在宅医療のレセプトは、算定ルールが複雑なためミスが生じやすく、お困りのクリニックも多いのではないでしょうか。患者様によって介護保険が適用されるケースがあったり、公費を併用するケースがあったりと、通常の外来以上に複雑な処理が求められます。
そんなレセプト業務でお困りの在宅クリニックの解決策となりうるのが、今回ご紹介する「レセプト代行」です。経験豊富なプロのスタッフがクリニックのレセプト業務をサポートしてくれます!上手く活用出来れば、職員の負担軽減、クリニック全体の収益UPにつながることでしょう。
今回は、在宅医療向けのレセプト代行業者について詳しく解説していきます。おすすめのレセプト代行サービスの紹介に加えて、代行業者の選び方や、レセプトの課題に対するその他の解決策も紹介しています。レセプト業務にお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
「レセプト代行」と検索すると分かると思いますが、10数社の企業がレセプト代行サービスを提供しています。いきなり全部を調べようと思うと大変です。下記3社は在宅・訪問診療でも実績のある企業なので、どこから調べたらいいか迷っている方はこの3社から比較してみてはいかがでしょうか。それぞれ個性があり魅力的な企業です。
製品名 | 在宅MedOS![]() |
トータル・レセプトシステム![]() |
iisy(イージ―)![]() |
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企業名 | OASIS INNOVATION株式会社 | 株式会社メディカルタクト | 株式会社ソラスト |
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特長 | 厳格な採用基準をクリアしたプロによる高品質なレセプト代行 | ニーズにあわせて複数プランを選択可能。点検のみの利用も可 | 点検のみならず、院内の医療事務スタッフの教育・育成にも貢献 |
料金 | 要お問い合わせ |
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在宅・訪問診療向けのレセプト代行サービスとは、医療機関が行う在宅医療・訪問診療に関する診療報酬請求業務(レセプト作成・提出など)を、専門の業者が代わりに行うサービスです。在宅医療・訪問診療は算定ルールが複雑なことに加えて、介護保険との併用や公費負担医療なども絡み、レセプト作成が煩雑になりがちです。通常の外来とはまた違った知識が必要となってくるため、専門的な知識を持った医療事務スタッフを採用するのも一苦労です。
在宅・訪問診療向けレセプト代行サービスの利用することで、専門的な知識を持ったプロの業者の力を借りることができます。レセプトの質の向上や医療事務スタッフの負担軽減にもつながります。
レセプト代行については【徹底解説】レセプト代行・外注が気になる方必見!料金や選び方などでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
レセプト代行は、下記のような悩みや課題を抱えている在宅・訪問診療クリニックにおすすです。思い当たる部分がある方は、まずは一度、この記事で紹介するレセプト代行業者について調べてみてはいかがでしょうか。
在宅・訪問診療のレセプト業務は、外来のレセプト経験がある医療事務の方でも難しく感じることが少なくありません。在宅・訪問診療ならではのレセプト業務の難しさについてもう少し具体的に見てみましょう。
在宅・訪問診療のレセプトでは、訪問場所、時間、緊急性、特定医療行為への評価など、多くの要素が絡み合い、算定ルールが複雑化しています。下記表のように、ケースバイケースで正しい算定ルールを適用する必要があります。
訪問診療料と往診料の区別 | 定期的な計画に基づく訪問診療と、患者の求めに応じて行う往診では算定ルールが異なります。 |
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同一建物居住者の扱い | 同じ建物に複数の患者が居住する場合の算定が異なります。 |
施設基準による点数変動 | 訪問する施設の種類や、クリニックの体制によって算定できる点数が変わることがあります。 |
看取りに関する加算 | 在宅での看取りに関連する加算(在宅ターミナルケア加算、死亡診断加算など)の算定要件が細かく定められています。 |
医療保険だけでなく、介護保険も適用される患者さんが多く、どちらの保険で請求するかの判断や、請求の順序などを考慮する必要があります。医療と介護の両方のサービスを利用している場合のレセプト作成は、より複雑になります。
