介護ソフトの料金はいくら?おすすめメーカー比較10選も

投稿日 2022.10.25 / 更新日 2023.01.25
投稿者:豊田 裕史

近年の介護業界において、介護ソフトは業務を効率化できるシステムとして注目されています。とはいえ、さまざまなメーカーから介護ソフトが販売されているため、どの介護ソフトを選んだらいいか分からないという方も多いことでしょう。

介護ソフトはメーカーによって料金や機能も大きく異なるため、よく比較検討してから導入する必要があります。当記事では、介護ソフトの比較表とともにおすすめの介護ソフトをご紹介します。料金の比較方法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

介護ソフト選びの専門知識・時間がない方

コンシェルジュが代わりに探してご案内します!

業界に精通したコンシェルジュが、希望条件をお伺いし、ピッタリなメーカー・製品をご案内。時短&手間ナシで情報収集が可能です。相場観や補助金情報などのご質問にもお答えします。

【タイプ別】介護ソフトの価格相場と料金体系

介護ソフトはタイプによって価格相場が異なります。ここからは、インストール型、クラウド型それぞれの料金相場をみていきましょう。

インストール型(パッケージ)の場合

インストール型介護ソフトは数十万円~数千万円と、価格もピンキリです。小規模な事務所では数十万円程度ですが、大規模事業所では数百万円以上かかります。さらに、独自にカスタマイズを行う場合は、数千万円を超えるケースもあるので注意が必要です。

インストール型の介護ソフトは、導入時に一括で料金を支払うタイプです。初期導入コストは高額になりますが、毎月のコストは発生しないというメリットもあります。

規模の大きな事務所の場合、クラウド型で毎月料金が発生するよりもインストール型で買い切りタイプを選んだ方がお得になります。

クラウド型の場合

クラウド型の場合、初期費用は無料であるところも少なくありません。たとえかかっても、低額であることがほとんどです。ただし、毎月数千円~数万円程度は料金が発生します。数年使うと、インストール型よりも高くつくケースがあるので注意しましょう。

毎月かかる利用料金は、利用者の人数や使う機能によっても異なります。とはいえ、ソフト更新費用などもかからないことが多いので、できるだけコストを抑えたい事業所や小規模施設に向いているタイプといえるでしょう。

利用期間を揃えると料金を比較しやすい

おおよその料金相場をご紹介しましたが、料金形態によって月額には大きな違いが生じます。クラウド型であっても、メーカーによっては初期費用がかかる場合もあるので注意が必要です。そのため、3~5年程度の期間で使用することを見越して、同じ期間で使用したときの比較をすると分かりやすくなります。

たとえば、インストール型とクラウド型で下記の料金ケースを比較してみましょう。

  • インストール型:初期費用40万円・年間保守料2万円
  • クラウド型:月額料金2万円

それぞれを2年使うと、インストール型は40万+(2万×2か月)=44万円、クラウド型は2万円×24か月=48万円となります。長期的な視点でみると、クラウド型の料金がインストール型の料金を上回ってしまうことが分かるでしょう。

また、インストール型の場合は伝送用ソフトや更新費用がかかるケースもあります。介護ソフトの料金を比較する場合はそのような費用も加算したうえで、計算するようにしましょう。

おすすめ・人気の介護ソフト10選

ここからは、おすすめの介護ソフトをご紹介していきます。導入数やシェア率が高いソフトとなっていますので、ぜひ検討してみてください。

介舟ファミリー|株式会社日本コンピュータコンサルタント

株式会社日本コンピュータコンサルタント

出典:株式会社日本コンピュータコンサルタント https://kaisyuf.jp/

株式会社日本コンピュータコンサルタントは、日立系ソフトウェア会社のパートナー企業として1980年に創業した会社です。介舟ファミリーは介護保険や障害者福祉の請求に対応したクラウド型の介護ソフトです。

インターネットがつながるパソコンさえあれば、すぐにでも利用できます。バージョンアップ作業は不要で、常に最新の状態で使用することが可能です。また、シンプルな見た目と分かりやすい操作性で、パソコンに不慣れな方でも簡単に使用することができるでしょう。

介舟ファミリーの比較ポイント

  • 25年以上の販売実績と全国約6,000事業所の導入実績
  • 国保連インターネット伝送を標準搭載
  • スケジュール、給与計算などのスタッフ勤務管理に対応

