「キャッシャーってどんなPOSレジなの?」
「初期費用・月額利用料はどのくらいかかるの?」
POSレジの導入を検討している中でキャッシャーを知った方の中には、こういった疑問を抱く方もいるでしょう。今回の記事では、キャッシャーの基本的な概要やメリットを解説した上で、実際に利用しているユーザーの評判も紹介していますので、導入する際の参考にしてください。
メーカー担当へのインタビューも実施していますので、合わせてご覧ください。
目次
キャッシャーは、Android対応のクラウドPOSレジです。通常のPOSレジ・セルフレジとして運用でき、キャッシュレス端末、スマホやタブレットを使った飲食店専用のオーダーサービスや最新のタッチパネル型券売機等、豊富なハードウェアラインナップが魅力です。直感的な操作が可能で、操作フローがシンプルなのでPOSレジなどのシステムが苦手な方でも安心して利用できます。オフライン時でも販売業務が行えるため、インターネットにつながらないといったトラブル時でも販売に支障をきたしません。
また、POSシステムを規模に合わせたシステム構成で提供するため、取引量の多い店舗でも利用可能です。万が一ハードウェアが故障した際は、即日発送で無料交換してもらえます(即日発送・無料交換はオプション機能)。キャッシャーは小売・アパレル店や飲食店で多く導入されており、利用継続率は99%と非常に満足度の高いPOSレジです。
会社名 | 株式会社ユニエイム |
---|---|
初期費用 | タブレットセット79,800円(税込・一括払い) 6800UAセット128,000円(税込・一括払い)※レンタル可 |
月額利用料 | スタータープラン0円 プロフェッショナルプラン4,400円 モバイルオーダープラン3,000円 ※6800UAセットをレンタルで導入する場合は月額 8,400円(保守サービス付き) |
おすすめの業種 | 小売店、飲食店、アパレル、サービス業など |
POSレジの種類 | タブレット、プリンタ一体型 |
主な機能 | レジ機能、売上管理・分析、顧客管理、複数店舗管理、在庫管理など |
利用可能なキャッシュレス決済端末 | CASHIER PAYMENT、Squareターミナル、Spayd、StarPay |
会計ソフト連携 | freee会計 |
セルフレジ利用 | ○ |
ここでは、キャッシャーのメリットを以下の3点に絞って解説していきます。
キャッシャーはスタータープランの場合、月額利用料無料で利用可能です。一括でPOSレジを購入する場合はタブレットセットであれば79,800円で購入できます。また、6800UAセットの場合は、一括購入だと128,000円です。
CASHIERでは、お客様の課題状況も含めて、最適なPOSレジ環境を提案しています。メーカーも多く選ぶのが難しいと思われるかもしれませんが、専門スタッフが親身に対応してくれるので安心です。
キャッシャーの導入にあたっては、しっかりとサポートしてもらえるので安心です。導入前は丁寧なヒアリング・運用に合わせた提案・機能説明・実機デモがあり、納品時は初期設定・ハードウェアセットアップ・現地設置・操作レクチャーに対応してもらえます。
また、導入後も運用・設定・トラブルのサポート、ハードウェア保守があるので安心して運用可能です。
ここでは、キャッシャーの料金プランを紹介します。
以下の表では、キャッシャーの料金プランを紹介しています。
※タブレットPOSレジではレンタルプランはありません。
プラン名 | 月額利用料(税込) | ハードウェア料金(税込) |
---|---|---|
スタータープラン(一括払い) | 0円 | 79,800円~ |
スタータープラン(レンタル) | 8,400円 | 0円 |
プロフェッショナルプラン(一括払い) | 4,400円 | 79,800円~ |
プロフェッショナルプラン(レンタル) | 8,400円 | 0円 |
以下の表では、飲食店向けのオプションサービスの料金を紹介しています。
プラン名 | 月額利用料 |
---|---|
ハンディオーダー | 5,000円/1店舗/月額 |
タブレットテーブルオーダー | 5,000円/1店舗/月額 |