複数の公費が適用される場合があり、それぞれの公費の適用範囲や優先順位を正確に把握する必要があります。
在宅医療の患者さんは、複数の慢性疾患を抱えていたり、重症な状態であることも多く、診療内容が多岐にわたります。そのため、レセプトに記載すべき内容も複雑になることがあります。
診療報酬や介護報酬は頻繁に改正されるため、常に最新の情報を把握しておく必要があります。
在宅・訪問診療向けレセプト代行を利用することには、様々なメリットがあります。1つずつ見ていきましょう。
レセプト作成は複雑で、非常に多くの労力と時間を要します。レセプト代行サービスを利用することで、医療事務にかかる業務負担が軽くなり、レセプト期間中の残業時間の削減が期待できます。また、煩雑なレセプト業務のプレッシャーから解放されることで、精神的な負担が軽減される可能性もあります。
在宅・訪問診療におけるレセプトチェックは外来診療と異なるため、実績のある事務スタッフの力が必要です。例えベテランスタッフだったとしても、一人で多くの患者様のレセコンチェックは難しいでしょう。
レセプト代行業者では、社内研修を経ている経験豊富なスタッフが多数在籍しています。チェックの方法も各業者でシステム化されているため、返戻・減点リスクもほぼありません。
業者の中には在宅・訪問診療の事務業務を全て請け負えるよう体制を整えているところがあります。そちらを利用することで、事務スタッフを直接雇用しなくても在宅医療を始めることが可能となるのです。
在宅・訪問診療の知識を持ったスタッフを採用するための面接や、教育する時間も削減できます。業務効率のために求人を必要とする場合も、知識を要する業務を外部に委託すれば応募の間口を広げられます。
欲しい人材の獲得につながりやすく、効率よく人手不足を解消できるでしょう。
各レセプト代行業者の特徴はこの記事の後半で紹介しています。どんなレセプト代行業者があるのかを知りたい方は下の画像をクリックしてください。記事内の該当の見出しに移動します。
在宅・訪問診療のレセプト代行は、通常の外来のレセプト代行よりも専門性と手間がかかるため、料金設定が高くなる傾向があります。依頼する業務内容にもよりますが、レセプト単価2,000円~3,000円程度で訪問診療向けのレセプト代行サービスを提供しているところが多いです。HPで公表されている各代行業者の料金をまとめましたので、参考にしてみてください。
対応業務によって料金が変わります。訪問診療の請求業務をすべてお任せしたい方は「訪問まるっとプラン」が該当のプランになります。
レセプト点検プラン | 月額49,800円 ※固定料金 ※最低利用期間:3か月 |
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レセプト点検 診療報酬請求まるっとプラン | 外来分200円/実日数 訪問分600円/実日数 ※従量課金 ※最低利用料金:5万円 ※最低利用期間:1年間 |
訪問まるっとプラン | 外来分200円/実日数 訪問分1,000円/実日数 ※従量課金 ※最低利用料金:5万円 ※最低利用期間:1年間 |
人材派遣・人材紹介サービス | 要お問い合わせ |
レセプトの請求代行にとどまらず、院内の医療事務スタッフの教育・育成という点も手厚くサポートしています。
レセプト請求代行 | ■レセプトチェック料金(1件あたり) 外来 ¥120~/訪問診療 ¥1,200~/透析診療 ¥2,400 ■算定業務を行う場合(1件あたり) 外来 ¥240~/訪問診療 ¥2,400~/透析診療 ¥3,600 ※1医療機関あたりの最低報酬は¥60,000(税別)です。 ※電子カルテ内の閲覧および修正に関する業務はオプションになります。 ※上記金額は目安となります。業務の内容や工数により別途お見積りさせて頂くことがあります。 |
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新規開業パック | クリニック開業前研修のみ 60,000円(消費税別) 研修+一月目のレセプト作成及び請求サポート 120,000円(消費税別) |
医療事務スタッフ研修 | 開業前研修 60,000円(消費税別)※1時間程度 人数は制限はありません 院内勉強会 120,000円(消費税別) ※研修内容や回数については要相談 |
レセプト精度調査 | 120,000円(消費税別) |
料金は「アドバイザー業務の月額料金」+「各種プラン料金」の組み合わせです。
アドバイザー業務 | アドバイザー料:55,000円/月 ・日々の診療での問題点や疑問への回答 ・返戻・査定などの分析など |
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レセプト代行入力 | プラン料金:3,300円/1件 カルテ記載を確認し、診療行為の入力の後会計も行います。 |
