外壁塗装に火災保険を適用する方法とは?注意ポイントも解説

更新日 2023.06.27
投稿者:豊田 裕史

建物の劣化により特に気になる部分のひとつとして外壁塗装があります。この外壁塗装ですが、火災保険を利用できる場合があるのをご存じでしょうか。全てのパターンで適用できるわけではなく、いくつかの条件クリアが必要です。

そこで今回は、外壁塗装に火災保険を適用させる方法や、ポイントについて解説していきます。これからご自宅の外壁塗装を検討されている方の、参考になれば幸いです。

火災保険で外壁塗装に使えるの?

外壁塗装ですが、以下の3つの条件を満たすことで火災保険を適用することができます。

①破損が災害によるもの
②被災から3年以内に申請すること
③工事費用が免責金額を超えていること

これら全てををクリアする必要があるので申請を検討する際には注意が必要です。ここからは、火災保険の詳細な内容や適用する際の具体的な流れを解説します。

火災保険の種類とは

外壁塗装の条件を確認すると同時に、現在加入している火災保険の種類を確認しておく必要があります。火災保険の種類は主に次の6つです。

火災保険の種類 対応する物件の種別
住宅火災保険 住宅
住宅総合保険 住宅・家財
オールリスクタイプ 住宅・家財
特約火災保険 店舗
店舗総合保険 店舗・事務所・備品
普通火災保険 店舗・事務所・動産

表を見ても分かる通り、火災保険によって対応する物件の種別が異なります。

火災保険毎の補償内容

火災保険は対応する物件の他に、保証内容もそれぞれ異なります。以下の表で、特に主流な「住宅火災保険」「住宅総合保険」「特約火災保険」について保証内容をまとめました。

補償内容 住宅火災保険 住宅総合保険 特約火災保険
火災
落雷
破裂・爆発
風災
雪害
水害 ×
地震 × × ×
盗難 ×
落下・衝突 ×
騒擾 ×
水漏れ ×

火災保険を外壁塗装に適用するには?

前述した通り、火災保険を適用して外壁塗装をする場合にはいくつかの条件を満たす必要があります。以下で、条件について詳しく解説していきます。

火災か自然災害による損害であること

大前提として、保険適用は火災もしくは風災による被害によって外壁塗装が必要になった場合に限定されます。その他に、落雷・雨や洪水などの水害・雪による災害による破損も条件次第で適用可能です。反対に、地震や経年による自然劣化の場合は対象になりません。

被災から3年以内であること

2つ目の条件として、被災から申請までの期間が関係してきます。申請が通る条件は、3年以内に被災した場合のみです。被災の状況によっては追加工事分も適用できる可能性があるため、保険会社にしっかり確認しておきましょう。

損害の修復にかかる費用が免責金額以上であること

3つめの条件として、損害の修復費用が関わってきます。修復費用が免責金額を超えていない場合は、保険を適用することができません。一般的な免責金額は20万円程度ですが、申請する前に加入している保険内容と実際の修復費用は確認しておきましょう。

火災保険を利用して外壁塗装をする流れ

ここからは、火災保険を利用して外壁塗装をする際の具体的な流れを解説していきます。

保険会社へ連絡

災害により外壁塗装が必要になったら、まずは利用している保険会社へ連絡しましょう。ここで、申請に関係する必要書類や注意事項についてを確認しておきます。

工事会社へ連絡・見積依頼

保険の申請をするためには、工事にかかる費用を算出してもらう必要があります。工事業者へ連絡して、破損確認を確認し見積を出してもらいましょう。破損個所を確認してもらう際に火災保険の利用を検討している旨を伝えておけば、その後の流れがスムーズです。

必要書類の作成・提出

必要書類を揃えたら、保険会社へ提出し申請を行いましょう。申請書類は見取り図のような図面や破損個所の写真・見積書など保険会社により異なります。工事業者によっては書類の作成を代行してくれる場合もあるので、必要に応じて利用しましょう。

保険会社による調査

申請をすると、保険会社による調査が行われます。調査内容は、提出された書類と損害鑑定人による現場検証です。調査が行われた後は、保険会社内で審査に入ります。

支払

審査の結果、内容に問題がなければ既定の金額が支払われることで手続き完了です。保険会社は、原則として請求手続きが完了した時点から30日以内に支払わなければならない義務があります。早ければ1週間程度で支払われる場合もあり、状況に応じた確認が必要でしょう。

火災保険を利用する際の注意ポイント

火災保険を利用する際には条件だけではなく、いくつか注意をするポイントがあります。以下で詳しく見ていきましょう。

申請手続きは被保険者が行わないといけない

火災保険の申請手続き自体は、契約者である被保険者が行わなければいけません。工事業者などに手続きまで依頼してしまうと、契約違反となるので注意しましょう。なお、工事業者への申請書類の作成依頼は可能です。

保険会社に虚偽の報告をしてはならない

基本的なことですが、保険会社への虚偽の報告は絶対してはいけません。例えば、経年劣化による破損であるにも関わらず震災によるものと報告してしまうことがそれにあたります。最悪の場合、刑事罰に問われる可能性もあるため必ず正しい報告をしましょう。

まとめ

思わぬ災害により外壁塗装が必要になった際に、火災保険を適用できる場合があります。火災保険を適用させるにはいくつか条件があり、早めの申請が必要です。申請してから実際に保険が下りるまでも一定期間がかかるので、余裕をもって手続きをしましょう。

一見難しく感じますが、費用負担を軽減できる可能性があるため該当する方にはおすすめの方法です。保険会社によっても手続き内容は異なるため、気になる方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。


フリーランスWEBライター
URL:https://twitter.com/kakeru5152

元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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