訪問看護ステーションの新設にあたり、新たに訪問看護ソフト(電子カルテ)導入をお考えの方は、こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
本記事では、そういったお悩みを持つ方向けに「人気の訪問看護ソフトの紹介」や「各メーカーの特徴解説」を行っていきます。訪問看護ソフト導入を検討されている方はぜひご一読ください。
令和6年5月に迫った訪問看護(医療保険)のオンライン請求の義務化についても、分かりやすく解説しています。
まず最初に、お客様から人気の訪問看護ソフトを6製品をご紹介します。
商品名 | カイポケ訪問看護 | 訪問看護ステーション管理システムSP | homis Nursee(ホーミスナーシー) | Care-wing(ケアウイング) | いきいき訪看 | 訪問看護アセスメント・業務支援システム「看護のアイちゃん」 |
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企業名 | 株式会社エス・エム・エス | 株式会社ワイズマン | メディカルインフォマティクス株式会社 | 株式会社ロジック | いきいきメディアケアサポート株式会社 | セントワークス株式会社 |
運用形態 | クラウド | クラウド | クラウド | クラウド | クラウド | クラウド |
価格 | 初期費用0円 利用料25,000円/月 最大36か月無料 |
要問合せ | 初期費用0円、月額費用66,000円~ | 要問合せ | 月額利用料は総売上に対する従量課金 | 初期費用30,000円~、月額費用20,000円~ |
レセプト作成・請求機能 | 〇 | 〇 | ✕ 株式会社ワイズマン「ワイズマンASPサービス」、株式会社EMシステムズ「すこやかサン」と連携可能 |
✕ | 〇 | ✕ SuisuiRemon(請求ソフト)と連携可能 |
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ここでは、おすすめの訪問看護ソフト15選を比較紹介していきます。各製品の特徴を見比べながら、自事業所に適したものを探してみてください。
2024年(令和6年)5月に、訪問看護のオンライン請求義務化が迫っています。現在、紙媒体で医療保険レセプトに対応されている事業所様も、オンライン請求に対応する必要があります。オンライン請求・オンライン資格確認に必要な手続きについては、訪問看護レセプト(医療保険)のオンライン請求についてをご確認ください。
「カイポケ訪問看護」は初期費用・導入費用0円で利用できるため、低コストでの導入が可能です。
医療レセプトの作成では、加算の自動算定やエラーチェック機能が備わっているので加算の算定漏れや返戻防止に役立ちます。また、訪問看護タブレットは看護記録と実績が連動するようになっているため、月末の確認作業が必要ありません。職員の業務負担を軽減することができます。
マネーフォワードと連携した給与計算など経営支援機能も魅力です。カイポケを中心に事業所の会計・経営管理を一元化することもできるでしょう。
カイポケ訪問看護の比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 東京都港区 |
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商品名 | カイポケ訪問看護 |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 有 |
主力商品の特徴 | 豊富な経営支援機能、記録と請求が連動する |
価格 | 初期費用0円 利用料25,000円/月 タブレット無料(1台)※2台目以降3,000円/台 最大36か月無料 |
導入実績 | 4,500事業所以上 |
「訪問看護ステーション管理システムSP」を提供している株式会社ワイズマンは、これまでに電子カルテや介護ソフトの開発・販売を行なってきた実績のある企業です。
訪問看護の際は、タブレットさえあれば記録・参照ができるので手軽に移動できます。ケア記録オプションを併せて利用すれば、バイタルやケア内容などをより詳細に記録・管理が可能です。
もちろん、導入前後のサポートも充実しているので安心して利用できます。
訪問看護ステーション管理システムSPの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 岩手県盛岡市 |
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商品名 | 訪問看護ステーション管理システムSP |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 有 |
主力商品の特徴 | タブレット端末で記録・参照が可能、医療保険請求が都道府県の請求書や総括表に対応 |
