おすすめログ監視ツール11製品を徹底比較|基礎知識やメリット・選び方まで

更新日 2024.02.01
投稿者:横山 洋介

ログ監視ツールはさまざまなメーカーから提供されているため、どこのものを導入すればいいか迷ってしまうことがあるでしょう。

今回の記事では、おすすめログ監視ツール11製品を徹底比較し、基礎知識や導入するメリット・選び方まで詳しく解説していきますので参考にしてください。

おすすめログ監視ツール11製品の特徴・価格を紹介

ここではまず、おすすめのログ監視ツール11製品の特徴と価格を紹介していきます。

Logstorage

Logstorage

出典:Logstorage https://logstorage.com/

Logstorageは統合ログ管理ツール分野シェア16年連続No.1であり、2002年の発売開始以来4,800社以上の導入実績を誇る、ログ管理のパイオニア製品です。政府機関や自治体・公共交通機関などでも多く導入されています。

Logstorageは大量のログデータを収集・保管し、分析が可能なシステムです。また、複雑化・高度化した情報システムの記録を誰でも簡単・便利に使えます。

Logstorageではオンライン参加ができる定期セミナーを開催しており、活用例や最新情報を紹介してもらえるので、興味のある方は一度参加してみるといいでしょう。

Logstorageの比較ポイント

  • 統合ログ管理ツール分野シェア16年連続No.1
  • 2002年の発売開始以来4,800社以上で導入されている
  • オンライン参加ができる定期セミナーを開催している

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 要問合せ
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 Windows
・Windows Server 2012・2012 R2・2016・2019・2022
Linux
・Red Hat Enterprise Linux 6, 7, 8・CentOS・AmazonLinux
※CentOS、AmazonLinuxはベストエフォートによるサポート対応
無料デモ あり(約1か月)

Datadog WatchdogTM

Datadog WatchdogTM

出典:Datadog WatchdogTM https://docs.datadoghq.com/ja/watchdog/

Datadog WatchdogTMは、アプリケーションやインフラストラクチャーの潜在的な問題を自動的に検出することができる、APMパファーマンス・インフラストラクチャーメトリクス・ログのアルゴリズム機能です。

Watchdogはヒット率が突然急上昇した場合などに、メトリクスに不規則性がないかを調べます。また、Datadog Agent またはインテグレーションによって送信されたデータを自動的に監視することが可能です。

Datadog WatchdogTMの比較ポイント

  • 潜在的な問題を自動的に検出可能
  • ヒット率が突然急上昇した場合はメトリクスに不規則性がないか調べる
  • データを自動的に監視可能

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 ・インフラストラクチャー Pro:1,650 円 / 1ホスト・ 1か月 ($1=110円換算)
・インフラストラクチャー Enterprise:2,530 円 / 1ホスト、1か月 ($1=110円換算)
・サーバーレス:550 円 / Per million invocations, per month ($1=110円換算)
・APM:3,410 円 / 1ホスト、1か月 ($1=110円換算)
・APM & Continuous Profiler:4,400 円 / 1ホスト、1か月 ($1=110円換算)
・ログ管理(取り込み):11 円 / 取り込みまたはスキャンされたGB、 1か月($1=110円換算)
・ログ管理(保持または復元):140 円 / 100万ログイベント、1か月 ($1=110円換算)
・リアルユーザーモニタリング:1,650 円 /1万セッション、1か月($1=110円換算)
・Synthetic モニタリング(APIテスト)は550円 /1万テスト、1か月($1=110円)
・Synthetic モニタリング(ブラウザテスト):1,320円/1000テスト、1か月($1=110円)
・インシデント管理:2,200円/1ユーザー、1か月 ($1=110円換算)
・セキュリティモニタリングは22円/分析されたログ1GBあたり、1か月 ($1=110円換算)
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 要問合せ
無料デモ あり(14日間)

Log Option

Log Option

出典:Log Option https://system-answer.com/product/sag3/logoption/

Log Optionは、シスログ・トラップや Windows・NetApp・VMware・クラウド環境などの各種ITシステムログを収集し、横断的な分析やリアルタイム検知・通知が可能なログ監視ツールです。

