訪問入浴介護向けソフト探しで以下のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
「製品数が多く、結局どれがいいのかわからない」
「多くの事業所がおすすめしている訪問入浴介護向けソフトを知りたい」
「自分たちに事業所に”ぴったり”な訪問入浴介護向けソフトを選びたい」
本記事では、そういったお悩み・ニーズを持つ方向けにおすすめの訪問入浴介護向けソフト13選の機能や価格、特徴を紹介していきます。
また、訪問入浴介護向けソフトの主な機能一覧や導入メリットについてもわかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
さっそくおすすめの訪問入浴介護向けソフトをご紹介します。提供形態、初期費用、月額費用のほかに、導入後のサポート体制なども記しております。訪問入浴介護向けソフトの導入を検討する際に、ぜひお役立てください。
介護事業所の経営の支援を重視しているソフトがカイポケです。介護スタッフがスマートフォンを使って現地で入力した記録から、リアルタイムで勤務状況を把握できます。それを元に、給与を計算できますので、管理責任者の業務が月末に集中することがありません。
スマートフォンを低価格でレンタルできるプランがあることも、カイポケの特徴です。介護事業のニーズに合わせて最適化された端末を使うことで、業務のスピードをさらに上げられます。その結果、事業所全体の業務の効率化が実現するでしょう。
計画書の作成や介護保険の請求を、自動で行えることもカイポケの魅力です。メニューの流れに合わせて入力するだけで、書類を完成させられます。複数のデータから自動入力できますので、パソコン操作に不慣れな方でも容易に書類を作成できるでしょう。
カイポケ経営支援サービスの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | 無料 |
月額費用 | 5000円~ |
その他費用形態 | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | 無料体験期間中、専属担当者が初期設定および基本操作をサポート、無料体験終了後はカスタマーサポートにて対応 |
タブレット対応 | 有(iPad) |
ナーシングネットプラスワンは、6000件の導入実績がある、クラウド型の訪問入浴介護向けソフトです。クラウド型ですので、インストールの作業は必要ありません。スマートフォンやタブレットで操作することも可能ですので、気軽に使い始められるでしょう。
画面は、直観的な操作にこだわったシンプルなデザインが採用されています。入力するときに、自分の好きな位置にそれぞれの項目を配置することも可能です。個人個人の使いやすさが追求されていますので、事務作業の効率性もアップするでしょう。
ソフトを導入する際、サポートしてくれるのは、介護事務管理士の資格を持っているオペレーターです。専用のフリーダイヤルが用意されていますので、通話料はかかりません。サポート体制の手厚さが導入の決め手となった介護事業所も少なくありません。
ナーシングネットプラスワンの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | 無料 |
月額費用 | 5000円~ |
その他費用形態 | 無料 |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | 介護事務管理士の資格を持ったオペレーターによるサポート |
タブレット対応 | 有 |
Care-wing(ケアウイング)は、介護の現場の声を元に開発された訪問入浴介護向けソフトです。訪問入浴介護はもちろんのこと、巡回介護、居宅介護、生活介護など、対応するサービスが多岐に渡っていることが特徴です。
ソフトがリリースされた2009年以降、介護事業所による導入件数を増やしてきました。日本マーケティングリサーチ機構の2021年5月期の調査では、数多くの介護スタッフの支持を獲得しました。
1位を獲ったのは「現場が楽になる介護ソフト」「業務効率化につながる介護ソフト」「おすすめしたい介護ソフト」の3項目です。スマートフォンとICタグで基本的な操作が完了するため、現場の介護スタッフの業務を簡略化してくれることもポイントです。
Care-wingの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型、パッケージ型 |
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初期費用 | ICタグの費用(詳細は要問合せ) |
月額費用 | 3年以降、1ヶ月ごとの自動更新(詳細は要問合せ) |
その他費用形態 | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | フリーダイヤル、FAX、E-mailでのサポート(無料)、現地初期導入研修(有料) |
タブレット対応 | 有 |
まもる君クラウドは、介護事業所で必要とされる諸機能を搭載した訪問入浴介護向けのソフトです。完全クラウド型ですので、端末の制限なくどこからでもアクセスが可能です。介護記録、売上管理、国保連伝送など、基本的な機能はすべて揃っています。
初期費用は無料、月額利用料は税別7,800円という安さのため、予算が限られている介護事業所でも導入しやすいでしょう。なお、バージョンアップも無料で行ってもらえます。
