調剤薬局レセコンは、レセプト(診療報酬請求書)を作成するために使うシステムです。現在は、ほぼすべての調剤薬局で導入されています。
一方で、メーカーのサポート終了やリース更新時期といったタイミングで、メーカーの再選定を検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか?調剤薬局レセコンはユニケやネグジット総研、モイネットなど複数のメーカーがあり、違いが分かりにくいですよね。
本記事では、価格や運用形態、電子薬歴機能の有無、NSIPS®対応の有無、サポート体制の観点で各レセコンを徹底調査。調剤薬局レセコンを選ぶポイントを明らかにし、薬局ごとに最適なレセコンを選べるように執筆しています。また、本記事は調剤レセコン選定にお悩みの薬局からのお問い合わせに50件以上対応したコンシェルジュが執筆しています。
自院にあった調剤薬局レセコンを選べるように執筆しているので、ぜひ参考にしてください!
まず最初に当サイトが選定したおすすめの調剤薬局向けレセコン4製品を紹介いたします。
製品名 | P-CUBE n | 調剤くん | Pharm-i | MAPs for PHARMACY |
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企業名 | 株式会社ユニケソフトウェアリサーチ | 株式会社ネグジット総研 | アイテック阪急阪神株式会社 | 株式会社EMシステムズ |
初期費用・導入費用 | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
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運用形態 | オンプレミス型 | オンプレミス型 | オンプレミス型 | クラウド型 |
電子薬歴機能の有無 | ○ | ○ | ○ | ○ |
NSIPS®対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
サポート体制 | LINEによる服薬フォロー支援サービスあり | 電話、リモートアクセスサービス(オプション) | 電話、リモートサポート | 要問合せ |
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ここでは、おすすめ調剤薬局レセコン11選を紹介します。それぞれ特徴が異なるので、比較しながら導入を検討してみてください。
P-CUBE nには、頭書き情報から薬歴入力への連携機能が搭載されています。 これにより、入力作業の負担軽減が可能です。 服薬指導で活用する指導ガイダンスのデータが標準搭載されており、 処方内容や生活習慣などに合わせて指導文の表示を絞り込める機能が備わっています。
服薬期間の継続的なフォローアップを支援するサービスのフォロナビ®が標準搭載されているため、LINEを活用して効果的なフォローアップが可能です。LINE でのやり取りは電子薬歴に連携できます。
株式会社ユニケソフトウェアリサーチの比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | オンプレミス型 |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | コールセンター(365日対応)、リモート対応ほか |
調剤くんはオプション機能が豊富で、必要に応じて音声入力機能や在宅訪問機能などを追加することが可能です。導入前後のサポートが充実しており、導入前の操作説明・導入時の立会い・請求業務の立会い・アフターフォローまで一貫してサポートしてもらえます。
また、機能追加やプログラムのバージョンアップの際はオンライン上で簡単にアップデート可能です。
株式会社ネグジット総研の比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | オンプレミス型 |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 電話、リモートアクセスサービス(オプション) |
Pharm-iは比較的安価に導入が可能なソフトとなっています。個人経営で多店舗展開していない薬局でも使いやすい価格帯と機能となっています。Pharm-i+では電子薬歴機能も搭載しており、電子薬歴を使いより業務を効率化させていきたい方にもおすすめとなっています。
導入後のサポート対応も充実しており、カスタマーセンターの電話対応サポートが手厚く丁寧に対応してもらうことができます。
アイテック阪急阪神株式会社の比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | オンプレミス型 |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 電話、リモートサポート |
MAPs for PHARMACYは、クラウド型の調剤薬局向けレセコン・ 電子薬歴一体型システムです。 AI機能が搭載されており、処方箋情報や患者情報から病名を推論し画面上へ表示させます。
クラウド型なのでパソコンやタブレットなどで利用でき、外出先でも問題なく使うことが可能です。 30日間無料で使える体験版があるので、気になる場合は一度問い合わせてみるといいでしょう。
株式会社EMシステムズの比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 初期ライセンス費用0円 初期ハード機材費・ 薬局側で調達可能 サービス提供費・必要分のみ購入 |
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基本月額 | 20,000円/1接続 追加1接続あたり5,000円 |
