IT資産管理ツール15製品を徹底比較|価格・比較項目・おすすめ製品紹介まで

更新日 2024.02.01
投稿者:横山 洋介

IT資産管理ツールは、企業が保有するIT資産に関する情報を一元管理するのに役立つツールです。現代において企業が保有しているIT資産は膨大になってきており、手作業で管理するのは困難といえます。

そこでIT資産管理ツールを導入して、業務の効率化を図ろうとしている企業も多いのではないでしょうか。

IT資産管理ツールの導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。

IT資産管理ツールとは?機能や導入効果を解説

IT資産管理ツールとは、企業が保有しているPCやソフトウェアなどのIT資産の情報を一元管理するツールです。これまで手作業で行なっていた管理作業を、効率よく安全に行えるようになります。

従来はPCにインストールするタイプが主流でしたが、近年ではクラウド型のIT資産管理ツールが台頭してきています。

IT資産管理ツールの主な機能は以下のとおりです。

  • ハードウェアの管理
  • ソフトウェアの管理
  • 端末のセキュリティ制御(セキュリティ上、脅威になる操作を禁止もしくは管理者に通知)
  • 操作ログ取得(端末の操作ログを収集・保管)

IT資産管理の機能はもちろんのこと、上記に挙げたセキュリティ制御機能や操作ログ取得機能が充実しているソフトも多数あります。

次に、IT資産管理ツールの導入効果を見ていきましょう。

IT資産管理ツールの導入効果

IT資産管理ツールの導入で、以下のような効果を得られます。

  • システム管理者の負担を軽減できる
    IT資産管理ツールの導入により、社内デバイスの設定や資産情報などを自動収集できるため、手入力する手間が省けます。デバイスの更新やアプリケーションライセンスの更新も自動で判別してくれるのでIT資産管理が容易になるでしょう。

  • 無駄なITコストを削減できる
    何にどのくらい使っているかを明確にすることができるため、無駄な機器を購入せずに済み、ライセンスの見直しも可能です。

  • セキュリティ対策の強化につながる
    セキュリティパッチでPCの脆弱性を高めたり、外部のデバイスを制限してUSBの情報漏洩を防いだりなどを効率よく行えます。また、操作ログ取得やソフトウェア起動禁止など、テレワークにおいても有効です。

  • 企業の内部統制を強化できる
    IT資産管理ツールの導入で、管理が必要な情報を自動収集し、ライセンス・契約情報と利用実態を照合できます。ソフトウェアの不正コピーや、ライセンス契約違反を未然に防止することが可能です。

おすすめIT資産管理ツール12製品の特徴・価格を紹介

ここでは、おすすめIT資産管理ツール12製品の特徴と価格を紹介します。製品選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

SKYSEA Client View

SKYSEA Client View

出典:SKYSEA Client View https://www.skyseaclientview.net/

SKYSEA Client Viewは19,600社以上の導入実績を誇るIT資産管理ツールです。各種操作画面では、使いやすさにこだわった設計になっているので、初めてでも直感的に使えるのが特徴です。

IT資産管理機能では、クライアントPCやサーバーのハードウェア情報、ソフトウェア情報、ネットワーク機器情報などを自動収集し、一括管理できます。

セキュリティ製品をはじめとする各メーカーの製品と連携することで、情報セキュリティ対策やIT資産管理、ITシステム運用などをさらに強化するソリューションも用意されています。

SKYSEA Client Viewの比較ポイント

  • 直感的に使いやすい操作画面
  • オンプレミスとクラウドから選べる
  • 他社製品との連携でさらに強化

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 19,600社以上
初期費用 要お問い合わせ
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理 オプション
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能 オプション
提供形態 クラウド/オンプレミス/パッケージソフト/SaaS
対応OS Windows
サポート 情報誌/メールマガジン/研修・セミナーの実施/ヘルプデスクサービス/定期フォローサービス/リモートサポートサービス

