スチコンとは?使い方からメリット・デメリットまで徹底解説

投稿日 2022.11.01 / 更新日 2022.11.01
投稿者:豊田 裕史

医療機関や介護施設で食事を提供するために、調理場の設備を整えている施設は多いです。一度に多くの人数の料理を調理していくので、いかに効率よく仕上げられるかがポイントになっていきます。

スピーディーさを追及するため、使用する製品にこだわっているという施設も多いのではないでしょうか。今回は、時短の味方・万能加熱調理機ともいえるスチコンのメリットについて徹底解説していきます。

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スチコンとは?何ができる?

スチコンとはスチームコンベクションオーブンの略で、熱と蒸気で多機能の加熱料理を行う調理器具です。焼く・煮る・炊く・炒める・揚げる・茹でる・蒸す・温めるなど、8つの加熱調理ができます。

一度に大量の調理ができるので、医療介護施設以外にもホテルや学校給食でも用いられているのが特徴です。どの調理方法でも油はほとんど使用しないので、ヘルシーで身体に優しい料理が提供できるでしょう。

スチコンの使い方

スチコンの使い方については以下の動画をご覧ください。

出典:スチコンの達人

スチコンでできる調理モードについて

スチコンでできる調理モードは大きく分けて3つです。これらをうまく活用することで、今まで行っていた調理方法の95%を1台でカバーできます。それぞれの調理モードについて、以下の表にまとめました。

 
ホットモード スチームモード コンビモード
温度 30℃~300℃ 30℃~130℃ 100℃~300℃
可能な調理 焼く 蒸す、煮る、茹でる、発酵 焼く、煮る、炒める、炊く、揚げる
特長 温度だけでなく湿度も管理することで、大量に均一な仕上がりが可能 スチームのみで調理するため栄養素の流出が少なく、品質のいいものをつくれる スチームと熱風の双方を活用して調理を行う。食材への熱伝導が早くジューシーな仕上がりが可能。 煮崩れや焼き縮みを防いでくれる

スチコンが持つ様々な機能の紹介

ここまで使用方法や調理モードについて説明しましたが、ここからはスチコンの機能面について触れていきます。スチコンには、実に多くの便利機能が搭載されているのです。以下で詳しく説明していきます。

芯温調理

芯温センサーが付属しているスチコンの場合、どのモードにしていても食材中心の温度を確認してくれるのです。内部の焼き具合を自動で管理してくれたり、生焼けを防いでくれるので食材を直接確認する手間を減らせます。

芯温センサーは、スチコン作動中に食材に挿すことで内部の温度を測る仕組みです。実際の温度を計測しているので、正確な数値を確認できます。初めて調理する食材が、どのくらいの時間で設定温度に達するのか確認する際にも有効となるでしょう。

庫内洗浄機能

頻繁に使用する場合、いつも清潔に保ちたいと思うのは当然のことでしょう。しかし、スチコンを毎日掃除するのは手間も労力もかかります。スチコンには、ボタン一つで庫内を自動洗浄してくれる機能があるのです。

洗剤をセットすることで徹底した洗浄が行われ、すすぎから乾燥までの面倒な作業を完了してくれます。非常に簡単なので、毎日行ったとしても作業終了後の片付け時間が大幅に短縮できるでしょう。

予熱機能

スチコンには食材を調理する前に庫内を温めておく、予熱機能が搭載されています。調理前に庫内温度を上げておくことで食材を入れた後に素早く調理を開始できるので、非常に効率的です。

予熱の温度は、食材の状況や調理方法にあわせて細かく変更することもできます。冷蔵食品を温める・一度に多くの料理を調理するなどの場合は、予熱温度を少し高めに設定すると良いでしょう。

マルチ調理機能

スチコンは、それぞれの段ごとに調理の時間や方法を設定することができます。ただし、モードや設定温度が同じメニューに限りますので注意しましょう。複数の調理を同時に行えるので、人件費削減にもつながります。

各段ごとに調理が終了するたびに音で知らせてくれるので、取り出し忘れの心配もありません。一度に複数の料理を短時間で提供できるため、お客様の満足度向上にもつなげられるでしょう。

再加熱機能

どんな調理法を施した料理でも、最適な方法での再加熱が可能です。新調理システムとして活用されているクックチルなどの再加熱にも対応しています。時間が経って冷えてしまった料理も蒸気を使って再加熱するので、ふっくらおいしく仕上がるでしょう。