ORCA会計 | プラン料金:1,650円/1件 カルテは確認せず会計のみ行います。 |
赤ペンチェック | プラン料金: ■在宅 【薬あり】1,650円/【薬なし】1,100円 ■外来 【薬あり】1,100円/【薬なし】550円 できあがったレセプトをチェックいたします。(修正はクリニックで行っていただきます) |
一般的な導入期間は2か月ですが、最短2週間でスタート。ORCAベンダーとして算定とシステムを同時サポート可能です。
ココメディカアウトソーシング | レセプト単価:1620円~(詳細は要問い合わせ) 導入までの期間:最短2週間 業務範囲:コスト算定、レセコン登録、レセプトチェック、ORCA導入、オンライン送信 |
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レセプト代行の料金についてはレセプト代行の料金は?|おすすめの代行業者も比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ここからは具体的に在宅・訪問診療向けレセプト代行業者を紹介していきます。「レセプト代行に興味があるけどよく分からない」という方は、この記事の後半でレセプト代行業者を選ぶ際のポイントを解説していますので、参考にしてみてください。
OASIS INNOVATION株式会社が提供する遠隔医療事務サービス「MedOS(メドス)」。 院内の医療事務業務を「請求業務」と「受付業務」に明確に棲み分け、「診療報酬請求」「患者対応」の質を向上させます。
在宅クリニック向けのレセプト代行サービスとして「在宅MedOS」を展開しています。レセプトチェックやレセプト作成、オンライン請求、査定・返戻対応まで対応しています。
OASIS INNOVATION株式会社の比較ポイント
製品情報
対応エリア | 全国 |
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料金 | 要問合せ |
サービス提供範囲 |
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対応実績 | 要問合せ |
メディカルタクトは、レセプト代行の専門業者として600件超のクリニックをサポートしてきた実績があります。レセプトチェックだけでなく入力事務の代行までサービス提供。
外注に頼らずにクリニック単独でレセプト業務が完結できる様に、スタッフのレベルに合わせた指導を行っています。レセプト業務の代行するだけでなく、医事スタッフのレセプト知識の向上を図ることで、クリニックのレセプト精度を上げることを目的にしています。
株式会社メディカルタクトの比較ポイント
製品情報
対応エリア | 全国 |
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料金 | 下記表の通り |
サービス提供範囲 | レセプトチェック、入力事務の代行、医事スタッフの教育・育成 |
対応実績 | 取引実績600件超 |
料金表
レセプト請求代行 | ■レセプトチェック料金(1件あたり) 外来 ¥120~/訪問診療 ¥1,200~/透析診療 ¥2,400 ■算定業務を行う場合(1件あたり) 外来 ¥240~/訪問診療 ¥2,400~/透析診療 ¥3,600 ※1医療機関あたりの最低報酬は¥60,000(税別)です。 ※電子カルテ内の閲覧および修正に関する業務はオプションになります。 ※上記金額は目安となります。業務の内容や工数により別途お見積りさせて頂くことがあります。 |
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新規開業パック | クリニック開業前研修のみ 60,000円(消費税別) 研修+一月目のレセプト作成及び請求サポート 120,000円(消費税別) |
医療事務スタッフ研修 | 開業前研修 60,000円(消費税別)※1時間程度 人数は制限はありません 院内勉強会 120,000円(消費税別) ※研修内容や回数については要相談 |
レセプト精度調査 | 120,000円(消費税別) |
メディカルタクトのレセプト代行についてはメディカルタクトのレセプト代行を徹底解説|料金形態や業務範囲などでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
株式会社ソラストが提供する「iisy(イージー)リモート医事サービス」。在宅医療レセプト向けの「訪問まるっとプラン(訪問プラン)」があります。
計算(往診・訪問診療)~オンライン請求までの全工程にリモートで対応しています。電子カルテ、レセコンのアカウントをソラストに共有する運用方法となっています。