AssetView

AssetView

出典:AssetView https://www.ines.co.jp/

AssetViewはインベントリ情報収集、アプリケーション配布、デバイス管理などIT資産管理に必要な機能をオーダーメイド感覚で利用できるツールです。多彩な機能やサービスから、必要な機能だけを選択して導入できるので、コスト削減が見込めます。

基本である資産管理、WindowsUpdateを含むパッチマネジメントなど、さまざまな機能を1つの製品パッケージで利用可能です。

自社に最適な資産管理ソフトを適切に運用することで、セキュリティ対策や監査対応などさまざまなメリットを得られます。

AssetViewの比較ポイント

  • 必要な機能だけを選択して無駄なコストが発生しない
  • さまざまな機能を1つの製品パッケージで利用可能
  • 運用ノウハウをもとに、適切な資産管理運用をサポート

製品情報

対象企業規模 要お問い合わせ
導入実績 要お問い合わせ
初期費用 要お問い合わせ
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能 他サービス対応
提供形態 クラウド/オンプレ
対応OS Microsoft Windows Server 2022 Standard/Datacenter
Microsoft Windows Server 2019 Standard/Datacenter
Microsoft Windows Server 2016 Standard/Datacenter
Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
サポート ヘルプデスク/保守ユーザー専用サイト/メールマガジン配信/技術支援メニュー/電話

PalletControl

PalletControl

出典:PalletControl https://www.jalinfotec.co.jp/product/pallet/

PalletControlは「簡単にPC管理業務が行えるシステム」をコンセプトに開発されたIT資産管理ツールです。

PC運用管理業務に必要な「資産管理」「配布管理」「ユーザーサポート」「セキュリティ」の機能を搭載しており、IT管理者の負担を軽減します。

PCの調達・導入・運用から廃棄までさまざまなシーンにおいて、PCのライフサイクルを全面的にサポートしてくれます。業界トップクラスの「配布機能」を搭載しており、働く環境と運用を考慮した柔軟性の高い配布の実現が可能です。

PalletControlの比較ポイント

  • 業界トップクラスの配布機能を搭載
  • 高いカスタマイズ性
  • リアルタイム収集機能を搭載

製品情報

対象企業規模 中小企業〜大企業
導入実績 244団体(官公庁自治体)
初期費用 要お問い合わせ
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 オンプレ
対応OS Windows
サポート メール

ISM CloudOne

ISM CloudOne

出典:ISM CloudOne https://ismcloudone.com/

ISM CloudOneは世界55カ国以上で利用されているクラウド型PC管理、セキュリティ対策ツールです。クラウド型なので、VPNを使わずインターネット接続のみでさまざまな環境にある端末を管理できます。

管理画面ではセキュリティの状態をグラフで表示してくれるので、端末の問題が一目でわかるのも特徴です。

また、環境に依存しない情報セキュリティ対策機能をクラウドから提供しており、情報漏洩対策としてテレワークにも有効です。

ISM CloudOneの比較ポイント

  • サーバーの運用管理が不要
  • 社内や外出先、海外にある端末も管理が可能
  • 管理画面から端末のセキュリティリスクを簡単に特定

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 80,000社以上
初期費用 要お問い合わせ
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 クラウド
対応OS Linux/Android/iOS/iPad OS/ Windows
サポート オンライン相談

MaLion 6

MaLion 6

出典:MaLion 6 https://www.intercom.co.jp/malion/6/

MaLion6は情報漏洩対策やIT資産管理を総合的に支援する、Windows・Mac端末に対応したソフトウェアです。IT資産管理をはじめ、Webアクセス監視や外部デバイス監視、不正PC接続遮断など総合的な運用管理に必要とされる機能を標準搭載しています。

また、導入から運用まで使いこなす工夫が随所にされており、管理者の負担軽減に役立ちます。さらに、専用ウィザードのフローに沿ってスピーディな導入が可能です。

MaLion 6の比較ポイント

  • 直感的な操作性
  • スピーディな導入が可能
  • 60種類以上の必要な機能を一式標準搭載

製品情報

対象企業規模 全ての規模
導入実績 非公表
初期費用 要お問い合わせ
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能 他製品連携
提供形態 オンプレ
対応OS Windows、macOS
サポート 電話、インターネット、オンライン相談