まもる君クラウドが力を入れているのが導入後のサポートです。使いこなせない機能があっても、理解できるまでサポートしてもらえます。初めて介護ソフトを導入する事業所には、心強いサービスとなるでしょう。
まもる君クラウドの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | 無料 |
月額費用 | 7,800円 |
その他費用形態 | 無料 |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | カスタマーセンターにて対応 |
タブレット対応 | 有 |
介舟ファミリーは、必要な機能だけを組み合わせられる、カスタマイズがメインの訪問入浴介護向けソフトです。訪問入浴介護サービスを充実させるために不可欠な、利用者の情報収集やケアプラン作成など、アセスメントサービスのための機能も搭載されています。
介護事業所の運営に欠かせない、請求や給付を管理する機能も利用することが可能です。サービス提供後に入力された実績報告が、そのまま国保連などの請求書に反映される仕様となっています。記入漏れを防ぐための工夫もこらされていることも嬉しいポイントです。
また、訪問入浴介護向けの福祉用具のTAISコード表や商品情報も閲覧できます。毎月、最新の情報へ更新されますので、備品を購入するときに参照するといいでしょう。レンタル価格の相場や上限価格などを確認できます。
介舟ファミリーの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | 要問合せ |
月額費用 | 要問合せ |
その他費用形態 | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | サポートセンターにて専門のスタッフが対応 |
タブレット対応 | 有 |
ほのぼのNEXTは、厚生労働省が2021年度の報酬改定から運用している、科学的介護情報システムLIFEへの対応も完了しています。LIFE加算のほか、LIFEに提出するデータの出力や帳簿の印刷も、ワンタッチで行える仕様です。
介護の現場の声もふんだんに取り入れられています。事業所の外にいても、すぐに必要な記録がとれるように、音声にて入力することも可能です。ネックスピーカーやタブレットも使えますので、他のスタッフとスムーズにコミュニケーションがとれるでしょう。
ソフトウェア使用権は5年です。追加費用は発生しませんので、安定的な事業所運営が実現するでしょう。なお、ほのぼのNEXTはクラウドにも対応しています。万が一のトラブルや災害時にも、データ消失のリスクが軽減できることも、嬉しいポイントです。
ほのぼのNEXTの比較ポイント
製品情報
提供形態 | 要お問い合わせ |
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初期費用 | 5年間のソフトウェア使用権(料金は要問合せ) |
月額費用 | 無 |
その他費用形態 | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | オンラインによる操作説明、緊急時のリモートメンテナンス対応 |
タブレット対応 | 有 |
ワイズマンの居宅サービスは、利用者からの相談から、提案、実行、評価に至るまでの作業をスムーズに行える支援する介護ソフトです。各所で記録された情報を元に、利用者の将来を見据えたケアプランを提案できます。
タブレットにも対応していますので、出先でも柔軟に業務に対応できます。利用者の住宅を巡回しながら、ケア記録を入力したり情報を閲覧したりすることも可能です。
ワイズマンASPサービスの利用者同士でしたら、ケア記録やサービス計画などを、別法人の事業者とも情報を共有できます。書類を作成するなど、情報共有の手間を省けますので、利用者に対するサービスの多様化にも寄与できるでしょう。
ワイズマン居宅サービスの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド |
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初期費用 | 要お問い合わせ |
月額費用 | 要お問い合わせ |
その他費用形態 | 要お問い合わせ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | 導入、操作、トラブルなどオンラインで全国対応 |
タブレット対応 | 有(すぐろくとの連携) |
ケア樹は、東日本大震災をきっかけに、介護業界の要望に応える形で生まれた訪問入浴介護向けソフトです。パソコンとタブレットの両方に対応していますので、用途に応じて使い分けられます。現場で必要とされる基本機能に絞っていますので、簡単な操作で完了できることも特徴です。
法改正やシステムのバージョンアップにも無料で対応しています。追加費用がかからないこともケア樹の特徴です。予算に限りがある小規模な介護事業所でも導入しやすいでしょう。
タブレットは、文字入力や写真記録のほか、音声入力やケア状況表が搭載された、介護記録に特化した仕様です。どこからでも簡単に記録できますので、現地の介護スタッフの業務の軽減にもつながるでしょう。
ケア樹の比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | アカウント発行費用10,000円 |
月額費用 | 0円 |