価格 | 保守や法改正などの料金を含めた「5年間使用権パック」の費用 システム設定料や操作説明料などの「初期導入費用」 |
導入実績 | 要問合せ |
homis Nursee(ホーミスナーシー)は、看護記録を起点にチーム力の最大化をサポートする訪問看護向け電子カルテです。使いやすさを追求したシンプルな操作性で、誰でも簡単に利用できます。 LINE感覚で使えるチャット機能で、スマホからいつでもどこでも報連相や情報共有が可能。 外出が多い訪問看護師の悩みの一つであるコミュニケーションの取りづらさを解決します。
更に、在宅看護アセスメントツール「オマハシステム」を搭載し、業務効率化もサポート。 項目を選択するだけで看護計画を作成可能。日々の記録を自動集計して、看護ケアの評価も見える化できます。 サービス利用者の状態がグラフや表で数値化されるため、定量的なフィードバックに活用できます。 ステーション全体の統計データも集計されるので、管理者の経営分析にも貢献します。
homis Nurseeは、看護記録を起点にしたコミュニケーションの活性化&看護ケアの見える化で、個人・チームのマネジメントや業務負担軽減を支援します。
homis Nurseeの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 東京都千代田区 |
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商品名 | homis Nursee |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 ※株式会社ワイズマン 「ワイズマンASPサービス」、株式会社EMシステムズ 「すこやかサン」と連携可能 |
主力商品の特徴 | 簡単操作で業務負担軽減、 「チームで看る」を実践できる仕組みづくり |
価格 |
|
導入実績 | 要問合せ |
「Care-wing(ケアウイング)」は、多彩な機能が備わっているクラウド型の訪問看護ソフトです。
ICタグにスマホをかざして簡単にログインができるため、IDやパスワードは必要ありません。ICタグは特殊な構造でできており、セキュリティ対策や職員の不正を防止します。
また、音声入力に対応しているため文字入力が苦手な職員も簡単に入力可能です。導入後のサポートも充実しており、回数・時間無制限なので安心して利用できます。
Care-wing(ケアウイング)の比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 石川県金沢市 |
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商品名 | Care-wing |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | スマホとICタグで簡単操作が可能、音声入力に対応 |
価格 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
いきいき訪看の「スケジュール管理機能」は視認性が高く、全スタッフの予定がカレンダー形式で分かりやすく表示されます。
「送付状」「ラベル」「指示書依頼書」「サービス提供表」などの自動作成ができるので、作業時間の短縮が可能です。
月額1,500円のオプションでは「でんそう君」という国保連伝送サービスがあり、作成した介護請求ファイルをシステム内から直接国保連へ伝送できます。こちらも併せて利用すれば、さらに業務効率がアップするでしょう。
いきいき訪看の比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 東京都千代田区 |
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商品名 | いきいき訪看 |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 有 |
主力商品の特徴 | 記録とレセプトが連動、さまざまな帳票を自動作成できる |
価格 | 月額利用料は、総売上に対する従量課金の料金のみです。 法改定に係るシステム改修費等はなく、スタッフの増員による追加料金もありません。 |
導入実績 | 450事業所 |
「看護のアイちゃん」は質の高い看護を実現させるために、訪問看護の現場看護師と山内豊明教授(名古屋大学名誉教授・放送大学教授)が訪問看護のアセスメントの標準化・見える化を目指して作り上げた、『訪問看護アセスメント・プロトコル』(中央法規出版)を完全搭載しています。「手厚いサポート」や「アセスメントの信頼性の高さ」がお客様に選ばれる理由です。
移動時間や訪問先でもタブレットで患者様の情報確認や記録の作成などが出来るので、スキマ時間を有効に利用することができます。介護請求ソフト「SuisuiRemon」とあわせてご利用いただくことで、2度打ちの手間を省くことができ、事務作業の負担をさらに軽減できます!