MCore

MCore

出典:MCore https://www.sei-info.co.jp/mcore/

MCoreは住友電工グループ8.5万人が自ら使うために開発した、高い信頼性とスケーラビリティを備えたIT資産管理ツールです。IT資産管理からセキュリティ対策、コンプライアンス遵守までを1システムかつシームレスに実現します。

それぞれの機能が高いに補完し合うので、無駄と手間を省き、迅速かつ確実な統合環境の構築が可能です。その相乗効果によって、費用面・運用面における最大限のメリットを生み出しサポートします。

MCoreの比較ポイント

  • ユーザー目線での開発を実施
  • 1サーバで、数万台にのぼる大規模環境の管理を実現できる
  • お客様の環境に合わせたカスタマイズにも対応可能

製品情報

対象企業規模 500名以上
導入実績 非公表
初期費用 要お問い合わせ
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理 オプション
内部脅威対策 オプション
外部脅威対策 オプション
MDM機能 オプション
提供形態 オンプレ
対応OS Windows Server 2012
Windows Server 2016 LTSC
Windows Server 2019 LTSC
サポート 導入後のバージョンアップの作業をサポート、専用サポートデスク、専用サイト、セミナー開催

Freshservice

Freshservice

出典:Freshservice https://www.freshworks.com/jp/freshservice/

Freshserviceは、世界的なITレビューサイト「G2 Crowd」で最優秀ソフトウェア賞を何度も受賞しているツールです。社内で利用するSaaSをサービスカタログとしてダッシュボード上で可視化し、導入日・バージョン・インストール対象機器などを一括管理できます。

SaaSの他に、ハードウェアやソフトウェアなどにも幅広く対応可能です。導入から稼働までは最短10分で完結するので、すぐに稼働したい企業にもおすすめといえます。

Freshserviceの比較ポイント

  • ITレビューサイト「G2 Crowd」で最優秀ソフトウェア賞を何度も受賞
  • 導入から稼働までは最短10分で終了
  • 30カ国以上の言語にも対応

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 20,000社以上
初期費用 月額4,000円~
※年間契約の場合は月額2,600円~
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 クラウド
対応OS 要お問い合わせ
サポート チャット、リアルタイムサポート

ADVANCE Manager

ADVANCE Manager

出典:ADVANCE Manager https://www.x-beat.jp/advance-manager

ADVANCE Managerは、IT資産管理のISOやJISの策定に関わるトップコンサルタントが開発したIT資産管理ツールです。仮想化やクラウド、サブスク、RPAなどにも対応しています。

PCやサーバー、ソフトウェア、ライセンスといったIT資産に加え、仮想環境やクラスタ構成環境、スマホ、通信機器など、あらゆるIT資産を統括して管理が可能です。

管理を効率化させる機能として、ライセンス自動割り当て機能や資産の自動移動機能など充実しています。

ADVANCE Managerの比較ポイント

  • 200社以上のコンサルティング経験から開発されたツール
  • 資産の自動移動が可能
  • ライセンス単位で自動的に割り当てられる

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 非公表
初期費用 SaaSの場合、1ハードウェアレコード当り月額換算18.5円(消費税等別)~の従量制
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 SaaS、オンプレミス、クラウド
対応OS 要お問い合わせ
サポート 要お問い合わせ

SS1

SS1

出典:SS1 http://www.dos-osaka.co.jp/ss1/

SS1は情報漏洩対策やログ収集などのセキュリティ強化に役立つ機能や、労務管理における勤務状況の可視化を実現する機能を搭載した統合型ソフトウェアです。

PCやサーバー、ソフトウェアなどのIT資産を一元管理でき、直感的に操作できる管理画面で、快適なIT資産管理をすぐに始められます。

ITreviewカテゴリーレポート「IT資産管理」「ログ管理」(2023 Spring)では、顧客満足度No.1に選ばれた実績もあります。

SS1の比較ポイント

  • Excel調の画面で簡単に社内のIT機器を管理
  • オプション機能の選択も自由自在
  • 「契約管理」や「インシデント管理」などで業務効率化を支援

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 3,400社以上
初期費用 管理対象機器100台の場合、基本機能のみで50万円
ライセンス費 要問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策 オプション
外部脅威対策 オプション
MDM機能
提供形態 クラウド、オンプレ
対応OS Windows
サポート 電話、FAX、メール/技術的なお問い合わせ対応/リモート保守サービス/
バージョンアップ無償提供/操作説明会セミナー実施

