【2026年最新】クリニック内装費用・坪単価は?見積り例を大公開

更新日 2026.08.21
投稿者:豊田 裕史

クリニックの開業や改装を検討する際、多くの方が気になるのが「内装工事にいくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。

近年は、世界的な資材高騰や人件費の上昇といった経済状況の変化にともない、クリニックの内装工事費用も大きく変動しています。

また、診療科や物件の広さ、こだわりたいデザインによっても必要な予算は大きく変わるため、まずは最新の坪単価目安や具体例を知っておくことが大切です。

本記事では、クリニック内装の坪単価相場をはじめ、具体的な見積もり内訳の例や、工事費用を適正に抑えるためのポイントを解説します。予算計画をスムーズに進めるための参考にしてみてください。

クリニック内装工事費用・坪単価について気になっていませんか?
  • 今の坪単価はどれくらいなんだろう・・・
  • 部分的なリフォームにも対応してくれる?
  • 予算内で工事が可能か知りたい!
クリニックの内装工事費用は、資材費や人件費、工事内容によって大きく変わります。「まずは相場を知りたい」「予算内で相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!専任コンシェルジュがご条件に合う内装業者選びをサポートいたします。
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目次

【2026年最新】クリニック内装工事の坪単価、費用相場は?

クリニックの内装費用は、物件の広さや診療科、立地、工事をする時期などによって変わってきます。また最近は、原油高やナフサ不足による資材の値上がり、人件費や物流費の上昇が続いており、内装費用の相場も以前より上がってきています。

現在の坪単価相場は1坪あたり80万~100万円が標準

ネット上では「1坪あたり40万~50万円」や「60万~70万円」といった情報も見かけますが、これらは少し前のデータです。

資材の値上がりが続いている現在では、1坪あたり80万100万円ほどが現実的な相場となっています。古い情報をそのまま参考にせず、最新の相場を目安に資金計画を立てていきましょう。

クリニック内装工事費用の内訳イメージ

坪単価の目安を押さえたところで、具体的に「何に、どの程度費用がかかるのか」内訳を見ていきましょう。

以下の表は、約30坪強のスケルトン物件で内装工事を行った際の見積もり事例です。2025年1月時点のデータをもとにしているため、現在の坪単価相場(80万~100万円)と比べると全体的に低い金額になっています。

あくまで「どの工程にどれくらいの割合で費用がかかるのか」という、内訳のイメージとしてご覧ください。

約30坪強のテナント開業工事(スケルトン)をした場合の費用

工事内容 金額
仮設・解体工事費・処分費 約100万円
建具工事 約200万円
大工工事 約300万円
内装仕上げ 約240万円
受付家具工事 約100万円
自動ドア(1箇所) 約100万円
電気設備工事(弱電気工事含む) 約350万円
空調設備工事(換気含む) 約350万円
給排水衛生設備工事 約200万円
設計費・その他諸経費 約250万円
総額 約2,190万円
(別途工事)防災工事 約100万円~
※テナント側の防災工事会社との契約する場合がほとんど
サイン工事 約100万円~
※こちらの表は内装業者様のご協力の元2025年1月に作成しています。

クリニック内装工事の費用内訳を見てみよう!

クリニックの内装工事の費用内訳はおおまかに下の3つに分けられます。

  • 設計・デザイン費用
  • 内装・設備工事費用
  • 設備機器、備品購入費

ここでは、クリニックの内装工事の費用内訳について、見積例も合わせて詳しく解説していきます。

設計・デザイン費用

クリニックの内装工事を始める前に、まずは要望をもとにプロの手で設計図を作成してもらう必要があります。

設計・デザイン費用は、クリニックの規模や求めるデザイン性によって異なります。主な算出方法は以下の3つです。

総工事費から算出する

内装工事費と設備工事費を合わせた「総工事費」を基準にする方法です。一般的に総工事費の10~15%程度が相場とされています。

坪単価から算出する

施工面積(坪数)を基準にする方法です。1坪あたり5万~8万円程度がひとつの目安とされています。

人件費、技術料から算出する

設計にかかる作業時間(人件費)や専門的な技術料から計算する方法です。特注の家具や複雑な造作工事、高度な医療設備のレイアウトなど、デザインや機能性を追求するほど技術料が加算され、費用も高くなる傾向があります。

設計・デザインのポイント

デザイン性を重視する場合や特殊な配慮が必要な設計では、一般的な相場よりも費用が上がることがあります。見積もりを取る際は、どの算出方法が採用されているか事前に確認しておくと安心です。

内装・設備工事費用

診療科や提供する医療内容、物件のタイプによって坪単価は大きく変わります。費用を左右する主な要因を押さえておきましょう。

診療科や必要な設備による違い

手術室を設ける場合や、CT・MRIなどの大型医療機器を導入する場合は、床の補強工事が必要となり費用が上がります。必要な設備によって金額は大きく変動するため、あらかじめ自院に必要な設備を洗い出しておくことが大切です。

「スケルトン物件」と「居抜き物件」の違い

物件には設備が一切ない「スケルトン物件」と、前の設備が残っている「居抜き物件」があります。一般的にスケルトン物件の方が坪単価は高くなります。

一方、居抜き物件は工事費を抑えやすいものの、残された設備が故障すると修繕費や買い替え費用がかさむリスクがあります。居抜き物件を検討する際は、設備が問題なく使えるか事前によく確認しておきましょう。

内装素材のグレードと造作工事

床や壁の素材グレード、特注家具(造作家具)の有無も費用に大きく影響します。素材のグレードを上げるほど費用は高くなるため、耐久性と価格のバランスを見極めて選ぶことが重要です。