在宅レセプト業務を外注することで、クリニックのスタッフが医業に集中することができるでしょう。
株式会社ソラストの比較ポイント
製品情報
対応エリア | 全国 |
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料金 | 下記表の通り |
サービス提供範囲 | 計算(往診・訪問診療)⇒オンライン請求をトータルでリモート対応いたします。 |
対応実績 | 要お問い合わせ |
料金表
レセプト点検プラン | 月額49,800円 ※固定料金 ※最低利用期間:3か月 |
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レセプト点検 診療報酬請求まるっとプラン | 外来分200円/実日数 訪問分600円/実日数 ※従量課金 ※最低利用料金:5万円 ※最低利用期間:1年間 |
訪問まるっとプラン | 外来分200円/実日数 訪問分1,000円/実日数 ※従量課金 ※最低利用料金:5万円 ※最低利用期間:1年間 |
人材派遣・人材紹介サービス | 要お問い合わせ |
メディカルインフォマティクスでは、厳格な採用基準をクリアした在宅医療事務の専門スタッフが業務に従事。熟練のスキルを持ち、レセプト作成を含めた診療報酬請求の手続きを迅速かつ正確に行います。事務1人では見落とす可能性のあるエラーやミスを防ぐため、工程ごとに別々のスタッフが確認作業を行っています。複数の専門的な目でレセプトを精査することで、より正確な内容でのレセプト作成が可能です。
メディカルインフォマティクス株式会社の比較ポイント
製品情報
対応エリア | 全国 |
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料金 | 要お問合せ |
サービス提供範囲 |
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対応実績 | レセプト業務年間実績15万枚 |
「在宅医療事務アウトソーシングサービス」 は、ますます需要が高まり、多岐に渡る在宅医療業務をさまざまな角度から支援してくれます。サービスラインナップが豊富で、うまく利用することで自院の片腕となってくれるでしょう。
コールセンター業務では各医療機関ごとに専用の電話番号を設け、連携先や患者様からの受電に迅速に対応。さらに、「クラウド連携室」サービスでは、新規患者様の受け入れ時における多職種連携なども代行してくれます。
株式会社クラウドクリニックの比較ポイント
製品情報
対応エリア | 全国 |
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料金 | 要問い合わせ |
サービス提供範囲 | 医療算定・介護算定 算定漏れチェック コンタクトセンター(コールセンター) クラウド連携室(新患受入れ対応) 書類作成 カルテ準備・記載 その他 |
対応実績 | 要お問い合わせ |
ニチイ学館運営の集約センターから、遠隔で在宅医療に関わる診療報酬関連業務をサポートしてくれます。全国8,000もの医療機関と契約することで得た知見とノウハウを持っているため、非常に心強いです。
人為的なミスを排除するため、マニュアル化の徹底やシステムの自動化を行っています。集約センターのセキュリティ環境は、医療情報を多く扱うNTT東日本が構築。高度な担保力により、データも安心です。
株式会社ニチイ学館の比較ポイント
製品情報
対応エリア | 全国 |
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料金 | 要問い合わせ |
サービス提供範囲 | 日常業務、定期業務 患者登録業務(保険証画像をもとに資格登録) 外来レセプトの点検業務 オンライン診療や緊急往診に関する算定・点検業務 医療機関職員への教育業務 患者様への請求書業務・システム提供 過去の査定返戻分析業務 |
対応実績 | ー |
完成した状態にある紙レセプトの内容をチェック・添削してくれます。訂正箇所があれば教えてもらえるので、自院側で修正することでスタッフの育成にも役立つでしょう。確認してくれる内容は、プランにより異なります。
これから在宅医療を始める施設のために、スタートアップサポートサービスにも対応。また、医療事務に必要な知識を得られる無料メールマガジンも配信しています。
これらを利用することで、今後期待される在宅・訪問診療を安心して始められるでしょう。
株式会社スマイルの比較ポイント
製品情報
対応エリア | 要問い合わせ |
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料金 | 下記表の通り |
