タイルデッキの施工費用は?内訳や価格を抑えるポイントを解説

更新日 2023.06.27
投稿者:横山 洋介

自宅にタイルデッキを設置したいと考えたとき、気になるのが施工費用です。タイルデッキの施工費用の相場は施工方法によって異なり、いくつかの方法で費用を抑えることもできます。

今回の記事では、タイルデッキの施工費用相場を紹介した上で、費用を抑えるポイントなども解説していきますので参考にしてください。

タイルデッキの施工費用の相場は?

タイルデッキの施工費用の相場は施工方法によって異なります。ここでは、施工方法ごとの費用相場を紹介していきますので参考にしてください。

タイルデッキ単体の施工の場合

タイルデッキ単体の施工費用相場は下記の表の通りです。

広さ 施工費用
7平方メートル(約4.5畳) 約10万5千~14万円
10平方メートル(約6畳) 約15~20万円
12平方メートル(約8畳) 約18~24万円

テラス屋根をとりつける場合

テラス屋根をとりつける場合の費用相場は以下の表の通りです。なお、降雪地帯の場合は耐積雪使用を追加した方がいいでしょう。

屋根の価格相場 約10~20万円
屋根の工事費用相場 約5万円
遮熱仕様の追加 別途約1万円
耐積雪仕様の追加 別途約5万円

グレーチングを取り付ける場合

グレーチングはリビングの窓とタイルデッキの間に設置する排水設備のことです。
仮に7㎡(約4.5畳)のタイルデッキに取り付ける場合、約35万円の費用がかかります。

タイルデッキの高さを変更したい場合

タイルデッキの高さ変更は、1平方メートル当たり7,000円~8,000円が相場です。たとえば、7平方メートルのタイルデッキの高さを変更したい場合は、5万円前後の費用感だと覚えておきましょう。

ウッドデッキと比べて施工費用は高い?安い?

以下の表を見て分かるように、タイルデッキはウッドデッキと比べて10万円前後、施工費用が高くなります。

広さ タイルデッキ ウッドデッキ
7平方メートル(約4.5畳) 約10万5千~14万円 約20万円
10平方メートル(約6畳) 約15~20万円 約30万円
12平方メートル(約8畳) 約18~24万円 約35万円

タイルデッキの施工費用を安く抑えるには?

ここでは、タイルデッキの施工費用を安く抑える方法を解説していきます。

高さを抑えたタイルデッキにする

高さを出す場合はブロックなどの材料費が追加で必要になり、施工期間も長くなるので人件費がかさみます。しかし、タイルデッキをフラットにすることで材料費や人件費を抑えることが可能です。

もしくは、リビングより高さの低いタイルデッキにすれば、グレーチングは不要なので、その分費用を抑えられます。

屋根をつけない

テラス屋根を設置しなければ、そのぶん費用を抑えることが可能です。テラス屋根を設置する場合、価格相場は10万~20万円程度で、加えて工事費用が5万円ほどかかります。合計15万~25万円程度かかるので、費用を大幅に抑えることが可能です。

高価なタイルを選ばない

タイルデッキは面積が広いほど多くのタイルが必要です。また、タイルの価格はピンキリであり、種類によって数万円単位の差があります。
そのため、安価なタイルを選べば高価なタイルを選ぶのと比べて数万円の費用を抑えることが可能です。

タイルをホームセンターで購入して施工業者に依頼する

ネット通販やホームセンターで自分が欲しいタイルを安く購入して、施工業者に依頼することで費用を抑えられます。ただし、タイルの持ち込みで施工を受けていない業者もあるので注意してください。

もしくは、施工は引き受けてくれてもアフターサービスがつかない場合があります。持ち込みする場合は、事前に依頼予定の施工業者に持ち込みの可否とアフターサービスについて聞いておくようにしましょう。

タイルデッキのDIYは可能?

DIYでタイルデッキを設置することも可能ですが、不慣れな方は専門業者に依頼した方がいいでしょう。タイルデッキの設置は重労働で難易度も高いので、DIY経験が浅い方は難しいです。

また、タイルを設置する際は、さまざまな専門ツールが必要になるので、一通りそろえるとなると費用の負担が大きくなります。

タイルデッキの基礎知識

ここでは、タイルデッキの基礎知識を解説していきます。

タイルデッキとウッドデッキの違い

タイルデッキは基礎の土台をコンクリートで一から作る必要があり、床面のタイルを1枚ずつ手作業で貼ります。また、コンクリートとタイルは手作業で水平にしなければなりません。目地に樹脂を入れて整える作業も必要になります。

一方、ウッドデッキは基礎の支柱と床面の材料を組み立てて設置可能です。ただし、基礎は束石などで地面に対して水平に固定する必要があるため、基礎工事も行わなければなりません。

このように、タイルデッキはウッドデッキと比べて、より職人の技術力が必要になります。

タイルデッキのメリット

タイルデッキのメリットは以下の通りです。

  • 耐久性が高い
    ウッドデッキのように雨や紫外線の影響を受けないため、大きく劣化したり腐食したりする心配がありません。そのため、比較的メンテナンスの頻度は少なくて済みます。
  • 高級感がある
    タイルには独特の高級感があり、和風・洋風・カントリー風雨など好みに合わせたインテリア様式にできます。

タイルデッキのデメリット

タイルデッキのデメリットは以下の通りです。

  • 温度による影響を受ける
    夏場になると、タイルデッキはウッドデッキ以上に高温になります。逆に、冬場は非常に冷たくなるので、出入りする際は外履きが必要です。
  • 滑りやすい
    雨や雪が降ると、非常に滑りやすくなります。転倒する危険性もあるので、十分気をつけなければなりません。

まとめ

タイルデッキの施工費用の相場は施工方法によって異なります。そのため、相場を認識し、自分のイメージと予算を考慮した上で、どのように施工してもらうか選択するようにしましょう。
いくつかの点を妥協すれば、価格を抑えることも可能です。

タイルデッキの設置を検討している方は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。

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