えています。「aams」とは、ベッドの下に敷くことで、利用者の体調をモニタリングできる見守り型介護ロボットです。
非接触・非拘束・非侵襲のため、利用者にストレスを与えないのが大きな魅力。10万円台後半から購入することができる高品質かつ使いやすいのが特徴です。また、パソコンだけではなく、タブレットやスマートフォンのアプリからも利用者の状態を確認できるため使い勝手がよく、業務の効率化を図ることができます。
今回はそんなaamsのメリットや評判、価格などについて解説していきます。ぜひ参考にしてください。

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aamsを導入するメリット4つ

aams

出典:シーホネンス株式会社 http://www.biosilver.co.jp/aams/

サイズ
デモの有無
レンタルの有無
価格帯 オープン参考価格¥168,000(税抜)

人手不足の現場の場合、どうしても1人あたりの業務の負荷が高くなりがちです。その点、aamsを導入することで情報管理や業務量の削減など、様々なメリットがあります。

ここでは、具体的に4つのメリットについて解説します。以下の内容を参考に記載していきます。

出典:aams|株式会社バイオシルバー

利用者の情報管理・データの蓄積

まず、aamsを導入することにより利用者一人ひとりの情報を登録し、アラームを設定することができます。

1度登録すれば、条件を満たした際に自動でアラートを上げてくれるので、見落としを心配する必要がなくなります。

精神的な負荷を軽減できるため、職員は安心して業務に取り組むことが可能です。

また、30日分のデータが自動的に保存されます。

帳票作成機能もあり、データとしての出力や印刷も可能です。パソコンでデータ入力する手間を省略できるため、事務作業を効率化できます。職員の労働時間の削減にもつながります。

利用者の状態をリアルタイムで確認

aamsを導入すると利用者一人ひとりの、

  • 心拍
  • 呼吸
  • 体動
  • 離着床

のデータをリアルタイムに一覧で確認することができます。

睡眠の状態も、浅い眠り・深い眠り・覚醒の3段階で確認可能です。異変があったときにはアラームで知らせてくれるため、素早い対応ができるのも魅力と言えるでしょう。

パソコンの1画面で利用者の状態を確認できるため、人が少ない夜勤の時間でも職員に負荷がかかりません。リアルタイムでの利用者のモニタリングをシステムに任せることで、職員は余裕をもって働けるようになります。

アプリからも見守り可能

aamsではスマートフォンやタブレットのアプリからも見守りが可能です。アプリには、パソコンと同じく一覧での利用者の確認、アラートのプッシュ通知の機能があります。

ナースステーションから離れた際にも確認できるため、安心して巡回や他の仕事をすることが可能です。

夜勤の人が少ない時間帯にちょっとした休憩や席を外す際にも使用できるため、職員の仕事への負荷を減らすこともできるでしょう。

システム連携で業務効率アップ

他社の介護システムと連携することで、さらに業務効率が上がります。以下ではaamsで利用できる4つのシステム連携について解説します。

システム連携図

出典:介護記録システム連携

アイホン

「aams」のアラートをナースコールシステム「Vinurse」に反映させることができます。「Vinurse」とは、看護師の声と利用者の声を反映して、現場のストレスを少なくするために作られたナースコールシステムです。

この「Vinurse」と連携することで、緊急時でもスムーズに利用者の状態確認も可能となります。カメラを設置している場合、リアルタイムで映像も確認できるのも魅力と言えるでしょう。

親機や子機での情報の見やすさと分かりやすさが特徴で、スマホと連携することもできます。

ケアコム

「aams」のアラートをケアコム社製のナースコールシステムに反映することができます。「aams」のアラート内容がそのまま表示されるため、「aams」と同じように対応可能です。

また、通信機器のアラートもナースコールに反映されるため、「機械が動いてない……」という心配がなくなります。

フランスベッド

フランスベッド社製「見守りケアシステム M-2」と連携することが可能です。「見守りケアシステム M-2」とは、ベッドに設置された4つのセンサーで利用者の状態を確認するモニタリングシステムで、利用者のベッドでの行動から、健康状態を記録、解析します。

「aams」の画面表示にデータを表示し、状態と行動の2つの記録が可能になるため、より細かく利用者をケアすることができるようになります。

CAREKALTE

「aams」は介護記録アプリ「CAREKALTE」とも連携可能です。「CAREKALTE」とは、介護現場で使用される利用者の食事やスケジュールや服薬を記録できるアプリです。

「aams」と連携することで、利用者の体調と行動を一つの画面で見れるようになります。そのため、利用者の状況を多角的に見守ることができます。

aamsの導入に適した施設

aamsを導入すると、利用者の状態をデータで確認できるようになるため、様々なメリットがあります。

導入を検討している方の中には、どのような施設の困りごとが解消されるのか、生産効率がアップするのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、aamsの導入に適した施設の3つの特徴について解説します。

利用者さまの過ごしやすさを重視する施設

利用者にとって、重要なのが快適な日常生活を送ることです。

aamsは、小さくてコンパクトな見守り支援ロボットです。マットレスの下に敷いて使いますが、下記3つの理由により、利用者に違和感を与えません。

  • 利用者の身体に何もつかないため、日常生活と変化がない
  • 利用者の目につかないため、使用していても気にならない
  • 薄いため、マットレスの下にaimsを敷かれてることに気づかない

aamsは不自然な使用感がないため、利用者の生活を妨げません。利用者の過ごしやすさを大事にする施設にマッチした介護ロボットと言えるでしょう。

センサーを導入したが、頻繁に壊れ困っている施設

見守りセンサーの故障の原因のひとつが、電子部品の異常です。衝撃が加わることで、電子回路の通電に問題が起こり、正常に動作しなくなります。

aamsは、マットレス部に電子部品が使われていません。利用者の体重による荷重や衝撃の影響が少ないため、故障しにくいのが特徴です。また、電子部品で利用者の身体にダメージを与えないため、事故も起りにくくなっています。

センサーが頻繁に壊れると、交換の費用や手間が発生し、職員の精神的な負荷も高まります。業務改善のためのツールのはずが、業務の効率を悪化させかねません。

マットレス部に電子部品が使われていないaamsは、センサー故障に困っている施設にはうってつけのサービスと言えるでしょう。

費用を抑えて離床センサーを導入したい施設

離床センサーを導入する場合、多くのセンサーとシステムを組みあわせるケースがあります。

センサーもシステムも大がかりなものになるため、費用の負担も大きなものになりがちです。故障した場合も、修理費用が発生し 、ランニングコストで苦しめられるケースもあります。

aamsは、マットと電源のシンプル構成でも使用できるため、費用を抑えることができます。また、複雑なセンサーの組み合わせがないため、故障時のランニングコストを抑えることも可能です。

シンプルでコンパクトなaamsは、「離床センサーを導入したいけど、費用が心配」という施設の方におすすめです。

まとめ

aamsは、コンパクトで高品質な見守り支援介護ロボットです。

利用者の状況をリアルタイムに把握できるため、導入することで職員の負担軽減につながります。また、マットの下に敷くだけで使用できるため、利用者の負担にもなりません。

使う側、使われる側どちらの満足度も高いため、aamsは、「人が足りない」、「夜勤の精神負荷を下げたい」、「業務改善したい」と悩んでいる方におすすめのロボットです。

介護ロボットについては介護ロボット徹底解説|種類やメリット、具体的な製品紹介まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

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中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。


フリーランスWEBライター
URL:https://twitter.com/kakeru5152

元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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