運用形態 | クラウド型 |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 要問合せ |
ファーミーは全国47都道府県で導入されており、ユーザー数は1500件以上です。 導入費用はソフトとハードウェアの組み合わせによって変動しますが、月額利用料金はかかりません。そのため、ランニングコストを抑えたい方にはおすすめです。
電子薬歴や処方箋のQRコード読み込み機能など、調剤薬局での業務に必要な機能はすべて標準搭載されています。 プログラムがバージョンアップされた際は、インターネット上でダウンロードできるので常に最新バージョンを使用可能です。
株式会社モイネットシステムの比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 913,000円(税込)+ハードウェア代 |
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基本月額 | 0円 |
運用形態 | オンプレミス型 |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 遠隔サポート |
Pharma-SEED EXは、クラウド型のレセコン一体型電子薬歴システムです。 受付から調剤、服薬指導・会計までを効率的に行える機能が備わっています。クラウド型なので、スマートフォンやタブレットから薬歴情報にアクセスすることが可能です。
一包化監査支援システム「 PROOFIT 1D Ⅱ」と連携させれば、煩雑になりがちな一包化された薬剤を種類や数量を自動判定し監査業務を効率化できます。
富士フイルム株式会社の比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | オンプレミス型(レセコン一体型)、クラウド型いずれも対応 |
電子薬歴機能の有無 | あり |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 要問合せ |
調剤Melphin/DUOは前の画面に対応しており、処方入力がしやすいです。投与量や禁忌チェックもマトリックス表で一目で確認できます。また、患者に合わせた薬局オリジナルレイアウトの薬袋発行が可能です。
三菱電機ITソリューションズ株式会社が提供している、クラウド版電子薬歴サービスや投薬監査システムと連携させれば、さらに業務効率を向上させることができます。
三菱電機ITソリューションズ株式会社の比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | 要問合せ |
電子薬歴機能の有無 | 要問合せ |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 薬局専任のスタッフによるサポート |
ウィーメックス株式会社が提供しているPharnesV-MXは、患者の薬歴が一画面で確認でき、過去4回分の処方を表示可能です。 選択メニューに長期投薬患者の来局予測が表示されるため、医薬品の在庫確認に活用できます。
処方箋などをスキャンして、画像を患者登録画面や処方箋入力画面に表示させることが可能です。また、オプションの2次元コード認識機能を利用すれば、処方箋のスキャンと同時に2次元コードデータを自動転記できます。
ウィーメックス株式会社の比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | オンプレミス型 |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 遠隔サポート |
GENNAI justは、処方入力・ 電子薬歴・在庫管理機能が一体化されている薬局向け調剤レセコンです。処方入力画面は大きくて見やすく、患者の薬歴情報だけではなく医薬品の在庫数まで一目で確認できます。
薬歴入力画面はナビモードが搭載されており、服薬指導の流れに合わせた薬歴入力が可能です。 在庫管理では薬剤をバラ・分包別に管理することができ、薬局内の在庫状況は処方入力と連動しているためリアルタイムで更新されます
株式会社ズーの比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | クラウド |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 電話、リモートサポート |
サキレセ!は直感的な操作ができ、入力支援機能が付いているので、新人スタッフでも安心して使用可能です。 患者から評判のいい写真付き薬袋薬情や、薬情型手帳印刷機能が標準装備されています。
未収金管理機能もついているため、前回の未収金を確認しながら清算が可能です。また、後発医薬品の使用促進をサポートする機能も付いています。
株式会社グッドサイクルシステムの比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
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基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | クラウド型 |
電子薬歴機能の有無 | 有 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 電話 |
Recepty NEXTは、レセコンと服薬指導支援機能を完全一体化した調剤レセコンです。 業務フローに合わせて画面レイアウトを柔軟にカスタマイズでき、視認性が高いデザインと直感的な操作で業務を効率化できます。
