外構・エクステリア工事を検討している方の中には、ローンが使えるのかどうか気になっている方もいるでしょう。また、何のローンを組めばいいか分からないという方もいると思います。
今回の記事では、外構・エクステリア工事の費用をローンで支払う際に、何のローンを組むのがおすすめか解説していきますので参考にしてください。
外構工事の費用相場については外構工事の費用相場はどのくらい?安く抑えるコツや部分別費用も解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
外構・エクステリア工事にローンは組めます。住宅ローンに組み込むのが一般的であり、おすすめです。
本記事では、住宅ローン・リフォームローンなどを使う方法を解説していくので、参考にしてください。
ここでは、外構ローンがどんな人におすすめなのか解説していきます。
住宅ローンを組む際、外構工事費用を別途用意する余裕がない方は、外構ローンを検討してみるといいでしょう。外構工事もしたいけど、資金に余裕がない方には外構ローンがおすすめです。
金融機関によりますが、外構ローンの返済期間は最長15年程度です。また、リフォームローンの場合は、金利の相場が約2%〜5%と高めに設定されています。
そのため、まとまった資金がない方にはおすすめですが、しっかりと返済計画を立てた上で、ローンを組むようにしましょう。
新築の場合、住宅ローンと一緒に組むか、外構ローンを別に組むかを判断する必要があります。ここでは、住宅ローンやリフォームローンなどについて、それぞれ解説していきますので参考にしてください。
外構ローンを組むのであれば、住宅ローンがもっとも一般的でありおすすめです。ただし、外構業者に依頼する際は、タイミングに気をつけなければなりません。また、審査は厳しいです。
原則、住宅ローンは住宅の建設費用にのみ適用されます。そのため、外構・エクステリアのリフォーム工事のように「外構・エクステリアのみ」の場合は、住宅ローンの対象外です。
しかし、新築であれば住宅の施工を依頼した業者に外構工事をまとめて依頼することで、住宅ローンに外構・エクステリア工事の費用も含めてもらえることがあります。
一方、外構業者に外構・エクステリア工事を依頼する場合は気をつけなければなりません。なぜなら、住宅ローンの申し込みをするときに、外構・エクステリア工事費用を確認するための資料が揃っていなければならないからです。つまり、見積書や契約手続きが遅れてしまうと、住宅ローンに組み込めなくなります。
金融機関によっては審査後の内容変更が可能なケースもありますが、自分で外構・エクステリア工事を業者に依頼する際は、住宅ローンの申し込み前に必要な書類を揃えておくようにしましょう。
なお、これも金融機関によりますが、外構・エクステリア工事費用を住宅ローンの融資対象にしていない場合や、住宅施工業者と外構・エクステリア業者が同じでなければ住宅ローンの対象にしていない金融機関もあるので、事前に確認が必要です。
リフォームローンは、住宅のリフォームを行う際に使えるローンです。
外構・エクステリア工事のみでも使うことができるため、住宅施工業者ではなく、外構・エクステリア専門の業者に依頼したい場合はこちらを利用したほうがいいでしょう。
リフォームローンは審査がスムーズで通りやすいですが、金利は高いです。また、金融機関によって違いがありますが、返済期間が最長でも15年と短めで、借入金額の上限も500万円までと低くなっています。
銀行や信用金庫などでもリフォームローンを取り扱っているところが多いので、自分が普段から利用している金融機関に問い合わせて、その中から比較して検討してみるといいでしょう。
カードローンは、専用カードを使用する個人向けローンです。クレジットカード会社のほか、銀行や消費者金融が取り扱っています。
利用者は定められた「利用可能額」の範囲内であれば、お金を借りることが可能です。ただし、金利が高く、業者によっては利用できる会社が限られていることがあるので注意しましょう。
フリーローンは、銀行で取り扱っていることが多い個人向けローンです。事業用もしくは投資用以外であれば、使用用途に制限はありません。
また、フリーローンはカードローンのように利用可能額が決められておらず、必要な分を借りることが可能です。
ただし、融資まで時間がかかることがあり、住宅ローンやリフォームローンよりも金利が高いので気をつけましょう。
ここからは、外構ローンを利用するメリットを解説していきます。
もっとも一般的なメリットは、外構・エクステリア工事費用を分割で支払うことができることです。
初期費用を抑えられるので、資金に余裕がない方などにとっては分割払いで払えるメリットは大きいでしょう。
外構・エクステリア工事費用を住宅ローンと一緒にすれば、別でローンを組むよりも手間がかからず、手続きも簡単です。返済する際も、まとめて返済できます。そのため、できるだけ手間をかけたくない方におすすめです。
続いて、外構ローンのデメリットを解説していきます。
外構・エクステリア工事費用を住宅ローンと一緒にした場合、返済額が外構・エクステリア専門業者に依頼した場合よりも1~3割ほど高くなってしまいます。
たとえば、外構・エクステリア専門業者に依頼した場合は100万円の費用で済む工事が、ハウスメーカーだと110万~130万円ほどかかるので覚えておきましょう。
外構・エクステリア工事費用を住宅ローンと一緒にローンを組むと、専門性に劣る建築メーカーが外構工事を実施するため、こだわりのあるニーズにはこたえられない可能性があります。
そのため、担当者が外構に関して詳しくなかったり、希望するデザインにできなかったりするので注意しなければなりません。
ここでは、外構ローンの審査基準を解説していきます。
住宅ローンの審査は厳しく、どのローンを選ぶかによって審査基準が異なります。たとえば、完済時の年齢が80歳以上だと難しかったり、借入時の年齢が30代以上だと通りやすかったりするので覚えておきましょう。そのほか、健康状態や勤続年数なども審査に含まれます。
住宅ローンの主な審査基準は以下の通りです。
このように、さまざまな審査基準があるので、簡単には通らないということは覚えておきましょう。
ここまで解説したように、外構ローンには複数の種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。一般的なのは住宅ローンと一緒にする方法なので、まずは住宅ローンに組み込むのを検討するといいでしょう。
今回の記事の内容を参考に、外構ローンを検討してみてください。