Assetment Neo

Assetment Neo

出典:Assetment Neo https://www.assetment.net/

Assetment Neoは、さまざまな業務に対応した専門的な機能が集まったクラウド型の資産管理システムです。

「固定資産の棚卸」や「デモ機の貸出管理」「リース品の費用管理」など、業務に特化した管理機能が充実しています。

複数の機能からお客様に必要な機能を選択して組み合わせることで、コストを抑えながら利用できます。対象企業の規模は問わず、幅広い分野で導入されている実績も信頼できる点と言えるでしょう。

Assetment Neoの比較ポイント

  • PC・スマホやサーバーなど機器の管理に特化
  • クラウド型社内資産管理システム
  • 必要な機能だけを選択して利用可能

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 550社以上
初期費用 月額60,000円~(Standardの場合)
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 クラウド
対応OS iOS、Android
サポート サポートサイト

セキュリオ

セキュリオ

出典:セキュリオ https://www.lrm.jp/seculio/

セキュリオは情報セキュリティ教育をしながら、業務委託先や認証運用情報などを安全に一括管理することができるツールです。

eラーニングや標的型攻撃メール訓練など、社員のレベルアップを図る機能からPDCAサイクルやサプライチェーンセキュリティなどの社内セキュリティ管理機能なども多数用意されています。

最新のクラウドセキュリティやIT・システムに精通した経験豊富な情報セキュリティコンサルタントが監修しているため、業種問わず安心して利用できる点も魅力です。

セキュリオの比較ポイント

  • 導入実績1,300社以上
  • 情報セキュリティ対策を簡単に行える
  • 社員のレベルアップを図る機能が充実

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 1,300社以上
初期費用 ベーシックプラン:1ユーザーにつき月額150円
エントリープラン:1ユーザーにつき月額100円
カスタマイズプラン:1ユーザーにつき月額500円
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 クラウド
対応OS Windows OS
サポート 電話、メール、オンライン訪問

LANSCOPE エンドポイントマネージャー

LANSCOPE エンドポイントマネージャー

出典:LANSCOPE エンドポイントマネージャー https://www.lanscope.jp/an/

LANSCOPE エンドポイントマネージャーは、エンドポイントのIT資産管理から内部不正・外部脅威対策まで行えるツールです。マルチデバイスに対応しており、幅広いOSに対応しています。

収集情報をわかりやすいレポートで表示し、誰でも直感的に操作が可能です。導入から運用まで充実したサポートが特徴で、導入実績20000社以上、継続利用率93%以上の高い信頼性と実績があります。特に上場企業や金融機関で導入されている場合が多いです。

LANSCOPE エンドポイントマネージャーの比較ポイント

  • 導入実績20,000社以上
  • 継続利用率93%以上
  • IT資産管理、ログ管理の2部門、Leader獲得

製品情報

対象企業規模 全ての規模に対応
導入実績 20,000社以上
初期費用 端末1台あたり4,500円〜
ライセンス費 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 クラウド、オンプレ
対応OS Windows、Mac
サポート オンライン相談、24時間365日稼働のチャットサポート、お客様専任のスタッフが担当