その他費用形態 | 事務手数料9800円(年額)、インターネット伝送12,000円、その他オプション費用 |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | 有料サポートプラン |
タブレット対応 | 有(一部サービスは未対応) |
Flowers NEXTは、1992年に提供が開始され、バージョンアップを重ねながら進化してきたレセプトソフトです。クラウド型とパッケージ型のどちらにも対応しておりますので、訪問入浴介護の事業所の規模やニーズに即して選べます。
記録作成、スケジュール管理、入金管理、請求書作成などの基本的な機能を軸に、居宅介護支援事業所向け、訪問系事業所向け、施設系事業所向けなど6つのカテゴリーから、ソフトを連携させていくという方式です。
訪問先でも、実績やスケジュール等の記録ができます。それを元に実績を集計して、保連請求をすることも可能です。事業所では、月末から月初めの時期に、実績の入力などの業務が集中する傾向がありますので、業務の効率化にもつながるでしょう。
Flowers NEXT on Cloudの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型、パッケージ型 |
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初期費用 | 要問合せ |
月額費用 | 要問合せ |
その他費用形態 | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 訪問デモ |
サポート体制 | システム導入時の立会いサポート、専用コールセンター対応 |
タブレット対応 | 有(指定モバイル入力ツールを使用) |
MAPs for NURSINGCAREは、ウェブアプリ版のクラウドシステムを採用している訪問入浴介護向けソフトです。そのため、端末を増やしたい、現場で入力したい、費用を安く抑えたい介護事業所に選ばれる傾向があります。
スマートフォンとタブレットに特化していることも特徴です。どこからでもアクセスしたり入力したりできますので、利用者の自宅などを巡回しながら業務を進められるでしょう。
なお、MAPs for NURSINGCAREは、初期ライセンスが無料です。また、無料のお試し版も利用できます。そのため、初期費用を抑えたい介護事業所でも導入しやすいソフトと言えるでしょう。
MAPs for NURSINGCAREの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | 0円 |
月額費用 | 8000円~ |
その他費用形態 | 1接続セッション追加にて月額3000円、サービス提供費(個別相談) |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | インフォメーションセンターにて対応 |
タブレット対応 | 有 |
ファーストケアは、介護業務に関係する多彩な機能を利用できるソフトです。月額プランのほか、利用期間を1年、3年、5年に設定することで、費用を抑えられる「おまとめプラン」も用意されています。月額プランから「おまとめプラン」に切り替えることも可能です。
シンプルな操作性にこだわっていることもファーストケアの特徴です。パソコンに不慣れな人でも、基本操作のみで業務を進められます。ワンクリックで、利用者や実績の推移をグラフ表示できるなど、統計データの収集が簡単にできることも魅力です。
ファーストケアはサーバー型の介護ソフトです。ネットに依存していませんので、回線の混雑により作業が滞る心配がありません。また、すべてのデータは自社システムにて保管されます。そのため、セキュリティ面の安全性も高いと言えるでしょう。
ファーストケアの比較ポイント
製品情報
提供形態 | パッケージ型 |
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初期費用 | おまとめプラン(1、3、5年プラン有り):要お問い合わせ |
月額費用 | 月額プラン:要お問い合わせ(※最低ご利用期間3ヶ月) |
その他費用形態 | 要お問い合わせ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | 介護保険業務経験のあるスタッフの電話サポート、PC遠隔サポート |
タブレット対応 | 有 |
キャンビルネオは、現地における業務と事業所経営を総合的に支える訪問入浴介護向けのソフトです。クラウド型ですので、どこからでもアクセスできます。端末の台数の制約もありません。そのため、事業の拡大にも柔軟に対応できるでしょう。
基本的な機能として、顧客管理、介護保険請求、国保連伝送、未収金管理、権限設定などが搭載されています。さらに利便性を追求するならオプション機能を活用してもいいでしょう。セスメント、売上予測、フェイスシートの機能を追加できます。
初期費用を抑えられることも、キャンビルネオの魅力でしょう。初回は、事業所数ごとの参加費と月額利用料のみの支払いです。運用費用については、利用するサービスにより変動しますので、見積もりを依頼することをお勧めします。
キャンビルネオの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | 事業所番号ごとの参加費 |
月額費用 | 16,000円~ |
その他費用形態 | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | ヘルプデスクに在籍するスタッフが対応 |