看護のアイちゃんの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 東京都中央区 |
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商品名 | 訪問看護アセスメント・業務支援システム「看護のアイちゃん」 |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 ※介護請求システム「SuisuiRemon」と連動で可能 |
主力商品の特徴 | 「手厚いサポート」、「アセスメントの信頼性」 |
価格 | 要お問い合わせ |
導入実績 | 要問合せ |
iBow(アイボウ)は訪問看護に特化した専用電子カルテシステムであり、訪問看護業務をトータルサポートしてくれます。メインメニューは「管理者」「看護師」「事務員」「経営層」など、自分の役割に応じて変更可能です。使いやすさにこだわった仕様になっており、カスタマイズする際の追加費用は一切かかりません。
iBowは全国47都道府県、約2,000箇所のステーションに従事する訪問看護師に利用されています。導入後は、1訪問あたり約30分の短縮が可能です。これにより、残業を減らしたり1日の訪問件数を2~3件増やせたりするようになります。
その他、勤怠管理サービスも提供しているため、訪問看護独特の勤怠管理の悩みも解決可能です。HPから無料版の申し込みができるので、気になる方は導入を検討してみてください。これらの特徴をふまえると、訪問看護ソフトのなかではiBowがもっとも利便性が高いでしょう。
電子カルテiBow(アイボウ)の比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 大阪府大阪市 |
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商品名 | 電子カルテiBow(アイボウ) |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 有 |
主力商品の特徴 | 訪問看護師が使いやすいシステム設計、業務の共有で看護の質を向上 |
価格 | 【2年契約時】 基本料金:18,000円 利用料金:訪問件数×100円 ※利用料金はサーバ費用が中心となっており、サーバ維持費やアップデート開発費用、報酬改定対応費用が含まれます。導入後にご利用いただける「カスタマーサポート」ご利用費用も含まれております。 |
導入実績 | 2000事業所・15,000人の訪問看護師が利用 |
株式会社コンダクトが提供するQOCORO訪問看護は、さまざまなスマートデバイスに対応している訪問看護システムです。
操作画面はシンプルなつくりで、誰もが直感的に扱えるようになっています。また、Googleマップとの連動により、訪問先までの経路や所要時間を把握可能です。訪問前に利用者の情報画面にあるマップボタンを押すだけで、簡単にGoogleマップが起動します。
QOCORO訪問看護の比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 石川県金沢市 |
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商品名 | QOCORO訪問看護 |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | 直感的な操作が可能、Googleマップとの連動ができる |
価格 | ライセンス単位の定額3パターン(10ライセンス、20ライセンス、MAXライセンス) |
導入実績 | 要問合せ |
Waroku訪問看護は、同社が提供するWarokuホスピタルカルテとの連携が可能な訪問看護システムです。各請求システムメーカーとの連携を予定しており、Waroku訪問看護に入力した情報からスムーズに請求業務を行えるようになります。
また「訪問看護指示書」「計画書」「看護記録」「日誌」「報告書」など、各書類作成の進捗状況を一覧で確認可能です。
期限や作成状況を一目で認識できるため、作成漏れや期限超えのリスクを防げます。
Waroku訪問看護の比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 広島県広島市 |
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商品名 | Waroku訪問看護 |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | 請求システムメーカーと連携予定、書類の作成状況が一目でわかる |
価格 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
株式会社アポロシステムが提供するat home看護Mobileは、豊富な導入実績がある訪問看護支援ASPサービスです。
訪問看護の業務フローに沿ったシステムが構築されており、スケジュール管理やレセプト作成などが効率的に行なえるようになっています。
また、1か月間無料でサービスを利用できるため、各機能を試した上で導入が可能です。希望する場合は、HPから問い合わせてみるといいでしょう。
at home看護Mobileの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 香川県高松市 |