おすすめIT資産管理ツール12製品の比較表

IT資産管理ツールを選定するうえでの重要な比較項目である「対象規模」、「導入実績」「初期費用」「IT資産管理の有無」「提供形態」などを比較表にまとめました。

SKYSEA Client View AssetView PalletControl ISM CloudOne MaLion 6 MCore Freshservice ADVANCE Manager Assetment Neo セキュリオ LANSCOPE エンドポイントマネージャー SS1
対象規模 全ての規模 要お問い合わせ 中小企業〜大企業 全ての規模に対応 全ての規模に対応 500名以上 全ての規模に対応 全ての規模に対応、大企業 全ての規模に対応 全ての規模に対応 全ての規模に対応 全ての規模に対応
導入実績 19,600社以上 要お問い合わせ 244団体(官公庁自治体) 80,000社以上 非公表 非公表 20,000社以上 非公表 550社以上 1,300社以上 20,000社以上 3,400社以上
初期費用 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 月額4,000円~
※年間契約の場合は月額2,600円~
SaaSの場合、1ハードウェアレコード当り月額換算18.5円(消費税等別)~の従量制 月額60,000円~(Standardの場合) ベーシックプラン:1ユーザーにつき月額150円
エントリープラン:1ユーザーにつき月額100円
カスタマイズプラン:1ユーザーにつき月額500円
端末1台あたり4,500円〜 管理対象機器100台の場合、基本機能のみで50万円
ライセンス料 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ
IT資産管理
ログ収集・管理 オプション オプション
内部脅威対策 オプション オプション
外部脅威対策 オプション オプション
MDM機能 オプション 他サービス対応 他製品連携 オプション
提供形態 クラウド/オンプレミス/パッケージソフト/SaaS クラウド/オンプレ オンプレ クラウド オンプレ オンプレ クラウド SaaS、オンプレミス、クラウド クラウド クラウド クラウド、オンプレ クラウド、オンプレ
サポート 情報誌/メールマガジン/研修・セミナーの実施/ヘルプデスクサービス/定期フォローサービス/リモートサポートサービス ヘルプデスク/保守ユーザー専用サイト/メールマガジン配信/技術支援メニュー/電話 メール オンライン相談 電話、インターネット、オンライン相談 導入後のバージョンアップの作業をサポート、専用サポートデスク、専用サイト、セミナー開催 チャット、リアルタイムサポート 要お問い合わせ サポートサイト 電話、メール、オンライン訪問 オンライン相談、24時間365日稼働のチャットサポート、お客様専任のスタッフが担当 電話、FAX、メール/技術的なお問い合わせ対応/リモート保守サービス/バージョンアップ無償提供/操作説明会セミナー実施
メーカー名 Sky株式会社 株式会社アイネス 株式会社JALインフォテック クオリティソフト株式会社 株式会社インターコム 住友電工情報システム株式会社 Freshworks 株式会社クロスビート 株式会社アセットメント LRM株式会社 エムオーテックス株式会社 サイバネットシステム

無料で使えるOSSタイプのIT資産管理ツール3選もチェック

前章では、「おすすめIT資産管理ツール12製品」を紹介してきました。ここでは、OSS(オープンソースソフトウェア)タイプのIT資産管理ツールを3製品紹介します。

OSSタイプとは、ソースコードが公開されており、無料で使えるソフトのことです。ぜひ参考にしてください。

Snipe-IT

Snipe-IT

出典:Snipe-IT https://www.designet.co.jp/ossinfo/snipe-it/

Snipe-ITはWebインタフェース上で資産管理するためのオープンソースソフトウェアです。IT資産管理のために開発されたソフトウェアですが、IT資産以外の管理にも応用できます。

例えば、付属品のマウスやキーボード、消耗品などさまざまなオフィス資産について登録・管理ができるのも特徴です。

利用することで、「社内にどのくらいの資産があるのか管理ができていない」「ライセンスの更新時期を忘れてしまった」などの課題を解決することが可能です。

Snipe-ITの比較ポイント

  • IT資産以外の管理にも応用可能
  • 登録可能な情報の自由度が高い
  • WindowsPCの情報を自動で取得できる

製品情報

対象企業規模 要お問い合わせ
導入実績 非公表
初期費用 無料
ライセンス費 無料
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 オンプレ
対応OS Windows
サポート 要お問い合わせ