スマホテーブルオーダー | 5,000円/1店舗/月額 |
モバイルオーダー | 3,000円/1店舗/月額 |
以下の表では、オプションとして付けられる周辺機器の料金を紹介しています。
自動釣銭機 | 800,000円 |
---|---|
キッチンプリンター | 55,000円 |
ハンディ端末 | 35,000円 |
テーブルタブレット端末 | 35,000円 |
セルフレジ端末 | 158,000円 |
タッチパネル型券売機 | 480,000円 |
自動釣銭機(券売機専用) | 900,000円 |
ここでは、キャッシャーの評判・口コミを紹介していきます。
モバイル決済の導入に使用しました
飲食店
既存のシステムに足りなかったモバイル決済やモバイルオーダーを追加できました。今のところ不具合もなく安定して稼働してくれているのも助かっています。
POSシステムはこれ1つでほとんどの機能が揃うと思います
飲食店
今までは現金と某QRコード決済のみに対応していましたが、売上が安定してきたタイミングで本格的なPOSシステムが必要になりCASHIERを選びました。POSシステムとしての機能は一通り揃っていて使いやすいので、満足しています。
モバイル決済を簡単に導入できるツール
メーカー・製造系
モバイル決済を利用していなかったので、代理店に相談の上、簡単にテスト導入することができました。本格導入を行うにあたっても特に問題がない簡単なツールだと思います。
出典:ユーザーレビュー一覧
モバイルオーダーシステムがとても便利
IT・通信・インターネット系
リテールビジネスに向いているモバイルセルフレジを探していたところ、CASHIER POSの存在を知りました。お客様が商品をスキャンして決済できるので、店舗にスタッフを配置しなくても営業できます。多くの人が触れる端末を置かなくても良いので感染症対策の観点でもメリットがあります。
出典:ユーザーレビュー一覧
キャッシャ―は「POSシステムとしての機能は一通り揃っていて使いやすい」「今のところ不具合もなく安定して稼働してくれている」「お客様が商品をスキャンして決済できるので、店舗にスタッフを配置しなくても営業できる」など、高評価が目立ちました。
キャッシャーは飲食店向けのモバイルオーダー機能があり、自動釣銭機と連動させることでセルフレジとして運用できるので、さまざまな形態の店舗におすすめです。
ここでは、キャッシャーの機能をプラン別に解説していきます。
スタータープランは200点まで商品登録でき、1店舗のみ登録可能です。データの保存期間は100日間となっています。
搭載されている主な機能は以下の通りです。
また、設定サポートと電話サポートもついています。
プロフェッショナルプランの場合は5万点まで商品登録でき、複数店舗の管理を行えます。搭載されている主な機能は以下の通りです。
プロフェッショナルプランもスタータープラン同様、設定サポートと電話サポートがついています。
モバイルオーダープランは初期費用・ハードウェア費用が無料で月額3,000円で利用可能です。
テイクアウトオーダー・スマホオーダーに対応しており、注文管理は、注文管理ディスプレイ・LINE通知・キッチンプリンターのいずれかから選択できます。
モバイルオーダープランに含まれる主な機能は以下の通りです。
こちらもスタータープラン・プロフェッショナルプラン同様に、設定サポートと電話サポートがついています。
POSレジの導入にはIT導入補助金を活用でき、キャッシャーも「IT導入補助金」の対象です。IT導入補助金を活用すれば、導入コストを抑えることができるため、資金が限られている店舗は補助金の活用を県としてみるといいでしょう。IT導入補助金は、申請して審査に通れば受け取ることができます。
出典:IT導入補助金
ここでは、キャッシャーに関するよくある質問に回答していきます。
キャッシャーのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
デメリット
CASHIERPOSサポートデスクは平日10:00~21:00の間で対応可能です。メールフォームへの問い合わせは順次対応しています。有料ですが、担当者に現地まで来てもらってサポートしてもらうことも可能です。
