パッケージ型の介護ソフトを解説!クラウド型との違いやおすすめソフト4選まで!

更新日 2024.03.18
投稿者:豊田 裕史

介護ソフトを探していると「パッケージ型」、「クラウド型」などの情報を良く目にするかと思います。
ここでは、「パッケージ型とは何なのか?」について徹底解説します。
おすすめのメーカー一覧もご紹介しますので、介護ソフト選びの参考にしてください。

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目次

【はじめに】介護ソフトの種類は「パッケージ型」と「クラウド型」の2種類

介護ソフトには「パッケージ型(オンプレミス型)」と「クラウド型(ASP型)」の2種類の導入形態があります。事業所に合った介護ソフトを選ぶためにも導入形態を知りましょう。この章では、パッケージ型、クラウド型それぞれについて、簡単に説明していきますので参考にしてみてください。

介護ソフトにおけるクラウド型とパッケージ型それぞれのメリットデメリット

パッケージ型の介護ソフトとは

まずパッケージ型は、購入した介護ソフトのCD-ROMからインストールして使用します。メーカーホームページからダウンロードし、自分のパソコンにインストールする場合はインターネット回線が必要です。

パッケージ型の介護ソフトのメリット・デメリット
    メリット
    • 長期でみるとクラウド型よりコストが安い
    • 情報漏えいリスクが低い
    • インターネット環境がなくても使える
    デメリット
    • インストールやアップデートも自力で行う必要がある
    • データのバックアップや管理は事業所で行う必要がある
    • ソフトをインストールした端末でしか利用できない

クラウド(ASP)型介護ソフトとは

一方、クラウド型はインターネット上で介護ソフト専用アプリケーションに接続して使用します。そのため、どのパソコンであってもインターネットと介護ソフト専用アプリケーションがあればアクセス可能です。

クラウド(ASP)型介護ソフトのメリット・デメリット
    メリット
    • 使用する時間と場所を選ばず利用可能
    • 初期費用が安価で、月額利用料のみ発生するので導入ハードルが低い
    • 制度改正等にも自動アップデートで対応
    デメリット
    • どこからでも複数の端末で利用できるので、情報漏洩のリスクがある

クラウド型の介護ソフトについて詳しくはクラウド型の介護ソフトを徹底解説!おすすめソフトメーカー9選も一覧でご紹介!でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

2種類の介護ソフトの違いが分かったところで、ここからはパッケージ型介護ソフトを詳しく紹介していきます。

パッケージ型の介護ソフトとは?

スタンドアローンとクライアントサーバの違い

パッケージ型の介護ソフトは先ほども説明した通り、パソコンごとにインストールして使用します。1台のパソコンにインストールして使用する場合を「スタンドアローン」と言い、作業できるのはインストールしたパソコンのみです。

もし、複数台のパソコンで介護ソフトを使用するなら、ソフトをインストールした複数台のパソコンをネットワークでつなぐ必要があります。この複数台のパソコンで介護ソフトを使用する環境を「クライアントサーバー」と言います。

次に、気になるパッケージ型の介護ソフト費用や料金形態を解説していきましょう。

パッケージ型の介護ソフト選びと費用相場や料金形態

介護ソフトを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。また、相場や料金形態についても把握しておけば選ぶ際の基準となるでしょう。ここでは、それぞれについて詳しく紹介していきます。

パッケージ型の介護ソフトの選び方は?

値段が高ければいいというものではなく、事業所が抱える問題や課題を解決できるソフトを選ぶ必要があります。そのため、介護ソフトを選ぶ前に事業所内の業務を棚卸ししてください。介護ソフトに導入する業務を仕分けて自分たちに必要な項目が分かれば、余計な機能がついたソフトを選ばずに済みます。

そして、スタッフが使いこなせる介護ソフトを選びましょう。「ソフトを導入したけれども機能が多すぎて使いこなせない」という話はよくあります。導入する前に、使いやすさを吟味した上でソフト選定を行うことが大切です。

パッケージ型の介護ソフトの費用相場や料金形態は?

一般的に、パッケージ型は初期費用が高額と思われていますが、介護ソフトによっては数万円〜数百万円と価格帯が幅広く、ソフト選びに迷ってしまうでしょう。

しかし、長期的に使うなら月額払いのクラウド型よりも、パッケージ型の方がトータルコストを抑えられる場合があります。パッケージ型の料金形態は以下の通りです。

  • 初期費用
  • 年間サポート料
  • サーバー料(複数台ある場合)

仮に初期費用20万円、年間サポート料が1万円として5年間使用するとします。すると、5年間の費用は以下で計算している通り25万円です。

20万円 +(1万円/年 × 5年)= 25万円

また、クラウド型の料金形態はおもに、初期費用ゼロ円で月額払いとなるケースが多いです。仮に月額利用料金を8,000円とすると5年間にかかる費用は以下の通り48万円になります。

