セミセルフレジの導入を検討するにあたり、以下のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
本記事では、そういった疑問・お悩みを持つ方向けにおすすめのセミセルフレジを紹介していきます。
また、セミセルフレジとフルセルフレジの比較やセミセルフレジの価格などさまざまな観点から解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事は2023年11月時点の情報に基づいて編集しています。
早速、セミセルフレジとはどのようなものなのか解説していきます。 セミセルフレジの使い方やどれくらい導入されているのかを一緒にみていきましょう。
セルフレジには、「セミセルフレジ」と「フルセルフレジ」の2種類があります。セミセルフレジでは商品の読み取りを店員が行うのに対し、フルセルフレジの場合は顧客自身で商品を読み取るという違いがあります。それぞれの使い方とお会計完了までの流れは、下記の通りです。
商品の読み取りを店員が行うのか、顧客が行うのか大きく違いがあります。
では、セミセルフレジを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。 今回は、店舗にセミセルフレジを導入することで考えられる、4つのメリットをご紹介します。
セミセルフレジのメリットやデメリットについては、セミセルフレジ導入のメリット・デメリットとは?|導入を検討する際のポイントも解説」でも詳しく取り上げています。参考にしてください。
いくら細心の注意を払っていても、ミスを全くしない人はいません。お会計時の数え間違いで多く頂いてしまったり、お釣りを返却し忘れたりすることもあるでしょう。
違算や過不足があると、本来必要のない作業や報告が必要になるので、その分スタッフの負担になります。セミセルフレジを導入すると、スタッフが現金を取り扱う機会が減るため、現金の違算リスクを大幅に削減することができます。
今まで違算や過不足の報告作業に充てていた時間を別の作業に充てられることで、作業の効率化やスタッフの業務軽減に繋がるでしょう。
感染症対策が必須である今、セミセルフレジの導入はかなりの効果が期待できます。 現金はたくさんの人が触れており、綺麗であるとは言い難いのが正直なところです。
間接的な接触で感染してしまう可能性がある以上、たくさんの人の手を渡ってきた現金に直接触れることはできるだけ避けたいですよね。
そこでセミセルフレジを導入することで、スタッフが現金に直接手で触れることがなくなるので感染症対策が期待できます。お釣りの返却も自動で行ってくれるので、顧客にとっても安心な要素となるでしょう。
セミセルフレジの導入は、店舗側だけでなく顧客側にもメリットがあります。従来であれば、現金をスタッフが数えてお釣りも返却していたのでその間は待ち時間がありました。
しかし、セミセルフレジを導入していれば、預かった現金やお釣りは機械が計算してくれるのでスムーズにお会計を進めることができます。また、セミセルフレジで会計をしている間に、次の方の商品を読み取ることができるので会計の待ち時間をより短縮できるでしょう。
現金を準備する間に次の顧客の対応をできることで、焦らず自分のペースで会計ができ、従来よりもスムーズに決済できるのは大きなメリットです。
フルセルフレジの場合、商品の読み取り~会計までを顧客自身で行うため、顧客と店員のコミュニケーションは発生しません。顧客が「また来たい!」と思うような接触は難しいかもしれません。
セミセルフレジであれば、現金のカウントやお釣りの返却を機械が自動で行ってくれるため、スタッフの作業する時間を減らすことができます。その余裕ができた時間で、顧客とコミュニケーションを取ることができるでしょう。
では、ここからはおすすめのセミセルフレジメーカー9選をご紹介していきます。それぞれの特徴を踏まえて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
セミセルフレジとして使える「自動釣銭機(精算機)付きPOSレジセット」が特徴です。
これまでのセミセルフレジと比べると価格が安価でスペースもあまり取らず、小規模店舗または1店舗でも導入が可能です。
物販店や居酒屋、カフェなどさまざまな業種で利用することができます。
レセプトコンピューターから出力されたバーコード・QRコードの読み取りもできるので、病院や薬局でも対応可能です。
また、クレジットカードや電子マネー、QRコードなど多彩なキャッシュレス決済の利用もできるので、顧客の支払い方法の幅も増え感染症対策もバッチリです。
株式会社ビジコムの比較ポイント
製品情報