性能管理とログ管理の連携によって、可用性と安全性を兼ね備えた安定的で効果的なITシステム運用ができます。

Log Optionでは、多様なログ収集方式と柔軟なログフォーマット定義機能によって、ログの分析を自由に行うことが可能です。ログの横断検索機能では、異なるシステム・フォーマットのログを統合し、それらを横断的に検索できます。

Log Optionの比較ポイント

  • 横断的な分析やリアルタイム検知・通知が可能
  • 可用性と安全性を兼ね備えた安定的で効果的なITシステム運用ができる
  • 異なるシステム・フォーマットのログを統合し、それらを横断的に検索可能

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 要問合せ
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 ・システム:Engine/Web/DB/Storage/Correlation
・CPU:6 Core
・Memory:10GB
・HDD:700GB
・ディスクモデル:SAS 15,000 rpm
・対応OS:CentOS 7.4.1708 ~ 7.9.2009・CentOS 8.2.2004 ~ 8.5.2111(サポート終了のため他 OS へ切り替えを推奨)
・Alma Linux 8.5 ~ 8.7・Rocky Linux 8.5 ~ 8.7・
Miracle Linux 8.4(8.5 相当のカーネル以上に対応)~ 8.7・
RHEL 6.9 ~ 6.10(64 bit)・RHEL 7.4 ~ 7.9・RHEL 8.2 ~ 8.7
無料デモ あり

arGuss

arGuss

出典:arGuss https://www.arguss.jp/

arGussは、正確で品質の安定した監視運用サービスを実現するために、事前の打ち合わせで決定した監視や運用手順が、スクリプトにより自動オペレーション化され運用されます。自動化はジョブフロー言語と呼ばれるもので記述され、他の商用オープンソース・ソフトウェアなどの連携や、利用中のクラウド環境や基幹システムとの連携が可能です。

また、月額固定制なので運用予算を明確化できます。万が一のトラブル時も、追加料金は発生しません。

arGussの比較ポイント

  • 指定した監視や運用手順がスクリプトにより自動オペレーション化され運用される
  • 商用オープンソース・ソフトウェア・利用中のクラウド環境や基幹システムとの連携が可能
  • 月額固定制のため運用予算を明確化できる

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 ライトプラン
・初期費用0円
・月額費用9,500円
スタンダードプラン
・初期費用20,000円
・月額費用20,000円
プレミアプラン
・初期費用30,000円
・月額費用30,000円
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 エディション
・Enterprise Edition 以上
ライセンス
・『 Salesforce 』もしくは『 Salesforce Platform 』のいずれか
ブラウザ
・Mozilla® Firefox® 最新版
・Google Chrome™ 最新版
・Chromium ベースの Microsoft® Edge 最新版
表⽰倍率
・100% (ブラウザ、モニタともに)
最低保証解像度
・1366×768 ピクセル
Argus モバイルサポート対象 OS
・iOS、Android
無料デモ 要問合せ

SKYSEA Client View

SKYSEA Client View

出典:SKYSEA Client View https://www.skyseaclientview.net/

SKYSEA Client Viewは「統合エンドポイント管理ツール」2021年度市場シェア1位を獲得しています。顧客満足度調査2022‐2023でも、運用管理・仮想化ソフト/サービス(クライアント)部門で3年連続1位を獲得している実績があるツールです。

また、KYSEA Client Viewは現在19,790ユーザーが導入しており、小規模から1,000クライアントを超える企業・団体(2,053ユーザー)まで、幅広い導入実績があります。

SKYSEA Client Viewの比較ポイント

  • 「統合エンドポイント管理ツール」2021年度市場シェア1位を獲得
  • 顧客満足度調査2022‐2023運用管理・仮想化ソフト/サービス(クライアント)部門3年連続1位
  • 小規模から1,000クライアントを超える企業・団体まで幅広い導入実績がある