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商品名 | at home看護Mobile |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | 1ヵ月間無料お試し、豊富な導入実績 |
価格 | 初期設定費用80,000円(税別) 月額利用料25,000円 保守サポート費用0円(月額利用料に含む) |
導入実績 | 要問合せ |
Colibriは、訪問介護での利用を前提につくられていますが、訪問看護でも利用可能な利便性の高いアプリです。実際、訪問看護を行なっている事業所でも多くの導入実績があります。
計画書通り業務が進んだ場合は、その内容を再度記録する必要はありません。ワンタッチで記録終了です。
厚労省発出の標準CSVフォーマットに対応している請求ソフトはすべて連携可能なので、大幅な業務効率アップを期待できます。現在使用している請求ソフトが連動できるか不安な場合は、一度問い合わせてみるといいでしょう。
Colibri(コリブリ)の比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 東京都中央区 |
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商品名 | Colibri |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | 請求ソフトと連携可能、ワンタッチで記録ができる |
価格 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
NDソフトウェア株式会社の製品である訪問系アプリ「Care Palette Home/Nurse」は、同社が提供する「ほのぼのNEXT」との連携によって業務効率を向上させるサービスです。
アプリには訪問予定が変更・更新された際に通知が届くようになっている機能が備わっており、管理者はその通知を職員が見たか確認できます。また、アプリはマルチデバイス対応なのでスムーズな操作が可能です。
Care Palette Home/Nurseの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 山形県南陽市 |
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商品名 | 訪問系アプリ「Care Palette Home/Nurse」 |
システム形態 | クラウド型(ほのぼのNEXT連携必須) |
レセプト作成・請求機能 | 有 |
主力商品の特徴 | マルチデバイス対応、「ほのぼのNEXT」との連携強化による利便性向上(※本商品を入居系事業所/小規模・訪問系/居宅支援系にてご利用頂く際には「ほのぼのNEXTケア総合記録システム」もしくは「ほのぼのNEXT ケア総合記録デイ版」が必須です。) |
価格 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
株式会社レゾナは、電子カルテシステムと総合介護支援システムを提供しています。今までに、400事業所以上に導入してきているので実績も十分です。
グループウェア機能では「掲示板」「メール」「伝言メモ」「稼働状況」の4つの機能が備わっており、スムーズな情報伝達ができます。
訪問看護指示書や計画書などさまざまな帳票作成に対応しているので、業務効率の向上が期待できるでしょう。
クラウド型訪問看護システムの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 群馬県伊勢崎市 |
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商品名 | クラウド型訪問看護システム |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | グループウェア機能、さまざまな帳票に対応 |
価格 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
株式会社ライフウェアが提供する訪問看護ステーション業務ソフトは、同社のクラウド連携システムとの接続が可能です。
医療保険請求・介護保険請求の請求処理が可能で、介護保険請求処理については国保連への伝送用ファイルを自動作成できます。また、電子媒体(MO、FD、CD-R)用ファイルの作成も可能です。
各種文書類の作成も可能で「訪問看護計画書」「訪問看護報告書」「訪問看護情報提供書」「訪問看護記録Ⅰ」「訪問看護記録Ⅱ」などの書類作成機能が備わっています。
訪問看護ステーション業務ソフトの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 東京都新宿区 |
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商品名 | 訪問看護ステーション業務ソフト |
システム形態 | クラウド(同社のクラウド連携システムを利用) |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | 医療・介護のレセプトに対応、各種書類作成可能 |
