医療業界は慢性的な人手不足を抱えています。特にクリニックの人手不足は深刻で、スタッフ一人ひとりの業務負担が大きいです。そんななかで今、各クリニックではセルフレジの導入が進んでいます。
セルフレジを導入すれば、限られたスタッフの人数でもスムーズな清算ができて、現金授受のミスをなくしたり、閉め作業を楽にしたりすることが可能です。今回の記事では、セルフレジに関する基礎知識や導入するメリットを中心に説明した上で、クリニック・病院におすすめのセルフレジ9選を紹介します。
それでは早速、クリニック・病院におすすめのセルフレジ10選を紹介します。
ビジコムは、クリニック・調剤薬局向けのセルフレジを提供しています。 レセコンとのバーコード連携に対応しており、レセコンから出力される領収書のNON-PLUバーコードやQRコードを読み取り、金額の入力が可能です。キャッシュレス決済にも対応しているため、さまざまな支払い方法で清算ができます。 多くの医療機関で導入されているので、実績も十分です。
ビジコムの比較ポイント
製品情報
サイズ | 富士電機 自動釣銭機セット 全体サイズ:約W490×H463×D600(mm) グローリー 自動釣銭機セット 全体サイズ:W480×H463×D600(mm) |
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重量 | 富士電機 自動釣銭機セット:約40kg グローリー 自動釣銭機セット:約41kg |
レセコン・電カル連携 | 可能(対応メーカーは要問合せ) |
価格 | ¥890,000 ~ |
スマレジは0円から始められるクラウド型POSレジです。グローリー社の自動釣銭機と連携してセルフレジとして利用できます。電子カルテ・レセコンとも連携可能なため、会計業務の効率化と会計ミスの防止につながります。「スマレジのオンライン相談・ショールーム予約はこちら」での導入相談を受け付けていますので、気になる方はご検討ください。
株式会社スマレジの比較ポイント
製品情報
サイズ | 要お問い合わせ |
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重量 | 要お問い合わせ |
レセコン・電カル連携 | 可能(対応メーカーは要問合せ) |
価格 |
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株式会社GENOVAが提供している「NOMOCa-Stand」は、クリニック・診療所専用のスマート簡易自動精算機です。 会計業務だけではなく受付業務も無人化できるため、患者の待ち時間を削減しつつスタッフの業務効率向上が期待できます。
会計・受付業務を無人化できるため、人材コストの削減にもつながるでしょう。
NOMOCa-Standの比較ポイント
製品情報
サイズ | W490×D295×H1460mm |
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重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
価格 | 要問合わせ |
POS+ healthcare は、iPadを活用したクリニック・整体院向けのクラウド型POSレジです。売上管理はもちろん、電子カルテ、予約管理、DM配信などクリニック・整体院様に活用いただける機能を提供。低コストで圧倒的な機能性と柔軟性を実現します。全国駆けつけサポートも行っている(※一部地域は別途費用が発生します)ため、システム導入に不安な方にもおすすめです。
POS+ healthcareの比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
価格 | 14,000円/月~ |
ポスコは、電子カルテ・レセコンとの連携ができます。拡張性が高く、キャッシュレス決済や会計ソフトにも連携できるので利便性は良いです。画面は、カラー表示で文字も大きいので簡単に操作できます。また、売上区分別の管理や未収金の管理も可能です。 しかし、ポスコ自体はPOSレジシステムなので、別途オプションでセミセルフレジの導入をしなければなりません。
POSCO(ポスコ)の比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
価格 | 要問合わせ |
株式会社インテクアが提供している「スマセル」は、コンパクト設計なので限られたスペースでも設置可能です。 患者別生産履歴や日別入金を一覧表示でき、管理機能が充実しています。
また、 オプションで自動音声案内を追加することが可能です。 シンプルな画面構成になっているので、高齢の患者でも問題なく操作できます。
スマセルの比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
価格 | 要お問い合わせ |
株式会社クリニックキオスクBIZが提供している「Clinic KIOSK」は、クリニック・診療所専門キオスク端末・自動精算機です。 95%以上の電子カルテ・レセコンが連携可能で、 連携に伴う費用は一切かかりません。
クリニック・診療所に特化して作られており、奥行きが30cmしかありませんので狭いスペースにも設置可能です。
Clinic KIOSKの比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
価格 | 要問合せ |
ハヤレジ株式会社が提供しているハヤレジスタンドは、医科・歯科・調剤薬局専用に開発された自動精算機です。 自動釣銭機内の金銭を回収する際、総額だけではなく紙幣・硬貨ごとの枚数を計上できます。また、管理画面から両替も可能です。
オプションで自動再来受付機能も追加できるので、自院の運用に合わせてカスタマイズできます。
ハヤレジスタンドの比較ポイント
製品情報
サイズ | W536×D490×H1400mm ※突起部:約120(D)mm |
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重量 | 約89.8kg |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
価格 | 要問合わせ |
株式会社HERO innovationは、クリニックに特化した自動精算機「MEDISMA-レジ」を提供しています。レセコン連携により精算処理を患者さんのみで行うことができます。入金を記録するため、会計業務だけではなくレジ締め業務やレジの準備も大幅な効率化が実現できます。