設備機器、備品購入費

内装以外にも、クリニックで使用する医療機器などの設備機器、備品も忘れずに購入しなければなりません。あらかじめ必要なものをピックアップし、購入費用がどれくらいになるのか予算を立てておきましょう。

希望する医療機器や備品の価格はカタログなどでも確認できますが、医療機器をクリニックに設置する際の搬入費や設備費がかかる場合があります。 それらの費用の有無についても、事前にしっかりと確認しておきましょう。

また、診療科や治療内容によって必要な医療機器などの設備機器、備品は異なります。自院のニーズに合わせて、他にも用意しなくてはいけないものがある場合は、適宜揃えていくようにしましょう。

クリニック内装工事費用・坪単価について気になっていませんか?
  • 今の坪単価はどれくらいなんだろう・・・
  • 部分的なリフォームにも対応してくれる?
  • 予算内で工事が可能か知りたい!
クリニックの内装工事費用は、資材費や人件費、工事内容によって大きく変わります。「まずは相場を知りたい」「予算内で相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!専任コンシェルジュがご条件に合う内装業者選びをサポートいたします。
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クリニックの内装工事を安く(予算内に)済ませる方法

クリニックの開業費用のなかでも、内装工事費用は大きな割合を占め、多額の費用がかかってしまいます。ここでは、なるべく安く予算内で、より良い内装工事ができる方法をご紹介していきます。ポイントは以下の5つです。

  • 予算設定を事前にしておく
  • 必ず相見積を取る
  • 坪単価だけで判断しない
  • 費用を抑えるなら一括発注がおすすめ
  • 居抜き物件の活用

予算設定を事前にしておく

まず大事なことは、目標の予算を事前に設定しておき、そこに収まるように業者と相談しながら進めていくことです。またその時は、考えている予算の80%くらいの金額で見積を依頼し、残りの20%は予備として残しておくようにしましょう。このように余裕をもって予算を組んでおくことで、内装工事で費用不足になることがなく、クリニックの設備機器や備品に資金を回すことができます。

必ず相見積を取る

クリニックの内装費用を抑えるためには、相見積を取ることも重要です。1社のみの見積では、提示された価格が適正なのかどうか判断がつきづらく、高値で工事を発注してしまうリスクがあります。価格が適正なのかを判断するためにも、複数社から見積を取り、価格を比較して業者を選定することがおすすめです。しかし、見積を取りすぎてしまうと、どこを選べば良いのかわからなくなってしまい、収拾がつかなくなります。見積をたくさん取りすぎないように注意をしておきましょう。

坪単価だけで判断しない

価格を坪単価だけで判断しない、という視点も大切と言えます。 なぜなら、内装業者によって坪単価の概念や含まれている費用が異なるからです。例えば、

業者A⇒坪単価の計算を内装工事費用のみで行っている

業者B⇒坪単価の計算を内装工事費用に加えて機械代、配管工事費など諸経費すべて含めて行っている

この場合、坪単価だけで判断すると業者Bの方が高く見えてしまいますが、さまざまな費用がすでに含まれているため、最終的には業者Bの方が安くなることが多いです。内装業者の中には、坪単価を安く見せるために業者Aのような坪単価の計算をする業者もあります。坪単価の安さだけで判断せずに、見積価格の中にどんな費用が含まれているのか、しっかりと確認しておきましょう。

費用を抑えるなら一括発注がおすすめ

もうひとつのポイントは、設計・デザインと施工を同じ業者に依頼する「一括発注」をすることです。クリニック内装の設計・デザインと施工には、分離発注と一括発注の2つのパターンがあります。分離発注は、設計・デザインと施工をそれぞれ別の業者に依頼することです。一方の一括発注は、設計部門がある業者に設計・デザインと施工を一括で依頼することをいいます。

この分離発注と一括発注で費用感は大きく異なり、一括発注の方が割安です。大型の新規開業などであれば分離発注でも問題はありませんが、内装のみの工事の場合は分離発注ではなく一括発注をおすすめします。

居抜き物件の活用

最後に紹介するポイントは「居抜き物件の活用」です。居抜き物件とは、以前に使っていた内装や設備をそのまま引き継いで使用できる物件のことです。 一般的に、設備を引き継ぐのにはお金がかかりますが、交渉次第では無料に近い状態で譲ってもらえることもあります。 そうなれば、何もない状態から内装工事をするのに比べて、最低限の工事を行えば良いのでかなりの費用を抑えることができます。

ただし、居抜き物件には次のようなデメリットもあり、注意が必要です。

  • 設計の自由度が低い
  • 好みの雰囲気にするのが難しい
  • 設備がすぐ壊れるリスクがある

特に設備については、中古品のためいつ壊れてしまうか分かりませんし、壊れても保証がありません。上記のリスクやデメリットを理解した上で、居抜き物件を活用しましょう。

まとめ

本記事では、クリニック内装の坪単価や費用の相場、費用の内訳や価格を抑える方法を解説しました。クリニックの内装は、多額の費用がかかってしまいますが、集患や増患に大きく影響を与える重要な部分です。今回ご紹介した費用相場や価格を抑えるポイントをしっかり押さえて、自院の内装工事を検討してみましょう。 本記事が予算内でより良いクリニック内装工事ができる一助になれば幸いです。

クリニック内装工事費用・坪単価について気になっていませんか?
  • 今の坪単価はどれくらいなんだろう・・・
  • 部分的なリフォームにも対応してくれる?
  • 予算内で工事が可能か知りたい!
クリニックの内装工事費用は、資材費や人件費、工事内容によって大きく変わります。「まずは相場を知りたい」「予算内で相談したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!専任コンシェルジュがご条件に合う内装業者選びをサポートいたします。
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|中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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