8,000円/月 × 60か月 = 48万円

パッケージ型は初期費用がかかりますが、トータルコストでは安くなる場合がありますので、まずは見積もり比較をすることをオススメします。

パッケージ型の介護ソフトのメリット・デメリット

パッケージ型の介護ソフトを利用する場合、どのようなメリットとデメリットがあるか解説していきます。

メリット

パッケージ型の介護ソフトを導入するメリットは以下の通りです。

  • 長期コストが安い
  • 情報漏えいリスクが低い
  • インターネット環境がなくても使える

先ほど解説しましたが、パッケージ型は長期目線で考えるとコストを抑えられます。また、自分の事業所では使わない機能がついた介護ソフトで高額になっている場合は、更新時に必要機能のみがついた介護ソフトを選んで、コストダウンしてみてはいかがでしょうか。

そして、パッケージ型の最大のメリットは情報漏えいリスクが低いことです。サービス利用者の個人情報を扱ったり、健康状態を管理したりする事業所は情報漏えいに最大限気をつけなければいけません。パッケージ型はパソコンに介護ソフトをインストールして使用するため、外部から攻撃を受けて情報が取られる心配はないのです。

さらに、インターネット環境がなくてもパソコンを立ち上げれば利用できるので、災害時やインターネットの通信障害時にも使用できます。パソコンが壊れない限り情報管理ができるのはメリットとなるでしょう。

デメリット

パッケージ型の介護ソフトを導入するデメリットも解説していきます。具体的には以下の通りです。

  • インストールやアップデートも自力で行う必要がある
  • データのバックアップや管理は事業所で行う必要がある
  • ソフトをインストールした端末でしか利用できない

パッケージ型はCD-ROMやホームページからダウンロード、インストールして使用すると説明しました。

そのため、アップデートが必要になった場合は介護ソフト業者から提供されたCD-ROMを使って自分で行わなければなりません。毎月の作業ではないため大変ではないものの、情報システム部やパソコンに詳しいスタッフがいなければ業務負荷がかかります。

また、パソコンが壊れた時や災害時に備えてバックアップを自分で行わなければならず、情報漏えいを防ぐ自社セキュリティも備える必要もあるのが難点です。アップデートやバックアップ作業は通常業務にプラスして行わなければならないため、スタッフの負荷になるでしょう。

さらに、介護ソフトをインストールした端末でしか利用できないため、訪問介護など移動が必要な事業所ではパッケージ型ではなくクラウド型をおすすめします。

パッケージ型の介護ソフト一覧

パッケージ型介護ソフトのおすすめは以下の4製品です。

ここからは、それぞれの商品の特長を詳しく解説していきます。

ほのぼのNEXT|NDソフトウェア株式会社

NDソフトウェア株式会社

出典:NDソフトウェア株式会社 https://www.ndsoft.jp/product/next/

ほのぼのNEXTは科学的介護情報システム LIFEに対応し、「LIFE加算」「LIFEへの提出データの出力と帳票印刷」をできるようにしています。ボタンをクリックすればCSVファイルを出力でき、簡単にデータ送付できるシステムです。パソコンが苦手な方のために音声入力できるようになっており、介護の専門用語にも対応しています。

また、パッケージ型・クラウド型どちらにも対応可能のため、事業に合わせて変更していけるのが良いところです。介護報酬改定があっても、契約した5年間は追加料金なしで対応してくれるので突発的なシステム費用が必要ありません。

ほのぼのNEXTの比較ポイント

  • 科学的介護情報システム LIFEに対応
  • 事業に合わせてパッケージ型・クラウド型の変更可能
  • 介護報酬改定があってもアップデートは追加料金なし

製品情報

メーカー名 NDソフトウェア株式会社
ソフト名 ほのぼのNEXT
提供形態 パッケージ型(スタンドアローン/クライアントサーバー)・クラウド型より選択
初期費用 要問い合わせ(操作説明費/設置費/5年間使用権含む)
月額費用 なし
その他費用形態 なし(制度改正/報酬改定時のバージョンアップ費用などは初期費用に含む)
デモ(無料体験)の有無 あり
対象施設形態(対応サービス) 入居系介護事業/居宅系介護事業/障がい者福祉事業/医療関係
サポート体制 あり

楽すけ|ニップクケアサービス株式会社

ニップクケアサービス株式会社

出典:ニップクケアサービス株式会社" https://www.nippku.com/rakusuke/

楽すけは、毎月の国保連請求の作業を「月刊ケアプランの作成」「給付請求チェック」「伝送ファイルの作成」を手順化して完了できるシステムを備えています。サービス利用者の介護保険認定有効期限切れ等を教えてくれるので、訂正・再請求の手戻りが最小限で済むのが良いところです。

