介護レセプト業務とは?返戻時の対応やおすすめ介護ソフトまで

更新日 2023.01.16
投稿者:横山 洋介

介護事務のなかでも重要である介護レセプトは、介護事業所の収入を支える仕事です。専門的な知識が必要となる業務であり、介護事務を目指す人・担当する人も知識を深めておく必要があるでしょう。

今回の記事では、介護レセプトに関する基礎情報から実践的な知識までまとめて解説していきます。最後に、介護レセプト業務を効率化するソフトやサービスも紹介しますので最後までご覧ください。

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介護レセプト業務とは?

介護レセプト業務とは、国保連合会(以下、国保連とする)に介護給付を請求する一連の業務を指します。毎月1回必要となる業務で、介護サービスを提供した翌月10日までに請求が必要です。

介護レセプトがなぜ必要になるかは、国が実施している介護費用の補助に関わってきます。お客様が介護サービスを利用すれば当然費用が発生し、サービス提供側がお客様へ費用を請求することになります。

ただし、全額をお客様へ請求するのではなく、原則1〜2割を請求して残りは国保連へ請求する形です。これは介護サービスにかかった費用の約9割を支払う「介護給付費」という国の制度があるため、事業所や介護施設は国へ申請が必要となります。

国保連へ請求する際には、請求書を事業所で作成して提出が必要です。 必要となる請求データは以下の2点です。

  • 介護給付費請求書
  • 介護給付費明細書

なお、運営する施設が居宅介護支援事業所の場合は以下2点の作成が必要となります。

  • 給付管理票
  • 居宅介護支援介護給付費明細書

必要書類を全て提出し、承認が出れば支払いが完了します。

介護レセプトの種類(抜粋)

一般的にレセプトと呼ばれる「介護給付費請求書(様式第一)」は、サービスの種類に応じた様式を使用します。様式第ー~第十一までありますが、ここでは一部を抜粋し、対象サービス毎の請求書を紹介します。

様式の種類 様式名 対象サービス
様式第二 居宅サービス・地域密着型サービス介護給付費明細書 訪問介護
訪問入浴介護
訪問看護など
様式第二の二 介護予防サービス・地域密着型介護予防サービス介護給付費明細書 介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問看護
介護予防訪問リハビリテーションなど
様式第二の三 介護予防・日常生活支援総合事業費明細書 訪問型サービス費
通所型サービス費
その他の生活支援サービス費
様式第三 居宅サービス介護給付費明細書 短期入所生活介護
様式第三の二 介護予防サービス介護給付費明細 介護予防短期入所生活介護

介護レセプト請求の流れは?

介護レセプトの請求には、「サービス提供事業所」もしくは 「居宅介護支援事業所 」によって請求の流れが変わります。

なお、請求自体は書面で進める方法もありますが、電子請求受付システムへ請求情報等を送信し、電子請求受付システムより国保連合会へ送信する「オンライン請求」も可能です。

現場に出向く必要がなく、手間が省けておすすめとなりますので、ぜひお試しください。

サービス提供事業所の場合

請求の流れは、利用者に請求を行い、支払いを受けてから居宅介護支援事業所へ実績の報告を行います。その後、介護給付費明細書を作成して国へ申請する流れです。

支払いスケジュールは、翌々月末に事業所へ支払い完了となります。

支払いまで期日が長い理由は、提出した資料が国保連の審査で承認されてから各保険者へ渡り、保険者から国保連へ支払いが行われた後に国保連から事業所に支払いが行われるため、経由するルートが多く一定の時間が必要となるためです。

居宅介護支援事業所の場合

請求の流れは、利用者よりサービス計画の作成依頼を受け契約し、利用表を交付後にサービス提供事業所へサービス提供票を提出して、完了後実績の報告を受けます。実績を元に、給付管理票・介護支援費請求明細書等の作成を行い、国保連へ請求します。

支払いスケジュールは、翌々月末に事業所へ支払い完了となります。具体的な流れは、毎月10日〜20日頃までに翌月のサービス提供票を作成し、サービス提供事業所へ送付。

翌月5日頃にサービス提供事業者より実績を受けて、翌月10日頃までに帳票類を作成し、国保連合会へ提出する形です。事業所へ支払いが完了するタイミングは、サービス提供事業者と変わりません。

レセプトの返戻・エラーが出たらどうする?

レセプトを審査するのは、国民健康保険団体連合会(国保連)という審査団体です。レセプト返戻の内容や対処方法を公開しているので、エラー内容を確認して、返戻を未然に防げるよう努めましょう。

なお、以下画像の他にも多くのエラーコードがあるので、気になる方はリンクをクリックしてみてください。

介護レセプトのエラー内容

参考:返戻(エラー)の内容及び対処方法

レセプト業務を効率化する介護ソフト

介護請求は、インターネットで請求(伝送)することが求められます。請求のためには、国保連請求ソフト(請求のみ)か介護ソフトを使う必要があります。 多くの介護ソフトメーカーが介護ソフトを展開していますが、主要なソフトを以下で紹介しています。

レセプト業務を締めくくる請求業務を効率化できるので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

介護ソフトについては【最新2023年版】介護ソフト比較10選|価格や特徴を徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

介護レセプトは国保連合会に介護給付を請求する一連の業務で、介護事業所にとって重要度の高い業務となります。介護サービスは、利用者から1〜2割の料金をいただき、残りは介護保険から支払われる介護給付によって補助されているため、売上に影響を及ぼす介護レセプト業務は欠かせません。

また、請求する流れも事業所の形態によって必要書類や申請方法も変わってしまうため専門知識がどうしても必要になります。

介護事務職を目指す人に資格は必須ではありませんが、一定の知識がなければ業務を円滑に遂行していくのは難しいため、スクール等を活用して資格を取得して知識を深めていくのが介護事務職を目指す近道でしょう。

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セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。

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