株式会社EMシステムズが提供しているランシステムNEXTを活用すれば、在宅医療でも使うことができ、報告書の作成や薬歴反映を効率化可能です。
株式会社EMシステムズの比較ポイント
製品情報
初期費用・導入費用 | 要問合せ |
---|---|
基本月額 | 要問合せ |
運用形態 | クラウド |
電子薬歴機能の有無 | 無 |
NSIPS®対応 | 対応 |
サポート体制 | 要問合せ |
調剤レセコンを選ぶ際、同時に考えておくべきなのが、薬歴(薬剤服用歴)の運用方法です。患者さまの基本情報を記録した薬歴に基づいて、薬剤師が患者様に薬を処方する流れとなっています。調剤報酬請求の根拠ともなっており、薬局において重要な業務です。
ここでは、紙で薬歴を記録する運用は考えず、レセコンに搭載されている薬歴機能をそのまま使うケースと、レセコンと別で薬歴システムを導入するケースに分けて紹介します。それぞれメリット、デメリットがあるので、薬局に向いている運用はどちらなのか検討する材料にしていただければ幸いです。
「クラウドはセキュリティ面が不安」との意見もありますが、近年はセキュリティの技術も格段に進歩しており、セキュリティ観点ではオンプレミス・クラウドどちらを選んでも問題ないでしょう。
電子薬歴システムについては電子薬歴のおすすめメーカー18選|くわしい機能や価格相場まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
まず紹介するのは、レセコンと薬歴が一体になっているケースです。ウィーメックス(PHC)やEMシステムズなど、従来のレセコンメーカーのレセコンを導入すると、この運用になります。オンプレミス型と呼ばれることもあります。
近年普及しているのが、レセコンとは別で、クラウド型の電子薬歴システムを導入するケースです。電子薬歴の機能だけに特化してサービスを作っているので、薬局の使いやすさを最優先に考えて作られています。
「対物業務から対人業務へ」のシフトが進む薬局業務。クラウド型の電子薬歴を使えば、タブレットを患者様に見せながら薬の説明をし、説明が終わった段階で薬歴の記入完了する運用も実現できます。
薬局レセコンの選び方は、薬局の施設規模によって重視すべき項目が異なります。開業直後、または小規模薬局がレセコンを導入するケースと、複数薬局を運営する法人の本部がレセコンを導入するケースに分けて紹介していきます。
調剤レセコンの価格は、ほとんどのメーカーで公開されていません。薬局レセコンメーカーとやり取りしている当社の調べでは、端末2台構成(受付、調剤室に1台ずつ)の場合で200万円程度が相場。初期費用とは別で、月額のランニングコスト(保守費用)として15000円が一般的なようです。
今回は一般的な構成として2台構成の事例を紹介しました。実際にメーカーと話す場合は、薬局では何台の端末が必要になるかを把握しておくとスムーズに話を進められるでしょう。
レセコンとは、レセプト(診療報酬明細書)を作成するソフトウェアです。電子薬歴システムは調剤記録などを管理するものですが、それとは役割が異なります。ここでは、レセコンでできることや、レセコンを使用するために必要な機器について解説していきますので参考にしてください。
調剤レセコンの基礎知識については調剤薬局用レセコンとは?機能や使用するメリットを解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
レセコンでは、主にレセプトの作成と請求をすることができます。正確性が求められる業務を迅速に行うことができます。レセプトの作成・請求の他にできることは以下の通りです。
レセコンを導入する際、PCやサーバーなど周辺機器の準備も必要です。レセプトコンピューター自体はソフトウェアですが、ソフトウェアだけで動かすことはできないからです。本記事で紹介しているメーカーは、レセコンを使うために必要な全ての機器を手配することができるので、気になったメーカーに問い合わせてみましょう。
レセコンを使うために必要な基本的な機器を紹介していきます。
レセコンを使うためにはパソコンが必要です。オンプレミス型でもクラウド型でも、パソコンなしでレセコンを使うことはできません。Windowsのパソコンで動くレセコンがほとんどで、レセコンを導入する場合、レセコン専用のパソコンを用意することになると理解しておきましょう。
パソコンで読み込んだ文字、データなどを表示するモニター(ディスプレイ)も必要です。受付に最低1台は必要です。何人の職員がレセコンを見られるようにするかによって必要台数が変わるので、新規導入の際は、自院の導線を考えた上で、何台のモニターが必要かを決めるようにしましょう。
データを管理するサーバーも必要です。インターネットや有線LANと接続して、接続したパソコンに様々な機能を提供します。オンプレミス型のレセコンを導入する場合はサーバーの用意が必須ですが、クラウド型のレセコンを導入する場合は自院でサーバーを用意する必要はありません。自院でレセコンを用意せず、メーカーが提供するクラウド上のサーバーにアクセスする運用となります。
インターネットもレセコンを動かすためには必要です。レセコンは事業所の収入であるレセプト請求業務の元になります。レセコンを動かしている端末から、そのままインターネットでレセプト請求をする運用になるため、インターネット環境は必須です。 セキュリティの観点から、特定のネットワーク下でのみインターネットが使えるような設定になっているケースが多いです。すでに施設内で使っているインターネット回線がある場合も、レセコン用に別の回線を用意する運用となります。