サイズ | W490×H463×D600mm(富士電機 自動釣銭機セット、15インチタッチパネルPC の場合) |
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重量 | 約40kg |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
構成内容 | ・自動釣銭機(グローリー・または富士電機) ・タッチパネルPC(10インチタブレットPCまたは、15インチタッチパネルPC) ・バーコードリーダー(バーコード・QRコードが読み取り可能) ・POSレジアプリ(BCPOS) |
価格 | 890,000円(税抜) |
ビジコムのレジについてはBCPOSの口コミ・評判をリサーチ!メリットや補助金情報も紹介でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
高機能クラウドPOSレジのスマレジ と自動釣銭機を連携させることでセミセルフレジとして利用が可能です。業種・業態・規模を問わず、幅広い施設への導入実績がある大人気の製品です。
セミセルフレジとして利用しやすいだけでなくPOSレジの機能の多さ、使いやすさが他社に比べてかなり優れている当サイトが特におすすめする製品のひとつになります。
「スマレジのオンライン相談・ショールーム予約はこちら」 での導入相談を受け付けていますので、気になる方はご検討ください。
スマレジの比較ポイント
製品情報
初期費用 | 1,000,000円~ |
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主な機能 | 会計・レジ機能、オーダー機能、分析・管理業務など |
連携可能なサービス | 会計ソフト、EC、会計システム、各種決済サービスなど |
特長 | 高機能クラウド型POSレジ |
株式会社新世紀のPharmaCubeは、全国の医療機関に1,600台以上の導入実績を持つメーカーが薬局のために開発したセルフレジです。患者様ご自身で画面を操作いただくため、窓口での会計業務を削減することができます。
NSIPS®対応のレセコンであれば、会計データとの連携が可能であり、会計に関する各種データが蓄積でき、お金に関する管理負荷を軽減することができます。
クレジットカード決済はもちろん、各種キャッシュレス決済にも対応しています。OTCへの対応など過去の導入経験をもとに業務フローの構築までサポートできる点もおすすめポイントです。
PharmaCubeの比較ポイント
製品情報
サイズ | 幅480×奥行530×高さ121.5mm |
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重量 | 約35㎏(外付電源含む) |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
構成内容 | POSシステム、現金ユニット |
価格 | 初期費用・月額費用とも要問合せ |
V-R200と自動釣銭機(ECS-777)を組み合わせることでローコストでありながら、使いやすさと安全性を兼ね備えたセミセルフレジが特徴です。
タッチパネル式の大画面は使いやすく、レジのサブディスプレイには金額表示もできるのでお客様からも見えやすいでしょう。
感熱プリンタは出力が鮮明で見やすく、用紙交換も簡単でスタッフへの負担も少なくなります。
また、白と黒を基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザインは、どのような雰囲気のお店にもピッタリです。
飲食店や小売店、病院などさまざまな業種で利用することができます。
カシオ計算機株式会社の比較ポイント
製品情報
サイズ | ・電子レジスター:W395×D237×H229mm
・自動釣銭機:W490×D600×H130mm(富士電機株式会社製) |
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重量 | ・電子レジスター約4kg ・自動釣銭機 約35kg |
レセコン・電カル連携 | ー |
構成内容 | 釣銭機対応タッチパネルレジスターV-R200、自動釣銭機(ECS-777) |
価格 | ー |
短期間での納品や、柔軟なサポートが可能な株式会社TBグループ。
製造から開発・販売まですべてを行っているメーカーなので、高品質な製品を短い納期で導入することができます。
開発実績も多いので柔軟な開発サポートもあり、システム開発からレジの導入まで安心せて任せることができるでしょう。
さらに、レジやプリンターなど周辺機器も種類が豊富で、店舗の状況に合わせた製品を見つけることが可能です。
