医療機関や介護施設では、どうしても一度に提供する食事の量が多くなります。そのため、提供までに時間を要して、食事が冷めてしまうという悩みを抱えている施設も多いことでしょう。冷めた食事は、顧客満足度の低下に繋がります。
食事を温かい状態で提供するために使われるのが温冷配膳車です。とはいえ、温冷配膳車の耐用年数や減価償却などを詳しく知っておかなければ、導入の決断はできません。今回は温冷配膳車の耐用年数について、詳しく解説していきます。
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温冷配膳車は飲食店業用設備に該当するため、法定耐用年数は8年となります。ただし、法定耐用年数は機器の耐久年数とは異なりますので、注意しましょう。機器自体の寿命は、各メーカーが耐久テストを行ったうえである程度の年数を定めています。温冷配膳車の寿命としては、6~10年程度を想定しているメーカーが多いようです。ただし、使い方によっては耐用年数にも影響が出るので、丁寧に使うようにしましょう。
出典:国税庁|耐用年数表
耐用年数は資産を使用できる期間のことを指します。法定耐用年数の間は、減価償却という処理を行うことが可能です。たとえば、耐用年数が10年の製品を100万円で購入した場合、10年間かけて合計100万円になるように経費計上していきます。温冷配膳車の場合、法定耐用年数は8年なので8年間に分けて経費を計上することが可能です。
温冷配膳車については【徹底比較】病院・介護施設向けの温冷配膳車11選|選び方や導入メリットもでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
減価償却とは、温冷配膳車など固定資産の取得費用を、経費として計上できる処理方法のことです。ただし、全額を購入年の費用とするのではなく、耐用年数に応じて費用を分散して計上していきます。
減価償却は固定資産が年月を経るごとに、劣化して価値を失っていくという考え方に基づいて設定されています。減価償却することで、耐用年数の間の利益を正確に出すことができるのです。
温冷配膳車は食事を温かいまま提供できるだけでなく、衛生面でも効果を発揮します。病院や福祉施設でも導入する施設が増えてきているので、まだ導入していない方はぜひ前向きに検討してみましょう。導入時には減価償却や法定年数を知っておくことで、損することなく会計処理を行うことができます。当記事を参考に、耐用年数や減価償却への理解を深めていただければ幸いです。
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