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金
Light Edition サーバーライセンス
・ライセンス価格280,000円、保守(1年)42,000円
Light Edition クライアントライセンス(100台)
・ライセンス価格710,000円、保守(1年)106,000円
合計1,138,000円
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 管理機(Windows) ・ 端末機(Windows) <オンプレミス版、S1 / S3 Cloud Editionを利用の場合>
CPU
・Intel® Pentium® Ⅲ 866MHz 以上(x86アーキテクチャまたはx64アーキテクチャ)
メモリ
・256MB以上
ハードディスク
・管理機は4200MB以上、端末機は2400MB以上の空きがあること
OS
・Windows 2000 Server SP4
・Windows2000ProfessionalSP3/SP4
・Windows Server 2003
・Windows Server 2008
・Windows Server 2012
・Windows Server 2016
・Windows Server 2019
・Windows Server 2022
・Windows XP
・Windows Vista
・Windows 7
・Windows 8
・Windows 8.1 Updateなし/Update 1
・Windows 10
・Windows 11
・Windows Embedded 8.1 Industry Pro(x86 Edition, x64 Edition)
・Windows Embedded 8.1 Industry Enterprise(x86 Edition, x64 Edition)
・Windows 10 IoT Enterprise(x86 Edition, x64 Edition)
・Windows 11 IoT Enterprise x64 Edition
ブラウザ
・ログ解析クライアント、資産・ログ利活用レポートライブラリ、申請・承認ワークフローシステム、資産データ / ログデータWeb閲覧機能の利用は、Firefox、Google Chrome、Microsoft Edge(Chromium版)、Internet Explorerのいずれかのブラウザが必要。
ディスプレイ
・1024×768 16bit Color以上
ハードウェア環境
・Intel® vPro™ Technologyに対応
ネットワーク
・TCP/IP通信ができるネットワークであること
無料デモ あり(3か月間(クライアントPC10台分))

X-MON

X-MON

出典:X-MON https://x-mon.jp/

X-MONは全国400社以上の導入実績がある、オープンソースソフトウェア(Nagios,RRDtoolなど)をベースとして開発された監視ソフトです。
ログ情報やTrap・機器の構成情報などのデータを集約でき、ハードウェアの死活状態・HTTPやSMTPなどのサービス状態・CPUやメモリなどのリソース状態、トラフィックなどの監視ができます。

また、警告灯や自動音声など、さまざまな方法で異常を知らせてもらうことが可能です。
障害が発生した際は、経過時間ごとにメールを宛先指定で通知でき、X-MONからの再起動コマンドによる自動復旧もできます。

X-MONの比較ポイント

  • 全国400社以上の導入実績がある
  • 警告灯や自動音声などさまざまな方法で異常を知らせてもらうことが可能
  • 障害発生時は再起動コマンドによる自動復旧が可能

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 自社の機器にX-MONをインストールして利用する場合
10ノード版
・製品価格:107,800円
・X-MONプロダクトサポート1年:33,000円
・X-MONテクニカルサポート1年:165,000円
・10ノード版からStandard版へのアップグレード:990,000円
50ノード版
・製品価格:528,000円
・X-MONプロダクトサポート1年:165,000円
Standard版
・製品価格:1,078,000円
・X-MONプロダクトサポート1年:275,000円
・X-MONプロダクトサポート3年:759,000円
・X-MONプロダクトサポート5年:1,100,000円
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 X-MON ソフトウェア 推奨動作環境
OS
・Red Hat Enterprise Linux 7 (64bit)
・Red Hat Enterprise Linux 8 (64bit)
CPU
・Intel Xeon 2GHz以上(Quad Core以上推奨)
メモリ
・4GB以上 (パフォーマンスデータ処理有効時は8GB以上を推奨)
HHD空き容量
・146GB以上(500GB以上推奨)
無料デモ あり(90日間)

Mackerel

Mackerel

出典:Mackerel https://ja.mackerel.io/

Mackerelは株式会社はてなが提供する使いやすいUIのSaaS型サーバー監視サービスです。自社のサービス運用基盤をMackerelで運用しており、そのノウハウを詰め込むことでクラウド監視に必要な機能を提供しています。