GLPI

GLPI

出典:GLPI https://glpi-project.org/

GLPIはオープンソースのヘルプデスクとIT資産を管理するためのソフトウェアです。開発プロジェクトは2003年に開始されており、比較的古いソフトウェアといえます。

資産のカテゴリーを細かく設定することができ、現在では30種類以上の種別が用意されています。また、種別ごとに登録できるフィールドが大量に存在しているのも特徴です。

種別はITに特化しているため、IT資産管理向けのツールです。

GLPIの比較ポイント

  • 検索機能が豊富で多機能
  • 資産を細かく登録できる種別が用意されている
  • IT資産管理向けのツール

製品情報

対象企業規模 要お問い合わせ
導入実績 非公表
初期費用 無料
ライセンス費 無料
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 オンプレ
対応OS CentOS
サポート 要お問い合わせ

Ralph

Ralph

出典:Ralph

Ralphは2011年から開発されているIT資産管理に特化したソフトウェアです。データセンター管理を目的としたソフトウェアになっています。

あらかじめ用意された分類で情報を登録する必要があり、分類ごとに登録フィールドも大量に存在しています。そのため、必要な項目のみをチョイスして運用するには向いておらず、大量の登録項目をすべて登録する必要があります。

自由度が低く、消耗品の消費などを管理することはできません。

Ralphの比較ポイント

  • IT資産管理に特化
  • 大量の登録項目を全て登録する必要がある
  • 2011年から開発されている

製品情報

対象企業規模 要お問い合わせ
導入実績 非公表
初期費用 無料
ライセンス費 無料
IT資産管理
ログ収集・管理
内部脅威対策
外部脅威対策
MDM機能
提供形態 オンプレ
対応OS 要お問い合わせ
サポート 要お問い合わせ

IT資産管理ツールの比較項目・正しい選び方とは?

ここでは、IT資産管理ツールの正しい選び方を解説します。自社に適したツールの導入には、以下の4つのポイントが大切です。

  • 提供形態(クラウドかオンプレか)をチェック
  • 対応するOSを確認する
  • 対応範囲や機能は自社の希望条件に合っているか
  • 自社のセキュリティポリシーと合致しているか

一つずつ見ていきましょう。

提供形態(クラウドかオンプレか)をチェック

クラウド型かオンプレ型かで、IT資産管理ツールの利用形態が違います。

まずクラウド型は、インターネットを通じてソフトウェアを利用する方式です。自社でサーバーの構築・管理が不要になるため、初期費用や管理コストが必要ありません。

オンプレミス型は、自社でサーバを構築して運用する方式です。カスタマイズができるほか、自社内のネットワークで管理するため、高度なセキュリティを実現できます。

どちらを選ぶかは、企業の規模や業務形態によっても異なります。現在はクラウド型が主流ですが、自社のTCO(総所有コスト)を試算してみましょう。

対応するOSを確認する

IT資産管理ツールには、WindowsかMacのどちらかにしか対応していない製品や、Macの管理機能が制限されている製品があります。

PC管理のみだけでなく、AndroidやiOSなどモバイルデバイスでの管理も活用したい場合は、OSやデバイスの種類、機能制限なども確認しておきましょう。

幅広く対応しているシステムもあるので、対応するOSを確認するのは大切です。

対応範囲や機能は自社の希望条件に合っているか

IT資産管理ツールによって、対応している範囲や機能は異なります。まずは「自社にはどのような機能が必要なのか」「外部からの攻撃を防ぎたいのか」「無駄なIT投資コストを防ぎたいのか」などを把握しましょう。

どのような機能が必要なのかわからない場合は、ベンダーに相談してアドバイスをもらうのも一つの手です。

よくありがちなのは、全ての範囲に対応したツールを導入しようとしてしまい、使いこなせず結果的に費用だけがかかるパターンです。

IT資産管理ツールの中には、必要な機能を選択して購入できる製品もあります。そういった製品を選んでコストに無駄がないようにするのも大切です。

自社のセキュリティポリシーと合致しているか

自社のセキュリティポリシーには、セキュリティ目的で内部不正対策をする場合に必要になります。

たとえば、「特定のソフトウェアを禁止にしたい」「閲覧できるWebサイトに制限をかけたい」「USBメモリの利用禁止」などの目的がある場合は、制御機能を備えている製品を選ぶのが大切です。