製品情報

提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 9,800円(税抜)
その他費用形態 なし
デモの有無 あり
対象施設形態 訪問介護、通所介護、居宅介護、介護予防訪問介護、小規模多機能型居宅介護など
サポート体制 コールセンター

カイポケ|株式会社エス・エム・エス

株式会社エス・エム・エス

出典:株式会社エス・エム・エス https://ads.kaipoke.biz/

カイポケは株式会社エス・エム・エスから販売されているクラウド型介護ソフトです。利用者などの情報を管理するデータセンターには強固なセキュリティ体制を施しているため、情報漏えいといったセキュリティ面の問題を心配する必要がありません。

カイポケは最大36ヶ月の無料体験期間があり、無料期間後も事業が軌道に乗るまでフォローしてくれます。利用予定のカレンダーが送られてくるだけでなく、スケジュールに沿ってサービスを受けられるよう電話でのサポートも行ってくれるのでスムーズに導入できるでしょう。

カイポケの比較ポイント

  • 最大36ヶ月間の無料お試し期間あり
  • 初期費用は0円、毎月の利用料のみで使用可能
  • 社会業界特化系分野準グランプリを受賞履歴あり

製品情報

提供形態 クラウド型
初期費用 0円
月額費用 1,000円~
その他費用形態 なし
デモの有無 あり
対象施設形態 居宅介護、通所介護、訪問介護、訪問看護、居宅療養など
サポート体制 カスタマーセンター

トリケアトプス|岡谷システム株式会社

岡谷システム株式会社

出典:岡谷システム株式会社 https://www.tricare.jp/

トリケアトプスは企業ごとに合うシステムを構築する岡谷システム株式会社が、長年培ってきた先進技術を用いて開発した介護ソフトです。介護保険の「国保連例給」だけでなく、請求書や領収書の発行、計画書の作成機能などさまざまな機能を搭載しています。

また、画面レイアウト・メニューの見やすさ、サービスの利用計画や実績、計画書の作りやすさといった「使いやすい」を実現させるための介護ソフトです。どんなスタッフでも、簡単に使用することができるのも「トリケアトプス」の特長といえるでしょう。

トリケアトプスの比較ポイント

  • インストール作業やバージョンアップ作業が不要
  • 最大3ヶ月の無料お試し期間あり
  • 音声入力やAI機能にも対応

製品情報

提供形態 クラウド型
初期費用 0円
月額費用 ①220円×利用人数/月(※上限5,500円/月)
②440円×利用人数/月(※上限8,800円/月)
その他費用形態 なし
デモの有無 あり
対象施設形態 訪問介護、通所介護、居宅介護支援
サポート体制 会員専用のコールセンター、AIチャット、訪問サポート、他社乗換え支援サービス

ケアカルテ|株式会社ケアコネクトジャパン

株式会社ケアコネクトジャパン

出典:株式会社ケアコネクトジャパン https://www.carekarte.jp/

株式会社ケアコネクトジャパンは1989年から介護・福祉分野に特化した製品開発を行っている会社で、日本で初めて介護記録システムを構築しました。ケアカルテは記録業務を省力化し、施設利用者に用いる時間を増やすことができるでしょう。

ケアカルテはタッチ操作入力や音声入力にも対応しているソフトです。簡単に記録入力ができるので、リアルタイムな情報共有ができるようになるでしょう。残した記録を元に、自動でチェックシートや連絡ノートを作成できるため記録残業時間が不要になります。

ケアカルテの比較ポイント

  • 帳票作業全体の82%を省略化
  • オリジナル帳票を組み込み可能
  • 多種多様なICT機器やサービスとの連携が可能

製品情報

提供形態 インストール型
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
その他費用形態 年額保守費用
デモの有無 あり
対象施設形態 要問合せ
サポート体制 操作トレーニング動画、支店説明会、訪問サポート

ワイズマン|株式会社ワイズマン

株式会社ワイズマン

出典:株式会社ワイズマン https://www.wiseman.co.jp/

株式会社ワイズマンは医療・介護・福祉施設において、ICTによる業務の効率化や情報管理などを支援してきた会社です。介護ソフト「ワイズマン」は業界トップクラスの導入実績を誇ります。

料金形態は明確で、保守や法改正などの料金を含めた「5年間使用権パック」とシステム設定料や操作説明料などの「初期導入費用」のみで使用可能です。リニューアルシステムの買い替えも必要ないので、長く使えば使うほどトータルコストを削減できるでしょう。

