【2024】病院におすすめの自動精算機4選|選び方まで【徹底比較】

更新日 2024.01.18
投稿者:豊田 裕史

自動精算機は、スタッフの手を介さずに患者自身で精算することができる会計システムです。
スタッフの業務効率化を念頭に医療機関でも導入が進んでいます。

しかし、

「自院にあった自動精算機がどれなのかが分からない」
「自動精算機の価格相場が分からない」
「病院とクリニックでおすすめの自動精算機は違うの?」

などの理由でお悩みの方も多いのではないでしょうか。

こうしたお悩みを解決するために、医療機関の製品選定をサポートしているセカンドラボが、独自の比較項目に基づいて、病院でおすすめの自動精算機を紹介しています。自動精算機の基礎知識や選び方についてもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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病院で自動精算機を導入するメリット・デメリットは?

自動精算機を導入する際には、メリットとデメリットそれぞれを把握し検討することが大切です。ここでは、自動精算機の機能や導入するメリット・デメリットについて解説していきます。

自動精算機とは

自動精算機とは、精算から金銭の授受までの会計業務全般を行うための機械です。似ているシステムに「セルフレジ」がありますが、セルフレジの場合はスタッフが必ず一人必要になります。スタッフが会計をした後に、金銭の授受を機械で行うのがセルフレジです。

一方、自動精算機では診察券を入れるだけで、機械が患者さんの情報を読み取ります。会計金額の表示がされたら、患者さんは現金またはクレジットカードで精算します。支払が完了すると、領収書や明細書が発行されるので会計は完了です。

クリニックと病院の自動精算機の違い

自動精算機はクリニックでも病院でも導入可能です。一方で、それぞれで必要なスペックは異なるので、自院に適した自動精算機を選ぶようにしましょう。ここでは、クリニック向け自動精算機と、病院向け自動精算機のおもな違いを紹介します。

ターゲットとなる患者属性

クリニックと病院向けの自動精算機を検討する際、それぞれの「患者数」と、「患者属性」の違いを理解することが必要です。

クリニック向け自動精算機は、患者数50人~100人が目安で、100人を超えると、2台目の精算機導入を検討しても良いでしょう。病院向け自動精算機は、患者数100人~300人が目安です。紙幣の還流機能があるなど高性能な機能を備えています。

患者数(精算機1台あたり) 患者属性
クリニック 50人~100人
  • 外来・入院患者
  • 地域の患者
病院 100人~300人
  • 外来患者
  • 外国人患者への対応

取扱い硬貨の数

クリニック向け自動精算機は、一般外来を想定しているため、1円硬貨、5円硬貨の取扱いが不要です。また、現金収納枚数は、硬貨1金種80枚程度、紙幣200~400枚程度と、比較的コンパクトです。

一方、病院向け自動精算機は、1円硬貨と5円硬貨の取扱いに対応しています。また、現金収納枚数は、硬貨1金種100枚程度、紙幣400~800枚程度と、比較的大型です。

※あくまで一般的な特徴を示したものなので、詳細は各メーカーにご確認ください。

1円・5円硬貨 硬貨収納枚数 紙幣収納枚数
クリニック 対応不可 硬貨1金種80枚程度 紙幣200~400枚程度
病院 対応可 硬貨1金種300枚程度 紙幣200~600枚程度

価格

クリニック向け自動精算機の価格は、300~400万円程度です。一方、病院向け自動精算機の価格は、450万~600万円程度と、比較的高価です。

病院が自動精算機を導入するメリット

病院が自動精算機を導入することで得られる主なメリットとしては「会計待ち時間短縮」「業務効率アップ」「感染対策」の3点が挙げられます。

「会計待ち時間短縮」は、顧客満足度の向上につながりやすい部分です。待ち時間が短縮されることで、良い口コミが増える可能性もあるでしょう。また「業務効率アップ」は、医療事務スタッフの負担軽減になります。自動で精算を行ってくれるため、会計時の金額ミスを防ぐことも可能です。特にレセコンや電子カルテと連携できる自動精算機であれば、決済方法や未収金関連の記録を残せるでしょう。さらに、金銭の手渡しをする必要がないため、感染リスクも低減します。インフルエンザシーズンや感染症が増える時期は特に、感染対策のためにも自動精算機は有効でしょう。病院には多くの方が来院するため、患者さんの安心感にもつながります。