とはいえ、全てに利用制御を設けてしまうのは、業務効率が下がる原因になります。操作ログ管理機能を備えているものを利用すれば、不正に制御をかけるという方法もあります。

不正が発生したときに対応ができるため、無闇に制御機能を設ける必要がなくなり、自社のセキュリティポリシーと合致させることができるでしょう。

導入前におさえておきたいIT資産管理ツールの基礎知識

ここからは、導入前におさえておきたいIT資産管理ツールの基礎知識を解説していきます。IT資産管理ツールの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

IT資産管理ツールとは

IT資産管理ツールとは、企業が保有するIT資産に関する情報を一元管理するのに役立つツールです。

ハードウェアの利用者やネットワークの接続状況、ソフトウェアのバージョンなどの情報を収集し、セキュリティ強化に繋げます。

従来はインストール型のソフトが人気でしたが、クラウド型が台頭してからは、クラウド型を選ぶ企業も多いです。

IT資産管理ツールを導入する目的

企業の端末には、非常に重要で多くの情報が保管されています。万が一、情報が漏れてしまうと企業の損失に大きく影響するでしょう。

「端末を紛失して20万人の個人情報が流出した」「Webサイトの閲覧でウイルスに感染してしまった」などは、聞いたことがあるかもしれません。

このようなトラブルを避けるためには、IT資産に関する情報を一元管理することが必要です。

IT資産の情報を一元管理できるIT資産管理ツールを導入することで、セキュリティ強化やシステム管理者の負担を軽減するのに繋がります。

IT資産管理ツールの主な機能は?

IT資産管理ツールには、さまざまな便利機能が備わっています。ここでは、IT資産管理ツールの主な機能をみていきましょう。

  • セキュリティパッチの配布
    OSやアプリケーションの最新のセキュリティパッチを配布できる機能です。
  • ソフトウェア配布
    ソフトウェアはもちろん、業務に必要なファイルを社内ネットワーク経由で配布できます。
  • ハードウェア契約管理
    ハードウェアのリースやレンタル契約日などを登録し、更新漏れがないようにする機能です。
  • ライセンス管理
    ライセンス数などの情報を登録し、利用しているライセンスに過不足がないか確認できます。
  • リモートコントロール
    社内LANに接続しているデバイスをリモートコントロールできる機能です。
  • デバイス制御
    ファイルの不正コピーを防止し、外部に機密情報が漏洩するリスクから守ります。
  • 禁止ソフトウェアの起動制御
    ファイル共有ソフトなどの危険性の高いソフトウェアがインストールされた場合、軌道を制御できる機能です。内部不正などによる情報漏洩を防げます。
  • 操作ログの取得
    ファイルの操作やアプリケーション操作などの履歴を取得する機能です。いつ、誰が、どのデバイスで操作したのかがわかるため、監査で有効活用できます。

IT資産管理ツールを導入するメリット・デメリット

ここでは、IT資産管理ツールを導入するメリット・デメリットについて解説します。「自社にIT資産管理ツールは本当に必要なのか」と疑問に思っている方は、ぜひメリット・デメリットを比較して検討してみてください。

IT資産管理ツールを導入するメリット

まずはIT資産管理ツールを導入するメリットからみていきましょう。具体的には以下の5つです。

  • IT資産管理の大幅な効率化
  • 速やかなアップデートで脆弱性対策ができる
  • 内部不正の防止になる
  • 脆弱性対策になる
  • セキュリティポリシーの遵守につながる

