オフィス清掃の平均費用はいくら?失敗しない業者の選び方も解説

更新日 2023.06.13
投稿者:横山 洋介

オフィス清掃は、会社経営において非常に大事です。オフィス環境の良し悪しで、お客様からの印象やスタッフの働きやすさに大きな影響を与えます。しかし、オフィス環境を綺麗に維持するために、スタッフだけで清掃を行うのは負担のかかる作業です。費用的な問題がなければ、清掃業者に任せた方が負担がなく、本来の業務にも集中できるでしょう。

清掃業者に清掃を依頼する場合、どの程度の費用が発生するのか気になる方も多いと思います。そこで今回は、オフィス清掃の費用相場を紹介するとともに、業者選定の注意点を解説します。本記事を読むと、オフィス清掃の費用相場について理解し、業者選びで失敗しないポイントを押さえることができるでしょう。

オフィス清掃料金はどうやって決まる?

オフィス清掃には主に、「日常清掃」と「定期清掃」があります。

  • 日常清掃:毎日、週に2、3回の高頻度で行う日常的な清掃のこと
  • 定期清掃:月に1回、数ヶ月に1回行う、専門的な清掃のこと

日常清掃の料金は作業時間と週に清掃を行う頻度、定期清掃は清掃箇所や面積によって料金が決定します。清掃業者によって料金は異なりますが、専門性の高い定期清掃の方が費用が高くなる傾向にあるでしょう。

費用の変動要因

次に、オフィス清掃の費用が変動する大きな要因について解説します。

オフィスの規模

オフィスの規模によって清掃料金も異なり、当然規模が大きくなるほど費用も高額です。下表では、オフィス規模ごとの年間費用相場をまとめました。

清掃内容 価格相場
小規模なオフィス(100㎡) 日常清掃・月4回:720,000円~
中規模なオフィス(300㎡) 日常清掃・月4回:1,440,000円~
大規模なオフィス(600㎡) 日常清掃・月8~20回:2,880,000円~

小規模オフィスの場合、中・大規模に比べてスタッフが少ないため、日常清掃を週に1回程度依頼する企業も多いです。もちろん、業種によっては人の出入りが多い小規模オフィスもあり、その場合は週に2回以上依頼しなければならないでしょう。中・大規模オフィスの場合は、高所ビルのガラス清掃など定期清掃が必要になるため、さらに費用がかかります。

スタッフの人件費

オフィス清掃費用を占める大半が人件費です。特に、床の掃除機がけやトイレ清掃などの日常清掃の費用は、人件費で占められています。また、清掃スタッフのスキルによっても、清掃時間と費用が変動します。

例えば、3時間清掃がかかる業者と、同じ人数で1時間で清掃ができる業者では、後者の方が費用も安いです。そのため、清掃業者のスタッフが高いスキルを持っているかは、選ぶ上での判断材料になります。清掃業者を選ぶ際は、有資格者が在籍しているか、経験豊富なスタッフが多いかなどを確認するとよいでしょう。

日常清掃の費用相場

日常清掃の費用相場は、清掃頻度によって変わります。日常清掃の月額の費用相場は下記の通りです。

清掃頻度 日常清掃の費用相場
週1回(月4〜5回) 月額15,000円〜
週2回(月8〜9回) 月額25,000円〜
週3回(月12回以上) 月額33,000円〜
週4回(月16回以上) 月額40,000円〜
週5回(月20回以上) 月額50,000円〜

週1回のオフィス清掃を依頼すると、月額15,000円程度かかります。見積もり依頼をした際、どの業者も料金体系は同じでも、「清掃範囲」が異なる場合があるので注意が必要です。複数の業者が同じ料金でも、オフィスのどの範囲まで清掃してくれるかのチェックはしておきましょう。

定期清掃の費用相場

定期清掃の費用相場は、どの場所を清掃するかによって決まります。定期清掃の費用相場は下記の通りです。

清掃場所 価格相場
エアコンの分解洗浄 35,000円〜50,000円
床・カーペット 20,000円〜
ガラス清掃 10,000円〜
ビル外壁の洗浄 40,000円〜60,000円

上記に加えて、清掃を行う面積によっても費用は変わってきます。また、業者によって得意としている箇所があり、相場よりも安く設定されていることも多いです。例えば、エアコンの分解洗浄が得意な業者であれば、費用相場よりも安い料金でエアコン清掃を行ってくれるでしょう。

オフィス清掃業者の失敗しない選び方

「営業拠点が近い」「料金が安い」だけで清掃業者を選ばず、下記の条件を考慮した上で業者選びをするのがおすすめです。

  • 口コミもみる
  • 信用できる会社か確認する
  • 清掃時間の指定に気をつける

一つずつ見ていきましょう。

口コミもみる

同じ清掃内容であっても、業者で金額が違うのはなぜでしょうか。それは、清掃にかかる時間によって費用が膨れ上がるからです。清掃スタッフの技術が高ければ、それだけ作業にかかる時間も短縮されます。そのような業者は、多くの清掃案件をこなすことができ、料金もリーズナブルに抑えられるのです。ただし、作業時間が早いだけで品質が悪い場合もあるので、口コミなどでしっかり把握しましょう。

信用できる会社か確認する

知名度の高さや安い料金設定だけで、清掃業者を決めてしまうのはおすすめしません。なぜなら、「下請けへのマージン料が高い」「トラブル時の対応が悪い」などのリスクがあるからです。そのような業者は、依頼者の要望が清掃スタッフまで届いておらず、トラブルが発生する可能性もあります。清掃を行う運営会社についてもしっかり把握しておきましょう

清掃時間の指定に気を付ける

オフィス清掃を依頼する際に、清掃時間の指定ができます。就業前や就業後に清掃を任せる場合、業務の妨げにならないメリットがあるでしょう。しかし一方で、オフィスの鍵を業者に預けなければならないため、セキュリティ面でリスクがあります。業務時間中に清掃を依頼する場合は、セキュリティ面で安心できる代わりに、業務の妨げになることがあるでしょう。オフィスによって清掃時間の決め方は異なりますが、基本的には業務の妨げにならない時間帯に依頼することが多いです。

まとめ

今回はオフィス清掃の平均費用や清掃業者の選び方について解説してきました。オフィス清掃の費用は、日常清掃か定期清掃か、オフィスの規模などによって決まります。例えば、週1回の日常清掃を依頼したい場合、月額15,000円程度で清掃を依頼することが可能です。ただし、清掃内容や作業範囲などで費用も異なるので、依頼する際は複数業者から見積もりをとって信頼できる業者に依頼しましょう。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。

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