NSIPS®とは?対応POSの導入メリットやおすすめ製品を解説

更新日 2024.01.19
投稿者:豊田 裕史

薬局業務のICT化が進んでいる昨今、薬局お勤めのみなさんは、NSIPS®という言葉を耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか。

今回の記事では、NSIPS®についてわかりやすく解説し、導入のメリットや対応製品についてまとめています。あわせて、NSIPS®対応のおすすめPOSレジもご紹介しますので、導入を検討している方はぜひご覧ください。本記事を読むことで、自院のニーズにあった製品を絞り込むことができ、失敗しない製品選びができるでしょう。

※NSIPS®(エヌシップス)は公益社団法人日本薬剤師会の登録商標です。

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NSIPS®とは?

まずは、NSIPS®がどんなものなのか、おおまかな定義を説明します。NSIPS®(調剤システム処方IF共有仕様)とは、「New Standard Interface of Pharmacy-system Specifications」の略。レセプトコンピューターや調剤鑑査システム、錠剤・散薬自動分包機などの調剤システム、レジなどを連動させるための薬局向けの共有仕様です。2012年4月から、日本薬剤師会が本格的に導入を呼びかけています。

出典:公益社団法人 日本薬剤師会

NSIPS®でできること

では、NSIPS®を使用することで、どのようなことができるのでしょうか。具体例を交えて、NSIPS®で出来ることを解説していきます。

NSIPS®を使用することで、NSIPS®対応のレセプトコンピューターから、レジや電子薬歴、調剤監査システム、全自動分包機などの各種調剤システムに処方データを送ることができます。イメージ図は下記の通りです。

具体例をあげると、NSIPS®対応レジの場合、処方データを取り込むことで調剤会計とOTC医薬品(薬局などで処方せん無しに購入できる医薬品)・日用品も、一度の会計で処理することができるようになります。

NSIPS®対応製品の種類

NSIPS®と連携できる製品の種類には以下のようなものがあります。

  • レセプトコンピューター
  • 電子薬歴管理システム
  • 在庫管理システム
  • POSレジ
  • 分包機
  • 薬袋発行
  • 調剤監査システム

下の表では、NSIPS®に対応している主な製品を紹介しています。

レセプトコンピューター

製品名 企業・団体名
Di Premacy ST コラソンシステムズ株式会社
NO@H FOR THE PHARMACY V5.0, V6.0 ノアメディカルシステム株式会社
Pharma-SEED ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社
ファーミー 株式会社モイネットシステム
調剤くんV7 株式会社ネグジット総研
調剤Melphin 三菱電機ITソリューションズ株式会社

薬歴管理システム

製品名 企業・団体名
Musubi(ムスビ) 株式会社カケハシ
GooCo 株式会社グッドサイクルシステム
Hi-story ハイブリッジ株式会社

在庫管理システム

製品名 企業・団体名
RetrieverNEXT、RetrieverR2 株式会社佐賀電算センター
ODSS 鍋林株式会社
CHOIS(チョイス) SCSK株式会社

また、上記以外にもNSIPS®に対応している製品があり、日本薬剤師会ではNSIPS®に賛同しているメーカーと機種一覧をホームページ上で公開しています。詳しく知りたい方は下記をご参照ください。

参考:NSIPS®に賛同いただいているメーカー・機種一覧

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NSIPS®対応POSレジ6選を紹介

NSIPS®️対応機器の中でも、導入に大きなメリットがあるのがPOSレジです。ここからは、NSIPSⓇ対応のおすすめPOSレジをご紹介していきます。

スマレジ|株式会社スマレジ

株式会社スマレジ

出典:株式会社スマレジ https://smaregi.jp/

スマレジは0円から始められるクラウド型POSレジです。「NSIPS®(エヌシップス)」に対応している調剤レセコンと連携可能で、セルフメディケーション税制にも対応しています。サポートスタッフはスマレジ独自の認定制度である「スマレジ検定」に合格したエキスパートのみで構成されています。「スマレジのオンライン相談・ショールーム予約はこちら」での導入相談を受け付けていますので、気になる方はご検討ください。

スマレジの比較ポイント

  • アクティブ店舗が全国38,000店舗以上の幅広い業種での導入実績
  • 豊富な製品ラインナップ
  • IT導入補助金を活用してタブレットや周辺端末をお得に導入可能