上記以外にも病院での自動精算機の導入には多くのメリットがあります。自動精算機の中にはオンライン資格確認や再来受付ができる製品もあります。中には外国語対応の製品もあるので、外国人対応もスムーズに行うことができるでしょう。

病院が自動精算機を導入するデメリット

病院が自動精算機を導入するデメリットを説明します。主なデメリットは「導入費用やランニングコストがかかる」「連携に費用がかかる場合がある」ことです。

自動精算機の価格相場は300万〜400万円程度と高く、導入後も保守やメンテナンス費用が掛かります。また、自動精算機の耐用年数は約5年程度のため、定期的に更新する必要があります。また、自動精算機を電子カルテやレセコンなどと接続する場合、別途費用が発生する可能性があります。接続方法やシステムによっては、連携のための工事や設定が必要になることもあります。

自動精算機についてはおすすめの自動精算機メーカー比較17選|価格やサイズ、選び方まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

病院にあった自動精算機の選び方

病院にあった自動精算機を選ぶために、下記の点に注目しましょう。

  • 電子カルテとの連携
  • 導入費用・ランニングコスト
  • オンライン資格確認への対応
  • 設置スペースとサイズ

ここからは、自動精算機の選び方を詳しく解説していきます。

電子カルテとの連携

データ連携とバーコード連携

まずは「電子カルテとの連携」です。電子カルテと連携するかどうかは、下記の3パターンの中から選びます。

  1. 電子カルテとデータ連携
  2. 電子カルテとバーコード連携
  3. 電子カルテと連携しない

データ連携では、電子カルテと同じネットワークに接続します。患者さんが自動精算機に診察券を入れると、電子カルテ内の会計情報を読み取って会計金額が表示されるシステムです。データ連携は操作にかかる時間をもっとも短縮できるタイプといえるでしょう。

バーコード連携では、まず電子カルテからバーコード付きの領収書を発行します。そのバーコードを自動精算機で読み取ることで、精算を行う仕組みです。

電子カルテと連携しないパターンでは、合計金額をレジに手入力して金額を表示させます。電子カルテと連携させたい場合は、お使いの電子カルテと自動精算機の連携が可能かどうかを事前に確認しておく必要があります

導入費用・ランニングコスト

導入費用とランニングコストを把握すれば、長期的に見てどのメーカーの製品がコスパがいいかを判断できます。先述したように、自動精算機の保証期間はだいたい5年です。例えば導入費用が100万円、月額使用料が8万円だとしたら、5年間でかかる費用は「100万円+(8万円×60ヶ月)=580万円」になります。このように計算して各メーカーの自動精算機のランニングコストを算出して比べるとよいでしょう

オンライン資格確認への対応

「オンライン資格確認への対応」もチェックしておきたいポイントです。令和3年に健康保険証の資格確認が、オンラインでできるようになりました。オンライン資格確認への対応をまだ行っていない医療機関は、この機会にオンライン資格確認の導入も合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

オンライン資格確認ができるようになると、患者さんの同意のもと、薬剤情報や特定健診等情報の閲覧が可能になります。より多くの情報を元にした診療や服薬指導が行えるようになるでしょう。たとえばアルメックス社製の「マイナタッチ一体型 自動精算機」は、マイナタッチ一体型の自動精算機となっています。

設置スペースとサイズ

床置き型と卓上型

最後のチェックポイントは「設置スペースとサイズ」です。自動精算機は設置するために、ある程度のスペースが必要な機器になります。設置を予定している場所の、横幅や奥行きなどを事前に確認しておきましょう。