サービス提供範囲 | レセプト点検・指導、レセプト精度調査、人材育成 |
対応実績 | 月1000件以上の在宅レセプト支援 |
料金表
アドバイザー業務 | アドバイザー料:55,000円/月 ・日々の診療での問題点や疑問への回答 ・返戻・査定などの分析など |
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レセプト代行入力 | プラン料金:3,300円/1件 カルテ記載を確認し、診療行為の入力の後会計も行います。 |
ORCA会計 | プラン料金:1,650円/1件 カルテは確認せず会計のみ行います。 |
赤ペンチェック | プラン料金: ■在宅 【薬あり】1,650円/【薬なし】1,100円 ■外来 【薬あり】1,100円/【薬なし】550円 できあがったレセプトをチェックいたします。(修正はクリニックで行っていただきます) |
料金は「アドバイザー業務の月額料金」+「各種プラン料金」の組み合わせです。
15年の実績年数を持つ請求代行業者です。豊富な経験を持っているため、レセプト作成と同時に診療行為や病名などのチェックもしてもらえます。在宅医療を行う際に必要な書類の作成にも対応可能です。
月に一回行わなければならない患者様一人ひとりへの請求書・領収書発送業務も行っています。開業に関わるコンサルやホームページ作成・不動産賃貸もワンストップで依頼でき、負担が軽減できるでしょう。
株式会社グローバルメディックの比較ポイント
製品情報
対応エリア | 要問い合わせ |
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料金 | 要問い合わせ |
サービス提供範囲 | 在宅医療に関わるレセプト代行 在宅医療に関わる開業コンサルタント クリニックに関わる経理・総務代行 ホームページ制作やパンフレットなどのデザイン 不動産賃貸事業 |
対応実績 | 15年 |
株式会社プロアスでは、毎月9000枚を超えるレセプトの処理実績があります(累計25万枚の処理実績)。クリニックごとのルールブックを作成し、現場に最適なサポートを実現します。在宅医療レセプトに特化した人材育成を行なっており、社内に在宅医療事務認定士取得者が63名在籍しています。ORCAベンダーとして算定とシステムを同時サポート可能です。
株式会社プロアスの比較ポイント
製品情報
対応エリア | 要問い合わせ |
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料金 | レセプト単価 1620円~ |
サービス提供範囲 | 算定アドバイス、カルテ・会計入力、病名入力 |
対応実績 | 累計25万枚の処理実績 |
オンライン上でカルテの内容をチェックしながら、レセプト代行作成を行ってくれます。伝送処理ができる状態まで仕上げてくれるので、非常に心強いです。患者様のケアに集中できるので、満足度の向上も期待できるでしょう。
レセプトチェックは紙・UKEファイルのどちらでも対応可能です。修正は自院で行えるため、院内スタッフの実績づくりにも役立ちます。
リライズ株式会社の比較ポイント
製品情報
対応エリア | 要問い合わせ |
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料金 | 要問い合わせ |
サービス提供範囲 | カルテチェック・レセプト代行作成オンラインサポート レセプトチェック 開業コンサルティング 資産運用コンサルティング |
対応実績 | ー |
レセプト代行はもちろんのこと、在宅医療における事務代行全般を任せられるサービスを提供しています。オンラインでの遠隔対応を行っているため、全国のクリニックで利用可能です。対応の速やかさには定評があり、患者様や他機関からの信頼を向上できます。
スタッフは在宅医療事務歴の長いベテランばかりなので、安心して業務を任せられるでしょう。料金は患者様数により異なります。
ダニエール株式会社の比較ポイント
製品情報
対応エリア | 全国 |
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料金 | 在宅医療専門オンライン医療事務サービス(丸ごとパック) 患者様50名まで220,000円、51〜100名まで440,000円など 在宅医療専門オンライン医療事務サービス(レセプト代行のみ)など |
サービス提供範囲 | レセプト業務(返戻・月遅れ処理含む) 介護保険主治医意見書作成料請求業務 居宅療養管理指導料算定業務(返戻処理含む)など |
対応実績 | ー |