IT資産管理の大幅な効率化

IT資産管理ツールの導入でIT資産に関する情報の収集・集約、問題の検出などが一括できるようになります。

1台ずつ作業したり、作業が必要なPCを探し出したりする手間が省けるので、ソフトウェアをアップグレードしたい場合にも一斉に指示ができるのもメリットです。

手作業で行っていたIT資産管理が大幅に効率化されて、管理者の負担削減につながるでしょう。

ITコストの無駄や過剰投資を防げる

従来では、社内デバイスの利用状況を完全に把握することは難しく、ITコストに無駄が発生していました。

たとえば、使用していないPCやライセンスなどです。IT資産管理ツールは機器の利用状況を一元管理できるので、使われていないPCやライセンスなどを正確に判別できます。

その結果、ITコストの無駄や過剰投資の抑制に繋げることができるでしょう。

内部不正の防止になる

あってはならないことですが、退職予定者による取引先リストの持ち出しといった内部不正が発生することがあります。

IT資産管理ツールはPC上の操作ログ取得機能で、定期的に監査していることを周知すれば不正行動の抑制に繋がります。

万が一不正が発覚した場合でも、操作ログから確認することも可能です。

脆弱性対策になる

IT資産管理ツールからアップデート指示を出せるので、OSに脆弱性が発見された場合でも効率的に脆弱性対策を実現できます。

端末を1台ずつOSアップデートの依頼をしたり、保有している端末をチェックしたりする手間が必要ありません。

効率的な脆弱性対策の実現は、IT資産管理ツールの大きなメリットといえるでしょう。

セキュリティポリシーの遵守につながる

IT資産管理ツールは、セキュリティポリシーの遵守にも繋がります。企業ではさまざまな個人情報や機密情報を保持しているため、セキュリティ強化をして情報漏洩の防止を徹底することは必須です。

セキュリティポリシーで利用許可していない、ソフトウェアの無断インストールを行おうとした際にもブロックすることができます。

このように、セキュリティポリシー徹底のための機能が用意されているのがメリットといえるでしょう。

IT資産管理ツールを導入するデメリット

次に、IT資産管理ツールを導入するデメリットについて解説します。

操作や運用になれるまで時間がかかる

IT資産管理ツールを使いこなさなければ、メリットを最大限享受することはできません。操作や運用に慣れるまで、時間がかかってしまうでしょう。

ツールを利用して管理する担当者の学習や、PCを使用する者にも、学習コストがかかる点がデメリットといえます。

企業に合わない製品を導入してしまうリスクがある

IT資産管理ツールはさまざまな製品があり、機能も製品によって異なります。中には機能が盛りだくさんのツールもあり、そういった製品を選びがちです。

しかし、本当にその機能全てが必要かどうかを導入時に考えなければなりません。企業に合わない製品を導入してしまうと、無駄なITコストが発生してしまう状況も考えられるでしょう。

企業の規模や業態、どのような機能が必要なのかを明確にし、不要なコストをかけずに導入することが大切です。

IT資産管理ツールの導入価格・ライセンス料金相場は?

IT資産管理ツールの導入価格は、「導入する機能」や「管理する機器が何台になるのか」によっても異なります。また、オンプレミス型とクラウド型によっても導入時に支払う価格は変わります。

オンプレミス型は初期費用こそかかりますが、長く使うほどお得です。一方のクラウド型は初期費用を抑えられる分、月額費用を払う必要があります。

管理する機器が500以下であれば1ユーザーあたり110円〜500円程度で利用できるでしょう。

たとえばSS1を例にすると、IT資産管理の機能のみで管理対象機器100台でライセンス費が50万円です。

コスト面で課題がある企業は、オープンソースのソフトウェアもあるので、そちらも検討してみるとよいでしょう。

まとめ

本記事では、IT資産管理ツール15製品を徹底比較とおすすめ製品の紹介をしてきました。

IT資産管理ツールの導入により、「管理者の負担を軽減」「セキュリティ対策の強化」「IT資産管理の大幅な効率化」など多くのメリットを得られます。

IT資産管理ツールを導入する際は、自社の希望条件に合っているかや、オンプレかクラウドかなどを事前に確認しましょう。

本記事で紹介した製品をもとに、自社に最適なIT資産管理ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。

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