ORCA(オルカ)とは、日本医師会が提供する医療現場のためのレセプトソフトです。
レセプトチェックをすることで、毎月のレセプト業務にかかる時間を削減したり、レセプト返戻を減らしたりできます。
本記事では、このレセプトチェックをORCAで行う方法を解説していきます。レセプトチェックソフトについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
日医標準レセプトソフト「ORCA(オルカ)」とは、日本医師会が医療現場のIT化を支援するレセプトソフトです。
電子レセプトでの請求が推奨されている昨今、請求業務の標準化や効率化、低コスト化が求められています。
そんな現場の声を元に開発されたORCAは、約17,000件の医療機関で導入され、国内第2位シェアとなっています。
ORCAはクラウドタイプとオンプレタイプから選ぶことが可能です。クラウドタイプを選べるという点で、限られたスペースしかない医院でも利用できるのが魅力といえるでしょう。
スタッフが目視で点検する場合、精度が低く、返戻や査定に繋がります。電子レセプトが普及している中、点検業務もコンピュータで完結させる動きがあります。
ここでは、ORCAのレセプトチェックを行う方法をみていきましょう。
レセプトチェックソフトとは、レセプト(診療報酬請求書)の点検・分析・修正を自動で行ってくれるソフトのことです。
ソフトを導入すれば、これまで目視で確認していた入力漏れやミスを大幅に削減できます。スタッフの残業時間が減るなどの働き方改革にも繋がるとして、注目されているソフトです。
上記の特徴を踏まえて、レセプトチェックを導入すると以下のメリットが挙げられます。
また、ソフトの中には単純な点検だけでなく、請求後の査定・返戻の状況も確認できるものもあります。株式会社エーアイエスが提供する「Mighty Checker EX」は、点検はもちろん、分析機能があるソフトです。
ORCAのデータチェック機能を使うことでも、チェックソフト同様、以下の項目を点検できます。
上記の点検を行うには、チェックマスタの自作が必要です。チェックマスタを作成していない場合、チェックを行っても結果が印刷されないため注意してください。
ORCAで点検用レセプトを出力するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、点検用レセプトについてと、ORCAで点検用レセプトを出力する方法を解説します。
レセコンから出力できるデータには、支払基金に提出するレセプト(提出用レセプト)と、院内でのチェック用に使うレセプト(点検用レセプト)があります。
点検用レセプトを用いることで、紙を参照しながらレセプト点検を行うことが可能です。
ORCAで点検用レセプトを出力する方法は、日医標準レセプトソフト外来版マニュアル(p1001)に手順が記載してあります。
上記の手順で印刷した紙を参照しながら、レセプト点検を行っている医院も多いです。
チェックソフトを使用すれば、ソフトが自動で点検してくれるので、チェックに引っかかったものだけを修正するだけで完結します。
これまで点検にかかっていた作業時間を短縮することができるでしょう。
本記事では、ORCAでレセプトチェックをする方法を解説してきました。
ORCAは、レセコン市場で国内第2位のシェアを誇るレセプトソフトです。オンプレ型とクラウド型が用意されているので、自院に最適な選択ができます。
ORCAでレセプトチェックを行う方法は、「レセプトチェックソフトを使う」「ORCAのデータチェック機能を使う」の選択が可能です。
レセプトチェックソフトを使用すれば、ソフトが点検・分析・修正を自動で行ってくれるので、入力漏れやミスを大幅に削減できます。
自院に最適なレセプトチェックソフトの使用、もしくはORCAのデータチェック機能を使い、精度の高いレセプト点検を実現しましょう。