在宅・訪問診療向けレセプト代行業者についての知識が不明瞭だと、比較自体が難しくなります。ここでは、在宅・訪問診療でも安心して任せられるレセプト代行業者の選び方を確認していきましょう。
一言でレセプト代行と言っても、サポートできる範囲は業者によって異なります。在宅医療のレセプト業務の仕事内容は、レセプト算定、訪看ステーションなどへの書類作成、患者様への医療費請求などがあり、どの業務を「代行」してくれるかを確認する必要があります。
値段の安さで選んだ結果、サポート内容が薄ければ依頼した意味がありません。どの程度まで代行してくれるのかは、契約する前に必ず確認しておきましょう。
依頼する業務内容・依頼する代行業者によっては、クリニックで使用している電子カルテが縛りとなり、レセプト代行を利用できないことがあります。レセプト点検のみを依頼する場合はあまり問題になりません。問題となるのはレセプト入力から請求まで、在宅・訪問診療のレセプト業務全てを依頼する場合です。
下記に、「レセプト業務全般を依頼する場合」の各社の対応電子カルテをまとめました。HP上で公表されている情報のみをまとめているため、ここに記載のないレセプト代行業者については直接問い合わせてみてください。
なお、レセプト代行サービスの仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。「レセプト点検のみの場合」と「レセプト業務全般を依頼する場合」で何が違うのか疑問に思った方はぜひご覧ください。
企業名 | 対応電子カルテ |
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株式会社ソラスト | CLIUS(ORCA)、CLINICS、デジカル |
メディカルインフォマティクス株式会社 | 子カルテはhomis・モバカル、医事会計ソフトはORCAと限定させていただいております。 |
レセプト代行業務は専門的知識を持っているため、医療機関にとって非常に心強い存在となります。しかし、全てを依存しすぎるのはおすすめしません。理由としては、院内のスタッフが成長しにくいという点です。
レセプト業務についてアドバイスをしてくれる業者であれば、それに沿ってスタッフも学ぶことができます。逆にアドバイスをもらえない場合、スタッフの育成につながらず業者に依存せざるを得ない状況に陥るのです。
長期的に依存し続けると、結果として膨大なコストが必要となります。レセプト代行業者を選ぶ際には、コストや運営面を含め長期的な目線を持って選ぶとよいでしょう。
レセプト代行業者は全国に数多く存在しますが、在宅医療・訪問診療に絞ると数は限られてきます。在宅医療は外来診療とは算定方法が異なるので、通常より多くの知識を持つ業者に依頼しなくてはいけません。
過去に在宅医療のレセプト代行を担った実績が分かれば、安心して依頼ができます。契約前には、必ず在宅医療のレセプトにも対応できるか確認しておきましょう。各業者のホームページに、これまでの代行実績が掲載されている場合もあります。
最後に在宅・訪問診療向けレセプト代行についてよくある質問を紹介します。
レセプト代行業者によって違いはありますが、主に依頼できる業務は下記の通りです。
料金体系は代行業者によって異なりますが、一般的に次のいずれかまたは組み合わせで決定します。
訪問件数や医療機関の規模、依頼する業務範囲によって料金は変動しますので、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
在宅・訪問診療向けにレセプト代行サービスを提供している企業であれば対応していることが多いです。
レセプト代行、レセプトチェックソフトそれぞれにメリット・デメリットがあります。悩みが「レセプト返戻の多さ」や「レセプト点検の作業時間」にある場合、レセプトチェックソフトの導入も解決策になりえます。
レセプトの課題に対する解決策は「レセプト代行」だけでないので、余裕があれば両方比較してみるといいでしょう。
レセプトチェックソフトにも興味を持たれた方は【2025】おすすめレセプトチェックソフト|価格や選び方を解説!で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
高齢化社会に向かっている現代において、在宅医療は今後ますます需要が増えていきます。医師の中には在宅医療を始めたくても、診療報酬における特有の算定方法から二の足を踏んでいる方が多いです。
在宅医療向けレセプト代行業者は、豊富な経験と知識を持つスタッフが多く在籍しています。特に開業したての時期に利用することで、大きなメリットを得られるでしょう。在宅医療に特化した業者は少ないので、実績数やサポート内容も比較しやすいです。
どの程度のサポートを必要としているのか・無理のない料金プランか、などを確認しての検討がおすすめです。