また、複数税率(軽減税率)に対応しており、インボイス導入による適格請求書等保存方式にも対応した追加印字項目も記載されるので、要件を満たした事業者は補助金申請が可能となります。
株式会社TBグループの比較ポイント
製品情報
サイズ | ・硬貨つり銭機RT-300 W260×D540×H130mm ※突起部は除く ・紙幣つり銭機RAD-300 W220×D540×H130mm |
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重量 | ・硬貨つり銭機RT-300 約22㎏ ※電源部を除く
・紙幣つり銭機RAD-300 約14㎏ |
レセコン・電カル連携 | ー |
構成内容 | 硬貨つり銭機RT-300、紙幣つり銭機RAD-300 |
価格 | 要お問い合わせ |
薬局向け調剤POSレジシステム「GPOSjust(セミセルフタイプ)」。
レセプトコンピューターと連動しており、処方会計とOTC医療品の会計も同時に行えるため、薬局特有の会計に対応しています。
対面モニターでは決済方法の選択や操作方法の表示、さらに音声でも案内が行われるので、機械が苦手な方でもスムーズにお会計を進めることができるでしょう。
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応できるキャッシュレス決済端末にレシートプリンターが内蔵されたオールインワン決済端末であれば、カウンターもすっきりします。
ズーメディカルの比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | 可能 |
構成内容 | ー |
価格 | 要お問い合わせ |
「紙幣・硬貨分離型自動釣銭機ECS-777」は、コンパクトなボディーと、初めて操作する方にも使いやすい機能を搭載しているところがポイントです。
入出金口にLEDを搭載し、入出金のガイドやお釣りの取り忘れを防ぎます。
お客様の使いやすさにこだわっただけでなく、業務効率がよくなるように設計されているところもあります。
例えば、回収庫容量を従来のものより10%アップしていたり、オプションで硬貨回収BOXをつけるとオーバーフロー硬貨を自動で回収したり、売上金の回収効率がよくなります。
また、黒と白のシンプルなデザインは、さまざまなお店の雰囲気に馴染むでしょう。
富士電機の比較ポイント
製品情報
サイズ | ・硬貨部 W270m×D600×H130mm ※突起部は除く
・紙幣部 W220m×D600×H130mm ※突起部は除く |
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重量 | 硬貨部 約16kg 紙幣部 約19kg |
レセコン・電カル連携 | ー |
構成内容 | ー |
価格 | 要お問い合わせ |
登録機AS-910は、制御部分とディスプレイを一体化させることでサッカー台をスッキリとさせ、プリンタもボディに内蔵することでレシートも取りやすい位置になりました。
レシートのように表示される客面7型タイプのディスプレイはとても見やすく、携帯に表示されたクーポンや会員カードの読み取りができる客面スキャナもオプションで装備することができます。
会計機SS-920は、オーバーフロー袋が装備されており硬貨収納枚数を超えても自動出金されるため回収の手間が省けます。
棒金専用のドロワも搭載可能なので補充金管理しやすく、スタッフの負担も軽減されるでしょう。
東芝テック株式会社の比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
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重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | ー |
構成内容 | ー |
価格 | 要お問い合わせ |
小売業向けに設計された「NeoSsrf/POS」は、現金だけでなくスマホ決済なども利用できたり、多言語対応しているところがポイントです。クレジットカードや電子マネー、ORコード決済に対応していることはもちろん、ポイントカードの利用もできます。
また、お客様の会計操作導線を意識した画面設計がされており、画面に表示される手順に沿って操作することでお会計を簡単に行えます。もし、お客様がお会計の操作に困っていた場合でも、スタッフ側の画面にも同じように表示されているのでサポートしやすいでしょう。
NECソリューションイノベータ株式会社の比較ポイント
製品情報
サイズ | ー |
---|---|
重量 | ー |
