医療事務が行うレセプト業務は、医療機関において重要な基幹業務です。
この基幹業務を代行してくれる業者がいることをご存知でしょうか?
医療事務代行サービスは、以下の問題を抱える方におすすめです。
・月末月初のレセプト業務が大変
・請求漏れが多く、損している
・医療事務スタッフが不足しており、困っている
上記に当てはまる方は、医療事務代行サービスの活用を検討できるかもしれません。
今回は、医療事務代行サービスを検討する際の、比較・選定すべきポイントを解説します。
採用サイトで自院のブランディング、中長期での採用コスト削減を実現。採用ミスマッチを抑えつつ、求職者の直接応募数を増やすご支援が可能です。
耳にすることの多い「医療事務代行」という言葉の意味について解説します。
「医療事務代行」とは、医療機関の受付業務~レセプト作成までを代行する業務をさします。医療機関と代行業者が契約し、代行業者が職員を募集し、その職員を医療機関に派遣するという仕組みです。ニチイやソラストといった企業が主要プレイヤーです。
狭義では、レセプト点検代行業務だけを指す場合もあります。
月末のレセプト点検業務を外注することで、職員の働き方改革につなげることができます。代行業者にクリニックまで来院してもらったり、レセプトデータを代行業者に郵送して点検してもらったりするパターンがあります。一方で、代行業者がすべての問い合わせに対応できるわけではないので、確認が必要です。
レセプト点検代行については【徹底比較】レセプト業務の代行・外注業者9選|導入メリットや注意点まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
医療事務業務、レセプト業務を代行するメリットを紹介していきます。
医療事務業務を代行することで、診療報酬の請求漏れや、返戻が少なくなるメリットが考えられます。専任スタッフからレセプト業務についての研修・レクチャーを受けられるので、職員の自立にもつながります。
また、審査支払期間に提出したレセプトに不備があり、医療機関に差し戻される「返戻」の枚数を減らすことにもつながるでしょう。
医療事務の代行業者を使うことで、受付業務やレセプト点検業務を外注できるようになり、医療機関の職員は患者対応などに時間を割くことができるようになります。レセプト期間の残業が常態化しているところも多いと思いますが、代行してもらうことで、残業時間の削減など職員の働き方改革につなながることができます。
これまで医療事務代行といえば「派遣」が一般的でしたが、遠隔で医事業務を代行する「リモート医事サービス」も登場しています。
リモート医事サービスを使うメリットとして、以下が挙げられます。サービスの詳細が気になった方は、以下記事もチェックしてみてください。
リモート医事サービスの詳細については注目のリモート医事サービスとは?|ソラストとニチイ学館のサービスを比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
リモート医事サービスを利用するには、サービス提供者が、医院の電子カルテにアクセスする必要があります。今のところ、クラウド型電子カルテの利用が必須条件となっているので、条件に当てはまる医院では利用を検討してみると良いでしょう。
リモート医事サービスを展開しているソラストとニチイ学館のサービス内容を、表で比較しました。対応できる業務の領域が異なるため、自施設でどこまで業務を肩代わりしてもらいたいかを明確にしてから、問い合わると良いでしょう。
項目 | ソラスト | ニチイ学館 |
---|---|---|
サービス名 | iisy | Nichii Connect |
リリース日 | 2021年6月1日 | 2022年5月1日 |
対象施設 | 新規開院クリニック、地方の病院やクリニック | 地域の医療法人、人口減少地域の医療機関 |
料金 | 月額5万円~ | 要問い合わせ |
業務領域 |
|
診療報酬請求 |
今回は医療事務代行サービスについて解説しました。 医療事務代行を利用することによって、院内の業務効率向上が見込めるだけなく、「スタッフ不在」といった問題を解決できます。
医療事務代行サービスを提供する企業はいくつかあります。企業によってサービス内容が異なるため、検討する際は十分に比較・吟味してください。また、医療事務代行を利用することで、医療事務スタッフが育たなくなる可能性があります。この点も加味し、長期的なスパンで考えて導入の可否を判断しましょう。
採用サイトで自院のブランディング、中長期での採用コスト削減を実現。採用ミスマッチを抑えつつ、求職者の直接応募数を増やすご支援が可能です。