サーバーに監視エージェントをインストールするだけですぐにサーバー監視を始めることが可能です。また、プラグインによりさまざまな環境に対応可能で、プラグインはOSSで公開されているため環境に合わせて独自に拡張できます。

Mackerelの比較ポイント

  • 自社で実際にMackerelを運用してノウハウを詰め込んでいる
  • サーバーに監視エージェントをインストールするだけですぐにサーバー監視できる
  • プラグインによりさまざまな環境に対応可能

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 フリープラン
・無料(ホスト数5台まで)
スタンダードプラン
・月額1,833円(スタンダードホスト)
・月額660円(マイクロホスト)
ホスト数は1台から
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 Mackerel(ウェブ)
・Google Chrome (デスクトップ版) 最新版
・Mozilla Firefox (デスクトップ版) 最新版
・Microsoft Edge (デスクトップ版) 最新版
mackerel-agent
Linux
・Red Hat Enterprise Linux 8/9、CentOS 7、MIRACLE LINUX 8/9、AlmaLinux 8/9、Rocky Linux 8/9
・CentOS Stream 8/9
・Ubuntu
18.04LTS/20.04LTS/22.04LTS、 Debian 10/11
・Amazon Linux、Amazon Linux 2、Amazon Linux 2023
・x64 アーキテクチャおよび AWS Graviton シリーズを含む Arm v8 アーキテクチャ。Amazon Linux のみ 32bit x86 アーキテクチャもサポート。
Windows
・Windows Server 2012 以降の x64 ベースシステム
無料デモ あり(2週間)

AssetView

AssetView

出典:AssetView https://www.hammock.jp/assetview/

AssetViewは簡単で使いやすく、 機能が選べるソフトウェアです。企業や自治体などで使われているPCのセキュリティ対策や情報漏洩対策を強化でき、それに関わるIT部門の業務効率化やPCのライフサイクル管理を支援します。

機能を選べるためコストを削減でき、必要に応じて後から機能を追加したり、ライセンス数を追加したりすることも可能です。

また、「マルチキャスト分散配布」「ミラーマルチキャスト分散配布」の2種類の機能を利用して、更新時のネットワーク負荷を軽減できます。2つの手法は拠点の環境に合わせて混合運用が可能です。

AssetViewの比較ポイント

  • IT部門の業務効率化やPCのライフサイクル管理を支援
  • 機能を選べるためコストを削減できる
  • マルチキャスト分散配布・ミラーマルチキャスト分散配布は拠点の環境に合わせて混合運用可能

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 要問合せ
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 データベースサーバーの場合
OS
・Microsoft Windows Server 2022 Standard/Datacenter
・Microsoft Windows Server 2019 Standard/Datacenter
・Microsoft Windows Server 2016 Standard/Datacenter
・Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter CPU
・最小:クアッドコア Intel Xeon 2.33GHz同等以上
・ソケット数:1~4(4ソケット以上の場合も4ソケットまで使用します)
メモリ
・最小: 4GB以上
HDD容量
・データベースサーバーのインストールには、システムドライブに20GB以上の空き容量が必要。
Microsoft Office
・自動レポート機能を利用する場合は、Microsoft Excel 2013以降がインストールされている必要がある。
無料デモ 要問合せ

Internal Risk Intelligence

Internal Risk Intelligence

出典:Internal Risk Intelligence https://eltes-solution.jp/service/intenalriskintelligence

Internal Risk Intelligenceは、様々なログデータを活用し、従業員の振る舞いを検知する人の行動分析による新しい内部リスク対策サービスとなっています。情報持ち出しや内部不正などのリスク予兆を可視化して、リスクを未然に防止可能です。

複数のログデータを掛けあわせて分析を行い、組織内の脅威を見える化し、独自のリスクシナリオとAIエンジンを活用した幅広いリスク分析ノウハウを保有しています。

Internal Risk Intelligenceの比較ポイント

  • 人の行動分析による新しい内部リスク対策サービス
  • 情報持ち出しや内部不正などのリスク予兆を可視化する
  • 幅広いリスク分析ノウハウを保有

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 クライアント側ログのみ
・月額46万円~
サーバー側ログも含む
・月額52万円~
ライトプラン
・月額86,000円~
監視方式 エージェントレス方式
動作環境 要問合せ
無料デモ 要問合せ