製品情報

価格 初期費用0円~、月額料金0円~
クレジット・キャッシュレス決済 クレジット、電子マネー決済、QRコード決済等
未収金管理 対応可
セルフメディケーション税制対応 対応可
サポート体制
  • スマレジ独自の認定制度をクリアしたエキスパートが対応
  • 365日対応のコールセンター(受付時間9:00~22:00)
  • ドラッグストア・薬局向け「BCPOS」|株式会社ビジコム

    株式会社ビジコム

    出典:株式会社ビジコム https://www.busicom.co.jp/product/business/drugstore.html
    在庫管理強化など、ドラッグストア向け機能を強化

    株式会社ビジコムのBCPOSはドラッグストア・調剤薬局向け機能を強化しており、在庫管理オプション、セミセルフレジ機能、セルフメディケーション税制・免税電子化対応などの機能が充実しています。

    一番の特徴は在庫管理オプションがあるところです。この在庫管理オプションを使用することで、在庫の一覧が確認できたり、在庫が少ない商品をリスト化することで発注リストが作成できたりと、在庫管理機能を強化することができます。

    ドラッグストア・薬局向け「BCPOS」の比較ポイント

    • 在庫管理オプションで在庫管理機能をアップ
    • セミセルフレジ機能標準搭載
    • 選べる多彩な決済手段

    製品情報

    価格
  • 自動釣銭機POSレジセット 890,000円(税抜)~
  • 自動釣銭機なしPOSレジセット 224,000円(税抜)~
  • クレジット・キャッシュレス決済 クレジット・ICカード・QRコード決済・仮想通貨
    未収金管理 対応可
    セルフメディケーション税制対応 対応可
    サポート体制 平日10時〜18時は電話窓口のサポートあり

    GooCoPOS(ぐーぽす)|株式会社グッドサイクルシステム

    株式会社グッドサイクルシステム

    出典:株式会社グッドサイクルシステム https://goodcycle.net/service-list/goocopos/
    薬局システムへの理解が深く、互換性が高い

    株式会社グッドサイクルシステムのGooCoPOS(ぐーぽす)は、薬歴システムを手がけている会社の製品のため薬局システムへの理解が深く、レセコンとの互換性が高いと評判の調剤薬局専用POSレジです。

    使用機器は2種類から選択することができ、セルフレジ運用であること、未収金管理機能があること、薬歴システムGooCoとの連携が可能なことなどが特徴です。

    GooCoPOS(ぐーぽす)の比較ポイント

    • 調剤薬局専用POSレジ
    • 未収金管理機能あり
    • セルフレジ運用

    製品情報

    価格 要問い合わせ
    クレジット・キャッシュレス決済 クレジット、電子マネー
    未収金管理 対応可
    セルフメディケーション税制対応 対応可
    サポート体制 ユーザー専用のサポートサイトあり

    SmartPOC|株式会社ユニケソフトウェアリサーチ

    株式会社ユニケソフトウェアリサーチ

    出典:株式会社ユニケソフトウェアリサーチ https://www.unike.co.jp/product/pharmacy/smart-poc/
    日報や未収金管理などの帳票自動作成で業務を効率化

    株式会社ユニケソフトウェアリサーチのSmartPOCは調剤薬局向けのレジです。一番の特徴は複数人の患者さまの会計を一括して処理することができる、一括会計機能が搭載されていることです。この機能を使用することで、施設向けに複数人の会計処理・請求書発行が行えるなどのメリットがあります。また、日報から業務分析まで、各種帳票を出力できるところも大きな魅力です。

    SmartPOCの比較ポイント

    • 一括会計機能搭載
    • 日報など各種帳票の出力可能
    • レジ入力だけで未収金管理が可能

    製品情報

    価格 初期費用+月額保守料(要お問い合わせ)
    クレジット・キャッシュレス決済 クレジットカード、交通系ICなど(詳細は要問い合わせ)
    未収金管理 対応可
    セルフメディケーション税制対応 対応なし
    サポート体制 要問い合わせ

    調剤薬局向けPOSレジシステム|日本リテイルシステム

    日本リテイルシステム

    出典:日本リテイルシステム https://www.alljrs.co.jp/solution/medical/pharmacy/
    手厚いサポートで導入後も安心

    日本リテイルシステムの調剤薬局向けPOSレジシステムは、全国の調剤薬局の声を反映した、簡単操作で高機能なPOSレジです。特徴としては、OTC在庫管理オプションがあるところが挙げられます。