レセコン・電カル連携 | ー |
構成内容 | ー |
価格 | 要お問い合わせ |
「TeamPoS/SP」の特徴は、スリムな横幅のペイメントステーションとガイドLEDによるお釣り取り忘れ防止対策です。
幅338mmのコンパクト設計であるペイメントステーションは、係員の呼び出しができたり、レシート交換のタイミングを確認できたり、状態確認ができます。また、お支払いの際に硬貨・紙幣入金口のランプが点灯したり、お釣りの取り忘れがあるとアラーム音とガイドランプでお客様に知らせます。
操作イメージは日本人成人女性の平均身長でされており、ディスプレイも角度調整ができるので、誰でも使いやすい設計となっています。
富士通フロンテック株式会社の比較ポイント
製品情報
サイズ | W576×D150×H754mm(電子多項目キーボードセットのみ) |
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重量 | 22.5kg |
レセコン・電カル連携 | ー |
構成内容 | ー |
価格 | 要お問い合わせ |
セミセルフレジの初期導入費用相場は約100~150万円です。比較されることの多いフルセルフレジは200万~300万円程度。それぞれサービス内容や機器構成、メーカーによって大きく価格が変動します。
初期導入費用に加えて、月額で保守費用やPOSシステムの利用料も発生します。費用を抑えるにはどういった方法があるのでしょうか。以下で紹介していきます。
セミセルフレジの導入費用を抑える方法
セミセルフレジの導入費用を抑える方法としては、「リース・レンタル」の活用、「補助金」の活用が挙げられます。
まずはリースとレンタルの違いについて解説していきます。主な違いは次の表のとおりです。
会計上の資産計上、減価償却 | 途中解約 | |
---|---|---|
リース | 借り受け側 | 不可 |
レンタル | レンタル会社 | 可能 |
両方とも導入時に多額の現金持ち出しをしなくて済むので、資金繰りの面では一括購入に比べてメリットがあります。
ただし、リースやレンタルの費用を長期間支払うと、最初に購入した金額を越えてしまうこともあります。初期費用を安く抑えるか、新しく購入するか、資金の状況とあわせてよく比較検討しましょう。
イベント等でレンタル可能なPOSレジについてはPOSレジレンタル業者おすすめ13選|メリット・選ぶときのポイントでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
セミセルフレジの導入にあたって以下3つの補助金が利用できる場合があります。
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業などの製品・サービス開発や生産プロセスなどの改善に必要な費用を支援する制度です。最大で100~750万円の補助金を受け取ることができます。
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が生産性の向上を目的として、ITツールを導入する場合に対して給付される助成金です。POSシステムを合わせて導入することが条件になります。
業務改善助成金は、中小企業や小規模事業者などが、生産性向上のための設備の導入と事業場内の最低賃金の引き上げを満たした場合に、設備投資費用の一部が助成される制度です。
補助金・助成金について詳しくは、自動精算機・釣銭機導入時に利用したい補助金7選|申請フローも解説」で取り上げています。ぜひチェックしてみてください。
セミセルフレジを導入した際に、慣れない機械の操作が起因してお客様とのトラブルが発生する場合があります。それぞれ導入前に把握しておき、対策を講じておきましょう。
それぞれ実際に起こったトラブルをもとにしたよくある事例なので、どういった対応をするのか検討しておくことが大切です。
セミセルフレジのトラブルについて詳しくは、セミセルフレジのよくあるトラブルまとめ|評判や導入時に気を付けるべきポイントを解説」で取り上げています。ぜひチェックしてみてください。
今回は、セミセルフレジの仕組みや導入メリットからメーカーの比較まで、徹底的に解説してきました。
このように、セミセルフレジを導入することで大きなメリットを得られることは間違い無いでしょう。
自店舗に適したセミセルフレジの選定でお困りの際は、当社コンシェルジュにご相談ください。
セミセルフレジ選びの専門知識・時間がない方
コンシェルジュが代わりに探してご案内します!
業界に精通したコンシェルジュが、希望条件をお伺いし、ピッタリなメーカー・製品をご案内。時短&手間ナシで情報収集が可能です。相場観や補助金情報などのご質問にもお答えします。