中古医療機器の買取業者21選｜買取相場、買取までの流れを紹介

買取可能な医療機器

買取可能な医療機器を幅広く扱っている業者もありますが、主に画像診断装置が取引されることが多いです。CT・MRI・X線装置・内視鏡システム・超音波画像診断装置・マンモグラフィーなどがそれにあたります。

それ以外にも、手術台や診察台・心電計・人工呼吸器・リハビリ機器なども買取対象です。逆に故障して稼働できない機器や購入してから年数が経ちすぎている場合は、買取が難しいことが多いでしょう。

買取可能な目安としては、利用開始から10年以内の機器となっています。しかし、中には10年以上の機器を買い取った実績を持つ業者も存在しているのです。10年以上たってしまった機器も、一度相談してみても良いかもしれません。

中古医療機器の買取相場

中古医療機器の買取相場は、メーカー・機器の種類・機種の新しさ・保管状態によって変わってきます。その中でもオリンパスや富士フイルムの内視鏡関連機器は、中古買取市場で人気がある機器です。

同様にGEヘルスケアのCT・MRIなども非常に需要のある機器と言えるでしょう。とはいえ、最新の医療機器がどの程度普及しているかなどの状況により買取相場は常に変動しているのです。

種類別の買取価格一例

以下は、中古医療機器を種類別に分けた買取価格の一例になります。

出典：医療機器の買取実績一例｜医療機器高く売れるドットコム

少しでも高く買い取ってもらうためには？

医療機器を査定に出すと決めたら、少しでも高く買い取ってもらいたいと思う方がほとんどではないでしょうか。ここでは、少しでも高く買ってもらうためにやっておくと良いポイントを解説します。

まずは査定の前に販売予定の機器を綺麗にしておくことが大切です。査定の際には、年式やメーカーだけでなく、機器の状態も金額に大きく影響してきます。機器が問題なく使用できるのかという点も重要ですが、見た目の状態もそれにあたるのです。

次に準備しておくと良いのは、購入時に機器本体と一緒についてきた添付文書・操作マニュアル・付属品などになります。付属品がついている機器だと、使用の幅も広がり買い取ってもらう際に値段を高く設定できるのです。

もし将来買取も視野に入れて新しい機器を購入する場合は、付属品を捨てずに保管しておくと良いでしょう。最後に一番大切なポイントは、複数の買取業者に査定をしてもらい買取金額を比較することです。

複数の業者を相手にするのは時間や手間もかかりますが、買取金額やその後の流れなどを比べることができます。ほんの少しのお付き合いとは言っても、自分にとって納得できる業者と取引したいものです。

今回紹介する業者は電話やメールのみで査定依頼ができます。気になったところには端から連絡をしてみて、納得のいく業者を見つけていきましょう。

中古医療機器買取の流れ

以下で中古医療機器を買い取ってもらう際の流れをご説明します。

査定の申込～商談成立まで

査定はほとんどの業者の場合、無料で行ってくれるのが一般的です。まずは電話やFAX等で、買い取ってもらいたい医療機器の情報を伝えます。伝えるべき情報としては、機器名・メーカー名・型式・使用年数・状態が主になるでしょう。

これらを伝えることで、おおよその買取金額を出してもらえます。また、業者によってはLINEで査定依頼を受け付けていて、手軽に手続きを進められるのです。株式会社グリーンメディカルは、LINE査定にも対応している代表的な業者といえるでしょう。

概算査定により提示された金額に納得できれば、商談は成立です。

機器の搬出～買取金額の受け取り

商談が成立した後は、医療機器を引き上げてもらう工程に移ります。あらかじめ指定した日時に、買取業者あるいは提携している運送業者が訪問します。機器を引き上げた後に、買取業者は改めて動作・外観・付属品の有無を確認し最終的な買取金額を提示します。

その後売買契約成立となり、売却代金の支払いが行われるのです。売却代金の支払い期日も業者によって変わってきます。例えばエム・キャスト株式会社の場合は、売買契約書締結後・月末締め翌月末に振込にて支払われるのです。

新しい機器を導入する際など現金が必要な場合は、支払期日もあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

売却後の医療機器の流れ

売却後は、メーカーによる整備点検が行われます。加えて独自点検を行っている業者もあり、二重のチェックを経て安全性を確認しているのです。点検を無事に通過した医療機器は、国内外へ再販売されます。

医療機器が充実していない地方や発展途上国では、新品の機器は値段が高く購入することができません。それにより、ますます医療格差が広がってしまいます。そのような地域では、中古医療機器が安価で手に入れられるので非常に重宝されているのです。

中古医療機器買取業者の選び方

以下では中古医療を扱う買取業者の選び方を解説していきます。

複数の買取業者に査定を依頼

高く買い取ってもらう際のポイントでも触れましたが、やはり複数の業者に査定依頼をすることが大切です。スケジュールに余裕がある場合、多くの業者の査定金額を比較してみることをおすすめします。

幅広い機器を扱ってくれることがほとんどですが、業者によっては得意・不得意なジャンルの機器があります。そのため、同じ機器でも査定金額が異なる場合があるのです。少しでも買取金額をあげたい時は、手間でも複数の業者に査定をしてもらいましょう。

買取実績の確認

そもそも中古医療機器の販売は、中古医療機器販売業者の認可を受けた業者しか行えません。法令を順守していない違法な買取業者と取引した場合、予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

そうなった場合不要な問題に時間を取られてしまい、本来やりたいことが充分に行えなくなる可能性が出てきます。精神的ストレスを抱えてしまう事にもなりかねません。トラブルに巻き込まれないためにも、買取実績を充分に確認することが大切です。

中古医療機器の買取業者21選

ここからは中古医療機器の買取業者21社を紹介・解説していきます。

まとめ

医療施設などにおいて、必ず訪れるもののひとつに医療機器の劣化があげられます。医療機器は取扱いには常に慎重にならなければならず、それは廃棄する際も例外ではありません。そのため、廃棄には手続きの手間や費用が多くかかります。

そのような医療施設のニーズに答えているのが、中古医療を専門とした買取業者です。電話やFAXなどで問い合わせや査定依頼をするだけで、スムーズに手続きをすすめてくれます。医療機器を買い取った際のお金は、新しい機器の導入の費用に充てることも可能です。

業者によって買取金額や、取引方法・当然ながら担当者の人柄も変わってくるでしょう。せっかくなら納得のいく買取業者と取引を行いたいものです。時間に余裕がある場合は、複数の業者に査定依頼をすることをおすすめします。

今回紹介した買取業者はほとんどが全国どこでも対応でき、取引の流れも明瞭なところばかりです。長年大切に扱っていた医療機器を少しでも良い条件で、大切に扱ってくれる業者を選択していきましょう。

よくある質問

ほとんど動かない機器も買い取ってもらえますか？

破損等がある機器は、中古相場から査定金額の減額をして買取るケースがあります。詳しくは買取希望業者にお問い合わせください。また、査定依頼の際に機器の状況をよく伝えておきましょう。

リース中の医療機器は買い取ってもらえますか？

割賦金の支払いがあり、リース期間中の医療機器の場合は買い取りすることができません。医療機関は、期間が終了した後にリース会社より買い取った場合のみ売却することが可能となります。