価格 | 初期費用50,000円 月額使用料12,000円 |
導入実績 | 要問合せ |
株式会社カナミックネットワークが提供するクラウド型介護保険システムは、科学的データベースに対応している訪問介護向けのクラウド型介護ソフトです。訪問看護に必要な機能も備えられています。
基本的な機能に加えて、事業所の売上分析や統計分析を自動で行なってくれるようになっているため、事業所の特徴や問題点を把握しやすいでしょう。
サポート体制も充実しており、サーバの運用・保守・管理はすべて提供会社が行なってくれます。
クラウド型介護保険システムの比較ポイント
企業情報
本社所在地 | 東京都渋谷区 |
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商品名 | クラウド型介護保険システム |
システム形態 | クラウド |
レセプト作成・請求機能 | 無 |
主力商品の特徴 | 事業所の経営状況を分析可能、充実したサポート |
価格 | 要問合せ |
導入実績 | 要問合せ |
訪問看護ソフトを選ぶ際に気を付けるべきポイントを説明します。導入を検討する際は、以下の点を注意して見るようにしてください。
チェックポイント | 内容 |
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レセプト請求機能 | 看護記録とレセプト作成が連動しているかどうか |
伝送機能 | 伝送機能があるかどうか(介護保険の請求時) |
タブレットの有無 | タブレットのレンタルがあるかどうか |
勤怠管理機能 | 出退勤管理やシフト管理もできるか |
料金形態 | ・定額 ・定額+従量課金 |
訪問看護向けにおいて出先での記録は必須です。そのため、訪問看護ソフトはインターネット環境さえあれば、どこでもアクセス可能なクラウド型のものを選びましょう。訪問看護ソフトは、サーバーやパソコンの専門知識がなくても簡単に導入可能です。
パッケージ型の介護ソフトを提供しているメーカーもありますが、今回の記事ではクラウド型の訪問看護ソフトに絞って紹介します。
訪問看護ソフトには下記の2種類があります。
記録作成に特化したタイプの場合は、記録ソフトから抜き出したデータを自院のレセコンにインポートする必要があります。
一方、株式会社eWeLLが提供している「iBow(アイボウ)」など、看護記録の作成とレセプト請求管理が同時にできるソフトを使えば、月末の請求業務にかける時間が短縮されるメリットがあります。1日に多くの訪問先を抱える事業所にとっては、レセプト請求機能がついたソフトがおすすめです。
訪問看護では、介護保険の適用となるサービスを提供する場合もあります。 介護保険を請求するため、各事業所は、看護記録などの必要書類をインターネットで国保連(国民健康保険団体連合会)に提出する必要があります。
伝送機能付きのソフトであれば、普段の業務で記録している内容が国保連請求のデータにも反映されるため、大幅な業務効率化につながります。
クラウド型の電子カルテの場合、訪問先に訪れた看護師がタブレットなどで看護記録を記入する運用が一般的です。タブレットなどを利用する際、レンタル料金が別途かかることもあります。
出退勤時間や深夜労働時間など、事業所は勤怠情報を管理する必要があります。最もアナログな方法としては、タイムカードで出退勤を記録するやり方があります。
この勤怠管理を、電子カルテ上で行えるメーカーもあります。電子カルテiBow(アイボウ)は、訪問看護専用勤怠管理サービス『iBow KINTAI』を無料で提供しており、スマホなどで各人が打刻することができます。
訪問看護ソフトの料金形態には「定額」または「従量課金」の2種類があります。
シンプルかつ分かりやすい料金形態で、代表的な製品はカイポケという電子カルテです。提供サービスの種類によって月額料金は異なります。
訪問件数だけでなく、職員数や利用端末数(iPadなど)によって料金が変動するタイプもあります。事業所の規模に応じて料金が変わるので、小規模事業所でも導入しやすいです。気になる点は一度問い合わせて確認してみましょう。たとえば、株式会社eWeLLが提供している「iBow(アイボウ)」は1訪問100円の従量課金+定額方式を採用しています。
訪問看護ステーションで日常的に作成する下記のような帳票類にどこまで対応しているかもソフトを選ぶ際のポイントになります。スムーズに記入できるようにテンプレートの操作性もしっかりと確認しましょう。
なお、Waroku訪問看護では、「情報提供書」「利用申し込み」「契約書」「褥瘡マネジメント計画書」など複数の文書作成に対応したオプションを設ける予定です。
介護ソフト選びに迷われている方へ
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訪問看護において、電子カルテの導入はさまざまなメリットがあります。以下で紹介する4つのメリットが現実になれば、きっと今よりも働きやすい環境になるでしょう。
訪問先でカルテに入力した内容は自動で請求書類に反映されるため、転記の手間を省けます。それにともない、忙しくなりがちな月末の慌ただしさから解放され、院内での業務負担軽減につながるでしょう。
訪問看護には、医療保険・介護保険の両方が適用されます。しかし、多くの電子カルテメーカー・介護ソフトメーカーは、どちらか片方にしか対応していないケースが多く手続きがややこしくなりがちです。訪問看護ソフトであれば、その問題をクリアできているので導入するメリットは大きいでしょう。