ワイズマンの比較ポイント

  • 導入実績44,000件以上の業界トップクラス
  • 施設規模や形態に合わせて自由な組み合わせが可能
  • 介護現場を知り尽くしたワイズマンだからこそ提供できる多彩なラインナップ

製品情報

提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 0円
その他費用形態 保守や法改正などの料金を含めた「5年間使用権パック」費用
デモの有無 あり
対象施設形態 居宅介護、訪問看護、介護老人保健施設、介護医療、訪問介護、通所介護など
サポート体制 -

絆Core|株式会社内田洋行

株式会社内田洋行

出典:株式会社内田洋行 https://www.uchida.co.jp/system/welfare/kizuna_core/

株式会社内田洋行は教育業界へのICTシステムの構築やオフィス関連家具の開発・販売を行っている会社です。福祉施設向けには、高齢者介護施設向け・障害者福祉施設向けシステムなどを開発・販売しています。

絆Coreはクラウド型とオンプレミス型のどちらもパターンもあり、予算や施設に合ったタイプを選ぶことができます。ケアプランや介護記録はタブレット入力も可能です。ヘルパーの訪問スケジュールの確認や急な変更にもリアルタイムに対応してくれるので、業務効率化にも役立つでしょう。

絆Coreの比較ポイント

  • 認定パートナーによる安心の現地サポート
  • 地域包括ケアを支えるプラットフォームを提供
  • 見守りセンサーで記録業務を強化

製品情報

提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 0円
その他費用形態 5年間のソフトウェア使用権
デモの有無 あり
対象施設形態 居宅介護、通所介護、介護老人福祉施設など
サポート体制 コールセンター、操作説明方法サポート、会員専用ホームページ

ほのぼのNEXT|NDソフトウェア株式会社

NDソフトウェア株式会社

出典:NDソフトウェア株式会社 https://www.ndsoft.jp/product/next/

NDソフトウェア株式会社は介護・福祉・医療現場の業務効率化を支える業務支援ソフトウェアの開発・販売・運用サポートを行なう会社です。その中でも介護事業者向けソフトが「ほのぼのNEXT」です。

音声入力やデジタルインカム、ネックスピーカーといった最新技術で、介護現場をサポートします。また、画面デザイン・操作性・導入後の万全なサポート体制が評価され、72,000以上の事業所で活用されています。

NDソフトウェア株式会社の比較ポイント

  • 介護保険、障がい福祉、財務や給与など、充実のラインナップ
  • 介護報酬改定も追加料金なし
  • 万全なサポート体制

製品情報

提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 0円
その他費用形態 5年間のソフトウェア使用権
デモの有無 あり
対象施設形態 居宅介護、通所介護、介護老人福祉施設など
サポート体制 コールセンター、操作説明方法サポート、会員専用ホームページ

福祉の森|株式会社日立製作所

株式会社日立製作所

出典:株式会社日立製作所 https://www.hitachi-systems.com/ind/fukushinomori/about/index.html

「福祉の森」は日立グループが開発・販売している介護ソフトです。介護施設や障害者施設の事務処理や介護・福祉スタッフの作業を支援してくれます。ケアプラン作成や請求業務といった施設内の煩雑な業務を、簡単な操作で行うことが可能です。

また、「福祉の森」は充実したサポート体制も整っています。システムを導入した後のアフターフォローは、ヘルプデスクサービスやリモート保守サービス、現地対応サービスといった豊富なプランが用意されているので万が一のときでも安心です。

福祉の森の比較ポイント

  • スタッフに易しく日常業務を効率化できるシステム
  • 入居者情報の管理や共有がスムーズ
  • 入居者のケアとサービス向上に貢献する豊富な連携システム

製品情報

提供形態 要問合せ
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
その他費用形態 要問合せ
デモの有無 要問合せ
対象施設形態 訪問介護、通所介護、居宅介護、地域包括支援センターなど
サポート体制 専用サポートセンター、バーコンアップCD提供、リモート保守、現地対応サービスなど

楽すけ|敬心学園グループニップクケアサービス株式会社

敬心学園グループニップクケアサービス株式会社

出典:敬心学園グループニップクケアサービス株式会社 https://www.nippku.com/rakusuke/

ニップクケアサービス株式会社は、福祉・介護・保健・医療の分野においてサービスを提供している会社です。「楽すけ」はパソコンにインストールして使用するタイプの介護ソフトです。介護サービスの種類ごとにライセンスを購入し、導入後は毎年1回の年間保守料を支払うだけで使用することができます。