また、楽すけはパッケージ型ではありますが、インターネット環境がある事業所において年間3,600円(税別)で自動バックアップのオプションが利用できます。パソコンの不具合や人的ミス、災害でデータが消えてしまっても1日1回定刻にバックアップを取っているため復旧作業が簡単にできるのです。日常的にバックアップを取らず、復旧作業に数日〜数か月かけていては利用者に迷惑をかけてしまいますので、自動バックアップは利用すべきオプションでしょう。

楽すけは介護保険法に基づく19種類39サービスに対応しており、多数の介護事業を展開している場合はおすすめの介護ソフトです。

楽すけの比較ポイント

  • 国保連請求作業の作業削減化
  • 自動バックアップのオプションあり
  • 多数の介護事業に対応可能

製品情報

メーカー名 ニップクケアサービス株式会社
ソフト名 楽すけ
提供形態 パッケージ型(スタンドアローン/クライアントサーバー)
初期費用 要問い合わせ
月額費用 なし
その他費用形態 年間サポート料3万円~9万円
デモ(無料体験)の有無 あり
対象施設形態(対応サービス) 入居系介護事業/居宅系介護事業/通所系介護事業/その他生活支援サービス
サポート体制 あり

Quickけあ2|株式会社ファティマ

株式会社ファティマ

出典:株式会社ファティマ https://quickcare.jp/product

Quickけあ2は、事業所のニーズに応じて外部連携できるためカスタマイズが可能です。例えば、国保連伝送サービスはKDDIエボルバの「けあ蔵」と連携させ、「Quickけあ2」から「けあ蔵」へ伝送データをアップロード、「けあ蔵」から「国保連」へと伝送できます。また、ナースコールや見守りロボットを連携させれば、Quickけあ2の画面からリアルタイムに把握可能です。他社システムとの連携も可能です。

また、Quickけあ2には、利用者に向けてヘルプデスクが用意されています。ヘルプデスクでは過去の問い合わせ内容をもとにシステムの操作方法が細かく紹介されているため、問い合わせをせずとも自己解決できるようになっています。

そして、iPhoneやiPadなどのモバイル端末にインストールしたアプリで作業できるため、業務効率化が可能です。また、アプリはパソコンのQuickけあ2とリアルタイムに連携しているため、現場と事務所のタイムラグがありません。

Quickけあ2の比較ポイント

  • 外部システムとの連携可能
  • 過去の問い合わせ内容をもとに作業手順書あり
  • 専用アプリでパソコンとリアルタイム連携可能

製品情報

メーカー名 株式会社ファティマ
ソフト名 Quickけあ2
提供形態 パッケージ型(スタンドアローン/クライアントサーバー)・クラウド型より選択
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
その他費用形態 要問い合わせ
デモ(無料体験)の有無 なし(準備中)
対象施設形態(対応サービス) 入居系介護事業/居宅系介護事業/通所系介護事業
サポート体制 あり

ファーストケア|株式会社ビーシステム

株式会社ビーシステム

出典:株式会社ビーシステム https://www.fc-soft.jp/firstcare/

ファーストケアは各種プランを揃えており、契約期間内であれば法改正によるアップデートを無料で対応してもらえます。もし、スタッフが介護ソフトに慣れてくれば、月額プランから年間のプランへと変更も可能です。

また、オプションの「スマート伝送 月額880円(税込)」を利用すれば、電子証明書や国保連伝送通信ソフトが不要になります。ファーストケアから伝送でき、審査結果や支払い通知、国保連からのお知らせも届きます。

もし、クラウド型からファーストケアへ移行する場合は基本データを費用ゼロで移行してくれるので、移行作業時間を短縮できるのもメリットでしょう。

ファーストケアの比較ポイント

  • 選べる契約期間(1年/3年/5年/月額プラン)
  • オプションで国保連への伝送可能
  • 基本データの移行は費用ゼロでサポート

製品情報

メーカー名 株式会社ビーシステム
ソフト名 ファーストケア
提供形態 パッケージ型(スタンドアローン/クライアントサーバー)
初期費用 要問い合わせ(1年/3年/5年/月額プラン3か月~より選択)
月額費用 月額プランを選択した場合は要問い合わせ
その他費用形態 なし
デモ(無料体験)の有無 あり
対象施設形態(対応サービス) 入居系介護事業/居宅系介護事業/通所系介護事業
サポート体制 あり

上記以外の介護ソフトについても【最新2023年版】介護ソフト比較10選|価格や特徴を徹底比較で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

今回は、介護ソフトの種類、パッケージ型の費用やメリット・デメリットについて紹介しました。介護報酬は3年ごとに改定されるのでアップデートやソフトの更新は必要です。そのため、パッケージ型とクラウド型の価格比較は3年〜5年を目安に見積もりしてみましょう。

事業所のニーズに合った介護ソフトを決めるためにも、業務とソフトの相性が良いか確かめなければなりません。また、実際に操作してスタッフが使いこなせるか確認することも大切です。

事業所に合った介護ソフトで日常の業務効率化、情報共有化を簡単にしていきませんか。

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中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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