ルーターは、PCをインターネット回線に接続する役割を果たします。どのインターネット回線を通すか、という道(ルート)を決めるので、「ルーター」と呼ばれています。
多くの医院や薬局で、すでに使っているインターネット回線があると思います。レセコン用のインターネット回線を用意する場合、元々あるインターネット回線をレセコンにつなぐことはできないので、ルーターが交通整理をしてくれるようなイメージを持つと理解しやすいでしょう。
LANケーブルを使う有線接続と、LANケーブルを使わない無線接続の2種類の使い方があります。
ケーブルの接続口を増やす機器がハブです。複数のインターネット回線を引くとなると、それだけ沢山のケーブルが必要になるため、ハブが必要になります。
忘れられがちですが、レセコン導入時は無停電電源装置(UPS)がついてくるのが一般的です。電子カルテなど他のシステムを導入する際も同様です。
災害などの緊急時にも診療記録を残す必要があるので、バックアップ電源の役割をはたします。必要になるケースはあまり多くないと思いますが、万が一に備えて用意する必要があります。なお、電源につないでいるだけでもバッテリーは減っていくので、定期的に製品を交換することも必要です。
ここでは、調剤薬局向けレセコンの選び方を5つのポイントに絞って解説していきます。調剤薬局向けレセコンを導入する際は、以下の点に気をつけてください。それぞれ、くわしく解説していきます。
レセコンの運用形態は、主に以下の3つに分かれています。電子薬歴システムやその他システムと共通する部分もあるので、薬局内の機器を思い浮かべながら見ていたただければと思います。
オンプレミス型薬局内にサーバーを設置して、 薬局内のネットワークのみで完結する運用形態です。 オンプレミス型のメリットは、レセコンのみの運用となるため、初期費用を抑えられる可能性がある点です。クラウド型レセコンは、多くの場合、電子薬歴とレセコンの一体型での導入になり、初期費用がかさむケースが多いです。
クラウド型薬局内にサーバーを設置する必要がなく、インターネットを利用してシステムを運用できます。電子薬歴システムとレセコンが一体となっているものが多く、オンプレミス型と比較して初期費用が高くなる傾向があります。薬歴入力に使うパソコン台数が増えれば、クラウド型の方がお得に導入できる可能性もあるので、両者を比較すると良いでしょう。
ハイブリッド型新しい運用形態で、クラウド型とオンプレミス型のメリットを備えています。 サーバーを設置するオンプレ型の運用でありながら、データをクラウド上に保存できます。災害時などにデータのバックアップが取れないリスクがあるオンプレミス型の短所を克服できる新たな運用として注目されています。
NSIPS®とは、調剤システム処方IF共有仕様「New Standard Interface of Pharmacy-system Specifications」の略です。レセコンを調剤監査システム、錠剤・散薬自動分包機などの調剤システムと連動させるための共有仕様を指します。
日本薬剤師会がNSIPS®に賛同しているレセコンメーカーを公開しています。導入が進むオンライン資格確認を実施するためにもNSIPS®が必要になるので、この規格に対応したメーカーからレセコンを選ぶようにしましょう。
NSIPS®についてはNSIPS®とは?対応POSの導入メリットやおすすめ製品を解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
レセコンは日常的に使用するものなので、操作性も重要です。仕様だけでは分かりにくい部分なので、デモで実際の操作感を確認するのがいいでしょう。特に、もっとも重要なレセプト作成がスムーズにできるかどうかを確認するようにしてください。
レセコンを運用する上では、初期導入費用や月額利用料などのコストが発生します。初期費用だけで判断しがちですが、月額や保守費用などを踏まえたトータルコストを算出することで、長期的にはお得に利用することができます。
株式会社モイネットシステムが提供するファーミーは、価格を抑えたい方におすすめです。レセコンソフトとハードウェア(PC本体など)のセットで販売しており、レセコンソフトは715,000円(税込)と公開されています。
操作に関することや、トラブルがあった際のサポート方法については、事前に確認しておきましょう。リモートでの遠隔操作だったり現場での対応が可能だったりと、メーカーによってサポート方法が異なるため、運営する薬局に適したサポートをしてくれるメーカーを選ぶことが重要です。
ここでは、調剤薬局向けにレセコン導入のメリットを解説していきます。
患者情報をはじめとしたさまざまな情報を迅速に記録でき、 会計業務もスムーズに行えるため受付スタッフの業務負担が軽減します。また、レセプト作成が簡略化され、処方箋や領収書の発行なども効率的に行うことが可能です。
レセプト作成を正確に行えるサポート機能や入力ミスのチェック機能によってミスを削減可能です。そのため、提出後の返戻を避けられます。ミスがあると、そのぶん手間がかかるので返戻リスクを抑えられるのは大きなメリットです。
薬局のレセプト業務については調剤薬局のレセプト業務を解説|請求の流れや診療報酬の仕組みまででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
調剤薬局において、レセコンの導入は必須です。 数年前までレセコンの普及は進んでいませんでしたが、現在はほとんどの調剤薬局がレセコンを導入しています。
これからレセコンの導入を検討している場合は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。どのメーカーのレセコンを選べばいいか迷った際は、紹介したおすすめの調剤薬局向けレセコンのなかから選んでみると良いでしょう。