操作性にも優れており、パソコンが苦手な方でもすぐに利用することができるでしょう。万が一、操作に困ったり悩んだりすることがあればヘルプデスクに電話をするだけで、遠隔サポートしてもらえるので安心です。

楽すけの比較ポイント

  • 「低価格」「操作性」「サポート力」を兼ね備えた介護ソフト
  • かんたんな操作性で業務も効率化
  • 介護保険、障がい者総合支援など、様々な介護事業所に対応

製品情報

提供形態 インストール型
初期費用 要問合せ
月額費用 0円
その他費用形態 年間保守料
デモの有無 あり
対象施設形態 居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、居宅サービス事業所、訪問介護サービス事業者など
サポート体制 コールセンター

福祉ソフト株式会社

福祉ソフト株式会社

出典:福祉ソフト株式会社 https://www.fukushisoft.co.jp/kaigo/

福祉ソフト株式会社は介護報酬請求ソフトの開発・販売を行っている会社です。「かんたん介護ソフト」と「かんたん請求ソフト」の2種類のソフトを販売しており、手ごろな価格と安心の電話対応で多くの施設から高い評価を得ています。

かんたん空き後ソフトはホームヘルプ事業所向けに開発された、ヘルパーさんのための介護ソフトです。基本機能を充実させ、あえて多くの機能を入れていないため「機能をつかいこなせない」といった悩みを解消できるでしょう。

かんたん介護ソフトの比較ポイント

  • 介護保険だけでなく障害者総合支援や自費サービスにも対応
  • 前日メール機能で携帯電話に予定をメールすることも可能
  • 市町村が実施する移動支援や総合事業の請求書も作成できる

製品情報

提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 9,800円(税抜)
その他費用形態 なし
デモの有無 あり
対象施設形態 訪問介護、通所介護、居宅介護、介護予防訪問介護、小規模多機能型居宅介護など
サポート体制 コールセンター

無料で導入できる介護ソフトも

介護ソフトの中には、無料で使うことのできるシステムもあります。無料なので機能は限定され、使える機能に制限はありますが、どんなソフトなのかとりあえず使ってみたいという方にはおすすめといえるでしょう。

無料になるのは主にクラウド型の介護ソフトです。中には完全無料で使えるソフトや「お試し無料体験」「フリー版」といった無料バージョンの製品を出している大手メーカーもあります。無料で使える介護ソフトを試してみたいという方は、メーカーに問い合わせてみましょう。

介護ソフト導入に使える補助金は?

介護ソフトの導入には、少なからず費用がかかります。初期導入費用が無料のクラウド型だったとしても、月額料金はかかることがほとんどでしょう。予算が限られている施設の場合は、補助金を賢く使って介護ソフトを導入するようにしましょう。

介護ソフトは「ITツール」になるので、中小企業・小規模事業者が導入する場合に補助金が出る可能性があります。対象の補助金類型によっても金額は異なりますが、最大で3/4の費用が補助されるのです。補助金対象となるかどうかは、事前にメーカーや官庁に確認するようにしましょう。

まとめ

介護ソフトの料金比較やおすすめの介護ソフトメーカーを紹介しました。介護ソフトはインストール型かクラウド型かによっても、料金が大きく異なります。クラウド型は初期費用が安くなりますが、長い目でみるとインストール型よりも高額になるケースも少なくありません。

導入時の費用だけで比較するのではなく、長期的な金額を計算しながら介護ソフトを決めるようにしましょう。介護ソフトの導入には、補助金を活用できる可能性もあります。費用を安く抑えられますので、賢く活用しながら介護ソフトを導入するようにしましょう。

介護ソフト選びの専門知識・時間がない方

コンシェルジュが代わりに探してご案内します!

業界に精通したコンシェルジュが、希望条件をお伺いし、ピッタリなメーカー・製品をご案内。時短&手間ナシで情報収集が可能です。相場観や補助金情報などのご質問にもお答えします。


セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.

URL:https://twitter.com/toyoda_2ndLabo

セカンドラボ株式会社の社員。病院・介護施設のDX&業務効率化オタク。実は中小企業診断士です。毎日医療福祉施設向けの製品やサービス、企業の調査研究を行っています。


フリーランスWEBライター

URL:https://twitter.com/kakeru5152

元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

関連記事