近年ではさまざまな業種において、POSレジの導入が進んでいます。POSレジは業務効率化の向上において重要な役割を果たすアイテムです。POSレジの中にはiOSやAndroid端末で使えるものもありますが、ほとんどのPOSはWindowsが主流となっています。
なぜWindowsのPOSレジが好まれるのでしょうか。iOSやAndroid端末で使えるものと比較して、どのような点に違いがあるのでしょうか。当記事ではPOSレジの種類や、WindowsのPOSの特徴を紹介していきますので参考にしてください。
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POSレジとは会計ができるだけでなく、売れた商品の情報を詳しく記録できるPOS(Point Of Sales)システムを搭載したレジを指します。どのような商品が、いつ、どこで、誰に売れたのかなどを記録してくれるので、売上を上げるため、データを使って戦略を立てることが可能です。
また、金額の計算ミスや入力間違いといった、人的ミスを防ぐこともできるでしょう。POSレジが動作する裏側では、OS(オペレーティングシステム)というシステムが働いています。この組み込まれたOSは製品によってWindowsやiOS、Androidなど違いがあります。ここからは、それぞれのOSの種類の特徴を具体的に解説していきます。
POSレジの主流は、Microsoft社が開発しているWindowsです。POSシステムでは組み込み型OS「Windows Embedded」が長らく使われていましたが、近年では「Windows 10 IoT」へとリニューアルして販売されています。
上記のような組み込み型OSが組み込まれているタイプの製品だけでなく、Windowsのパソコンに自前のPOSシステムをインストールして使うタイプのものもあります。WindowsのOSを使ったPOSレジの代表として挙げられるのはBCPOS(株式会社ビジコム)です。BCPOSはソフトウェアで、ハードウェアはパソコンやタブレット等の中から選ぶことができます。
後述するOSはタブレットPOSで利用されることが多いのに比べ、WindowsはPOSシステムでの導入実績が十分なため、自動釣銭機などを設置した形態の店舗でもしっかり動いてくれる安心感があります。大規模店舗や量販店では、Windowsを選ぶのが良いでしょう。
次はiOSです。iPhoneやiPadなどApple製品の端末に搭載されているOSを指します。iOSを使う場合は、iPhoneやiPadにPOSレジアプリをインストールする運用が一般的です。
普段使っているiPhoneやiPadを使う感覚で使用できるので、機械操作が苦手な方でも直感的に使用することができるでしょう。iOSはタブレットPOSとして活用されることが多いため、カフェや小規模小売り店などでの活用が想定されます。
最後はAndroid端末で使用できるタイプのPOSシステムです。iPhoneではなくAndroidのスマートフォンやタブレットを使っているという場合は、このタイプのPOSシステムをインストールすることで、POSレジとして利用できるようになります。
POSレジの運用方法として、パソコン型POSレジ、ターミナル型POSレジ、タブレット型POSレジがありますが、パソコン型のPOSレジであれば、使っている現在のパソコンをそのままPOSレジとして使用できます。WindowsだけでなくMacを使用している方もいるでしょうが、パソコン型POSレジならOSに左右されずに使用できるのが特徴です。
そのため、パソコンを買い替えたとしても問題ありません。新しいパソコンになってもPOSレジソフトは継承されるので、引き続き使用できるでしょう。
POSレジの種類についてはPOSレジとは|仕組みや種類、おすすめメーカーまでわかりやすく解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
Windowsを使ったPOSレジが主流とはいえ、Windowsを使うことで考えられるリスクや危険性もあります。特に旧式のOSを使用している場合は注意が必要ですので、リスクや危険性を事前に理解しておきましょう。
Windowsのデメリットのひとつが「サポート期間が決まっている」という点です。Windowsはリリースからある程度の年数が経過すると、サポート期間が終わってしまうので注意しましょう。
現にWindows XP、組込型Windows XP Embeddedといった旧式のOSは既にサポートが修了しています。旧式OSを使用している場合は、新しいバージョンのWindowsに切り替える必要があるでしょう。現在では組み込み型「Windows10 IoT」がリリースされており、旧式OSからの入れ替えに対応しています。
次に考えられるのはセキュリティ上のリスクです。先述したように、旧式のOSは既にサポート期間が終了しています。サポートされないということは、何かあった時の保証がないということです。トラブルが発生すれば、自力で対処するしかありません。
最近ではサイバー攻撃が増加しており、万が一の時には情報が漏洩するリスクもあります。POSシステムは会計情報や顧客データ、さらにはクレジットカードの情報まで記録されているので絶対に情報の漏洩は避けたいところです。
現在ではWindowsを使ったパソコン型POSレジが主流ですが、タブレット型では他のOSも人気があります。大規模店舗の場合であれば、膨大なデータを保管・処理できるWindowsがおすすめです。スペックが十分にあるため、今後データが増えてきても対応できるでしょう。
反対に、小規模店舗の場合は持ち運びのしやすいタブレット型POSレジがおすすめです。現在使用している端末のOSに合わせて、iOSまたはAndroidを使ったPOSレジを選びましょう。コンパクトなので、置き場所にも困りません。
詳しいPOSレジの種類や価格相場、おすすめメーカーについては下記の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。
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現在のPOSレジで使われているOSは、Windowsが主流になっています。とはいえ、iOSやAndroidを使う店舗も増えてきているのが現状です。自動釣銭機などと組み合わせて使う場合はWindows、タブレットPOSで活用するならiOSやAndroidを活用する運用が基本と捉えておくと良いでしょう。店舗の規模や求める機能に応じて、使用するOSを選択するようにしましょう。
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