小規模な病院では、限られたスペースを有効活用するために小型モデルがおすすめです。システムギア社などは、卓上型モデルも販売しています。卓上型ならカウンターの上に置くこともできるので、小規模な病院でも手軽に導入できます。自院の規模や空きスペースに応じて、適切なサイズの製品を選ぶようにしましょう。

自動精算機のサイズついては【サイズ早見表つき】小型でおすすめの自動精算機8選|価格や特徴を比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

決済方法

クレジットカード決済、QRコード決済、電子マネー決済など

現金以外にも、カードや電子マネーが使える自動精算機なら、患者さんは毎回来院するときに現金を引き出す手間が省けて支払いが楽になります。また最近はQRコード決済を希望する人が増えているので、QRコード決済ができる機種なら患者の満足度向上につながります。特に病院ではさまざまな方が来院されるため、多くの決済方法に対応できるとよいでしょう。利用したい決済方法がオプションとなるのか初期搭載機能となるのか、どこまで対応かなどは導入前にチェックしておきましょう。

利用できる紙幣の種類

自動精算機で5,000円札が使えないものもありますので、注意する必要があります。5,000円札しか持っていない患者は受付で両替しなければならなくなり、受付スタッフの業務に時間がかかってしまう場合があります。

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新紙幣への対応を要確認!

2024年7月を目途に、新紙幣の発行が予定されています。これから自動精算機を導入する病院では、新紙幣に対応している精算機を選ぶようにしましょう。すでに精算機を導入している医療機関は、各メーカーに対応方針を確認する必要があります。

新紙幣はいつから発行されるの?

新紙幣は、2024年7月前半を目途に発行開始予定です。

日本銀行は2023年10月1日、新紙幣の発行を発表しました。新紙幣は、1万円札、5千円札、千円札の3種類で、2024年7月前半を目途に発行開始予定です。新紙幣のデザインは、従来の紙幣に比べて、より複雑で精緻なデザインとなっています。また、偽造防止のための新たな技術も導入されています。

自動精算機で必要な改刷対応

自動精算機で新紙幣を使えるようにするには、改刷対応が必要です。自動精算機の改刷対応には、以下の2つの方法があります。

    紙幣識別機(ビルバリ)を新紙幣に対応したものに交換する
    紙幣識別機(ビルバリ)にソフトウェアのアップデートを行う

病院におすすめの自動精算機4選の比較一覧表

企業名 株式会社アルメックス 株式会社アルメックス システムギア株式会社 株式会社インテクア
製品名 病院向け自動精算機TH-Z マイナタッチ一体型 自動精算機 卓上再来受付自動精算機 スマセルR1
価格 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ
電子カルテ連携 あり あり あり あり
オプション機能
  • バーコードリーダー
  • クレジット決済
  • リライトカードリーダー
  • 3インチサーマルプリンタ
  • faceカメラ
ミラーモニター
  • クレジット決済
  • QRコード決済
  • 顔認証
クレジット決済
サイズ W650×D860×H1770(mm) W354×D170×H139(mm) W508×D691×H645(mm) W550×D450×H1505(mm)

病院におすすめの自動精算機4選

ここからは、病院におすすめの精算機をご紹介します。それぞれの製品の特長をまとめましたので、自動精算機を選ぶ際には参考にしてください。

病院向け自動精算機TH-Z|株式会社アルメックス

株式会社アルメックス

出典:株式会社アルメックス https://www.almex.jp/mc/products/adjustment/th-z.html

株式会社アルメックスは、医療機関やビジネスホテル、アミューズメント施設などに向けた自動精算機やセルフチェックイン機などの製品・サービスを提供している企業です。さまざまな種類の自動精算機を販売しているアルメックスですが、中でも「自動精算機TH-Z」は医療現場の声から生まれた病院向けの自動精算機となっています。

21.5インチの大型モニタを採用しているため、目の不自由な患者さんや視力の弱い高齢者でも使いやすい仕様です。さらに、銀行Payやクレジットカードなどのキャッシュレス精算にも対応しており、患者さんや職員の負担を軽減してくれるでしょう。