プロフェッショナルプランの場合はfreee会計と連携可能です。
キャッシャーで連携できるキャッシュレス決済端末は以下の通りです。
CASHIERのメーカーであるユニエイム株式会社の浜崎元広(はまざき・もとひろ)様にお話しをうかがいました。なお、文中で出てくるモバイルオーダーシステムは、利用者自身のスマートフォンで注文と会計を行うことができるセルフオーダー・セルフレジシステム「CASHIER」を指しています。
ユニエイム株式会社 POSサービス事業部 浜崎元広様
企画、開発、販売、導入支援、導入後サポートを一貫して行える体制が強みです。
企画~導入後のサポートまで一貫して提供できるからこそ、サポートから顧客ニーズを実現するまでのスピード感が顧客に支持されていると感じます。また、カスタマイズにも対応できることから、コロナ禍のように今までの当たり前の常識が通じなくなった際、対応できるしなやかさを持った製品である点も強みだと考えています。
弊社では価格の観点と、開発のしやすさの観点から、iOSでなくandroid端末を採用しました。価格面では、タブレットとしてiPadを使うとなると、どうしても初期費用が高くなってしまいます。導入する店舗が初期費用を抑えられると考えました。開発の観点でも、社内体制的に、androidの方がお客様の声を聞いて機能改善を繰り返すアジャイル開発をしやすいと判断しました。
レッドオーシャンであることは分かっていましたが、業界のゲームチェンジャーになれると判断した経緯があります。
それまでは、レジや周辺機器のレンタル事業を行っており、現場でニーズがあることは分かっていました。社内でシステムを開発できる体制もあり、製造・開発・販売を一環して対応できる自社のリソース・ノウハウを生かし、顧客の新しいニーズに応えられると判断しました。
東北地方のフードコートで、お客様からお喜びの声をいただいたのが印象に残っています。 それまでは、POSレジと呼び出しシステムと発券プリンタで管理していたそうですが、弊社のモバイルオーダーシステム(事前決済)を導入いただき、大幅な業務効率化につながったそうです。
そのフードコートではお客様がPOSレジで注文と会計をしていた工数を削減することができ、店舗の職員が調理業務に集中できるようになったとの感想をいただきました。このケースでは、弊社は現場での設定は行っておらず、お客様ご自身で設定を完了されていました。結果として、月額3000円で100席以上からのオーダーを管理できるようになりました。
お客様の「成功の伴走者」となることを大事にしていきたいです。
最近の動きとしては、注文~決済までをお客様で完結できるタッチパネル型の券売機「CASHIERタッチパネル型券売機」をリリースしました。現場の飲食店様からの要望を受けて開発した製品です。
主なターゲットは飲食店を想定しており、ラーメン店やカフェ、フードコートでのニーズを見込んでいます。お客様ご自身で会計までが完結するため、多くの業態で課題になっている人手不足への対策や、業務効率化のお役に立つことができると思っています。
この券売機もそうですが、今後も現場のお客様のニーズを丁寧に拾い上げて、良いと思った機能はすぐに開発できるようにしていきたいです。お客さんに機能を押し付けるのではなく、お客様目線の機能を開発していく、そんな伴走者の立ち位置を大事にしていきたいです。
同じタブレット型のPOSレジとして、「スマレジ」「Square」「ポスタス」などもあり、こちらの製品もおすすめです。各製品の詳細は、以下の記事をご覧ください。
より多くのPOSレジが知りたい方は【2023】おすすめPOSレジ40製品徹底比較|価格や選び方まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
キャッシャーは初期費用無料で導入できるため、コストを抑えることが可能です。ただし、Androidを推奨しているため、Appleユーザーの方が利用する際は、使いづらさを感じるかもしれません。
とはいえ、操作性・機能性に優れているので非常におすすめのPOSレジです。
今回の記事の内容を参考に、キャッシャーの導入を検討してみてください。