    このOTC在庫管理オプションを使用することで、クラウド上で各店舗の売上や在庫管理のデータをリアルタイムに集計し、売上分析・在庫分析・最適な在庫管理を実現することができます。また、手厚いサポート体制が整えられており、24時間365日電話でのサポートが受けられることは大きな魅力です。

    調剤薬局向けPOSレジシステムの比較ポイント

    • 選べる「対面型」「分離型」のセミセルフレジ
    • OTC在庫管理オプションあり
    • 24時間365日の手厚いサポート

    製品情報

    価格 要問い合わせ
    クレジット・キャッシュレス決済 クレジット、電子マネー、スマホ決済
    未収金管理 対応可
    セルフメディケーション税制対応 対応可
    サポート体制 24時間365日電話受付

    調剤薬局向けレジ「ONレジ」|株式会社モイネットシステム

    株式会社モイネットシステム

    出典:株式会社モイネットシステム https://www.moinetsystem.com/system/onregi/
    調剤薬局に特化した、低価格POSレジ

    株式会社モイネットシステムのONレジは、調剤薬局に特化したPOSレジシステムです。NSIPS対応レジの中では価格が抑えられているという特徴があります。導入することで現金過不足の削減、施設への売掛管理や請求業務の効率化、未収金管理、日報作成業務の省力化などが期待できます。

    調剤薬局向けレジ「ONレジ」の比較ポイント

    • 導入しやすい価格設定
    • 調剤薬局専用機能で業務効率アップ
    • チェーン本部で店舗実績を照会可能

    製品情報

    価格 288,310円〜
    クレジット・キャッシュレス決済 クレジットカード
    未収金管理 対応可
    セルフメディケーション税制対応 対応可
    サポート体制 オフィスナビゲート社が対応

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    NSIPS®対応POSレジ導入のメリット

    NSIPS®対応POSレジを導入することで、どのようなメリットがもたらされるのでしょうか。以下の3つのメリットをご紹介します。

    • 調剤とOTC医薬品の同時会計ができる
    • レジの打ち間違いを防止
    • コスト削減効果

    それでは1つずつ解説していきます。

    調剤とOTC医薬品の同時会計ができる

    1つ目のメリットは調剤とOTC医薬品の同時会計ができることです。調剤薬局やドラッグストアでは、処方せん医薬品のほかにもOTC医薬品や日用品を購入することができます。しかし、これまでは会計が別々になるため会計処理が煩雑化していました。

    NSIPS®対応POSレジでは、NSIPS®を介してレセコンから調剤情報を受け取り、調剤会計とOTC医薬品や日用品の会計を一括会計することが可能となります。これにより調剤会計の手入力作業がなくなり、スムーズな会計業務を行うことができるのです。

    レジの打ち間違いを防止

    2つ目のメリットはレジの打ち間違いを防止できるところです。NSIPS®️対応POSレジでは、レセコンから自動で調剤会計の金額を取り込むことができるため、レジの打ち間違いをなくすことができます。

    また、レジの打ち間違いが減ることにより、レジの過不足チェックなどの作業時間を大幅に短縮でき、薬剤師が服薬指導に時間を使うことができることも大きなメリットです。

    コスト削減効果

    3つ目のメリットはコスト削減効果があることです。NSIPS®対応機器を導入するメリットとして、調剤機器やレジごとにそれぞれ必要となっていた連動ソフトが1つで済み、コスト削減ができる点が挙げられます。

    また、NSIPS®対応の機器を新たに導入する際や、機器の入れ替えの際にもNSIPS®という共有仕様があることで、スムーズに行うことができるのも大きなメリットといえるでしょう。

    まとめ

    今回の記事では、NSIPS®について解説し、導入のメリットや対応製品についてまとめました。NSIPS®️はレセプトコンピューターや調剤システム、レジなどを連動させるための共有仕様で、対応機器を導入することで、会計業務の効率化、コスト削減、ミス防止などのメリットがあります。

    また、NSIPS®対応のおすすめPOSレジも紹介していますので、NSIPS®️対応機器の導入をお考えの方は本記事を参考に検討してみてはいかがでしょうか。

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    よくある質問

    NSIPS®とは?
    レセコンと調剤システム・レジなどを連動させるための共有仕様です。
    NSIPS®対応製品の導入メリットは?
    会計業務の効率化、ミスの減少、コスト削減効果のメリットがあります。

    中小企業診断士
    セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
    URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

    北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

    2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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