病院向け自動精算機TH-Zの比較ポイント

  • 約200枚の紙幣を一括処理できる
  • 入出金部監視カメラ/硬貨出金部カメラ標準搭載
  • 現金に触れずに紙幣・硬貨の回収が可能

製品情報

価格 要お問い合わせ
電子カルテ連携 あり
オプション機能
  • バーコードリーダー
  • クレジット決済
  • リライトカードリーダー
  • 3インチサーマルプリンタ
  • faceカメラ
サイズ W650×D860×H1770(mm)

マイナタッチ一体型 自動精算機|株式会社アルメックス

株式会社アルメックス

出典:株式会社アルメックス https://www.almex.jp/mc/products/examination/mynatouch.html

「マイナタッチ一体型自動精算機」は、マイナンバーカードと健康保険証でオンライン資格確認ができる自動精算機です。指定の場所に保険証やマイナンバーカードを置くだけで、機械が読み取りを行ってくれます。

自動精算機にはカメラが搭載されており、マイナンバーカードの顔写真データと照合して本人確認が可能です。マスクをしたままでも顔認証ができるため、病院でその都度マスクを外す必要もありません。

マイナタッチ一体型 自動精算機の比較ポイント

  • 既存の受付機に後付け可能
  • 保険証入力の手間を削減
  • 災害時における薬剤情報・特定健診情報の閲覧

製品情報

価格 要お問い合わせ
電子カルテ連携 あり
オプション機能 ミラーモニター
サイズ W354×D170×H139(mm)

卓上再来受付自動精算機|システムギア株式会社

システムギア株式会社

出典:システムギア株式会社 https://www.systemgear.com/solutions/medical/desktop_reception.html

システムギア株式会社は1972年に創業した会社です。医療機関やホテル・ゴルフ場などの施設に対応する自動精算機、文教施設向け証明書発行機などの製品開発・販売を行っています。

「卓上再来受付自動精算機」はコンパクトなサイズでありながら、自動精算だけでなく再来受付機能も搭載した自動精算機です。受付カウンターの上などにも置けるサイズなので、限られたスペースの小規模な医療機関にも最適な自動精算機といえるでしょう。

卓上再来受付自動精算機の比較ポイント

  • 高齢者でも分かりやすいインターフェイス
  • オプションでクレジット決済も導入可能
  • 再来受付機能で初診患者さまとの導線を振り分け

製品情報

価格 要お問い合わせ
電子カルテ連携 あり
オプション機能
  • クレジット決済
  • QRコード決済
  • 顔認証
サイズ W508×D691×H645(mm)

スマセルR1|株式会社インテクア

株式会社インテクア

出典:株式会社インテクア https://www.intequa.jp/smasel.html

株式会社インテクアは1996年に創業した会社で、医療機関や外資系企業に対し、利用性の高いITシステムの提案・データ再利用の提案を行ってきました。「スマセルR1」はコンパクトに作られているため、省スペースでも設置できる自動精算機です。スペースが限られており、大型の自動精算機は諦めざるを得なかった小規模な医療機関でも導入できる可能性があるでしょう。

会計呼び出しでは、受付番号をそのまま利用して患者さんを呼び出すことができます。会計処理ができるまで会計窓口前で待たせることなく、患者さんのタイミングで支払いができるようになるでしょう。

スマセルR1の比較ポイント

  • 省スペースに設置できる驚きのコンパクトサイズ
  • 自動番号UP呼び出し機能付き
  • 医事会計システムとの標準連携

製品情報

価格 要お問い合わせ
電子カルテ連携 あり
オプション機能 クレジット決済
サイズ W550×D450×H1505(mm)

病院が自動精算機を導入する際に活用できる補助金

自動精算機を導入しようと思っても、コストがかかるという点で導入を諦めている医療機関も少なくありません。確かに簡単に購入できる金額のものではありませんが、補助金を活用することで導入のハードルは下がるでしょう。自動精算機を導入するうえで、活用できる可能性のある補助金は下記の通りです。