タブレット対応 | 有(ブルーオーシャンノートとの連携) |
カナミッククラウドサービスの軸となる機能は3つあります。関係者が気軽に連絡がとれるケアレポート、コミュニティのケア情報を視覚的に把握するサービスカレンダー、利用者の基本情報や意向などを共有するフェイスシートです。
カナミッククラウドサービスは、地域包括ケアを推進するために開発された介護ソフトです。そのため、在宅医療に携わるスタッフのほか、医療、看護、介護、自治体の専門職が、垣根を超えて連携するための機能に力を入れています。
利用者に関わるたくさんのデータを、効率的かつスピーディーに検索することにもこだわっています。一部の制約があるものの、無料で使える機能があることから、無料ユーザーが多いこともカナミッククラウドサービスの特徴です。
カナミッククラウドサービスの比較ポイント
製品情報
提供形態 | クラウド型 |
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初期費用 | 要問合せ |
月額費用 | 要問合せ |
その他費用形態 | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 |
サポート体制 | 電話サポート、システム研修会の実施 |
タブレット対応 | 有 |
訪問入浴介護に対応しているソフトはさまざまありますが、各製品により特長が異なります。事業所の規模や特性、提供しているサービスによって、適しているソフトは変わってきますので、導入前に情報収集することが不可欠です。
そこで、訪問入浴介護向けのソフト13製品の比較表を作成いたしました。
製品名 | Care-wing | MAPs for NURSINGCARE | カイポケ経営支援サービス | ワイズマン居宅サービス | キャンビルネオ | カナミッククラウドサービス | まもる君クラウド | ナーシングネットプラスワン | 介舟ファミリー | ケア樹 | ほのぼのNEXT | Flowers NEXT on Cloud | ファーストケア |
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提供形態 | クラウド型、パッケージ型 | クラウド型 | クラウド型 | パッケージ型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型 | クラウド型、パッケージ型 | クラウド型、パッケージ型 | パッケージ型 |
初期費用 | ICタグの費用(詳細は要問合せ) | 0円 | 無料 | 5年間使用権パック費用、システム設定料、操作説明料 | 事業所番号ごとの参加費 | 要問合せ | 無料 | 無料 | 要問合せ | アカウント発行費用1万円 | 5年間のソフトウェア使用権(料金は要問合せ) | 要問合せ | 無 |
月額費用 | 3年以降、1ヶ月ごとの自動更新(詳細は要問合せ) | 8000円~ | 5000円~ | 無 | 16,000円~ | 要問合せ | 7800円 | 5000円~ | 要問合せ | インターネット伝送1000円 | 無 | 要問合せ | 9240円~(1、3、5年プラン有り) |
その他費用形態 | 要問合せ | 1接続セッション追加にて月額3000円、サービス提供費(個別相談) | 要問合せ | 5年ごとのシステム更新料 | 要問合せ | 要問合せ | 無料 | 無料 | 要問合せ | 事務手数料9800円(年額) | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
デモ(無料体験)の有無 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 訪問デモ | 有 |
サポート体制 | フリーダイヤル、FAX、E-mailでのサポート(無料)、現地初期導入研修(有料) | インフォメーションセンターにて対応 | 無料体験期間中、専属担当者が初期設定および基本操作をサポート、無料体験終了後はカスタマーサポートにて対応 | 導入、操作、トラブルなどオンラインで全国対応 | ヘルプデスクに在籍するスタッフが対応 | 電話サポート、システム研修会の実施 | カスタマーセンターにて対応 | 介護事務管理士の資格を持ったオペレーターによるサポート | サポートセンターにて専門のスタッフが対応 | 有料サポートプラン | オンラインによる操作説明、緊急時のリモートメンテナンス対応 | システム導入時の立会いサポート、専用コールセンター対応 | 介護保険業務経験のあるスタッフの電話サポート、PC遠隔サポート |
タブレット対応 | 有 | 有 | 有(iPad) | 有(すぐろくとの連携) | 有(ブルーオーシャンノートとの連携) | 有 | 有 | 有 | 有 | 有(一部サービスは未対応) | 有 | 有(指定モバイル入力ツールを使用) | 有 |
訪問入浴介護向けソフトには、介護スタッフのスケジュール、利用者の情報、請求内容を管理する機能などが含まれています。サービスを提供するうえで必要な機能は主に6つです。
ひとつは、利用者の自宅などを訪問する介護スタッフのスケジュールを管理する機能です。
日ごと、週ごと、月ごとに、スケジュールを立てられます。スタッフを安定的に派遣できるのみならず、急な変更にも対応しやすいでしょう。
介護スタッフは専用の車に乗って複数の利用者の自宅などを回ります。どの時間帯に、どの利用者の対応をしているのか確認するのが管理者の仕事です。