電子レンジで温める方法もありますが、一度に多くの量は入れられません。複数の料理を一度に温めることで、エネルギーが分散して加熱ムラが出てしまうこともあるでしょう。スチコンを使うことで温めムラがなく一度に多くの料理を再加熱できます。

スチコンを使ったクックチルでの再加熱方法についてはクックチルの再加熱方法は?|調理法の流れや導入方法まで でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

履歴・メモリ機能

スチコンには、マイメニューで製造工程や温度管理を料理ごとに登録しておくことができます。登録したメニューはボタン一つで実行できるので、調理をするたびに設定をする手間が省けるのです。

調理方法をUSBに記録しておけば、他のスチコンへの共有も可能となります。製品を買い替えた際に再登録する必要がなくなるので、効率よく作業が進められるでしょう。メモリ機能の登録可能数は、メーカーによって異なります。

スチコン導入のメリット

ここまで、スチコンには多くの機能が搭載されていることをお伝えしてきました。それらの機能を使いこなすことで、さまざまなメリットが得られます。ここからはスチコン導入により得られるメリットを解説します。

調理時間を短縮

スチコンは、蒸気と熱を用いて加熱調理を行います。蒸気は庫内のすみずみまでまんべんなく行き渡るため、熱が伝わりやすいのが利点です。電子レンジと違い加熱ムラが無いので、調理時間の短縮になります。

さらに、一度に複数の調理を行っても調理性能は変わりません。通常大人数の調理を行うためには、人手や時間・スペースが必要になってきます。スチコンを利用することで、それらのコストが一気に削減可能となるのです。

誰でもおいしく作れる

調理方法や時間等をメモリ機能で記録してくれるので、難しいメニューでもボタン一つで作ることができます。芯温センサーを用いることで内部の温度を正確に計りながら調理が進められるので、失敗もほぼありません。

加熱をしすぎて味や舌触りの低下や、温度調整による時間のロスを防げます。操作方法さえ覚えれば、誰でもプロ同様の仕上がりが期待できるのです。アルバイトでも、高レベルの料理が提供できるでしょう。

安心の衛生管理

芯温センサーを利用することで食品内部の状態が確認でき、生焼けを防ぐことができます。これにより、食中毒の危険性を回避できるのです。また、調理中は庫内がしっかり密閉されています。

庫内に異物が混入する心配がなく、厨房内も蒸気が拡散されないため調理室の衛生も守られるでしょう。製品によっては庫内自動洗浄機能も搭載されているため、頻繁に掃除ができる点も安心です。

スチコン導入のデメリット

ここからはスチコンを導入した際のデメリットを紹介していきます。

小容量の調理には向いていない

スチコンにはほとんどメリットはありません。しかし、大量の加熱調理が可能という点が特徴の製品なので、小容量の調理には不向きといえます。製品の規模に対して少量の調理を行うと、逆に電気代などコストの方が大きくなってしまうでしょう。

製品が少ないことによってエネルギーが集中してしまい、調理がうまくいかなくなる可能性もあげられます。さまざまな容量のスチコンがありますので、施設に適した製品がないかチェックすることがおすすめです。

スチコンのメリットについてはスチコンのメリットとは?導入効果やおすすめメーカーを解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

介護施設や医療機関では、食事の時間に合わせて一度に多くの料理を提供することが求められます。それを人の手で賄うには、多くの人材やスペースが必要となるのです。当然ですが、全ての施設で条件を満たすことは難しいでしょう。

スチコンは1台で多くの食材を調理することができ、時間短縮・人件費削減などに大いに役立ちます。機能も幅広いため、初心者でも手軽にプロの味を再現することができる点でもおすすめです。

メーカーによりさまざまな容量・機能のスチコンがリリースされています。施設の規模と照らし合わせながら、最適なスチコンを導入していくようにしましょう。

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よくある質問

納期はどれくらいですか?
メーカーに在庫がある場合、通常1週間程度で納入が可能です。正確な納期については各メーカーへ問い合わせてみましょう。
故障したらどうしたらいいですか?
製品により対応が変わってきますので、購入したメーカーに問い合わせることをおすすめします。各メーカーには保守部署があるので、適切な対応をしてもらえるでしょう。
どんなメニューを作成することができますか?
製品によっておすすめメニューは変わってきます。バラエティー豊かなメニューが登場しているので、詳しくは各メーカーのHPをご覧ください。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.

URL:https://twitter.com/toyoda_2ndLabo

セカンドラボ株式会社の社員。病院・介護施設のDX&業務効率化オタク。実は中小企業診断士です。毎日医療福祉施設向けの製品やサービス、企業の調査研究を行っています。


フリーランスWEBライター

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元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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