横幅53cm、奥行き34.5cmとクリニックに特化したコンパクトなボディで、限られた通路やスペース、カウンターでも設置できるのが特徴。床置き型の自動精算機を導入できないクリニック様でも活用いただけます。
各種クレジット、QRなどのキャッシュレスに対応している点も安心です。
MEDISMA-レジの比較ポイント
製品情報
サイズ | W530 × H430 × D345 mm |
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重量 | - |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
価格 | 要問合わせ |
日立チャネルソリューションズ株式会社が提供している、クリニック向け自動受付精算機は操作性の高さが特長です。 画面のイラストや矢印で操作をサポートし、さらに音声ガイダンス機能も付いています。
独自開発した空中入力装置を使用すれば、患者はタッチレスで操作可能です。また、受付機能も搭載されているので、会計・受付を一台でこなしてくれます。
クリニック向け自動精算機「セルフォート」の比較ポイント
製品情報
サイズ | 560mm(W)X659mm(D)X580mm(H) |
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重量 | 約65kg(本体のみ) |
レセコン・電カル連携 | Medicom (ウィーメックス) 、rainBox(ユヤマ)などと連携可能 |
価格 | 要問合せ |
ここでは、クリニックでセルフレジを導入するときに見るべきポイントを紹介します。 セルフレジを導入するときに見るべきポイントは以下の3つです。
クリニックでセルフレジを導入する際、電子カルテやレセコンと連携できるかどうかは重要なポイントです。 電子カルテやレセコンと連携することで、会計時に患者情報を表示できるようになります。
連携方法にはデータ連携とバーコード連携の2種類があるので、このあたりも利便性を考慮した上で検討してみるといいでしょう。
セルフレジを導入するには設置スペースが必要です。セルフレジには、卓上型や小型タイプのものがあるので限られたスペースでも設置できます。また、会計時の導線も考慮しなければなりません。
導入する際は、検討しているセルフレジのサイズを事前に確認しておくようにしましょう。
セルフレジを導入する際は、時代のニーズに合わせてキャッシュレス決済の導入も併せて検討するといいでしょう。 最近では、クリニックでもキャッシュレス決済に対応しているところが多いです。
現金を持ち歩かないという人も増えてきているため、キャッシュレス決済に対応することで患者満足度の向上も期待できるでしょう。
セルフレジとは、精算時に金額の提示から現金の授受までを行ってくれるシステムです。 レジ業務の負担を軽減できるので、スタッフが清算に時間を取られることもありません。 また、患者との接触機会が減るため、新型コロナウイルスの感染拡大予防にもなります。
セルフレジには大きく分けて3つの種類があり、自院に合った機種を導入する必要があります。以下では、それぞれのセルフレジの特徴を説明するので参考にしてみてください。
セルフレジには大きく分けて3つの種類があり、それぞれ機能が異なります。 ここでは、それぞれのセルフレジが対応している業務範囲を紹介するので 自院にどの形態のセルフレジが適しているか見ていきましょう。
フルセルフレジは、金額が提示されているバーコードを患者自身がスキャンしてレジに読み取らせます。 そのため、スタッフの業務負担を最大限に軽減することが可能です。 操作方法は簡単なので高齢の患者様でも問題なく扱えます。
セミセルフレジは金額の提示まではスタッフ自身が行います。提示された金額を、患者が専用の精算機で決済する仕組みです。 金額の提示をスタッフが行うため、セルフレジの操作に慣れていない患者でもスムーズに清算ができます。
自動精算機は、金額提示から現金の受け取りまでをスタッフが行います。その後に、自動精算機から払い出されるお釣りを患者が受け取る仕組みです。 自動精算機が現金の清算を行なってくれるため、お釣りの金額を間違える心配がありません。
クリニックにおいてセルフレジを導入するメリットは非常に大きいです。 ここでは、セルフレジを導入するメリットを以下の3つのポイントに分けて紹介します。
セルフレジの導入にはコストがかかりますが、以下で紹介するメリットを踏まえた上で導入を検討するようにしましょう。
クリニックでは会計の待ち時間が長いと患者に負担がかかってしまうため、出来る限り早く会計を済ませる必要があります。 セルフレジを導入すれば、会計がスムーズになるため会計時の待ち時間を短くすることが可能です。
結果的に、患者満足度の向上にもつながるため導入するメリットは大きいでしょう。
セルフレジは、一部またはすべての清算作業を代わりに行ってくれるため、会計スタッフの業務負担を軽減させられます。 また、会計を行うスタッフも少数で済むので、人件費を削減することも可能です。 スタッフは会計以外の業務に集中できるため、全体的な業務効率の向上も期待できるでしょう。
精算をセルフレジが行なってくれるため金額の打ち間違いや金銭授受のミスを減少させられます。 また、レジ締め作業の際にお釣りが合わないといったトラブルも少なくなるので、残業時間の短縮を期待できるでしょう。
費用が高くなりがちなセルフレジの導入は、補助金の活用がおすすめです。また、初期費用を抑えたい場合は、サブスクプランを利用すれば導入コストを抑えられます。
セルフレジを導入する際は、補助金を有効活用しましょう。各自治体のホームページから、補助金・助成金の検索ができます。
クリニックでのセルフレジの導入には、IT導入補助金や働き方改革推進支援助成金などが利用可能です。 申請が複雑で面倒な場合は、代行業者に依頼することも可能なので検討してみるといいでしょう。
セルフレジの導入の際に初期費用をできる限り抑えたい場合はサブスクプランがおすすめです。 月額料金がかかるため、ランニングコストはかかりますが高額な初期費用を抑えられるのは大きなメリットでしょう。
クリニックにおいてセルフレジを導入するメリットは非常に大きいです。スタッフの業務効率向上だけではなく、患者の会計待ち時間削減にもつながります。
セルフレジはさまざまなメーカーが提供しているため、選択に迷ってしまうでしょう。 その場合は、今回紹介したおすすめ11選のなかから導入を検討してみてください。きっと、自院に適したセルフレジが見つかるはずです。