訪問看護ソフトを利用すれば、看護師は出先でのカルテ記入が可能です。管理者は自宅や詰所で記録を確認できるので、業務効率アップを期待できます。
お互いに顔を合わせて働く環境は大切です。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、今の時代はさまざまな働き方に対応できる柔軟さが重要になってきています。
訪問看護に限らず、医療介護業界は慢性的な人材不足という問題を抱えています。
この問題を解決するには、効率化できる部分を積極的に改善していく必要があるでしょう。改善すれば職員の負担軽減をアピールできるため、採用する際のプラス効果を期待できます。
電子カルテには、チャット機能が備えられているものが多いです。院内の事務から訪問に出ている医師に連絡する際は、チャット機能が役立ちます。
クラウド上で入力内容が即時反映されるため、迅速な情報共有が可能です。正確かつスピーディーな情報伝達は、業務の効率化を図る上でも欠かせません。
訪問看護向けソフトの価格は事業所の求める機能や料金体系によって大きく異なります。
冒頭でも述べた通り、訪問看護の電子カルテの料金体系は以下の2パターンになります。
訪問数に関係なく、一律の基本料金を支払うタイプです。開業後に軌道に乗り、訪問件数が増えても定額料金なので長期目線だと従量課金タイプよりコスパがいいです。
基本料金+訪問件数に応じた追加料金が発生する料金体系です。
オプションに付け加える機能によっても料金が変動します。どこまでの機能が基本料金に含まれ、どこからがオプション料金になるのかチェックしておきましょう。特に、訪問看護ステーションにおいては以下の機能が基本料金に含まれているシステムがおすすめです。
訪問看護の電子カルテの価格相場は事業所のやりたいことや訪問件数、料金タイプによって大きく異なります。月額の価格相場は2万円~10万円と幅広いので、導入時は複数のベンダーさんに問い合わせて価格を比較しましょう。
電子カルテ選びに迷われている方へ
コンシェルジュが無料で希望条件に合う業者を代わりに探します
訪問看護ステーションで電子カルテを導入する際に、利用できる場合がある補助金・助成金を紹介します。
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が各社の課題に合うIT製品を導入する際に、その経費の一部を補助してもらえる制度です。
電子カルテ標準化関係補助金とは、医療情報か支援基金において現在検討されている電子カルテ導入に関わる補助金です。2023年1月現在検討中の補助金でありますので、随時更新をチェックしましょう。
出典:IT導入補助金2022
訪問看護のレセプト業務とは「介護報酬(介護給付費)」や「訪問看護療養費」を請求する業務のことをいいます。訪問看護にかかる費用を介護保険では「介護報酬(介護給付費)」、医療保険では「訪問看護療養費」といいます。
訪問看護には介護保険請求と医療保険請求の2種類の請求があり、それぞれ支払審査機関も違います。訪問看護ソフトを使うことで、複雑なレセプト業務を大幅に効率化できるようになります。
介護報酬の支払審査機関は、国民健康保険団体連合会(国保連)です。請求の際は「介護給付費請求書」と「介護給付費明細書」を作成し、国保連に提出します。請求から支払いまでの流れは以下の通りです。
訪問看護療養費の支払審査機関は、社会保険診療報酬基金です。訪問看護療養費は、「訪問看護基本療養費」、「精神科訪問看護基本療養費」、「訪問看護管理療養費」、「訪問看護情報提供療養費」、「訪問看護ターミナルケア療養費」の5つで構成されており、利用者に提供したサービス内容によって加算を算定する必要があります。請求から支払いまでの流れは以下の通りです。
令和6年5月から訪問看護レセプト(医療保険請求分)のオンライン請求が開始します。医療保険分もオンライン請求を導入することで印刷や郵送の作業が不要になり、レセプト請求業務が効率化できます。令和6年5月以降はオンライン請求が基本となるため、早めに準備をしておきましょう。
訪問看護のオンライン請求では、オンライン請求用端末や周辺機器の準備が必要になります。国の計画では、2023年度(令和5年度)中に端末の準備をするよう事業所に求めていますが、まだ対応できていない事業所も多いのではないでしょうか。
国が事業所に対して準備するよう求めているのは以下の機器です。
※国の資料の切り抜き
出典:訪問看護レセプト(医療保険請求分)の電子化|地方厚生局
また、訪問看護レセプトのオンライン請求のメリットは以下の通りです。
紹介しているソフトのうち、iBow(アイボウ)、カイポケ訪看、ワイズマン、Flowers NEXTは、オンライン請求への対応を発表しています。
訪問看護のオンライン請求については2024年5月開始予定の訪問看護オンライン請求とは?補助金に関する情報も解説!でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
訪問看護ソフトを導入すれば、大幅な業務効率アップを期待できるでしょう。多くのサービスはクラウド型なので、移動の際はスマートフォンやタブレットを持っていくだけで簡単に記録が可能です。
導入のメリットや電子カルテを選ぶポイントをおさえた上で、それぞれの訪問看護ソフトを比較してみてください。きっと自事業所に適した訪問看護ソフトが見つかるでしょう。