クリニックの受付デザインのポイントは?注意事項も徹底解説

更新日 2024.06.26
投稿者:豊田 裕史

クリニックにおいて内装デザインは非常に重要であり、内装デザイン一つで集患に大きく影響することもあります。特に、受付のデザインはさまざまなことに配慮しなければなりません。

今回の記事では、クリニックの受付デザインのポイントや、求められる機能について詳しく解説していきます。

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クリニックの受付デザインのポイントとは?

ここでは、クリニックの受付のデザインで注意すべきポイントについて解説を行っていきます。 受付はクリニックの顔であり、受付一つで大きく印象が変わるのでデザインにはこだわるようにしましょう。

開放的であること

まず第一に、病気で来院してくる人たちが暗くなるような配色や、閉鎖的な空間にならないように注意する必要があります。 明るめの色を使ったり、丸みを帯びた形状にすると柔らかさを演出することが可能です。患者との距離感も考慮したデザインにするといいでしょう。

清潔感があること

開放的な空間を作るのと同様に、クリニックに来院する患者を第一に考え、気持ちのいい空間を作ることが大切です。 来院したクリニックに清潔感がないと、それだけで患者の気持ちが落ち込んでしまう可能性もあります。 患者から見える受付内の棚なども、綺麗に整頓されているのが見えるようにするといいでしょう。

スタッフの姿が見えること

受付にいるスタッフの姿がしっかりと見えることで、患者との心の距離が縮まりやすいです。 たとえば、カウンターを着座できるタイプにすると、親密感が増して患者との距離が近くなります。 スペースを確保できるのであれば、スタンドタイプと着座タイプの両方があるカウンターのデザインもいいでしょう。

クリニックの受付に求められる機能

受付は、デザインだけではなく機能性も重視する必要があります。機能に関しては以下の3点を備えておくといいでしょう。

  • 急変時の対応
  • 作業のしやすさと情報の保護
  • 作業スペースの確保

急変時の対応

待合室の患者が急変した際、即座に発見・対応できるつくりと動線である必要があります。 患者に声をかける際、スタッフが受付から出て待合室まで行くケースもあるので、そのあたりも考慮して設計するといいでしょう。

作業のしやすさと情報の保護

受付では患者の対応に加え、事務作業も行うのでカウンターを作業がしやすい高さにする必要があります。 また、守秘義務があるので、来院した患者から情報が見えない設計にしなければなりません。スタンドタイプの場合は、1m程度が理想的な高さでしょう。受付内の作業台の高さは70㎝程度だと作業がしやすいです。患者対応をする際のカウンターと受付内で作業をするカウンターの高さを変えると、患者対応と作業が行いやすくなります。

作業スペースの確保

受付内には、作業・収納スペースが十分ないと情報の保護ができず、作業もしづらくなってしまいます。棚の高さが男性向きに作られていれば、女性スタッフは不便に感じてしまうでしょう。 作業効率の低下にもつながるので、収納や棚のスペース・高さなどに注意して設計する必要があります。

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クリニック全体のデザインは?

クリニックのデザインは、受付に限らず待合室や診察室なども患者第一で考えなければなりません。患者のための空間作りを意識して、導線や法規性にも配慮する必要があります。また、診療科に適したデザインを意識すると、より良いです。たとえば、小児科と美容クリニックであれば、どちらもイメージが異なります。小児科であれば子供目線でデザインする必要があり、美容クリニックであれば、美を連想させる空間作りが好ましいでしょう。このように、クリニックのデザインはトータルで考えなければならないのです。

クリニックの内装についてはクリニックの内装の基本を解説|設計時の注意点やおすすめ業者まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

受付はクリニックの顔なので、しっかりとこだわりましょう。患者を第一に考え、その上でスタッフの働きやすさを意識すると、患者・スタッフの両方にとって居心地の良い空間になります。クリニックの受付デザインを考える際は、今回の記事の内容を参考に検討してみてください。

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よくある質問

見積もりをもらう段階で費用は発生しますか?
会社によりますが、見積提示段階で手付金が必要な場合もあるので確認が必要です。
地方ですが対応可能ですか?
対応可能なメーカーも多数あるのでご安心下さい。

中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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