Aegis Wall

Aegis Wall

出典:Aegis Wall https://nhn-techorus.com/c-chorus/aegis-wall/

Aegis Wallはシステム管理者・DBA・業務委託先など、サーバーに対する特権IDユーザーのアクセス管理を効率化し、個人認証したログ記録やアクセス制御などの内部統制に必要な機能を、低コストで導入できるソフトウェアです。

データベースの操作や結果値の他、サーバーOSへのリモートアクセスの記録、操作画面の録画までカバーするため、データベースへのアクセス経路を含めた管理ができます。

また、職務に応じた必要最小限の権限を割り当てることができ、アクセス権の制御だけでなくテーブル・クエリ・コマンド単位の制御や個人情報・カード情報など、重要データのマスキングを実現可能です。

Aegis Wallの比較ポイント

  • サーバーに対する特権IDユーザーのアクセス管理を効率化
  • 内部統制に必要な機能を低コストで導入可能
  • 職務に応じた必要最小限の権限を割り当てることができる

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 Small ~ 5ホスト(標準価格単年(12ヶ月)契約プラン)
・300,000円
Medium ~ 10ホスト(標準価格単年(12ヶ月)契約プラン)
・600,000円
Large ~ 15ホスト(標準価格単年(12ヶ月)契約プラン)
・900,000円
監視方式 エージェント方式・エージェントレス方式
動作環境 要問合せ
無料デモ 要問合せ

PATROLCLARICE

PATROLCLARICE

出典:PATROLCLARICE https://patrolclarice.jp/

PATROLCLARICEは国内4,000社以上の情報システム部門を支えるサーバー監視・ネットワーク統合監視ソリューションです。エージェントレス方式を採用しているので、エージェントのインストール作業やバージョンアップ等のメンテナンスは必要ありません。

複数製品でカバーしていたサーバ監視・ネットワーク監視を一本化でき、運用の効率化にこだわった機能がオールインワンされているので、無駄なアラート通知を柔軟にコントロール可能です。

PATROLCLARICEの比較ポイント

  • 国内4,000社以上の情報システム部門を支えている
  • エージェントのインストール作業やバージョンアップ等のメンテナンスは必要ない
  • 無駄なアラート通知を柔軟にコントロール可能

製品情報

対象企業規模 小規模から大規模まで
利用料金 ・初年度ライセンス料+年間ポイント使用料:836,000円~
・2年目以降:336,000円
監視方式 エージェント方式orエージェントレス方式
動作環境 OS
・Ver.5.1.0準拠
Red Hat 系 Linux (CPU:x86_64系、MySQL:5.7.x、PHP:7.3.x、Perl:5.8以上)

・Ver.6.0.0準拠
RedHat Enterprise Linux 8.x(x86_64)、Rocky Linux 8.x (x86_64)
仮想ホスト
・VMware vSphere 4.x~6.x
・Windows Server 2012 Hyper-V、Windows Server 2012 R2 Hyper-V 搭載サーバの推奨スペック
(仮想はVMwareESXiのみ動作保証)
・CPU:2コア(1.2GHz)以上、メモリ:2G以上、HDD空き容量:24GB以上
監視対象との通信方式(外部監視)
・telnet、ssh1、ssh2、netbios、microsoft-ds、IMAP、LDAP、SNMP、TRAP、指定されたTCPポートなど
監視対象との通信方式(内部監視)
・telnet、ssh1、ssh2、netbios、microsoft-ds
障害発生時の通知方式
・メール送信、Slack通知、SNMPTRAP、CGIキック、コマンドキック、監視連動 対応ブラウザ
・GoogleChrome(最新版)
無料デモ あり

失敗しないためのログ監視ツール「基本」の選び方・比較項目

ここでは、失敗しないためのログ監視ツール「基本」の選び方・比較項目について解説していきます。
ログ監視ツールを選ぶ際は、以下の比較項目を確認しながら選ぶといいです。