配車管理機能があれば、スタッフが乗っている車や回っているルートを全体的に把握できます。
訪問入浴介護向けソフトには、利用者の氏名、性別、年齢、住所などの基本情報のほか、症状や病状、留意点などを管理できる機能があります。
それらを利用すれば、利用者の特性や健康状態を踏まえた入浴サポートが可能になるでしょう。
訪問入浴介護サービスを提供する前、どんなサービスが適しているのか、ケアプランを作成することになるでしょう。
アセスメント・サービス計画作成機能を活用することで、利用者の情報を分析できます。それを元に、どのように課題を解決できるのか明確にすることも一案です。
訪問入浴介護が無事に終わったら、次に行うのが実績報告です。実績は、介護スタッフの稼働の把握のみならず、利用者への請求にも関わってきます。
実績管理機能を使えば、ケアプランに基づく実績を、請求書に自動反映させることも可能です。
訪問入浴介護に関わる請求として思い浮かぶのは、介護給付費、サービス利用料、その他の諸経費などです。
訪問入浴介護ソフトには、請求書や領収書を管理する機能も搭載されていますので、事業所の安定した運営にも役立てられます。
利用者に最良のサービスを提供するために、必要な機能が搭載されているソフトを選ぶことがポイントです。利用者の体調管理、巡回のスケジュール管理、さまざまな請求作業にも柔軟に対応できるかどうかを、選定の基準にするといいでしょう。
加えて、クラウド型とパッケージ型のどちらにするのかも、選ぶ際のポイントになります。クラウド型は、オンライン上のサーバで提供されていますので、パソコンが壊れてもデータは消失しません。介護報酬改定時のアップデートも、ソフトウェア会社がしてくれる点も魅力です。
パッケージ型は、事業所内に構築したシステムにて運用するため、個人情報が漏れるリスクを最小限に抑えられます。しかしながら、介護報酬改定時のアップデートは、事業所対応です。データ消失のリスクに備えて、バックアップなどの対策も欠かせません。
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訪問入浴介護向けソフトの機能は、日々アップデートされていますので、さらに多くのことが実現するようになるでしょう。
訪問入浴介護向けソフトを導入する前に、より具体的なメリットについても押さえておきましょう。ここでは、訪問入浴介護向けソフト導入のメリットを解説します。
訪問入浴介護向けソフトを導入するメリットのひとつが、業務の効率が上がることです。数多くの情報が自動で反映されていきますので、転機する作業を減らせます。
利用者様の体調などを管理するデータを、スタッフの間で共有することも可能です。その結果、必要最低限の作業で、サービスの質を向上させられるでしょう。
二つ目のメリットが、介護スタッフの訪問スケジュールを管理できる点です。
訪問入浴介護のスタッフは、1日に複数の利用者の自宅や施設を巡回しますので、1日のシフトを作るだけでも多くの時間を要するでしょう。スケジュール管理機能を活用することで、正確かつスピーディーに、人員を配置できるようになります。
三つ目のメリットは、訪問入浴介護サービスを展開するうえで発生する、さまざまな経費を減らせることです。
ソフトを導入することで、コピー用紙を購入する必要がなくなります。多くのことを自動で行えますので、人員を削減することも可能です。事業所をスリム化することで、経営効率の大幅な向上が期待できます。
四つ目のメリットは、クラウド型の訪問入浴介護向けソフトを導入することで、国保連への請求作業を簡略化できる点です。
クラウド型であれば、実績を入力して、請求ファイルを作成しておけば、残りの作業はソフト会社がまとめて行ってくれます。介護報酬の変更時も、ソフト会社が最新の状態にしてくれますので、更新の手間がかかりません。
訪問入浴介護向けソフトのなかには、スマホ・タブレットを併用できる、あるいは完全スマホ・タブレット対応のタイプがあります。それらを活用すれば、利用者を訪問しているときに、情報を共有したり実績を報告したりできるでしょう。その結果、わざわざ事業所に戻って作業する手間が省けます。
訪問入浴をはじめとする介護支援は、少人数のスタッフにより運営されていることも少なくありません。スマホ・タブレットに対応しているソフトを選ぶことで、スタッフの業務の軽減が実現します。時間に余裕ができることでサービスの質が向上し、売り上げがアップするでしょう。
画像や音声で記録できる機能が搭載されている訪問入浴介護向けソフトもあります。利用者の状況を共有するうえで、そのような記録機能は大いに役立つでしょう。そのため、訪問入浴介護では、現地でも操作可能なスマホやタブレットに対応したソフトがおすすめです。
訪問入浴介護向けソフトは、介護サービスを提供している事業者の業務効率と、利用者へのサービスの質の両方を向上させてくれます。これまで手作業で行っていた業務をソフト上で行うことで、転記ミスや記入漏れなどのケアレスミスも減らせるでしょう。
クラウド型とパッケージ型のどちらを選ぶのかも大切な検討事項です。製品ごとに、搭載されている機能や初期費用や月々の費用に違いがありますので、複数のソフト会社に見積もりを依頼し、無料で体験したうえで決定したほうがいいでしょう。
今回は、訪問入浴介護向けソフトの機能やメリット、訪問入浴介護のおすすめソフトなどをご紹介しました。この記事が、みなさまの訪問入浴介護事業のさらなる展開のお役に立ちましたら幸いです。