  • 働き方改革推進支援助成金
  • IT導入補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 業務改善助成金
  • ものづくり補助金

上記は2023年6月時点で申請ができる補助金制度になります。事前に申請方法や支給対象となる製品について、ホームページで確認したうえで申請するようにしましょう。

自動精算機に関する補助金については【2023年最新】自動精算機・釣銭機導入時に利用したい補助金でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

病院での自動精算機の使い方

病院での自動精算機の使い方は以下の通りです。自動精算機は直感的に使用できますが、導入時は患者さんにも使い方を説明できるようにしておくとスムーズです。

  1. 診察券を入れる・バーコードをかざす
  2. 金額を確認し支払いを行う
  3. 診療明細書や処方箋、診察券などを受け取る

以下で具体的に説明します。

診察券を入れる・バーコードをかざす

ATMを利用するときのような要領で、診察券を入れると患者の氏名や診療科目、支払い金額などが表示されます。自動精算機の種類によってバーコードやQRコードをかざすタイプのものもあります。

金額を確認し支払いを行う

患者さんは画面に表示された金額を確認し、現金やカードなどで支払います。現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など導入時に決めた決済方法を利用してもらいます。現金で支払う場合は、自動精算機の下部にある投入口にお札や硬貨を入れます。お釣りは自動的に出てきます。カードや電子マネーで支払う場合は、自動精算機にカードを挿入もしくはスマートフォンをかざします。暗証番号やサインなどが必要な場合もあります。QRコード決済で支払う場合は、自動精算機の読み取り部分にQRコードをかざし、決済アプリで支払いを完了させます。

診療明細書や処方箋、診察券などを受け取る

支払い後は、自動精算機から領収書および明細書が発行されます。薬の処方がある場合は処方箋を発行することも可能です。

病院の自動精算機に関するよくある質問

自動精算機を選ぶ際のポイントはなんですか?

自動精算機を選ぶ際には、電子カルテとの連携方法や設置スペース等の確認が必要です。自動精算機を選ぶ際のポイントについて、詳しくは病院にあった自動精算機の選び方をご覧ください。

自動精算機はクレジットカードやバーコード決済等の決済に対応していますか?

メーカーによってQRコード決済やクレジットカード決済など対応可能な決済方法が異なります。それぞれのメーカーの決済方法を確認することが大切です。

自動精算機と自動釣銭機(セルフレジ)の違いは?

自動精算機と自動釣銭機の違いは、スタッフが付いている必要があるかないかです。自動精算機は、患者さん自身が端末で精算・会計を行うため、スタッフの人員配置や金銭授受が不要になります。自動釣銭機は、機械の操作はスタッフが行い、お金の投入・お釣りの受け取りは患者さんが行います。また、自動精算機と自動釣銭機では、対応する金種や収納枚数、サイズ感なども異なります。

自動釣銭機については【2023年版】自動釣銭機メーカー9社比較|価格や機能、運用方法を解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

病院の自動精算機での処方箋の扱いはどうなる?

処方箋が出た場合は、自動精算機から領収書と一緒に引換券などを発行することができます。患者さんに引換券を受け取っていただき、窓口で薬と交換してもらうことになります。

まとめ

効率的な会計に役立つ自動精算機を導入する病院は少しずつ増えてきています。自動精算機を導入することで、スタッフの負担が軽減されるだけでなく、「待ち時間が減る」「感染リスクが下がる」など患者さんにとっても大きなメリットがあります。

サイズや機能を比較しながら、自院に合った自動精算機を検討してみましょう。コスト面で不安のある方は、活用できる補助金制度がないかどうかも調べながら検討してみてください。ぜひこの機会に自動精算機を導入し、病院の運営を効率化していきましょう。

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中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。


フリーランスWEBライター
URL:https://twitter.com/kakeru5152

元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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