  • 監視方式(エージェント方式orエージェントレス方式)を選ぶ
  • まずは自社の予算に合った製品かどうかを確認
  • 必要な機能はそろっているか
  • 自社の規模にデータ保存容量が見合っているか

監視方式(エージェント方式orエージェントレス方式)を選ぶ

ログ監視ツールには2種類の監視方式があり、エージェント方式とエージェントレス方式があります。それぞれの違いは以下の通りです。

エージェント方式

エージェント方式の場合は、監視対象のサーバやデータベースにインストールし、内部から監視を行います。内部からログ監視する方式なので、詳細な部分までログを把握可能です。しかし、サーバやデータベースに多くの負荷がかかるため注意しなければなりません。
エージェント方式は、詳細なデータを収集・分析を行いたい方におすすめです。

エージェントレス方式

エージェントレス方式は、インストールするのではなくネットワークなどを経由して、外部サーバーから遠隔で監視する監視方式です。サーバやデータベースへの負荷が少なく、比較的安価で挿入できます。

ただし、詳細な監視ができないので注意しなければなりません。CPUの利用率・メモリ使用量・ディスク容量などだけ分かればいいという場合におすすめです。

まずは自社の予算に合った製品かどうかを確認

ログ監視ツールは、企業の売上につながるわけではありません。そのため、多くのコストをかけられないことが多いでしょう。価格を抑えたい企業は、エージェントレス方式を採用しています。

導入コストを抑えたい場合はクラウド型の利用がおすすめで、ログ監視のサーバーが必要ないため初期費用を抑えることが可能です。

必要な機能はそろっているか

ログ監視ツールを導入する上では、導入目的を明確にしなければなりません。多くの企業は、「セキュリティ強化」「端末・システムの利用状況を把握するため」「システム障害の事前回避」を目的として、ログ監視ツールを導入するケースが多いです。

自社の規模にデータ保存容量が見合っているか

24時間365日ログを監視し続けた場合、従業員数や監視対象の範囲次第でログ監視に蓄積されるデータ量は非常に大きくなります。そのため、企業規模と監視対象のデータ量を確認しておかなければ、データの保存要領が足りなくなる可能性があるので注意しましょう。また、動作速度が低下したりなど、不具合が起こることもあります。

ログ監視ツールを導入するメリット

ここでは、ログ監視ツールを導入するメリットを以下の4点に絞って解説しますので参考にしてください。

  • 情報漏洩を防止する
  • 不正操作を防止する
  • 何かあったときに原因をスムーズに特定できる
  • 24時間ずっと監視できる

情報漏洩を防止する

ログ監視ツールは、ログイン日時や端末の操作など「誰が」「いつ」「どこで」「何を」したのかを詳細に記録することが可能です。これらの記録はトラブル発生時の証拠として扱えます。また、ログ監視ツールを導入しておくことで、情報漏洩を未然に防ぐことが可能です。

不正操作を防止する

先述した情報漏洩の防止同様、ログ監視ツールは、ログイン日時や端末の操作など「誰が」「いつ」「どこで」「何を」したのかを詳細に記録することができます。トラブル発生時の証拠として扱えるので、抑止効果があり、不正操作を防止可能です。

何かあったときに原因をスムーズに特定できる

ログ監視ツールは、日頃から蓄積している大量なデータから、障害が発生した際のログのパターン化が行えます。そのため、障害が発生した際はログデータを使用して、原因の特定やシステム復旧を素早く行うことが可能です。

また、常にタイムリーなログデータを表示し、異常を検知した際はアラート機能で通知してくれます。

24時間ずっと監視できる

大量のログを手動で管理し、分析を行うのは大変な手間と時間がかかります。ログ監視ツールであれば、その手間や時間を削減でき、24時間365日監視してくれるので業務時間外でもログの異常を検知して知らせてくれるので安心です。

まとめ

ログ監視ツールはさまざまなメーカーから提供されているため、どこの製品を導入すればいいか迷ってしまうでしょう。

その際は、今回の記事の中で解説したログ監視ツールの選び方を参考にした上で、「おすすめログ監視ツール11製品」のなかから選んでみてください。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。

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